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2018年10月

「どこで吸えばいいの」ベランダ喫煙トラブル、解決に限界 受動喫煙でうつ病リスクも

「どこで吸えばいいの」ベランダ喫煙トラブル、解決に限界 受動喫煙でうつ病リスクも

https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/637006/

2018年10月23日 西日本新聞

 「隣人がベランダでたばこを吸っていて、臭いが家の中まで入ってくる。やめてほしいと手紙や口頭で訴えたが効果がない」。ベランダで喫煙する“ホタル族”に悩まされているとの声が、福岡県内の集合住宅に住む会社員男性(42)から特命取材班に寄せられた。そういえば最近、あちこちの集合住宅で「喫煙に関するお願い」なる張り紙をよく見掛ける。2020年の東京五輪・パラリンピックを前に禁煙の動きが広がる中、集合住宅での喫煙問題を取材した。

 男性は賃貸マンションに居住。隣の住民は朝と夜を中心に複数回喫煙し、春や秋など窓を開けているときは、室内もたばこ臭くなる。妻子も気にしており、昨年秋、管理会社に相談すると、エレベーターに張り紙が掲示されたが、全住民宛てで「周りの部屋への配慮をお願いします」との内容にとどまった。管理会社は「入居時に配布した居住ルールに喫煙に関する規定はなく、あとは個人間で解決してもらうしかない」という。効果はなく、匿名で手紙を投函(とうかん)したが、それでも喫煙は続いた。

 ある日、隣人が喫煙している最中にベランダ越しに声を掛け、口論になった。以来、あいさつもしなくなった。「深夜も臭いで目覚め、その後は寝付けなくなる。家族に配慮してベランダに出ているのだろうが、近所迷惑も考えてほしい。子どもの学校があり、引っ越すこともできない…」。男性はため息をつく。

   ■    ■

 ホタル族による煙害を巡っては、名古屋地裁が12年、ベランダで吸わないようマンション上階の住人から何度も申し入れられたのにやめず、住人に精神的損害を与えたとして、喫煙者に5万円の賠償を命じた。全国の約1700人でつくる「近隣住宅受動喫煙被害者の会」も昨年5月に結成された。ベランダ喫煙を禁止する条例の制定を各自治体に求めていくという。

 ただ、ベランダはエレベーターや階段と同じ「共用部分」だが、各戸の住民が使用権を持つ「専用使用部分」にも当たり、植木鉢を置くなどある程度自由な使い方が認められている。強く禁煙を求めるのであれば、賃貸なら大家が居住ルールに盛り込んでおくこと、分譲なら管理組合に諮って規約や使用細則に定めることが必要で、容易ではない。

 20年4月施行の改正健康増進法で、原則禁煙となるのは飲食店や職場やホテルロビー、遊興施設など多くの人が集まる場所だけ。ベランダや室内は「周囲の状況に配慮しなければならない」としながら、喫煙自体は認めている。

 打開策として、ベランダや室内も含め「敷地内全面禁煙」をうたうマンションが登場し始めた。

 廣田商事(福岡市)は昨年3月、全面禁煙の賃貸マンション(48戸)を同市中央区に建設。大濠公園まで徒歩圏内という立地を生かし、居住者に健康的な生活を送ってほしいとの願いを込めた。契約時、来客の喫煙も禁じると明記した誓約書にサインが必要だ。

 同様に、アトラックス(同市)は来年7月に完成する分譲マンション(31戸)を全面禁煙にする予定だ。倉田新一社長(54)は隣人の喫煙に悩まされた経験があり「非喫煙者が安心して快適に過ごせるマンションをつくりたい」と話す。

   ■    ■

 国立がん研究センター(東京)は、受動喫煙による肺がんや心疾患などの死者は年1万5千人に上ると推計する。

 ホタル族による影響については、産業医科大(北九州市)の大和浩教授が調査。スタッフに集合住宅の1階ベランダで喫煙してもらい、隣室と上階それぞれのベランダと室内、計4カ所で、肺がんや呼吸器系、循環器系疾患を引き起こす恐れのある微小粒子状物質(PM2・5)の濃度を測ったところ、いずれも平時より高濃度を示した。受動喫煙でうつ病のリスクも高くなるとの調査結果もある。

 家庭で嫌われ、ベランダや屋外でも苦情が寄せられ、「じゃあどこで吸えばいいの」との嘆きが喫煙者から聞こえてきそうだ。

 かつて愛煙家だったという、集合住宅のトラブルに詳しい松坂徹也弁護士(71)は「一服ぐらい、という気持ちは分かるが、あくまで他人に迷惑をかけない範囲であるべきだ。集合住宅に住む以上、苦情が寄せられたら改めるしかないのではないか」と話している。

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専門医に聞け! Q&A ★副流煙と心房細動のリスク

専門医に聞け! Q&A ★副流煙と心房細動のリスク

https://news.nifty.com/article/item/neta/12151-113654/

2018年10月28日 18時00分 週刊実話

Q:慢性心房細動と分かって禁煙しました。しかし、妻がタバコを吸います。副流煙が気になりますが、心房細動にはよくないでは。妻にはせめて、私の目の前で吸うのはやめて欲しいのですが、機嫌を損なわれると難儀なので何も言えません。_(52歳。税理士)

A:心房細動は脳梗塞(心原性脳梗塞)を引き起こすことが怖い不整脈です。喫煙と心房細動の発生は関係があります。

 去る9月14日に日本循環器学会のプレスセミナーが開かれ、タバコと心房細動の関係について、さまざまな情報が紹介されました。

 講師の1人、中井俊子・日本大学内科学循環器内科学分野診療教授によると、喫煙と心房細動の発生リスクは、喫煙しない人に比べ、過去に喫煙していた人は1.3倍、現在吸っている人は2倍のリスクがあるとのことです。

 そして、副流煙も心房細動と関係があります。中井教授によると、受動喫煙者は非受動喫煙者の1.3倍のリスクがあるといいます。

●副流煙のほうが有害物質が多い

 タバコの煙には、喫煙者が吸い込む煙(主流煙)、タバコの先端から立ち上る煙(副流煙)、喫煙者が吐き出した煙(呼出煙)の3つがあります。受動喫煙は副流煙と呼出煙から成っていて、受動喫煙の8割が副流煙で、2割が呼出煙です。

 副流煙には主流煙よりも有害物質が多く含まれます。ニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、発がん性物質のベンゾピレンは3.4倍、一酸化炭素は4.7倍も含まれます。

 国立がん研究センターによると、受動喫煙者は、非受動喫煙者に比べ、虚血性心疾患が1.2倍、脳卒中が1.3倍、肺がんが1.3倍、それぞれリスクが高まります。

 以上のことから、副流煙が心房細動にいかに悪いかお分かりでしょう。奥様に目の前で吸うのをやめて欲しいとは言いにくいとのことですが、勇気と誠意をもって言うべきです。

 また、奥様の健康を願うなら、禁煙するように説得したほうがよいと思います。

**************************************

中原英臣氏(山野医療専門学校副校長)

東京慈恵会医科大学卒業。山梨医科大学助教授、新渡戸文化短期大学学長等を歴任。専門はウイルス学、衛生学。テレビ出演も多く、幅広い知識、深い見解を駆使した分かりやすい解説が好評。

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松本市が受動喫煙対策強化 条例制定も視野

松本市が受動喫煙対策強化 条例制定も視野

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20181027/KT181026ATI090011000.php

 松本市は31日、受動喫煙防止対策について検討する「市たばこ対策推進協議会」を発足させる。7月に多くの人が集まる建物内を原則禁煙とする改正健康増進法が成立したことを受け、市では屋外も含めた対策を強化したい考え。県内の他自治体の条例は主に環境美化の観点から喫煙を規制するのに対し、松本市は健康増進を前面にした受動喫煙防止を掲げる条例の制定も視野に話し合う。

 市は2001年、歩行中の喫煙について環境美化の観点から「吸殻を収納する容器が設置されている場所での喫煙に努めなければならない」とする条例を定めた。さらに松本駅お城口(東口)前広場を「さわやか空気思いやりエリア」とし、看板などで自発的な禁煙も促してきた。ただエリア外や観光地などでの喫煙については引き続き市民から苦情の声が上がっている。

 長野市は4月、市内全域で歩きたばこを禁じ、指定した重点地区内で吸い殻を捨てた人らに過料を科す条例を施行(罰則の適用は当面見合わせている)。ただ、既存のごみのポイ捨て禁止条例を改正しており、きれいなまちづくりが主な狙いだ。県健康増進課によると、県内には、県を含めて健康増進を前面に掲げて規制する条例を設けている自治体はないという。

 松本市の協議会は医療や経済、教育関係者ら16人で構成。31日の初会合では市が9月に始めた飲食店などを対象とした受動喫煙防止に関するアンケート結果を報告する。新条例の必要性のほか、公共施設での禁煙の在り方や思いやりエリアの拡大などについて話し合い、本年度中に結論を出す方針という。

 市健康づくり課は「子どもやたばこを吸わない人たちの立場に立ち、健康づくりの観点からルール作りを進めたい」としている。

(10月27日)

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金融所得課税の強化見送り=19年度税制改正で与党税調—軽減税率分の穴埋めは難航

金融所得課税の強化見送り=19年度税制改正で与党税調—軽減税率分の穴埋めは難航

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1027/jj_181027_3525271792.html

10月26日(金)16時33分

 株式の売却益や配当に対する金融所得課税について、与党の税制調査会が2019年度税制改正での引き上げを見送る方針を固めたことが26日、分かった。来年10月の消費税率引き上げ時に導入される軽減税率の適用で税収が目減りするのを防ぐため、金融所得課税の強化も穴埋め策の一候補に挙がっていたが、投資意欲が減退するとの懸念から検討を持ち越した。複数の与党幹部が明らかにした。

 消費税率を10%とする今回の増税では、食料品など生活必需品への課税を8%に据え置く軽減税率の適用により、本来に比べて約1兆円の減収が見込まれる。このうち6000億円程度は穴埋めのめどが立っておらず、巨額の借金を抱える国の財政再建はさらに遠のく可能性がある。

 株式売却益や配当への課税は現在、一律20%(所得税15%、個人住民税5%)。財務省はこれを25%に引き上げて2500億円程度の増収を確保したい考えだったが、自民党など与党の税調幹部からは「投資家心理を冷やし株価に影響する」「低金利で苦しむ金融機関にも痛手だ」などと反対論が相次いでいた。

 軽減税率分の穴埋めに関しては、18年度税制改正の実施で見込まれる所得税約900億円、たばこ税約2400億円の増収分を充てる案も出ている。しかし、たばこ税の増税分などを軽減税率の穴埋めに使うことには与党内にも反対の声が多く、議論の行方は不透明だ。 

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「観光公害」市民と摩擦 京都・やむを得ず外国人制限の店も

「観光公害」市民と摩擦 京都・やむを得ず外国人制限の店も

https://this.kiji.is/429158838131950689?c=39546741839462401

2018/10/28 15:00

それは、悪夢のような光景だった。

 丹精込めて作った料理が散らかり、高級な箸が床に転がる。たばこの吸い殻を大きな足が踏みつける。

 清水寺に近い京都市東山区の居酒屋「森ん家ょ」。外国人観光客の目に余る行為は数年前から繰り返された。食器や灰皿を持ち帰ったり、ほとんど注文せずに長時間居座ったりするケースも目立つ。

 「腹が立つ。なじみの客を大切にしたいのに」。店主の森田秀樹さん(44)は悩み、1年前から外国人の入店を制限している。やむを得ず「予約でいっぱい」と言って入店を断ることもある。

 市内の年間観光消費額は1兆円を超え、京都の消費をけん引しているが、森田さんには全く実感がない。むしろ、外国人が増えすぎて日本人が遠ざかるようになり、売り上げが落ちた。

 生まれ育った東山区の街並みもすっかり変わった。店の窓から見える歩行者は大半が外国人。一方で地域の少子高齢化は加速する。森田さんは「市はこれ以上ホテルや簡易宿所を作る許可を出さないでほしい」と思うようになった。

 観光客の急増に市民も悲鳴を上げる。ホテルや簡易宿所などの宿泊施設が乱立する「お宿バブル」が地価高騰を招き、不動産業者による「地上げ」も発生している。宿泊施設に転用された長屋は経営者が分からず、キャリーバッグを抱えた外国人が早朝、深夜も出入りする。多くの市民が「ここは本当に私たちのまちなのか」と自問自答する。

 古都を襲う「観光公害」は、日本の文化やマナーに対する外国人観光客の無理解や誤解にも起因し、市民との摩擦を生んでいる。

 観光客が増えすぎ、安全のため2年連続で中止された東山区祇園での「祇園白川さくらライトアップ」。世話人の秋山敏郎さん(71)は「行政や旅行会社が事前に文化やマナーをしっかりと教えるべきだ」と訴える。

 市はごみのポイ捨てや飲食店への持ち込みといったマナー違反の事例をまとめたリーフレットを配っているが、外国人観光客に浸透しているとは言いにくい。京都外国語大が外国人観光客を対象に実施したアンケート調査の結果でも、マナーが知られていないことが判明した。オーストラリアの男性(24)は「日本のマナーを知らず、ごみのポイ捨てなどで迷惑を掛けるケースもあると思うので、マナーを学べる機会を作ってほしい」と要望する。

 市は今月1日に導入した宿泊税の本年度税収を19億円と見込み、観光客分散化や市バス混雑対策、違法民泊対策などに充てる。それでも観光公害解消は遠く、市幹部は「来年度はもっと予算をかけないといけない」と危機感を募らせる。

 観光公害は「オーバーツーリズム」とも呼ばれ、世界共通の課題だ。スペイン・バルセロナ市では2015年、市長選でホテル建設凍結を訴えた市長が当選した。昨年には、観光客が集中する地域で宿泊施設の新規立地を認めない制度も導入した。現地で都市計画を研究する龍谷大の阿部大輔教授は「京都市も都市政策と統合した新たな観光戦略が必要。学区単位での宿泊施設のベッド数の総量規制も検討すべきだ」と提起する。

 観光公害を減らし、持続可能な観光に導くため、政策の総動員が求められている。

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【NY特集】カナダで大麻合法化

【NY特集】カナダで大麻合法化

http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/special/post_165498

10月29日(月) 特集

海外旅行先や留学先として人気の高いカナダでは、国中で娯楽目的の大麻使用が17日から合法化されました。今後、2025年までにたばこ市場を上回る16兆円規模になるとの試算もあり、一大嗜好品市場に成長すると見られています。日本では想像できない大麻を巡る動きを取材しました。

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松嶋尚美、余命13年と宣告 長年の喫煙で「肺が溶け始めている」

松嶋尚美、余命13年と宣告 長年の喫煙で「肺が溶け始めている」

https://www.sanspo.com/geino/news/20181023/geo18102311240025-n1.html

2018.10.23 11:24

 タレント、松嶋尚美(46)が22日に放送されたTBS系「名医の太鼓判! 芸能人余命宣告SP 秋の健康診断」(月曜後7・0)に出演。長年の喫煙による肺の炎症「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」と診断され、余命13年と宣告された。

 「なんでやねん。還暦いきたい」と驚く松嶋。番組に出演した呼吸器内科の大谷義夫医師は「肺が壊れている。肺が溶け始めている。COPD、別名たばこ病。たばこを吸っていらっしゃいますよね。20本を26年間くらい。そこで肺活量を検査する機械で肺年齢を調べました。なんと74歳」と診断結果を伝えた。

