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加熱式たばこ喫煙可能場所を開拓 JT「禁煙エリアでも利用しやすく」

加熱式たばこ喫煙可能場所を開拓 JT「禁煙エリアでも利用しやすく」

http://news.livedoor.com/article/detail/15099453/

2018年8月2日 5時3分

 日本たばこ産業(JT)が同社の加熱式たばこ「プルーム・テック(PT)」の喫煙可能場所開拓のための態勢を強化したことが1日、分かった。

 改正健康増進法の成立などで公共スペースの禁煙化が進むなか、においがほとんどしないPTを「禁煙エリアでも利用しやすい」とアピールし、飲食店やオフィスでの普及につなげる考えだ。

 JTは昨年6月、PTの喫煙可能場所開拓を担当するチームを約20人態勢で立ち上げ、今年1月には50人程度まで拡充していた。7月に全国のコンビニエンスストアでもPTを販売するようになったことを受け、人員をこれまでの5倍にあたる約250人に増やし、全国の飲食店などへの働きかけを強化している。

 JTは「たばこは吸えないが、PTは吸うことができる」ことを示したプレートやステッカーを作成し、店舗などに掲示してもらっている。PTを喫煙できる店舗は2千店舗を突破しており、JTは毎年1千店舗以上の上積みを視野に入れているもようだ。

 7月に成立した改正健康増進法は受動喫煙対策の強化を目的に、飲食店や店舗など多くの人が集まる建物内は罰則付きで原則禁煙となっている。一方、加熱式たばこについては加熱式専用の喫煙室を設けて分煙すれば、飲食しながら喫煙できるなど、紙巻きよりも規制が緩和されている。

 JTは改正法成立がPT喫煙可能場所を増やす商機になるとみて、普及に向けた戦略を強化する。

【用語解説】加熱式たばこ

 世界的には、ニコチンや香り成分の含まれたリキッド(液体)を電気で熱して蒸気を吸う「電子たばこ」が主流で、日本でも専門店が増えている。しかしニコチン入りリキッドは国内販売が規制されているため、たばこ葉を熱する「加熱式」が普及。スイスにも同様の規制があり、JTなどが加熱式の有望市場とみて販売を広げている。

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