 松嶋はCOPDにより酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する役割を持つ肺胞が通常に比べ約3割ほどがすでに溶けてしまっているという。成人で約3億個ある肺胞。破壊されると体内に酸素が取り込めず、咳などの症状が表れる。

 「(COPDの影響は)肺だけにとどまらないんですよ。いろんな合併症を起こして、すでにお痩せになっている」と話す大谷氏。松嶋も「太れないの。肺が溶けてるから?」と疑問の声を挙げた。これに対し大谷氏は「肺が溶けていると代謝の問題で、咳をするだけでエネルギーを使う」と解説した。

 番組では松嶋が身長160センチで体重46キロ、肥満度を示す体格指数のBMIは17だと紹介。平均値が22であるとし、内科の川村優希医師は「BMIが19を切ると死亡リスクが1.78倍に増えるとい報告もある」と紹介。大谷氏も「咳は1回で2キロカロリー消費する。100回なら30分ほどジョギングしたことに等しい。どんどん痩せてしまう」と松嶋が痩せ続ける理由を説明した。

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【巨人】原監督、岡本に“禁煙”のススメ

【巨人】原監督、岡本に“禁煙”のススメ

http://news.livedoor.com/article/detail/15489068/

2018年10月24日 6時2分 スポーツ報知

原新監督が、岡本に“禁煙”のススメを説いた。若き主砲のさらなる飛躍の鍵を「まず、たばこをやめることだろうね」とニヤリと笑った。「自分が変わっていく、自分を新しいステージに上げる、目標を置くことにはそういうこともある」と意図を説明した。

 14年秋のドラフトで岡本の1位指名を決めたのは、他ならぬ原監督だ。「チーム事情としては投手が欲しい状況だったが、スカウトと『彼は数年後、4番を打てる選手になっているか?』という論議をして、1位指名を決断したことがこの前のような感じです」と記憶も鮮やかによみがえる。

 原監督の見込み通り、今年6月から第89代4番に座ると、シーズン最後まで守り抜いた。だが「プロは今年もよかったから来年も、という甘い世界ではない。日本を代表するような打者になるべく、私自身も彼と向き合って戦いたい」と球界トップクラスへと鍛え上げることを誓った。

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喫煙者の子が最も危ない!「3次喫煙」の恐怖 子どもの前での喫煙は虐待に等しい

喫煙者の子が最も危ない!「3次喫煙」の恐怖 子どもの前での喫煙は虐待に等しい

https://toyokeizai.net/articles/-/244866

2018/10/24 15:00

大人であれば、他人のたばこの煙を吸わずにすませるための選択肢はいろいろとある。私の場合で言えば、自宅や自家用車は禁煙と定めているし、そもそも友人や近い親族の中に喫煙者はいない。町中で喫煙者に出会った場合も、そばを通りたくなければ道の反対側に渡ればいい。外食の際はオープンカフェのような席は避けて屋内の席を選び、店やオフィスビルの外でたばこを吸っている人のそばを通るときは息を止めている。

だが子どもの場合、親などの親族、ベビーシッターや保育施設のスタッフ、スクールバスの乗務員や教師といった身近な存在がたばこを吸っていたら、自分ではどうしようもない。

家具や衣服などについた有害物質

たとえ子どものいる前ではたばこに火を付けなかったとしても、喫煙者と接触のある子どもたちは「3次喫煙」という形で家具や衣服、皮膚などに残った有害物質にさらされている。たばこを吸わない人であれば、手を伸ばせば届く範囲に喫煙者がいればたばこの臭いに気づくはず。そんな人に大事な赤ちゃんを抱かせたいと思うだろうか?

たばこを吸うのはアメリカの成人の4人に1人にすぎないというのに、継続的に2次喫煙とも言われる受動喫煙、または3次喫煙を余儀なくされている子どもは全体の半数に上る。専門家によれば、そうした子どもたちの多くは現在から将来にわたって健康被害を受け続けることになる。

受動喫煙の害は科学的に証明されている。アメリカ小児科学会(AAP)によれば、受動喫煙が原因の肺がんで死亡する非喫煙者の数は年に約3000人、心臓病では数万人に上る。

たばこを燃焼させることで出る煙には約4000種の化学物質が含まれているが、その中には有害なものも多く、うち50種には発がん性があることが知られている。喫煙者とともに暮らす赤ちゃんは乳幼児突然死症候群(SIDS)になるリスクが高い。私も生後7カ月の赤ちゃんがSIDSで死亡した例を知っているが、この場合も母親の喫煙が原因だったとされている。

AAPの報告によれば、受動喫煙をしている子どもは耳の感染症や咳や風邪、気管支炎や肺炎、虫歯になりやすいという。また、喘鳴や鼻づまり、頭痛、咽喉炎、目の炎症や声がれを起こしやすく、呼吸器感染症を起こすとなかなか治らない傾向があるという。学校を欠席したりスポーツの試合に出られなかったり、友達との楽しいイベントを逃すことも多いとされる。

たぶん、最も深刻なリスクにさらされているのはぜんそくぎみの子どもだろう。発作の回数が多いうえに発作そのものも重くなる傾向にあり、救急医療のお世話になったり入院することも多いという。私のおいも何度も生命の危険を伴うぜんそくの発作で病院に搬送されたが、母親はたばこをやめなかった。子どものそばで吸うこともあった。

これまでに挙げたのはあくまでも短期的なリスクだ。受動喫煙が子どもに与える長期的なリスクとしては、肺の発達不全や、子ども自身が喫煙者になりやすい傾向が考えられる。たとえたばこを吸わなかったとしても、心臓病や肺がん、白内障、リューマチ性関節炎を発症するリスクがほかの人より高くなる。

2次喫煙より被害をもたらす可能性も

賢明な親であるならば、喫煙が許されているいかなる場所にも子どもを近づけないよう努めるべきだ。たとえそのときその場でたばこを吸う人がいなかったとしてもだ。理由は、そうした環境中にはニコチンを初めとするたばこに含まれる有害物質が煙が消えた後も長く残っており、そうした3次喫煙による健康被害への懸念が高まっているからだ。

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)が発行する『タバコ・コントロール』誌で先頃、シンシナティ大学の研究チームが発表した論文にはこう書かれている。「私たちの発見からは、周囲の誰もたばこを吸っていないときでも、(それ以前に吸った)たばこの煙の有害物質が子どもの手についてしまうことがうかがえる」

研究チームは副流煙の残存物が「ほこりや物体、家庭内のもののさまざまな表面、喫煙者の皮膚や衣類に蓄積している」ことを挙げるとともに、環境中に残存したたばこの有毒物質は子どもの手から口、体内へと容易に入り込んでしまうと指摘している。3次喫煙によって子ども、特に乳幼児が抱えることになる合併症リスクは大人よりも深刻だ。理由は、屋内でたばこの有毒物質で汚染されたものに囲まれて過ごす時間が長いからだ。

研究チームは父母もしくはそのいずれかが喫煙している25人の幼児について、手に高レベルのニコチンがついている証拠を発見した。これらの子どもたちはたばこの煙の残存物にさらされたことと関係が疑われる病気で病院に担ぎ込まれた経験があった。生活し遊ぶ場所で3次喫煙の有毒物質や周囲の喫煙者からの副流煙にさらされ、子どもたちにとってはダブルパンチだ。

さらに研究チームは、3次喫煙が2次喫煙よりも健康に害をもたらす可能性を指摘した。3次喫煙には「副流煙では見つかっていない新たな汚染物質」が含まれているうえ、「(汚染物質と接触する)いくつものルートがあり、汚染物質にさらされている時間もずっと長い」からだ。

AAPの学術誌『小児医学』では、7389人の非喫煙者の青年を対象にしたシンシナティ大学の別の研究が発表されている。これによれば喫煙者と同居していて自宅で3次喫煙にさらされている人は、息切れを起こしやすく運動をつらく感じる傾向が強かったという。調査対象者にぜんそくの既往はなかったが、健康状態が非常にいいと答えた人は比較的少なかった。また、学校を病気で休んだり、救急医療を利用したり予約なしで医者にかかる割合も高かった。

「(3次喫煙に)さらされている子どもや青年が救急医療を受ける率は最大で(そうでない人々の)3.5倍だ」と、論文の主著者であるアシュリー・メリアノスは書いている。

喫煙は子どもに身体的被害を及ぼす

もちろん、最も深刻なのは両親が子どもたちの前でも喫煙しているようなケースがもたらすリスクだ。ノースカロライナ大学チャペルヒル校医学大学院の家庭医療学のスペシャリストであるアダム・ゴールドスタイン医師に言わせれば、これは児童虐待に等しい。

「社会は未成年者がアスベストやヒ素やアルコールや鉛にさらされることには神経を尖らせるくせに、たばこの煙にさらされることはまるで別問題であるかのような対応だ」と彼は言う。「(たばこの煙は)子どもたちの健康に有害だ。量が多ければ多いほど害になる。どこまでなら安全ということもない」

家庭医療学紀要の論説でゴールドスタインは、5歳と7歳の子どものいる親に対し、3年にわたって少なくとも10回も禁煙を勧めたという経験を語っている。「子どもたちは耳の感染症や咳、気管支炎やぜんそくで繰り返し受診していたからだ」

あるときなど、下の子が肺炎を起こして人工呼吸器が必要なほど悪化したにもかかわらず「両親は禁煙や禁煙のための医薬品、たばこの煙に子どもたちをさらさないための対策についてもわれわれと話し合おうとはしなかった」という。

後で思えば、児童虐待が疑われると福祉当局に連絡すべきだったと彼は述べている。親の喫煙が子どもに身体的な危害を及ぼしていたからだ。

(執筆:Jane E. Brody記者、翻訳:村井裕美)

(c) 2018 New York Times News Service

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中高年喫煙者のマナーが悪すぎる! 中高年喫煙者の私でさえ怒りを覚えるレベル

中高年喫煙者のマナーが悪すぎる! 中高年喫煙者の私でさえ怒りを覚えるレベル

https://rocketnews24.com/2018/10/28/1133143/

世界的な禁煙機運の高まりと共に2020年の東京五輪に向けて、都内では喫煙所が縮小され、飲食店では完全禁煙の波が押し寄せている。以前の私(佐藤)は、喫煙者のひとりとして「厳しすぎる」と理不尽に感じていたのだが、最近はそうでもなくなってきた。

私自身、たばこをやめる気はサラサラない。しかし、喫煙者のマナーが悪すぎてさすがに見かねるレベル。とくに中高年の喫煙者のマナーはひどく、中高年喫煙者の私でも怒りを覚え、思わず注意してしまうほどだ。

・喫煙所さえ大事に使えない

喫煙者は、喫煙を許可された場所。つまり喫煙所さえもキレイに使うことができない。それにもかかわらず、吸えるとか吸えないとか言う資格はないと思っている。その考えは今も変わるところではない。同じ喫煙者としては、せめて喫煙所くらい気持ち良く使おうといつも感じる。

・街が汚れるきっかけにしかなっていない

みんなではないにしても、一部。いや大半の喫煙者が喫煙所を汚す。喫煙所だけでなく、その周りも汚す。何なら、喫煙が許されない場所でさえも平気で汚している。自ら喫煙が許された場所を汚して、喫煙者の居場所を奪っているのは、喫煙者自身にほかならない。非喫煙者にとって、喫煙所は邪魔であるだけでなく、ついでに周りを汚される迷惑な場所でしかない。

そんな場所は街に少ない方がいいに決まっている。その考えに立ったうえで、喫煙所が排除されるのも仕方がないと私は思うのだ。

・年配喫煙者のとった行動

歩きたばこも一向に減る気配はなく、路上喫煙禁止の場所でたばこを吸って歩いているのは、残念なくらい中高年の男性だ。かなり年配の人でさえも、周りに憚るどころか堂々と煙をくゆらせているから困りものだ。

普段はわりと見過ごして、自分は灰皿を探すように努めているのだが、最近見かねて1人の年配男性を注意した。

原宿を歩いていた時のことだ。地下鉄入り口のすぐ近くを歩いていた時に、目の前を歩く男性が紙巻きたばこを吸っているのに気が付いた。入り口の向こうには灰皿があるので、そこまで行くのかと思ったら、たばこを吸ったまま入り口の階段を降り始めたのである。

今日日(きょうび)、地下鉄の通路に灰皿のあるところなど、どこにもない。少なくとも都内にそんな場所は1カ所もない。たばこを吸ったままこの男性はどうするのか? と思ったら、階段を降りながら吸い殻を足元に捨てたのだ。

いくら何でも地下鉄入り口の階段でポイ捨てはないだろう。ちょっと堪えられなくて、その吸い殻を手に取り、男性に返した。「オジサン、これはひどいでしょ。こんなところで吸うなよ」と、出来るだけ抑えた口調で注意した。

男性は「すいません」と言ったが、そのあとその吸い殻をどうしたかは不明だ。私は頭に血が上っていて、彼の顔を見ることができなかった。

・今のままなら厳しくなっても仕方がない

年長者がこれでは、若者は誰を手本にマナーを学んだら良いのだろうか。出来れば歳上の人間に注意などしたくはないが、中高年男性の喫煙マナーの悪さは目に余るところがある。せめて喫煙所で吸うくらいのルールは守って当然。それが守れないのであれば、喫煙所がなくなっても文句を言う筋合いはないと思う。これ以上、喫煙ルールが厳しくなったら、1人の喫煙者としては困るけど、今のままなら厳しくなって当たり前。そう思う喫煙者は私だけだろうか?

執筆:佐藤英典

イラスト:Rocketnews24

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加熱式タバコの安全神話「有害物質9割減」のトリック

加熱式タバコの安全神話「有害物質9割減」のトリック

https://ironna.jp/article/10955

2018/10/19

田淵貴大(医師・医学博士)
 アイコス(IQOS)やグロー(glo)プルームテック(Ploom TECH)といった加熱式タバコが日本で急速に普及してきている。しかし、加熱式タバコには発がん物質がない、とか、健康被害がない、というような誤った認識も聞こえてきている。
 本稿では、科学的根拠に基づき、①加熱式タバコによる健康被害はみなさんが予想しているよりかなり大きいと考えられること、②加熱式タバコの屋内での分煙を認めるべきではないと考えられることについて述べる。
 まず①の加熱式タバコによる健康被害は予想よりかなり大きいと考えられることについて説明しよう。
 加熱式タバコは、従来の紙巻きタバコのようにタバコ葉に直接火をつけるのではなく、タバコ葉に熱を加えてニコチンなどを含んだエアロゾル(蒸気)を発生させる。アイコスおよびグローは、タバコの葉を含むスティックを240~350℃に加熱し、ニコチンなどを含むエアロゾルを発生させ、吸引させる。
 一方、プルームテックは粉末状のタバコ葉を含むカプセルに、食品添加物、医薬品などに幅広く使われているグリセロールやプロピレングリコールなどを含む溶液を加熱して発生させたエアロゾルを通し、ニコチンなどを吸引させる仕組みとなっている。プルームテックはいわゆる電子タバコとよく似た構造だ。加熱式タバコで使用されるスティックおよびカプセルには、いずれもタバコ葉が使用されており、「たばこ事業法」におけるパイプタバコに分類されている。

JTの加熱式たばこ「プルーム・テック」

JTの加熱式たばこ「プルーム・テック」

 加熱式タバコから発生するエアロゾルは、単なる水蒸気ではない。加熱式タバコを使用した場合のニコチン摂取量は、従来の紙巻きタバコと比べほぼ同等かやや少ない程度である。
 発がん性物質であるニトロソアミンは、紙巻きタバコと比較すれば10分の1程度と少ないものの、この量が化粧品などの商品から検出されれば即座に回収・大問題となるレベルだ。
 成分分析の結果をみると、紙巻きタバコと同様にホルムアルデヒド、アセトアルデヒドやアクロレインなど多くの種類の発がん性物質や有害物質が加熱式タバコのエアロゾルから検出されている。
 タバコ会社は加熱式タバコの有害物質が10分の1だと積極的に広告宣伝しているが、物質によってはそこまで減っていないものもあり、独立した機関によるさらなる研究が求められる。日本の独立機関から、加熱式タバコではプロピレングリコールやグリセロールが高濃度に発生し、その他の有害物質と合わせて総発生化学物質量としては紙巻きタバコと同等だとする報告もある。
 情報が少ない中、加熱式タバコのリスクを考える上で有用な情報がある。これまでに数多く実施されてきたタバコの害に関する研究の成果である。受動喫煙でも、1日1本の喫煙でも病気になるリスクは大きいと分かっている(図:虚血性心疾患リスクの例)。

図:紙巻きタバコのリスク:1日当たりの喫煙本数と虚血性心疾患リスク

図:紙巻きタバコのリスク:1日当たりの喫煙本数と虚血性心疾患リスク

 多くの喫煙者は、1日当たり20本近くのタバコを吸っている。喫煙本数がその10分の1、20分の1であっても、喫煙していると非喫煙者と比べて明らかに病気になるリスクが高い。喫煙本数を10分の1にしても、病気になるリスクは半分程度にしか減らないのである。例えば、脳卒中の場合には20分の1の喫煙本数でもリスクは半分にもならないという研究結果が報告されている。
 これは、喫煙本数が多いことよりも喫煙期間が長いことによるリスクがより大きいためでもある。喫煙本数を減らしたとしても、喫煙期間が長ければ病気になるリスクは大きいのである。このことを加熱式タバコに当てはめると、有害物質の一部は紙巻きタバコと比較して少ないが、継続的に使用していれば健康被害は大きいということである。仮に有害物質が10分の1だとしても病気になるリスクはあまり減らない。 
 しかし、多くの人々が加熱式タバコの害を誤って認識しているのはなぜだろうか? そこにはタバコ会社による広告が大きく影響しているのである。タバコ会社は紙巻きタバコと比較して有害成分が90%低減されると強調した広告を展開し、病気になるリスクが90%減ると誤解させているのである。タバコの害はとても大きく、病気になるリスクが仮に10分の1になったとしても十分に大きなリスクであることも付記しておく。
 次に、②の「加熱式タバコの屋内での分煙を認めるべきではないと考えられる」ことについて述べる。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、国では受動喫煙防止のために健康増進法が改正され、東京都でも受動喫煙防止条例が制定された。これまでの多くの研究成果から、受動喫煙を防止するためには、例外なく屋内を全面禁煙にすることが最も有効だと分かっている。屋内全面禁煙が受動喫煙防止対策における世界基準のルールである。
 しかし、上記改正法および条例において、屋内全面禁煙は条件を満たす一部の施設に限定され、確実な根拠もなく加熱式タバコは紙巻きタバコとは異なる例外的な扱いとされた。
 私は、まずは法律や条例を成立させることができた意義を強調したいが、この加熱式タバコに対する特別扱いはよくないと指摘したい。まだ情報が十分にない物に対してどのように対処するべきか。今の法律では、「リスクが分からないので禁止できない」としてしまっている。ここではやはり予防原則により「リスクがないと分かるまでは禁止する」とするべきだろう。
 加熱式タバコの受動喫煙に関する情報は少ない。そこでわれわれは、実態把握の第一歩として2017年に17~71歳の男女を対象として、「加熱式タバコの煙(蒸気やミスト)を吸ったことがあるかどうか」そして「それによる症状(のどの痛みや気分不良など)があったかどうか」について調査した。
 すると8240人のうち977人が他人の加熱式タバコの煙を吸ったことがあったと回答した。977人のうち約21%の人がのどの痛みがあったとし、25%の人は気分が悪くなったと回答した。総合して、37%の人にいずれかの症状が認められた。この調査での症状は重篤なものではないが、加熱式タバコによる受動喫煙被害の存在を示唆している。
 加熱式タバコの登場は、受動喫煙防止対策にすでに悪影響を与えている。屋内でのタバコを禁止するという政策には、屋内からタバコをなくし、禁煙したい喫煙者に禁煙を促す効果も期待されている。
 しかし、加熱式タバコの分煙が認められれば、せっかく屋内禁煙にしたのにタバコがOKなんだというメッセージを伝えることとなってしまう。タバコ会社は既に、全面禁煙となっている飲食店に対しても加熱式タバコを認めさせようとロビー活動を展開している。加熱式タバコを特別扱いすることは、タバコ会社の思惑により誘導されているのである。

加熱式たばこ「アイコス」を手にPRする「フィリップ ジャパン」のローラン・ボアサール社長=東京都(渡辺正撮影)

加熱式たばこ「アイコス」を手にPRする「フィリップ ジャパン」のローラン・ボアサール社長=東京都(渡辺正撮影)

 加熱式タバコは、従来の紙巻きタバコと同様に有害物質・発がん物質が発生する明らかに有害なタバコ製品である。さらなる研究は必要だが、今ある情報からでも、加熱式タバコによる健康影響は決して小さくないと考えられる。
 社会におけるルール・規制において、加熱式タバコを特別扱いするのではなく、紙巻きタバコと同等にタバコとして扱うべきだろう。なんせはじめから、たばこ事業法で加熱式タバコはタバコとして扱われているのだから。屋内全面禁煙で禁止されるタバコには、加熱式タバコも含まれるべきだと考える。

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米アルトリア、電子たばこ一部販売休止 FDAの対策要求受け

米アルトリア、電子たばこ一部販売休止 FDAの対策要求受け

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/181027/mcb1810270500008-n1.htm

2018.10.27 05:00

 「マールボロ」などの生産・販売を手がける米たばこ大手アルトリア・グループは、一部電子たばこの販売を休止する。未成年者による電子たばこの使用急増を受け、米食品医薬品局(FDA)がたばこ業界に対策を求めたことを受けた措置。

 同社はFDAが承認するまで「マークテン・エリート」などの電子たばこ製品の販売を見合わせるほか、「ニュー・マーク」についてはたばこ、メントール、ミント以外のフレーバーの販売を停止する。これらの販売停止は同社の電子たばこの販売量の約20%に相当する。

 FDAは9月、電子たばこメーカーが未成年者の利用を制限する対策を強化しなければ、フレーバー付き電子たばこの販売を禁止すると警告していた。FDAは特に電子たばこ最大手のジュール・ラブズやアルトリアなどに対し対策を求めていた。

 アルトリアはたばこの需要が落ちる中、企業の成長を推進する必要に迫られている。同社は無煙たばこなど従来の紙巻きたばこより有害性が低い製品の販売に注力しているが、売り上げは伸び悩んでいる。(ブルームバーグ Craig Giammona)

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アイコス用たばこはどう作っている? スイスの工場と研究所に行ってきた

アイコス用たばこはどう作っている? スイスの工場と研究所に行ってきた

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1810/23/news010.html

2018年10月23日 11時30分 公開

 ウィーン、ウィーン、ガシャン、ガシャン、ガタガタガタ――。

 機械音が絶え間なく鳴り響き、タバコ葉の濃いにおいが立ち込める。さまざまな機械がフル稼働し、葉を切り刻んだり混ぜ合わせたりしている。ユニフォーム姿の従業員が作業を監督し、不具合が起こらないよう見守っている。自動運転ロボットが内部を移動し、箱などを運搬している。

photoPhilip Morris Internationalのたばこ工場(筆者撮影)

 ここは、スイスの地方都市ヌーシャテルにある、大手たばこメーカーPhilip Morris International(PMI)が運営するたばこ工場。新型端末が登場したばかりの「IQOS(アイコス)」用たばこ(ヒートスティック)の一部はこの工場で作られ、世界各国に発送されているのだ。

 ヌーシャテルは、ジュネーブやチューリッヒといったスイスの大都市から電車で1~2時間の場所にある。工場長のガブリエル・パナイテス氏は、工場がここにある理由を「世界各国の多様な人材を集め、イノベーションを起こしやすくするため。スイスが伝統的に精密機器の製造に強いことも踏まえた」と話す。

photoPMIが発表した新型端末「アイコス3」(=左)、「アイコス3マルチ」(=右)(提供:PMI)

 ヒートスティックはコンビニなど身近な場所で手に入るし、自身や家族、友人がアイコスユーザーだという人もいるだろう。だが、その1本1本がどんな経緯でつくられているのか、知る機会はあまりない。

 そこで今回、ITmedia ビジネスオンラインはPMIに許可を得て内部を取材した。だが秘密保持の都合上、外観を除く写真撮影がほぼ禁じられていたため、一部を公式画像などで代替することを読者諸兄にはお許し願いたい。こうした側面からも、競合他社に工程が漏れることが大打撃につながりかねない、たばこ業界の厳しさがうかがえた。

photoアイコス用ヒートスティック(筆者撮影)

ブラジルやイタリアなどから収穫

 工場に足を踏み入れると、商品用や、安全性を評価する試験用のヒートスティックを製造する数々のマシンが目に入ってくる。アイコス専用のタバコ葉が詰め込まれた、1箱当たり130キロもの段ボール箱も所狭しと積まれている。

 アイコス用のタバコ葉は、ブラジルやイタリアなどから収穫され、運ばれている。独自の吸い心地を実現するため、紙巻きたばこには使用されていない銘柄も含まれているという。

photoスイス・ヌーシャテルのたばこ工場の内部(提供:PMI)

 その中でひときわ目を引いたのは、ピラミッドを逆さまにしたような逆三角形の機械だ。その内部では約1500キロのタバコ葉が約45分間混ぜ合わせられ、各銘柄がムラのないようにミックスされる。

 ムラなく混ぜられたたばこ葉は、さらに細かくパウダー状に切り刻まれた後、水やグリセリン、両者を結合させる天然由来の成分「グアーガム」と一緒に、別の機械で再度混ぜ合わせられる。

切り刻むだけではなくシート状に加工

 アイコスのヒートスティックに含まれるタバコ葉は、燃やさず加熱するだけでしっかりとした吸い心地を味わえるよう、切り刻むだけでなくシート状に加工されている。

 このシートをつくるため、水やグリセリンと混ぜられたタバコ葉は、温度を12~13度、湿度を8~9%に維持した環境で乾かされる。次に、ミシンなどで使われる糸巻き用の道具「ボビン」を巨大化したような機械で巻き取られ、紙のように薄いシートに成型される。

photoボビン状の機械でタバコ葉シートを巻き取る様子(提供:PMI、スイス・ヌーシャテルの工場内部とは異なります)

専用の器具で加工

 成型されたシートはその後、専用の器具によって加工され、カーテンのようにひだのある波型になる。PMIの担当者は「加熱した際に出るエアロゾル(蒸気)に香りの強さや吸い応えを持たせ、オリジナルの風味を担保するためだ」と波型に加工する理由を説明する。

photo工場内で加工されるタバコ葉シート(提供:PMI、スイス・ヌーシャテルの工場内部とは異なります)

 波型に加工されたシートは、機械によって丸められ、長さ12ミリ(2本分相当)程度の円筒形に加工される。だが、この円筒は、まだ加熱しても吸うことはできない。

photo実際のヒートスティック。波型に加工されたシートが折り重なっている(筆者撮影)

密度を下げることが重要

 そこで次の工程では、円筒の両端に、2種類の特殊な包み紙を取り付けて内部に空洞を作り出し、吸った際に最適な空気の通りを実現する。包み紙の1種はトウモロコシ由来の繊維を利用しているため、加熱した場合でも安全という。

 「ヒートスティック内部の密度が高すぎると、加熱した際にエアロゾルが多量に発生し、特有の味わいを生み出せなくなる。そのため、内部の密度を下げることが品質を保つ上で重要だ」(PMIの担当者)

 紙巻きたばこと同様、吸い口にはフィルターも取り付ける。フィルターは、エアロゾルをろ過して味をまろやかにする働きを果たす。

photoヒートスティック内の包み紙。空洞が作られていることが分かる(筆者撮影)

1分間に8000本が作られる

 こうして、加熱して吸うとおいしく味わえるよう調整されたヒートスティックは、中央で裁断され、1本分の長さに整えられる。1分間に製造される量は8000本に上るという。

 工場には、地上約2メートルの位置にレールが設置されており、出来上がったヒートスティックはここを通り、箱詰め用ロボットの元に送られる。ロボットは、ヒートスティック10本ごとに銀紙を被せ、2セット(20本)ごとにまとめて1ケースに詰め、ラッピングし、大量に集荷した上で出荷用ケースに納入する――といった作業を全て自動で担う。

 普段、コンビニなどで手に入るヒートスティックは、こんな経緯で製造され、世に出されるのだ。今回は秘密保持のため取材できなかったが、「Marlboro(マールボロ)」など、PMIが展開する紙巻きたばこもこの工場で製造されている。

photoスイス・ヌーシャテルにあるPMIのたばこ工場(筆者撮影)

研究施設「CUBE」とは?

 PMIがスイス・ヌーシャテルに構えている施設はこれだけではない。工場から徒歩1分程度の場所には、R&D(研究・開発)施設「CUBE(キューブ)」がそびえ立っている。

 その名の通り長方形のCUBEでは、アイコスの煙に含まれる有害物質の量を測定したり、紙巻きたばこと比較したりといった実験が日々行われている。アイコスの安全性を証明するため、PMIが「アイコスが発する有害物質は紙巻きたばこよりも約90%少ない」といった研究結果を相次いで発表してきたことは過去の記事などでも紹介してきたが、こうした試験の一部もCUBEで実施されているのだ。

photoスイス・ヌーシャテルにあるPMIの研究施設「CUBE」(筆者撮影)

たばこ保管庫や実験室を完備

 CUBEの内部には、安全性の評価試験で使うたばこを管理する保管庫や、アイコスのエアロゾルや紙巻きたばこの煙を採取・分析するための機械が並ぶ実験室などの設備がある。また、あくまで“インテリア”として、フリースペースなどの各所でタバコが栽培されている。

 保管庫では、気温が22度、湿度が60%に統一された環境下で、膨大な数の実験用の紙巻きたばことヒートスティックが管理されている。各たばこは保管庫に届いた後、最低48時間寝かされて状態を均一にそろえられ、安全性を確かめる試験などに回される。

photo“インテリア”として植えられているタバコ(筆者撮影)

 実験室には、同時に20本のたばこに火をつけ、そこから出る主流煙を大量に吸引できる機械などが設置されている。主流煙に含まれる有害物質のうち、揮発性が高いものは試験管内の液体薬品に溶かされ、そうでないものはフィルターに付着させる形で採取される。

 採取された有害物質は、科学者の手によって分析される。彼らはそこから得られたデータを基に、紙巻きたばことアイコスの安全性を比較し、論文などを執筆するのだ。

photoCUBE内の実験室のイメージ(提供:PMI)

アイコスを吸いながら働ける

 またPMIは、CUBE内のフリースペースなどでのアイコス使用を許可している。同僚の許可を得た場合は、実験施設などを除く執務室でアイコスを吸いながら働くことも可能という。

 スイスでは屋内での喫煙が法律で禁じられているが、アイコスのエアロゾルは煙ではなく蒸気であり、内部に含まれる有害物質が少ないことや、CUBE内の換気体制が整っていることから、特別に許可を得ているとのことだ。

photoCUBE内の様子。フリースペースなどではアイコスが吸える(筆者撮影)

米国で売れるのはいつ?

 アイコスにこれほどの自信を持つPMIが、その安全性を徹底的に研究し続ける目的の1つに、推定4000万人の喫煙者がいると想定される米国でのアイコス展開がある。

 アイコスを世界38カ国で展開するPMIだが、2016年12月~17年3月にかけて米国食品医薬品局(FDA)に販売申請を提出したものの、現在も審査が続いており、米国での販売には至っていない。

 これまでに提出された資料の量は約200万ページに及ぶというが、今後もさまざまな実験を行って成果を提出し、販売許可の獲得につなげる構えだ。

上層部の見解は……

photoPMIバイスプレジデントのモイラ・ギルクリスト博士(筆者撮影)

 FDAがアイコスの販売許可を出すのはいつになるのか。CUBEで10月上旬に開かれた会見に登壇した、PMIバイスプレジデントのモイラ・ギルクリスト博士に見解を聞いたが、同氏は「未来のことは分からない。準備が整った段階で承認してもらえるとしか言えない。当局(FDA)との対話は続けており、提供を求められるたびに先方が欲する情報を出してきた」と話すにとどまった。

 ただ、医学界の一部では、動物実験に基づいて「アイコスには肝毒性がある」との研究結果をまとめた論文が医学雑誌に掲載されるなど、その安全性に疑問を呈する声もある。

 批判的な研究に関する見解を聞いたところ、「PMI以外の研究機関が行っている動物実験は認識していない」と前置きした上で、「外部の科学者は、当社と似た研究成果を発表するケースが多い。当社の研究結果が補強されるという意味では心強いが、さらに独立した実験をして、独自の結果を出してくれるとよりうれしい」とした。

photoPMIは安全性を強調するが、医学界では否定的な見解を示す論文も出ている(=学術誌『BMJ Journals』のWebサイトより)

日本は特別な場所

 他国に先駆け、14年にアイコスの提供を開始した日本市場に話題が及ぶと、同氏は「(日本は)特別な場所であり、いまでは数百万人の方が(紙巻きたばこから)切り替えてくれた」と手応えを示した。

 今回発表した新型端末「アイコス3」「アイコス3マルチ」が日本市場にもたらす影響については、「当社が技術的に美しく、機能的にも優れた製品を生み出せることを見せられる」と自信を見せた。

さらなるシェア獲得につなげられるか

 ここまで紹介してきたように、スイス・ヌーシャテルに大規模な生産・研究拠点を構え、アイコス用ヒートスティックの大量生産と安全性検証に取り組むPMI。

 米国での販売許可はまだ下りず、日本では競合他社の「glo(グロー)」「Ploom TECH(プルーム・テック)」といった加熱式たばこがじわじわと挽回しつつあるが、PMIは研究結果や新型アイコスをさらなるシェア獲得につなげられるか。

photo霧が立ち込める、スイス・ヌーシャテルの街並み(筆者撮影)

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Useful、まるで口紅のようなデザインの電子タバコ(VAPE)の「TIA」を発売

Useful、まるで口紅のようなデザインの電子タバコ(VAPE)の「TIA」を発売

http://news.livedoor.com/article/detail/15491428/

2018年10月24日 14時27分 MdN Design Interactive


「TIA」

株式会社Usefulは、電子タバコ「TIA」を2018年10月に発売した。リキッドを加熱して気化させた蒸気を吸って楽しむ嗜好品で“タバコに代わる新しいデバイス”にもなる「VAPE(電子タバコ)」と美容アプローチを融合した製品。ニコチンやタールは含まず、全9種類のフレーバーがあり、ビタミンCやコラーゲン、コエンザイムQ10などが配合されている。

女性をターゲットにした本製品は、一般的な喫煙具のイメージを覆すような口紅の形のデザインが特徴。スターターキットは各7980円(税抜)で、本体はブラック / レッド / ブルー / パープルの4色展開。カートリッジ4本(9種類のフレーバーから選択)と充電用USBケーブルが同梱されている。

フレーバーカートリッジは各2400円(税抜)で、レディータバコ / アイスブルー / フルーティーシェイク / キャラメルマキアート / アップルジュース / レッドレモネード / スイートラブ / オレンジカスタード / ピンクドリームの全9種類をラインナップ。リキッド調合師が、創業100年以上の国内老舗香料メーカーに協力を仰いで、味の開発を依頼した。女性にとって馴染み深い味わいに調合されている。


本体のカラーバリエーションは4色

株式会社Useful
価格:
「スターターキット」各7980円(税抜)
「フレーバーカートリッジ」各2400円(税抜)
URL:http://tia.useful-japan.com/
2018/10/24

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歩きたばこ全面禁止 尼崎市が条例施行…罰則なし

歩きたばこ全面禁止 尼崎市が条例施行…罰則なし

https://www.sankei.com/west/news/181027/wst1810270009-n1.html

2018.10.27 08:52

 兵庫県尼崎市は今月、歩きたばこの禁止など受動喫煙の対策強化を盛り込んだ市たばこ対策推進条例を施行した。市内全域の公道上での歩行中や自転車運転中の喫煙を禁止し、新たにJR尼崎駅周辺を喫煙禁止区域にした。ただ、違反者への罰則はなく、条例が市民に浸透するのかは不透明だ。

 条例は、歩きたばこによる副流煙被害ややけど防止などを目的に6月に制定。歩行中や自転車・バイクを運転中の喫煙を市内全域の公道上で禁止した。また、JR尼崎駅周辺を喫煙禁止区域に指定。今後は市内の残る12駅周辺も喫煙スペースを設置して禁止区域に変更する予定。

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父親の喫煙が「遺伝的に」子や孫の認知障害を引き起こすという研究

父親の喫煙が「遺伝的に」子や孫の認知障害を引き起こすという研究

https://news.nicovideo.jp/watch/nw4046500

2018/10/19 08:01

Point

・父親の喫煙は、その子どもや孫に認知障害を引き起こす要因になることが判明

・父親の喫煙が引き起こす子世代以降の認知障害は、受動喫煙などの環境的因子ではなく、脳の発達を司る精子内の遺伝子が後成的に変更されることが要因

・これまでは主に妊婦だけに禁煙が求められていたが、今後は父親にも同じように禁煙を呼び掛けることが必要

愛煙家にはかなりの悲報です。妊婦さんたちはよく禁煙が要求されますが、父親はどうでしょうか?

父親の喫煙が、子どもだけでなくその後に続く世代においても認知障害を引き起こす可能性が、最近の研究で明らかになりました。研究を行ったのはフロリダ州立大学のPradeep Bhide氏らです。研究内容は、オープンアクセスの雑誌PLOS Biologyに掲載されました。

Nicotine exposure of male mice produces behavioral impairment in multiple generations of descendants

https://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.2006497

以前より母親の喫煙は、子孫にADHDなどの行動障害を引き起こす危険因子になるといわれてきましたが、同じことが父親にも当てはまるかどうかは明らかになっていませんでした。その理由の一つは、ADHDの遺伝的素因などの遺伝的因子と、たばこの煙への直接暴露などの環境的因子を区別することが難しいことです。この問題に対処するため、Bhide氏らはあるマウス実験を行いました。

まず、雄のマウスに、精子を生産する時期の12週間、濃度0.02パーセントのニコチン水を飲み水として与え続けました。その後、ニコチンを摂取したことのない雌と交配させ、親マウスと子マウスの歩行活動、作業記憶、注意などを調査。その結果、雄の親マウスの認知行動には問題が見られませんでしたが、子マウスでは雄雌ともに多動、注意欠陥、認知柔軟性(思考や行動を状況にあわせて柔軟に調整する能力)の障害などが観察されました。

さらに、子マウスをニコチンを摂取したことのない相手と交配しても、雌の子マウスから生まれた雄の孫マウスに、認知柔軟性の顕著な障害が見られました。

また、最初にニコチンを与えた雄の親マウスの精子を調べたところ、脳の発達や学習に重要な役割を果たすドーパミンD2受容体遺伝子を含む複数の遺伝子のプロモーター領域のDNAメチル化が後成的に変更されていることがわかりました。これは、こうした遺伝子の変更が子孫の認知障害を引き起こす可能性を示唆しています。雄のマウスのニコチン摂取は、精子のDNAを書き換え、こうして何世代にもわたって子孫の行動を変化させてしまうのです。

ニコチン摂取や喫煙がさまざまな後成的変化をもたらすことは過去の研究でも明らかでしたが、注目すべきは、それが母親の喫煙にだけに限るのものではないこと、そして父親の喫煙による子や孫への悪影響が受動喫煙などの環境的因子によるものではなく、遺伝子そのものが要因だったということです。「今回の発見は、母親だけではなく、父親の喫煙が子どもたちの健康に与える影響について、さらなる研究が必要なことを表しています」と、Bhide氏は研究の焦点を広げることの重要性を訴えています。

 

これからは、妊婦さんだけではなく、お父さんたちにも公平に禁煙を呼び掛けること大事になってくるかもしれません。

 

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妊娠中の“受動喫煙”めぐる体験談が話題に、妊婦と胎児への影響とは? 医師に聞く

妊娠中の“受動喫煙”めぐる体験談が話題に、妊婦と胎児への影響とは? 医師に聞く

https://news.nicovideo.jp/watch/nw3966071

2018/10/03 06:10

 タバコが妊婦と胎児にもたらす影響について先日、SNS上で話題になりました。妊娠中の喫煙は胎児に悪影響を及ぼし、先天異常の原因となることが知られています。しかし、受動喫煙による影響については、喫煙者・妊婦ともに、正しく理解していない人も少なくないようです。

 SNS上では「妊娠中に会社の飲み会に顔を出した時、上司が無断でタバコを吸い始めて驚いた」「妊娠中、お酒は飲まないけど全面喫煙可の居酒屋によく行っていた」といった体験談に対し、「妊婦の目の前でタバコを吸うなんて信じられない」「妊婦は喫煙できる店に行っちゃダメ」「認識が甘すぎる」など、さまざまな声が上がっています。

 受動喫煙は、妊婦と胎児にどのような影響を及ぼしうるのでしょうか。医師の尾西芳子さんに聞きました。

喫煙者本人ほどの害ではない

Q.まず、妊婦自身が喫煙した場合、母体・胎児にはどのような影響があるのでしょうか。

尾西さん「妊娠中にタバコを吸うとニコチンの作用で血管が収縮し、子宮や胎盤の血流が減ったり、一酸化炭素によって胎児が低酸素状態となることで、流産や早産、死産のリスクが高まったりします。

さらに、妊娠高血圧症や前置胎盤、胎盤早期剥離といった妊娠合併症のリスクや、産まれてくる赤ちゃんが小さい低体重出生児や、産後の乳幼児突然死症候群のリスクも増加します」

Q.妊婦が受動喫煙した場合の影響についてはどうでしょうか。

尾西さん「主流煙(喫煙者本人が数煙)よりも副流煙(受動喫煙者が吸い込む煙)の方が有害物質の量は多いですが、周りの空気で薄まるため、喫煙者本人ほどの害ではありません。ただし、受動喫煙の場合も喫煙しているのと同様に胎児への悪影響があります」

Q.近年は電子タバコも普及していますが、妊婦・胎児への影響はどのようなものでしょうか。

尾西さん「電子タバコは『リキッド』と呼ばれる液体を水蒸気化させ、その蒸気を吸うものです。タールや一酸化炭素、ニコチンなどの有害物質が“軽減”されるというのが売りですが、ゼロというわけではないため注意が必要です。

また、最近人気の『アイコス』『プルームテック』などは電子タバコとは違い、タバコの葉を使用した加熱タバコです。ニコチンはしっかり含まれているため、胎児へのリスクは一層深刻です。

妊婦さん自身の喫煙だけでなく、受動喫煙も同様ですので、臭いがないことにだまされないようにしてください」

Q.妊娠中、タバコとの関わり方で気を付けるべきことはありますか。

尾西さん「お母さんが妊娠初期に喫煙していると、子どもの学童期の肥満やADHD、成人してからの生活習慣病のリスクが増加すると報告されています。つまり、妊娠中だけでなく、子どもの未来に関わってくる問題です。

また、出産後に赤ちゃんがタバコにさらされると、乳幼児突然死症候群、ぜんそく、中耳炎、IQ低下などの悪影響があるため、子どもの将来を見越してタバコとの関わり方を考えましょう。

換気扇の下や室外ならば、タバコを吸ってもいいという人もいるかもしれませんが、煙の害を完全には取り除けない上、吸った後3分程度は、吐く息の中にタバコの成分が残っています。妊婦さん本人だけでなく、周囲の人の配慮も必要です」

ライフスタイルチーム

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紙巻きと加熱式タバコ「似て非なる」受動喫煙への影響

紙巻きと加熱式タバコ「似て非なる」受動喫煙への影響

https://ironna.jp/article/10954

『秋山幸雄』 2018/10/19

秋山幸雄(元産業医大准教授)  2018年7月18日、受動喫煙の対策強化を目的とする改正健康増進法が、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。マスメディアは、この改正法を受動喫煙防止法と称して報道した。厚生労働省のホームページの「受動喫煙防止対策」のページで、この法律の概要を知ることができる。  その基本的考え方は、「望まない」受動喫煙をなくす、受動喫煙による健康影響が大きい子供、患者などに特に配慮、施設の類型・場所ごとに対策を実施、という3点である。そして、改正法では急速に普及している「加熱式タバコ」も規制対象とした。  加熱式タバコとは、タバコ葉やタバコ葉を用いた加工品を燃焼させず、専用機器を用いて電気で加熱することで煙(正確に表現すれば、蒸気)を発生させるものだ。加熱の方法や温度などは製品ごとに異なる。  日本国内では、2016年から順次発売が開始され、現在3社から3種類の加熱式タバコが販売されている。シガレット(紙巻きタバコ)と違い、燃焼を伴わないので、副流煙はほとんど発生しない。では、受動喫煙の観点で見た場合、加熱式タバコと紙巻きタバコは同じなのだろうか。結論を先に書くと、決して同じではない。  厚労省のホームページには、日本で販売されている3種の加熱式タバコから発生する発がん性物質の測定結果が掲載されている。試験研究用の紙巻きタバコからの発生量を100としたときに、加熱式タバコでは、ホルムアルデヒドが10~25、ベンゼンが1以下、ベンゾピレンが2、タバコ特異ニトロソアミンが2~10程度検出されている。  なお、製品によっては検出されないケースもあったようだ。これらの結果を、「加熱式タバコの主流煙に含まれる主要な発がん性物質の含有量は、紙巻きタバコに比べれば少ない」とまとめている。  大手タバコメーカー、フィリップ・モリスのホームページには、加熱式タバコの「エアロゾル」(蒸気)と実験用標準紙巻きタバコの煙に含まれる有害成分の測定結果が公表されている。標準紙巻きタバコからの発生量を100としたときに、加熱式タバコでは、ホルムアルデヒドが9・8、ベンゼンが0・66、ベンゾピレンが7以下、タバコ特異ニトロソアミンが2・5程度検出されている。  その結果から、加熱式タバコのエアロゾルに含まれる有害成分量は、紙巻きタバコの煙と比較して平均して90~95%低減されていたとしている。  日本たばこ産業(JT)によると、世界保健機関(WHO)が優先して低減すべき成分として選択している9つの物質(ベンゾピレン 、ホルムアルデヒド 、アセトアルデヒド 、アクロレインなど)を含む健康懸念物質の量を測定してみた結果、紙巻きタバコの煙に比べて、加熱式タバコのベイパー(タバコ葉由来の成分を含む蒸気)では、平均して99%低減されていたと記載されている。  いずれにしても、加熱式タバコから発生する有害成分は決してゼロではないが、紙巻きタバコの煙中の量よりは、かなり低減されていると言ってよさそうである。  では、環境への影響やにおいはどうだろうか。紙巻きタバコを火がついたまま灰皿に置いておくと、先端から立ち昇る煙(副流煙)が環境中に放出されるので、換気が十分行われていないと室内空気中の有害物質の濃度は上昇する。  これに比べ、加熱式タバコでは、いわゆる副流煙は発生しない。加熱式タバコが環境に影響を及ぼすのは、喫煙者が吐き出したベイパーに残存する成分ということになる。もともと発生量が紙巻きタバコに比べて少ない上に、かなりの部分は喫煙者の体内に摂取されると考えられるので、環境に放出される量は紙巻きタバコよりはるかに少ないと想定される。  においについては、室内空気環境中の臭気強度の調査結果がJTのホームページで公表されているが、紙巻きタバコと比較して、加熱式タバコの場合は、やっと感知できるにおい以下、つまりほとんどにおわないということであった。  繰り返しになるが、加熱式タバコからも健康影響を与える物質が、紙巻きタバコと比べ低い値とはいえ、含まれていることは明らかである。しかし、加熱式タバコによる受動喫煙については、そもそも副流煙の発生が限りなくゼロであること、その健康影響の測定が難しいことなどから、まだあまり有意な知見は得られていないのが現状である。  このように、加熱式タバコと紙巻きタバコは、受動喫煙の観点から見ると、同じではないので、一律に同一の規制を行うのではなく、エビデンス(科学的根拠)に基づいた別メニューが望ましいと考える。  厚労省のホームページを見ると、加熱式タバコの主流煙に健康影響を与える有害物質が含まれていることは明らかであるが、販売されて間もないこともあり、現時点までに得られた科学的知見では、加熱式タバコの受動喫煙による将来の健康影響を予測することは困難だ。  このため、今後も研究や調査を継続していくことが必要とされており、その規制については、当分の間の措置として、原則屋内禁煙としつつ、喫煙室(飲食なども可)内での喫煙可としており、紙巻きタバコと同一の規制となっていない点は評価できる。今後、加熱式タバコについてさらなる調査・研究結果が蓄積されてくると思うが、規制当局には、エビデンスに基づいた施策を望むものである。

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カナダで大麻、娯楽用でも合法に 得する人と損する人

カナダで大麻、娯楽用でも合法に 得する人と損する人

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-45872517

2018年10月16日

カナダは17日、娯楽目的の大麻使用を完全に合法とする世界2カ国目になる。カナダの成人は、連邦政府から認可された生産者からの大麻の購入と使用が可能となる。

カナダの大麻使用率の高さは世界屈指で、特に若年層に多い。

カナダ人は、医療目的と娯楽目的を合わせて、2017年だけで推定57億カナダドル(約4900億円)を大麻に費やしており、使用者1人当たりの金額は1200カナダドル(約10万3000円)に上る。このほとんどが、闇市場の大麻だ。

娯楽目的での大麻使用を世界で最初に合法化したのはウルグアイだった。ポルトガルとオランダは大麻を処罰の対象から外している。

カナダでの完全合法化への移行から、勝ち組と負け組になりそうな人たちを一部、ここにそれぞれ挙げてみる。

勝ち組――弁護士

今後数年は、大麻がらみの裁判が相次ぐはずだ。

「禁止体制からは遠ざかりつつあるものの、実に事細かく規制する枠組みになりつつある」。薬物合法化に関するトロントの法律専門家、ビル・ボガート氏だ。

規制の決まりごとが細かければ、利益団体が異議を唱えたり悪用したりできる余地がたくさんあるということになる。

Canadian policeman on a bikeImage copyrightGETTY IMAGES

飲酒運転と比べ、大麻に酔った運転をどう扱うのか、という大事な問題もある。また、大麻の精神活性成分THCの検知技術も、すでに信頼性に課題が生じている。

また一部の警察では、連邦政府が認可している路上での唾液検査器について、経費面での懸念や、寒冷地ではうまく作動しない可能性がある事実から、導入を見送っている。

ボガート氏はまた、食用大麻製品の規制(合法化は1年以上先)や、職場での医療用大麻の使用など雇用面でも、問題が起こるだろうと予測する。

Short presentational grey line

負け組――家主

解禁されば、大麻の消費は合法化される。連邦法のもと、一定以下の量ならば自宅での栽培も可能となる。

家主たちは、大麻喫煙に関する迷惑行為や個人での大麻栽培に起因する損害について懸念している。

これに対する先制攻撃として、アルバータ州の大手賃貸業者は9月、所有している建物すべてで、大麻の喫煙および栽培を禁止すると発表した。

各州は個人が大麻を使用できる場所についてそれぞれ規則を作っており、国内の規制が場所によってまちまちになっている。

例えばオンタリオ州では、たばこの喫煙が許される場所ならば、どこででも大麻の喫煙が許可される。

ニュー・ブランズウィック州、ニューファンドランド・ラブラドール州、サスカチュワン州では公共の場での使用は禁止されるため、入居者によっては大麻を使用できる場所が非常に制限される。

Short presentational grey line

勝ち組――世界的ブランド

大麻市場は一大産業になると予想される。大麻使用は悪いことだというイメージは薄れてきており、大企業は投資をしり込みしていない。

アナリストは、大麻の消費者市場の規模を42億〜87億カナダドル(約3600億〜7500億円)になると示唆しており、合法後の1年で340万〜600万人が娯楽使用すると予測している。

こうした数字が、大企業の関心を駆り立てている。

An employee walks past a greenhouse growing cannabis plants in Quebec, CanadaImage copyrightREUTERS

Image caption10月17日に向け生産を強化する認可済み生産者

米飲料大手のコカコーラは、「健康機能飲料の原料として非精神活性成分カンナビジオールの拡大」に目をつけており、大麻を注入した飲料の開発に関して、カナダの認可業者オーロラ・カナビスと予備的協議を行った。

コロナビールのオーナーで酒類販売のコンステレーション・ブランズは、拡大する大麻需要から利益を得ようと、キャノピー・グロースに投資。大麻ベースのノンアルコール飲料を製造する。

キャノピーやオーロラ同様、他の認可済み上場大手生産者も、新規設備を建設し、合法化を前に生産を本格的に強化している。

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負け組?――「手作り」小規模生産者

こうした大手の認可済み生産者や高騰する株価を前にして、小規模の生産業者は市場のどこに収まるのだろうか?

小規模生産者を擁護する人たちは、いわゆる「手作り」の、「クラフト・ビール」ならぬ「クラフト大麻」生産者が、違法製造を抑制し、娯楽目的の大麻の小売供給を十分確保するのに役立つとしている。

しかしそれでも、こうした小規模の業者は、資金繰りから土地使用や区域の規制に至るまで、困難に直面する。

A man holds up a protests sign urging cannabis to be kept publicImage copyrightGETTY IMAGES

Image caption大麻利用者の間では、合法大麻は「企業的」になるのではないかとの懸念がある

多様な大麻取引の市場形成を促すため、カナダは特定の「小規模栽培者」と「小規模加工」の免許を用意した。

政府はまた、大麻がらみの暴力的でない軽犯罪で有罪となった人にも、免許証発行の可能性を検討している。

Short presentational grey line

勝ち組――大麻研究者

大麻が人体に及ぼす影響について、分かっていないことはまだたくさんある。

カナダでの医療目的や娯楽目的の大麻使用に関する研究は、大麻が規制物質だという理由でずっと進まずにいた。医療大麻は2001年に合法化されたのだが。

資金がなかなか調達できず、調査用大麻の入手も制限される環境では、研究のほとんどが危険性に焦点を当てたものだった。

しかし、大麻を取り巻く状況が変わる今、大麻使用の益と害両面を検討しようと、研究と投資が強化されそうだ。例えば、心の健康や神経発達、妊娠、心的外傷後ストレス障害の治療、運転、痛みについて、大麻がどのように活用できるかなどが注目されている。

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勝ち組――ジャスティン・トルドー首相

2015年総選挙の遊説中にジャスティン・トルドー氏は、自由党が政権を取ったら、大麻販売の合法化と規制のため、政策立案に「すぐに」取り掛かると公約した。

あれから3年たった今、トルドー氏はこの公約に「済み」印をつけられる。

トルドー首相は、合法化が若い世代のカナダ人を守り、犯罪者が闇市場から利益を得るのを防ぐとして、この動きを擁護している。しかし、社会的費用や健康・安全リスクについて、激しい議論が続く。一方、細かい規制内容を具体的に決めるのは州や地方自治体の指導者に委ねられており、気が遠くなるような仕事に多くの地方政治家は苛立ちを募らせている。

Canadian Prime Minister Justin TrudeauImage copyrightREUTERS

Image captionトルドー首相は、2015年の総選挙に先立ち、大麻合法化の計画を発表した

Short presentational grey line

負け組――カナダの都市

カナダ各地の都市は、大麻合法化の最前線にいるのは自分たちだと主張する。

新しい制度に関する政策の他、区域分け、小売場所、自宅での栽培、事業ライセンス、公共での消費に関する規制など、管理責任の一部を負うことになるのだ。

しかし多くの都市は、大麻に課される連邦税が自分たちの自治体にどう降りてくるのかまだ説明されていないと話す。

中には、合法大麻の店舗を一切許可しないとした都市もある。

連邦政府は、大麻販売から年間4億カナダドル(約340億円)の税収を見込んでいる。各州との合意内容によると、連邦政府は、年間1億カナダドルを上限とし、税収の25%を確保する。

残りは各州へ行き、そこから各都市の財源となる予定だ。

(英語記事 Cannabis in Canada: Who wins and who loses under new law

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がんになりやすくなる8つの要素と、自分でできる改善策

がんになりやすくなる8つの要素と、自分でできる改善策

https://www.mylohas.net/2018/10/177754cancer.html

2018.10.20

アメリカ人の死因として2番目に多いのが、がんという大きな脅威

でもありがたいことに、がんのリスクを上げる最大の要素のなかには、自分でなんとかできるものもあります。ライフスタイルを少し変えるだけで、ほかのいろいろな病気はもちろん、がんになる確率も下げられます

がんになりやすい遺伝子変異を受け継いでいる場合などのように、自分ではどうしようもない原因でさえ、最新の情報を活用すれば、健康を守るために最善の方法を取ることができます。

01. 喫煙

タバコ

がんになりやすくなる要素のトップ5と言えば、とにかく1位から5位まですべてが“喫煙”です」と、ルイジアナ州に2つの医療施設があるポンチャートレインがんセンターの創設者で腫瘍専門医のデビッド・N・ウーバーさん。喫煙の習慣がどれほど危険なものかおわかりでしょう。

頻繁にたばこを吸うほど、そして喫煙歴が長いほど、リスクは高くなります。たばこを吸うと、肺がんだけでなく、喉や食道など口につづく部分のがんになるリスクもアップ。肝臓、膀胱、すい臓、腎臓、胃腸など消化系の器官もダメージを受けます。

アメリカ国立がん研究所(NCI)の報告によると、たばこの煙には250種類もの有害な化学物質が含まれ、少なくともその69%が、がんの原因になるそう

考えてもみてください。ヒ素やホルムアルデヒドが含まれているのです。それに、影響を受けるのはあなただけではありません。副流煙のせいで、たばこを吸わない人にも肺がんになる危険が。

では、この不健康な習慣を永遠にやめるにはどうすればいいでしょう?

「まずは、“やめようかな”ではなく、本気でやめようと決意することからです。たとえどうしても吸いたいという欲求におそわれたとしても」と、ウーバーさん。

誰にでも効く万能の方法こそないものの、効果的な禁煙法がたくさんありますから、自分のライフスタイルにいちばん合う方法を見つければいいだけ。

ニコチン入りのガムやトローチでうまくいかない場合、ニコチンを含まない錠剤「チャンピックス」はたばこを吸いたい欲求を抑えてくれます。

02. お酒の飲みすぎ

酒

ときどきグラス1杯のワインやビールを楽しむのはまったく問題ありませんが、お酒を飲みすぎると健康を損なうリスクが高くなるかも

「ワインは心臓にはよいかもしれませんが、男性なら1日2杯、女性なら1日1杯を超えると、死亡率が上がります」(ウーバーさん)

さらにお伝えしておきますが、有名な医学誌『ランセット』誌で報告された2018年の研究によると、いちばん安全なアルコール摂取量は「ゼロ」だとか。そう、まったく飲まないことです。その理由というのは、お酒を飲むと、健康全般に影響が出る可能性があるというのです。

どんな種類のお酒でも、飲みすぎると、口、喉、食道、肝臓、大腸のがん、それに乳がんのリスクが高くなります。

また、アメリカがん協会(ACS)によると、お酒を飲みながらたばこを吸うと、さらにリスクアップ。アルコールをとると、たばこに含まれる化学物質が口や喉、食道の細胞に入りやすくなるうえ、細胞が受けたダメージも修復されにくくなるからです。

03. 不健康な食事

ハンバーガー

研究によると、赤身の肉(ビーフ、ポーク、ラム)と加工肉(ソーセージ、ホットドッグ、ハム類など)を食べると、大腸がんのリスクが上がります

もちろん、ハンバーガーやホットドッグ、プルドポーク(蒸し豚)サンドなどをまったく食べないようにするということではありませんが、なるべく少なくする方がよさそうなのは確か。

ジュースやソーダ、ピザなど、グリセミック指数が高い飲食物は、前立腺がんのリスクを上げるという研究結果も出ています。

でも、豆類など栄養価の高い食べ物をとると、前立腺がんと大腸がんのリスクが下がるそう

04. 座って過ごす時間が長すぎる

パソコン

座っている時間が長いのは、健康にいちばんよくない要素のひとつ

過去の観察研究のデータをまとめて分析した研究によると、1日に座っている時間が長い人は短い人よりも、大腸がん、子宮内膜がん、肺がんのリスクが高い結果でした。

もっと活動的でいられるように、デスクを立って使うタイプに変えてみては? そして最低限、必ず1日を通してできるだけ頻繁に歩きまわり、ストレッチします。定期的な運動も忘れずに(理想的には毎日少なくとも30分)。

NIHによると、よく体を動かしている人は、大腸がん、乳がん、子宮内膜がんになりにくいそう。運動には、炎症を減らし、免疫力を高め、消化を助ける効果もあります。

運動すると、抗がん効果と抗炎症効果のある物質が出ます」と、ウィスコンシン州ミルウォーキーのアセンション・コロンビア・セント・メアリーズ病院の婦人科がん専門医のアリ・マーダビさん(産科婦人科クリニック特殊医療アセンション・メディカル・グループ医長)。

05. 体重が重すぎる

体重計

体重が重すぎると、乳がん、卵巣がん、大腸がん、甲状腺がん、胆のうがん、すい臓がんなどのリスクが高くなります。

腹部脂肪、つまりおなかの脂肪は、余分な体重のなかでもいちばん高リスク。ヘルシーな食事と定期的な運動という基本を守って、体重を健康的な範囲に保ちましょう。

06. HPV(ヒトパピローマウイルス)陽性

ウイルス

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸管がん、肛門がん、中咽頭(のどの中間部分)がん、膣がん、外陰がん、陰茎がんなど多くの種類のがんを引き起こします

HPVは皮膚の接触によって伝染する性感染ウイルス。身を守るよい方法のひとつがワクチン接種で、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は11歳か12歳で受けるよう勧めています(または、26歳までの女性と、21歳までの男性で、以前に適切なワクチン接種を受けていない人)。

コンドームの使用やセックスパートナーの数を制限することも、HPV感染のリスク低下に役立ちます

子宮頸部に前がん性の変化が現れたらすぐにわかるように、定期的に産婦人科医の診察を受け、細胞診検査やHPV検査の頻度に関するアドバイスに従いましょう。

07. 年を重ねている

初老女性が運動しているところ

時計の針は戻せませんが、年を重ねるにつれて、気になる症状や定期検査で主治医に診てもらうことがいっそう大切になります。

年をとると、さまざまながんになりやすいからです。どんな年齢でもがんになりますし、若い人の方が多いがんもある(骨がん、白血病、神経芽細胞腫など)とはいえ、がんと診断される年齢は平均66歳。

「年齢が進むと、環境的な原因により(有害な化学物質や太陽光にさらされるなど)、遺伝子変異のリスクが高くなります。DNAはこのような変化をいくらかは修復できますし、修復できない変化が多少あっても、細胞の機能に大きな影響はないでしょう」と、マーダビさん。

でも、年をとるとこのようなDNAの変化が積み重なり、臨界点に達するそうで、そうなると、「細胞は正常にはたらけなくなり、がんが形成されます」(マーダビさん)。

08. 遺伝子変異を受け継いでいる

遺伝子

年をとるにつれて増えてゆく遺伝子変異とは違って、生まれたときに受け継いだ遺伝子変異はどうすることもできません

でも、家族の病歴をたどって知ることは可能。親族にがんが多いようであれば(特に両親、兄弟姉妹、子どもなどの近親者で見られる場合や、若い頃にがんになった親族がいる場合)、遺伝子検査を受ける方がよいか、遺伝カウンセラーか主治医に相談します。

遺伝子の構成を知れば、ご先祖の時代にはなかった対処法も選べるようになり、最良の「インフォームドディシジョン(説明を受けたうえでの決定)」に役立ちます。

例えば、リンチ症候群の遺伝子変異があったら(とりわけ大腸がんと子宮頸がんのリスクが高くなります)、若いころに大腸内視鏡検査を始めるとか。

さらに、BRCA1やBRCA2の遺伝子変異がある女性は、乳房や卵巣にがんができるリスクが高いため、乳房や卵巣を前もって切除する道を選ぶ人もいます。

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若者と大麻 教育で歯止めかけたい

若者と大麻 教育で歯止めかけたい

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018102202000133.html

2018年10月22日

 カナダが嗜好(しこう)品としての大麻を合法化した。日本では違法薬物で若者らの事件急増に苦慮している最中のこと。教育現場では、最新動向に目を配ることも忘れず、その有害性を正しく教えたい。

 国として嗜好用大麻を合法化したのは、南米ウルグアイに続いて二カ国目となる。米国は、連邦レベルでは違法だが、西部カリフォルニアなど九つの州が合法にしている。

 ただ多くの国、地域は大麻の所持や使用など禁じている。

 日本も大麻取締法で規制。警察庁によれば、二〇一七年には大麻事件の摘発者数が年間で初めて三千人を超え、過去最多の三千八人に。その半数近くが十~二十代の若年層だ。違法薬物全体の摘発者数(約一万三千五百人)はほぼ横ばいなのに、大麻だけが四年前の約二倍にまで増え続けている。

 さらに、先月までの集計で今年上半期(一~六月)の摘発者数が千七百人になり、最多だった一七年を上回る情勢という。

 背景には、インターネット上で「体への影響がない」「依存性がない」といった有害性を否定するような誤情報が拡散されたり、違法な国内栽培量が増えて入手しやすくなったことなどがある。

 海外での合法化などの動きが、ハードルを低くしている側面も否定はできないだろう。

 もっともカナダでも、大麻が、特に若い世代の健康に悪影響を与えるという考えは共通している。合法化は犯罪組織の資金源になる闇市場を断ち、未成年者の入手を難しくすることが目的という。

 大麻は、ゲートウエードラッグ(入門薬物)と呼ばれ、比較的手を出しやすい薬物とされてきた。だが乱用すれば幻覚や記憶障害など心身に深刻な影響をもたらす。最近は、成分を濃縮し電子たばこに取り付けた「大麻リキッド」などの違法な加工品が出回り、危険性は一段と増している。

 今月から来月まで「麻薬・覚醒剤乱用防止運動」。全国で啓発行事が行われ、薬物問題を考える機運を高める機会でもある。

 大麻のような違法薬物から人々を遠ざけるには、地道でも、早くからの教育で確かな知識を教え、知ってもらうことが有効だ。

 流行や国際的な動向に対応し、薬物の危険性を正しく伝えるためにも、中学・高校での授業回数を増やしたり、専門家による防止教室の臨機応変な活用など現場で見直す工夫をしていってほしい。

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豊洲開場から1週間 喫煙マナーは向上

豊洲開場から1週間 喫煙マナーは向上

https://www.asahi.com/articles/CMTW1810191300002.html

2018年10月19日10時49分

 ◆買い出し客 まだ慣れず

 豊洲市場(東京都江東区)に移転してから1週間たった18日、開場日に取材した記者が再訪すると、初日に周辺や駐車場で発生した渋滞は解消していた。移転前の築地と違って、喫煙場所以外でたばこを吸う仲卸の姿もほとんど見かけない。一方、買い出しに訪れる人はまだ新しい店の配置に慣れていないようだった。

 記者は車に乗り、移転前の築地市場から豊洲へ約3・8キロの道のりを開場日と同じルートでたどった。

 午前3時45分、築地市場前を出発。都心の主要道路の一つ晴海通りを豊洲方面へ。豊洲運河を渡る晴海大橋まで6分で到着した。これは、開場日と同じ。開場日はそこから右折の信号待ちの車が渋滞してすぐそばの「水産卸売(おろしうり)場棟」まで15分かかった。しかし、この日は一切渋滞せず、すんなり着いた。

 水産卸売場棟の屋上駐車場に向かうトラックなどによる大渋滞も見られない。2時間待ってもまだ入れないトラックの運転手から不満の声がもれた1週間前がうそのようだ。ある運送会社の社員は「理由は分からないけど、使い勝手に慣れたのかな」と首をかしげた。

 豊洲市場と築地市場で明らかに変わったのが、たばこのマナーだ。前はくわえたばこでターレ(小型運搬車)を走らせたり、その辺に吸い殻をポイ捨てしたりする業者らも目立ったが、新市場の建物内で喫煙する人はほとんどいない。原則「場内禁煙」は変わらないが、今回はルールが徹底されるのではと恐れているという。ある愛煙家の仲卸は「見せしめみたいな最初の摘発者になりたくないしね」と笑った。

 一方、買い出しに訪れる料理人やスーパーのバイヤーらは、店の配置にまだ慣れない様子だ。都内のあるすし店主は、顔見知りの職人と立ち話で「あれ、あの店どこだっけって思ったら、目の前でさあ」。

 水産仲卸売場棟では、店舗から通路にはみ出して魚介類の入った発泡スチロールが積み上げられる所も目立った。ある仲卸の男性は「ターレが通りにくくて困る。忙しくなる年の瀬もこのままでは仕事に差し支えるので、都がきちんと指導して欲しい」と話した。

 (抜井規泰、有吉由香)

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「どこで吸えばいいの」ベランダ喫煙トラブル、解決に限界 受動喫煙でうつ病リスクも

「どこで吸えばいいの」ベランダ喫煙トラブル、解決に限界 受動喫煙でうつ病リスクも

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181019-00010000-nishinp-soci

10/19(金) 10:04配信

 「隣人がベランダでたばこを吸っていて、臭いが家の中まで入ってくる。やめてほしいと手紙や口頭で訴えたが効果がない」。ベランダで喫煙する“ホタル族”に悩まされているとの声が、福岡県内の集合住宅に住む会社員男性(42)から特命取材班に寄せられた。そういえば最近、あちこちの集合住宅で「喫煙に関するお願い」なる張り紙をよく見掛ける。2020年の東京五輪・パラリンピックを前に禁煙の動きが広がる中、集合住宅での喫煙問題を取材した。

 男性は賃貸マンションに居住。隣の住民は朝と夜を中心に複数回喫煙し、春や秋など窓を開けているときは、室内もたばこ臭くなる。妻子も気にしており、昨年秋、管理会社に相談すると、エレベーターに張り紙が掲示されたが、全住民宛てで「周りの部屋への配慮をお願いします」との内容にとどまった。管理会社は「入居時に配布した居住ルールに喫煙に関する規定はなく、あとは個人間で解決してもらうしかない」という。効果はなく、匿名で手紙を投函(とうかん)したが、それでも喫煙は続いた。

 ある日、隣人が喫煙している最中にベランダ越しに声を掛け、口論になった。以来、あいさつもしなくなった。「深夜も臭いで目覚め、その後は寝付けなくなる。家族に配慮してベランダに出ているのだろうが、近所迷惑も考えてほしい。子どもの学校があり、引っ越すこともできない…」。男性はため息をつく。

ベランダ喫煙、5万円の賠償命じた例も

 ホタル族による煙害を巡っては、名古屋地裁が12年、ベランダで吸わないようマンション上階の住人から何度も申し入れられたのにやめず、住人に精神的損害を与えたとして、喫煙者に5万円の賠償を命じた。全国の約1700人でつくる「近隣住宅受動喫煙被害者の会」も昨年5月に結成された。ベランダ喫煙を禁止する条例の制定を各自治体に求めていくという。

 ただ、ベランダはエレベーターや階段と同じ「共用部分」だが、各戸の住民が使用権を持つ「専用使用部分」にも当たり、植木鉢を置くなどある程度自由な使い方が認められている。強く禁煙を求めるのであれば、賃貸なら大家が居住ルールに盛り込んでおくこと、分譲なら管理組合に諮って規約や使用細則に定めることが必要で、容易ではない。

 20年4月施行の改正健康増進法で、原則禁煙となるのは飲食店や職場やホテルロビー、遊興施設など多くの人が集まる場所だけ。ベランダや室内は「周囲の状況に配慮しなければならない」としながら、喫煙自体は認めている。

「敷地内全面禁煙」のマンションも登場

 打開策として、ベランダや室内も含め「敷地内全面禁煙」をうたうマンションが登場し始めた。

 廣田商事(福岡市)は昨年3月、全面禁煙の賃貸マンション(48戸)を同市中央区に建設。大濠公園まで徒歩圏内という立地を生かし、居住者に健康的な生活を送ってほしいとの願いを込めた。契約時、来客の喫煙も禁じると明記した誓約書にサインが必要だ。

 同様に、アトラックス(同市)は来年7月に完成する分譲マンション(31戸)を全面禁煙にする予定だ。倉田新一社長(54)は隣人の喫煙に悩まされた経験があり「非喫煙者が安心して快適に過ごせるマンションをつくりたい」と話す。

受動喫煙による死者、年1万5千人の推計も

 国立がん研究センター(東京)は、受動喫煙による肺がんや心疾患などの死者は年1万5千人に上ると推計する。

 ホタル族による影響については、産業医科大(北九州市)の大和浩教授が調査。スタッフに集合住宅の1階ベランダで喫煙してもらい、隣室と上階それぞれのベランダと室内、計4カ所で、肺がんや呼吸器系、循環器系疾患を引き起こす恐れのある微小粒子状物質(PM2・5)の濃度を測ったところ、いずれも平時より高濃度を示した。受動喫煙でうつ病のリスクも高くなるとの調査結果もある。

 家庭で嫌われ、ベランダや屋外でも苦情が寄せられ、「じゃあどこで吸えばいいの」との嘆きが喫煙者から聞こえてきそうだ。

 かつて愛煙家だったという、集合住宅のトラブルに詳しい松坂徹也弁護士(71)は「一服ぐらい、という気持ちは分かるが、あくまで他人に迷惑をかけない範囲であるべきだ。集合住宅に住む以上、苦情が寄せられたら改めるしかないのではないか」と話している。

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香港が電子たばこ禁止へ-たばこ業界の成長市場探る取り組みに打撃

香港が電子たばこ禁止へ-たばこ業界の成長市場探る取り組みに打撃

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-10/PGD93T6JIJUP01

Lisa Du、Daniela Wei 2018年10月10日 14:12 JST

林鄭月娥行政長官が10日の施政報告で表明

業界は次世代商品に期待も、未成年者を巡る懸念残る

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は10日の施政報告で、煙を出さない次世代製品である電子たばこを禁止する方針を示した。世界的に紙巻き製品の需要が縮小する中、成長市場を探るたばこ業界の取り組みには打撃となる。

  次世代の無煙たばこを禁止したのは少なくとも27カ国・地域に上っており、香港も世界保健機関(WHO)の助言に耳を傾ける形でこれに加わることになる。こうした製品が若年層に魅力的に映るとの懸念から、世界の保健当局は厳しい目を向けてきた。香港の方針は、紙巻きたばこに代わる新商品の開発に多額の資金を投じているたばこ会社にとって悪いニュースだ。

  香港当局の6月時点の電子たばこ規制案は従来型たばこと同じく、未成年者への販売制限や広告禁止などにとどまっていた。

  フィリップモリスインターナショナルの担当者は、香港では新たな代替製品をいずれも売っていないと回答。日本たばこ産業(JT)は同地で販売しているのは紙巻きたばこだけだとコメントした。10日午後の取引でJT株は一時1.9%高となっている。

原題:Hong Kong Bans E-Cigarettes in Latest Setback for Big Tobacco(抜粋)

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世界のたばこ産業が集まるスイス 規制枠組み条約への対応は?

世界のたばこ産業が集まるスイス 規制枠組み条約への対応は?

https://www.swissinfo.ch/jpn/%E5%96%AB%E7%85%99_%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%81%93%E7%94%A3%E6%A5%AD%E3%81%8C%E9%9B%86%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9-%E8%A6%8F%E5%88%B6%E6%9E%A0%E7%B5%84%E3%81%BF%E6%9D%A1%E7%B4%84%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%AF-/44464532

2018-10-16 11:00

タバコをすう子供

スイス北東部アッペンツェルで開かれたイベントで、たばこを吸う子供。このイベントでは例外的に、子供の喫煙が許される

(ENNIO LEANZA/Keystone)

スイスは世界3大たばこ企業の本社があり、世界保健機関(WHO)のたばこ規制枠組み条約他のサイトへ(FCTC)を批准していない国でもある。その一方、ジュネーブでは同条約に関する重要な会合が開かれた。

今年2月、ジュネーブで開かれた国連人権理事会で、スイスのイグナツィオ・カシス外相は国民・政治的権利の重要性を訴えた。特に強調したのが、安定と平和を保障するための個人資産の確保、経済的自由だった。

このアプローチは、スイスの近代史を通じ、同国の成功に寄与してきた。70年前に採択された世界人権宣言に定められた、健康などに関する他の権利をないがしろにしかねないとしても、だ。

たばこ・喫煙に対するスイスの姿勢や法制度は、このアプローチを体現する代表例といえる。スイスは2004年にたばこ規制枠組み条約に署名したが、14年たってもまだ批准していない。ちなみに批准していない国はスイスを含め13カ国。たばこ産業が盛んな米国、アルゼンチン、マラウィ、キューバなどだ。

>>世界の喫煙傾向は?グラフィックで詳しく見る

なぜ批准しないのか

スイスが同条約をなぜ批准しないのか。連邦内務省保健局のダニエル・ダウヴァルダー広報官は、スイスインフォに対し「現行の慣習に従えば、わが国が国際条約を批准するのは条約に合った国内法制を整備した後だ。したがって批准には、条約の求める最低要件を国内法が満たしていることを前提とする。例えば未成年者への販売禁止、広告の制限などだ。だがそれは問題ではない」と話す。

同氏は「こうした項目を盛り込んだ新たな法案が作られたものの、条約の最低要件を満たしていない。法案は今年末に議会に上程される予定だ。法律が可決された後、連邦内閣が条約批准の要件を満たしているか否かを判断する」という。

これと似たようなシナリオが何年も繰り返されている。議会はこれまで何度も、同条約を批准するための国内法の整備を試みたが、たばこ産業に肩入れする一部議員らの存在が足かせとなってきた。

スイスに本社

スイスはたばこ会社にとって極めて重要な国だ。世界有数のたばこ製造会社フィリップモリスインターナショナル他のサイトへは、スイス西部のローザンヌに本社を構える。ヌーシャテルにはリサーチセンターとたばこ工場があり、北部のシュプライテンバッハにも関連施設がある。世界第2位のブリティッシュ・アメリカン・タバコ他のサイトへもローザンヌに拠点があり、ジュラ州ボンクールに工場を持つ。日本たばこの海外事業を担うJTI他のサイトへの本社はジュネーブにあり、ルツェルン州ダグマーゼレンに工場を構える。

2017年10月の大手会計事務所KPMG他のサイトへの報告書によると、たばこ企業がスイスに与えた経済効果は年間63億スイスフラン(約6300億円)、雇用も1万1500人に上る。

スイスの法制度が米国や欧州連合(EU)に比べ、たばこ産業に対する締め付けがゆるいのはこうした背景が影響しているとみられる。WHOがあるジュネーブ近辺に世界のたばこ製造会社が集中し、条約の批准に圧力をかけている(もしくは挫折させようとしている)のも要因のひとつだろう。

このロビー活動と圧力は、スイス連邦議会では今に始まったことではない。フランス語圏のスイス公共放送(RTS)で9月に放送された「Temps Present他のサイトへ」は、たばこ産業の「族議員」である一部の連邦議会議員が、健康推進派の施策に対抗する非常に凝った戦略を推し進める実態を報じた。

スイスの大統領への公開書簡

106団体の国際機関とスイスの非政府組織(NGO)がつくる連合が今月、たばこ規制枠組み条約を「遅延なく」批准するよう求めたアラン・ベルセ連邦大統領あての公開書簡を公表した。

NGO「Action on Smoke and Health(煙と健康に関する行動)」が主導する同連合は、「たばこ規制をめぐるスイスの現状に深い懸念と不満を表明する」とし、たばこは「公衆衛生、人権、経済発展に重大な影響を及ぼす国際問題」と警告している。

連合は、すでに自治体などに対する意見公募手続きにかけられた政府のたばこ製品法案を批判。2060年までに国内のたばこ普及を削減するとした同法案だが、それに向けた現実的で明確な措置が講じられていないと主張する。また連邦内閣は、国民の健康を守るための施策を怠っているとし、たばこ規制枠組み条約に適合した国内法整備を求めている。

たばこ規制枠組み条約事務局のヴェラ・ルイザ・ダ・コスタ・エ・シルヴァ事務局長は、同条約に対するスイスの姿勢を批判。「スイスが条約に参加しないのは、問題というよりむしろ恥ずべきことだ」と述べた。

ダ・コスタ・エ・シルヴァ氏は、スイス国内に巨大たばこ産業の存在があり、条約を批准するためのあらゆる措置を講じようという十分な政治的意思がないとも指摘した。

インフォボックス終わり

(英語からの翻訳・宇田薫), swissinfo.ch

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たばこ被害の警告表示、箱の面積50%以上検討

たばこ被害の警告表示、箱の面積50%以上検討

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181014-OYT1T50097.html

2018年10月15日 07時15分

 財務省は、たばこのパッケージに印刷される健康被害の警告表示について、表示面積を現在の「30%以上」から「50%以上」に拡大する検討に入った。19日の財政制度等審議会の分科会で議論を始め、2020年の東京五輪・パラリンピックまでに新たな表示のたばこを流通させることを目指す。

 財務省は現在、国内で販売されるたばこについて、包装面積の30%以上を使って、「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります」といった健康への悪影響を警告する文言を表示するよう義務づけている。これに対し、世界保健機関(WHO)の「たばこ規制枠組み条約」は、警告表示について「表示面積の50%以上を占めるべきで、30%を下回ってはならない」と定めている。

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日本人が知らない加熱式タバコ「ニコチン依存症ビジネス」の真実

日本人が知らない加熱式タバコ「ニコチン依存症ビジネス」の真実

https://ironna.jp/article/10952

『薗潤』 2018/10/19

薗潤(日本タバコフリー学会代表理事、医師)
 最近、害が少ないタバコとして加熱式タバコ(以下、加熱式)の宣伝が盛んに行われています。コンビニのカウンターやタバコ販売店でも、必ず加熱式が前面に配置されています。

 フィリップ・モリス(PM)は、アイコス販売数が500万個を突破したと誇り、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)のグローや、日本たばこ産業(JT)のプルーム・テックも、派手なコマーシャルで「enjoy together(ご一緒に楽しみましょう)」「tomorrow(明日・未来)」といった甘言を弄(ろう)して猛追しています。

 しかし、PMの母国である米国では、食品医薬品局(FDA)が「安全性が証明されていない」として、アイコスなどの加熱式の発売は認められませんでした。しかし日本では、たばこ事業法の関係で加熱式タバコは、紙巻きタバコと共に薬機法(旧薬事法)の管轄外とされ販売されています。従って、日本は加熱式の実験場となり、日本人は大規模な人体実験を受けていると言っても過言ではありません。
 この現状を憂慮し、日本タバコフリー学会(以下、本学会)は、「加熱式タバコとハーム・リダクション理論の危険性」をテーマに、第7回学術大会を9月23日に兵庫医科大学(西宮市)で開催しました。大会では、毒物である従来のタバコ被害の軽減を謳い文句とする加熱式タバコはやはり有害であり、健康のリスクが低いとは言えないことを確認しました。
 ハーム・リダクション理論は、一気に有害性を解消する代わりに、有害性(ハーム)を減少(リダクション)した施策や代替品を容認する理論です。

 この理論は20世紀後半、英国で薬物乱用の回し打ち注射器によるエイズウイルス(HIV)感染を減少させるために、リバプールの保健所が清潔なディスポ注射器を無料配布する施策をとったことで有名になりました。タバコ産業は、リバプールの保健所とは異なり、自分たちが加害者であるにもかかわらず、この理論を悪用し、従来の「有害性が十分に証明された」燃焼式タバコ販売を中止することなく、加熱式を販売しているのです。
 加熱式による急好酸球性肺炎の「世界初」の症例報告が、加熱式の大規模人体実験場の日本から発表されたことは、決して偶然ではありません。

米フィリップ・モリスが販売する加熱式たばこ「アイコス」の本体と専用たばこ=2017年3月2日

米フィリップ・モリスが販売する加熱式たばこ「アイコス」の本体と専用たばこ=2017年3月2日

 実は、1999年に日本でPMがアイコスの前駆商品「オアシス」を大阪で試験販売し、タバコ販売店の店頭では白いミニスカートの女性がキャンペーンガールとして宣伝していました。

 この時には、アイコスのようにタバコ葉圧縮スティック全体を加熱する方式ではなく、キット用の短い紙巻タバコを器具に差し込んで、先端を加熱する方式でした。それを昔、流行した「ソ・ソ・ソクラテスかプラトンか」という歌を私がもじって「デ・デ・デジタル・スモーキングか」と揶揄(やゆ)した経緯は、2001年刊の拙著『モク殺モク視せず~病院でタバコと戦う』(神戸新聞総合出版センター)の中で述べています。

 「オアシス」は流行せず販売終了となりましたが、21世紀になってPMが本格的に加熱式の改良に取り組み、アイコスとして販売、他のタバコ産業も追随し、生き残りを図っています。
 PMの本気度は、巨額の資金を投じてスモークフリー世界財団(以下、財団)を設立し、本格的に加熱式販売を推進する体制を構築したことにも表れています。驚くことに、財団のトップに世界保健機関(WHO)のタバコ対策の元トップであったデレック・ヤック氏がリクルートされました。これは加熱式の登場によって、公衆衛生関係者の中にも、タバコ産業に誘惑される人間が出てきたことを示しています。日本でも、日本禁煙医師歯科医師連盟の元会長であった大島明氏が、加熱式容認論を表明しています。
 私が、加熱式の根拠となる「ハーム・リダクション(有害性減少)理論」がタバコに適応されるのを初めて知ったのは、15年前の2003年にフィンランドのヘルシンキで行われた「第12回タバコか健康か世界会議(WCTOH)」でした。

 実はタバコ産業は昔から「ハーム・リダクション理論」をもとに、「手を替え品を替え」消費者をだましてきました。例えばフィルター付きのタバコ、女性向けのスリムなタバコ、1本当たりのニコチンやタール摂取量が少ない「マイルド」な軽いタバコ、メントールなどの添加物入りタバコなどです。今では消費者に誤解を与える危険があるので、ブランド名に「マイルド」や「ライト」などの使用は禁止され、メントールも国際的には禁止の方向です。
 和歌山毒入りカレー事件の原因物質は、ヒ素という毒物です。1955年の森永ヒ素ミルク中毒事件発生後、毒物のヒ素が混入したミルクは全て回収され発売禁止になりました。その後、「ヒ素の量を10分の1にした粉ミルク」を継続発売することはならなかったのは当然です。体に入るものは100パーセント安全でなければ売るべきではないからです。この事実に鑑みても加害企業がもてあそぶハーム・リダクション理論の欺瞞(ぎまん)性と、「死の商人」タバコ産業の傲慢(ごうまん)・強欲・厚顔な態度に激しい怒りを覚えます。ニコチンはヒ素と同じく毒物であり、ヒ素と違って「依存性」があります。タバコ産業は生き残りのために、タバコビジネスからニコチンビジネスへと「依存症ビジネス」の転換・継続を図っています。
 幸い日本では不承認ですが、ニコチン溶液を添加物と共に霧状にして吸入する電子タバコの海外での流行も懸念されます。日本でも個人輸入でニコチン入りも自由に買えますし、ニコチンどころか大麻入りや覚せい剤入りもあるようです。電子タバコは、単なるタバコをまねた玩具ではなく、加熱式と同様にニコチン依存症ビジネスの温床であり、ひいては大麻や覚せい剤使用の隠れ蓑になっている危険性も高いと言わざるを得ません。今後もタバコ産業は消費者に甘言を囁(ささや)き、居直り、偽装を続けながら、「ニコチン依存症ビジネス」を展開するでしょう。本学会も日本タバコフリー学会から日本ニコチンフリー学会へと名称を変更して、活動する時期が来るかもしれません。
 2020年東京五輪・パラリンピックを目前にしても、日本は分煙を認めた健康増進法改正にとどまり、やや厳しいと言われる東京都の受動喫煙防止条例(以下、都条例)もWHOのタバコ規制枠組み条約(FCTC)規準のグローバルスタンダードには達していません。しかも、都条例では加熱式タバコのレストランでの使用を容認しています。

成立した受動喫煙防止条例について説明する
東京都の小池百合子知事(中央)=2018年6月27日、都庁

成立した受動喫煙防止条例について説明する 東京都の小池百合子知事(中央)=2018年6月27日、都庁

 年間1万5000人の死亡原因となっている受動喫煙被害は、生存権・基本的人権の重大な侵害です。私たちは、タバコ産業が毎年世界で700万人、日本で十数万人の死亡原因となっている「依存症ビジネスで儲ける死の商人」であることの周知に努め、「加害者である危険なタバコ産業にだまされてはいけない!」と、今後も声を大にして訴え続けていく所存です。

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「アイコス」はどうやって浸透したか~タバコ会社の広告展開

「アイコス」はどうやって浸透したか~タバコ会社の広告展開

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20181019-00101077/

石田雅彦  | ライター、編集者 10/19(金) 14:37

 最近よくテレビCMで、タバコ会社が盛んに広告展開しているのを見かける。何を訴えたいのかよくわからない面妖なイメージ広告も多く、タバコ会社が決して安くない広告宣伝費を使っている目的も疑問だ。日本ではタバコ会社の宣伝は規制されているが、いったい効果はあるのだろうか。

タバコ会社の長期戦略とは

 以前から『報道ステーション』など夜のニュース番組で、タバコ会社が流すCMをよく見かける。こうしたニュース番組では、タバコ規制について厳しい見解を述べることは少ない。もちろん、スポンサーに配慮してのことだろう。

 テレビCMはJT(日本たばこ産業)のものが多かったが、最近ではBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)が盛んに広告を打っている。JTにせよBATにせよ、CMでのキャッチフレーズは似通っていてタバコを社会に受け入れろという内容だ。

 タバコから立ちのぼり喫煙者が吐き出す煙によって子どもを含めたタバコを吸わない人に悪影響が及ぶという受動喫煙の健康被害が広く認識され、タバコ会社のマーケティング戦略は大きく転換した。喫煙者にマナーを呼びかけ、共存を訴えかけ、タバコがいかに周囲に害を与えないか、タバコを社会に受け入れてくれ、という一点にフォーカスしてきたのだ。

 この戦略から加熱式タバコのようなタイプの製品を開発し、使用者自身への健康被害と受動喫煙の害の低減をアピールし、あるタバコ会社は既存の紙巻きタバコからの将来的な撤退さえ示唆し始めている。

 だが、こうしたタバコ会社の戦略は意図的に議論を混乱させ、タバコ産業の延命を図ろうとするものに過ぎない。先進諸国では健康志向が自然な潮流となり紙巻きタバコの消費量は激減しつつあるが、途上国を含む多くの国では依然として喫煙者は増え続けている。

 タバコ会社としては、先進諸国では加熱式タバコのような製品を売って紙巻きタバコ消費減少による損失を最小限に抑え、その他の国で紙巻きタバコを売り続け、両者を混在させていこうと目論んでいると考えられる。だから、将来的に紙巻きタバコから撤退するというタバコ会社の主張には何の根拠もない。

財務省と団体の広告規準

 日本におけるタバコ会社の広告宣伝は、一種の自主規制の範囲にとどまり、政府や行政がコントロールしているわけではない。日本では、JT、PMJ(フィリップモリスジャパン)、BATジャパンの3社が正会員になっている一般社団法人日本たばこ協会があり、この団体が2004年に出された財務省告示「製造たばこに係る広告を行う際の指針」(2018/10/19アクセス)に沿って「広告・販売促進活動に関する自主規準の設定」(2018/10/19アクセス)を取り決めている。

 日本たばこ協会の自主規準には、広告、販促イベント、スポンサーシップなどの規制内容が書かれ、例えば新聞広告については製品ブランドファミリーごとに1紙につき1広告とし、ブランケット判(日本における一般的な新聞判型で406×545mm)で1/3ページ、タブロイド判(ブランケット判の半分のサイズ)で1ページを超えないことになっている。

 日刊新聞紙への広告掲載は、会員(3社)それぞれ1紙あたり年間12回まで、かつ月に3回までとし、一面や最終面、テレビ番組面、家庭面、児童面、スポーツ面には掲載しない。また、雑誌での製品広告は、ブランドファミリーごとに1誌につき1広告とし、連続2ページの大きさ(見開き)を超えないこととしている。

 テレビCMについては、成人だけを対象にすることが技術的に可能な場合以外、製品広告を行わないとする。不特定多数が視聴するテレビでは、成人指定映画館のように成人だけを対象にできないのでタバコ会社はテレビCMを打てないというわけだ。

 では、なぜこんなにも多くのCMが流れているのだろうか。JTのCMでは、不思議な文字「tomorrow」を手に持った男女が登場したり、和装の白人女性が日本の良さを紹介したりしているが、これは製品を打ち出しての広告ではなく、企業のイメージ広告という主張だ。一方、テレビ会社や雑誌広告協会の立場は、あくまで日本たばこ協会の自主規制に沿って広告出稿を受けるだけであり、少なくとも法的にメディア側に規制があるわけではない。

 日本も2004年3月に署名批准しているWHO(世界保健機関)の総会で採択された「たばこ規制枠組条約(たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約、WHO Framework Convention on Tobacco Control、以下、FCTC、※1)では、締約各国に対して自国メディアにタバコ会社の広告宣伝を掲載しないよう求め、同時に紛らわしく曖昧で消費者に間違った認識を与える危険性のあるタバコの広告宣伝販促活動にも規制がかけられている。前述した財務省告示も、このFCTCの内容に準拠して出されたものだ。

 タバコ会社のテレビCMや雑誌広告を放送し掲載しているメディアに問い合わせたところ、個別の製品広告ではないので放送している(テレビ朝日)、社外に非公開の社内の広告掲載基準があり、各業界の定める自主規準について遵守尊重するようにしている(日経BP社)とのことだった。

店頭販促とSNSを駆使

 タバコの広告規制はFCTC締約国に広く及んでいるため、タバコ会社は街頭での拡販やSNSなどのインターネット・メディアを活用しようとしてきた。カナダはタバコ規制の厳しい国だが、PMI(フィリップモリスインターナショナル)はアイコス(IQOS)の店頭での販促を強化し、それは社会に少しずつ浸透し始めて効果を上げているようだ(※2)。

 日本においてネット上の検索キーワードを分析した研究(※3)によれば、アイコスはテレビのバラエティ番組『アメトーーク!』でお笑い芸人が紹介した途端、急激に検索件数が伸びた。その後、アイコスについての認識は、SNSなどの口コミで喫煙者の間へ広がっていったと考えられている。

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Googleのキーワード検索を調べたところ、アイコスが日本で先行販売された2014年9月から徐々に検索件数が伸びていくが、急増したのはテレビのバラエティ番組で紹介されたときだ。その後、検索件数は減らず、他の加熱式タバコとは大きく差が開いたままになっている。Via:Takahiro Tabuchi, et al., "Heat-not-burn tobacco product use in Japan: its prevalence, predictors and perceived symptoms from exposure to secondhand heat-not-burn tobacco aerosol." Tobacco Control, 2017

 欧米では加熱式タバコの代わりに、ニコチンが添加された電子タバコ(E-Cigarette)が若い世代を中心に広がっている。行政や公衆衛生当局がこれを問題にしつつあるが、SNSで情報がやり取りされ、ポジティブなイメージが醸成されているようだ(※4)。

 こうした状況変化が進めば、どういうことが起きるのだろうか。

 広告代理店の側からみれば、タバコ会社の広告についてタバコという製品の性格もありまた広告規制もあるため、二の足を踏むような傾向があった。だが、加熱式タバコや電子タバコのように、健康への害の低減をうたった製品が出てきて、それが社会に認知されていけば、広告展開も可能になる。

 また、タバコ会社のスティグマ(悪のレッテル)が払拭されてイメージが改善すれば、投資家や投資ファンドも抵抗感も薄れるはずだ。健康への害の低減がキャッチフレーズなだけに、もし仮に加熱式タバコや電子タバコが原因で病気になった場合、タバコ会社の持つ訴訟リスクは残るが、そうした事態が起きるまでにはかなり長い時間がかかるだろう。

 加熱式タバコなどのハームリダクション(害の低減、まだマシな害)効果のイメージが一般的になれば、広告宣伝や販促などの規制も緩み、ひょっとするとタバコ課税も低減されるかもしれない。タバコ産業はこうしたことを虎視眈々と目論んでいるのに違いない。

※1:外務省「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」(2018/10/19アクセス)

※2:Annalise Mathers, et al., "Marketing IQOS in a dark market." Tobacco Control, doi:10.1136/tobaccocontrol-2017-054216, 2018

※3:Takahiro Tabuchi, et al., "Heat-not-burn tobacco product use in Japan: its prevalence, predictors and perceived symptoms from exposure to secondhand heat-not-burn tobacco aerosol." Tobacco Control, Vol.27, Issue e1, 2017

※4-1:Lourdes S. Martinez, et al., ""Okay, We Get It. You Vape": An Analysis of Geocoded Content, Context, and Sentiment regarding E-Cigarettes on Twitter." Journal of Health Communication, doi.org/10.1080/10810730.2018.1493057, 2018

※4-2:E Wadsworth, et al., "Reported exposure to E-cigarette advertising and promotion in different regulatory environments: Findings from the International Tobacco Control Four Country (ITC-4C) Survey." Preventive Medicine, Vol.112, 130-137, 2018

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たばこ、健康被害の警告強化=表示拡大や文言見直しへ-財政審

たばこ、健康被害の警告強化=表示拡大や文言見直しへ-財政審

https://news.nicovideo.jp/watch/nw4049994

2018/10/19 18:35時事通信社

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は19日、たばこ事業等分科会を開き、たばこのパッケージに表示される健康被害の警告文について、注意喚起を強める方向で議論を始めた。さらに大きく表示するほか、より強い表現に改めることなどを念頭に置いている。

 財務省は現在、「喫煙はあなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます」といった8種類の警告文を、パッケージの表と裏にそれぞれ30%以上の面積で表示するようたばこメーカーに義務付けている。

 世界的には、肺がんの患部が分かるレントゲン写真や骸骨のイメージ図をパッケージに印刷するなど、規制を強める動きが広がっている。 

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たばこ健康被害の警告表示 箱の面積50%以上を検討

たばこ健康被害の警告表示 箱の面積50%以上を検討

http://news.livedoor.com/article/detail/15467429/

2018年10月19日 11時59分

 財務省は、たばこのパッケージに印刷される警告表示の面積を現在の「30%以上」から半分程度に拡大する方向で議論を始めました。

 現在の制度では、たばこのパッケージの表と裏にそれぞれ面積で30%以上、健康被害に関する文章を載せることが義務付けられています。しかし、今の表示は「文字数が多くてかえって見にくい」など課題もあることから文章を簡素化するとともに、面積を50%以上に広げる案などを検討します。パッケージの見直しは今の表示が始まった2005年以来、初めてのことで、財務省では年内にも一定のめどを付けて2020年の東京オリンピックまでに新たなデザインの導入を目指します。

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【医師監修】子どもの受動喫煙「外で吸ってるから大丈夫」は本当?<パパ小児科医の子ども健康事典 第5話>

【医師監修】子どもの受動喫煙「外で吸ってるから大丈夫」は本当?<パパ小児科医の子ども健康事典 第5話>

https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_E1538373116167/

2018年10月8日 12:00

タバコを吸うことや、受動喫煙が体に悪いということは多くの人が知っていることです。では、子どもにとっては具体的にどのような影響があるのでしょうか。これまでにたくさんの研究があります。

(1)乳幼児突然死症候群のリスクの上昇

(2)咳や痰の症状の増加

(3)気管支喘息を発症しやすい

(4)肺がんの原因となる

(5)中耳炎になりやすくなる

参照サイト:National Center for Biotechnology Information

上記のように、さまざまなリスクが科学的に証明されています。肺がんや気管支喘息など呼吸器系に関するものはご存じの方が多いと思いますが、乳児突然死症候群や中耳炎のリスクも上昇させるものです。気管支喘息は発症だけでなく、家にタバコを吸う人がいると発作のコントロールが難しくなります。

受動喫煙だけでなく、誤飲事故の危険もあり、子どもの異物誤飲で最も多いのはタバコです。※1 ジュースの缶を灰皿がわりに使用することで、タバコの成分が溶け出し、それを誤って飲んでしまうと大量のニコチン摂取となり危険です。

また、最近流通している加熱式タバコはスティックが2.5cmほどと小さく、子どもがちょうど口に入れやすい大きさのため、誤飲事故が増えています。※2

受動喫煙や誤飲事故など、タバコは子どもにとって危険が多いものですので、ご自身の子ども、またはお孫さんができたら、子どものためにも禁煙が大切です。

「外でタバコを吸ってるから大丈夫」は本当なのか

しかし小児科医が、喫煙している保護者に禁煙をお勧めしても「外で吸ってるから大丈夫です」などの理由で断られることも多いのが現状です。本当に大丈夫なのでしょうか?

Q1 外で吸っているから大丈夫?

外で吸ったとしても喫煙者の服や髪の毛に有害物質が付着しているため、家の中に運んでしまっています。家で吸わなくとも、喫煙者の肺の中には有害物質が残存し、呼気の中には有害物質が含まれているため、外で喫煙したとしても、受動喫煙をしていると言えます。

Q2 換気扇の下で吸っているから大丈夫?

換気扇の下で吸ったとしても、その煙が全て室外に排出されるわけではありませんから、受動喫煙を防ぐことはできません。※3

Q3 空気清浄機を使ってるから大丈夫?

タバコの有害物質をすべて除去することはできません。このことは空気清浄機の商品ページなどにも記されています。有害物質の多くは気体成分であり、粒子成分にのみ有効な空気清浄機では効果は乏しいと考えられます。

Q4 加熱式タバコは煙が出ないから大丈夫?

現在のところ安全であるという科学的根拠はありません。まだ加熱式タバコは使用されてから日が浅く、受動喫煙についての十分なデータがありません。ゆえに多くの国でまだ加熱式タバコは販売されていませんし、WHO(世界保健機構)も加熱式タバコは規制すべきもとのとしています。※4

タバコを吸ってすぐに肺がんになるわけではありません。10年、20年と吸い続けて発症するので、時間がたたないとはっきりしたデータはとれないと考えられます。

現状では加熱式タバコの健康への影響はよくわからないものとしてとらえるほうがいいでしょう。ただ、煙は出ないとしてもタバコを吸って吐いた息の中には有害物質は含まれています。煙がでないからこそ、傍で吸っていても気づかず避けることが難しいという面もあるため、健康に影響がないというデータが出る可能性は極めて低いと考えます。…

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妊娠中の“受動喫煙”めぐる体験談が話題に、妊婦と胎児への影響とは? 医師に聞く

妊娠中の“受動喫煙”めぐる体験談が話題に、妊婦と胎児への影響とは? 医師に聞く

https://news.nicovideo.jp/watch/nw3966071

2018/10/03 06:10

 タバコが妊婦と胎児にもたらす影響について先日、SNS上で話題になりました。妊娠中の喫煙は胎児に悪影響を及ぼし、先天異常の原因となることが知られています。しかし、受動喫煙による影響については、喫煙者・妊婦ともに、正しく理解していない人も少なくないようです。

 SNS上では「妊娠中に会社の飲み会に顔を出した時、上司が無断でタバコを吸い始めて驚いた」「妊娠中、お酒は飲まないけど全面喫煙可の居酒屋によく行っていた」といった体験談に対し、「妊婦の目の前でタバコを吸うなんて信じられない」「妊婦は喫煙できる店に行っちゃダメ」「認識が甘すぎる」など、さまざまな声が上がっています。

 受動喫煙は、妊婦と胎児にどのような影響を及ぼしうるのでしょうか。医師の尾西芳子さんに聞きました。

喫煙者本人ほどの害ではない

Q.まず、妊婦自身が喫煙した場合、母体・胎児にはどのような影響があるのでしょうか。

尾西さん「妊娠中にタバコを吸うとニコチンの作用で血管が収縮し、子宮や胎盤の血流が減ったり、一酸化炭素によって胎児が低酸素状態となることで、流産や早産、死産のリスクが高まったりします。

さらに、妊娠高血圧症や前置胎盤、胎盤早期剥離といった妊娠合併症のリスクや、産まれてくる赤ちゃんが小さい低体重出生児や、産後の乳幼児突然死症候群のリスクも増加します」

Q.妊婦が受動喫煙した場合の影響についてはどうでしょうか。

尾西さん「主流煙(喫煙者本人が数煙)よりも副流煙(受動喫煙者が吸い込む煙)の方が有害物質の量は多いですが、周りの空気で薄まるため、喫煙者本人ほどの害ではありません。ただし、受動喫煙の場合も喫煙しているのと同様に胎児への悪影響があります」

Q.近年は電子タバコも普及していますが、妊婦・胎児への影響はどのようなものでしょうか。

尾西さん「電子タバコは『リキッド』と呼ばれる液体を水蒸気化させ、その蒸気を吸うものです。タールや一酸化炭素、ニコチンなどの有害物質が“軽減”されるというのが売りですが、ゼロというわけではないため注意が必要です。

また、最近人気の『アイコス』『プルームテック』などは電子タバコとは違い、タバコの葉を使用した加熱タバコです。ニコチンはしっかり含まれているため、胎児へのリスクは一層深刻です。

妊婦さん自身の喫煙だけでなく、受動喫煙も同様ですので、臭いがないことにだまされないようにしてください」

Q.妊娠中、タバコとの関わり方で気を付けるべきことはありますか。

尾西さん「お母さんが妊娠初期に喫煙していると、子どもの学童期の肥満やADHD、成人してからの生活習慣病のリスクが増加すると報告されています。つまり、妊娠中だけでなく、子どもの未来に関わってくる問題です。

また、出産後に赤ちゃんがタバコにさらされると、乳幼児突然死症候群、ぜんそく、中耳炎、IQ低下などの悪影響があるため、子どもの将来を見越してタバコとの関わり方を考えましょう。

換気扇の下や室外ならば、タバコを吸ってもいいという人もいるかもしれませんが、煙の害を完全には取り除けない上、吸った後3分程度は、吐く息の中にタバコの成分が残っています。妊婦さん本人だけでなく、周囲の人の配慮も必要です」

ライフスタイルチーム

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子供の受動喫煙防止条例提案へ…大阪府議会

子供の受動喫煙防止条例提案へ…大阪府議会

https://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20181009-OYO1T50003.html

2018年10月09日

 大阪府議会の地域政党・大阪維新の会と自民、公明の主要3会派は、今月中に「子どもを受動喫煙から守る条例案」を共同提案して可決させる方針を9日、固めた。府が誘致を進める2025年国際博覧会(万博)は健康をテーマとしており、11月の開催地決定に向け、誘致活動に弾みをつける狙いがある。

 原案では「子どもは自らの意思で受動喫煙を避けることが困難」とし、喫煙者に対し、子どもや妊娠中の女性がいる部屋や自動車などで喫煙しないことを求めている。

 公園や学校、小児科周辺など、子どもが集まる場所で喫煙しないことも盛り込んでいるが、個人の行動を制限することへの懸念から、いずれも努力義務にとどめ、罰則は設けていない。

 受動喫煙防止を巡っては、府が飲食店などを対象に国の法律よりも厳しい規制を盛り込んだ条例案を、来年2月議会に提案する方針。万博の開催地を決める博覧会国際事務局(BIE)総会が11月23日に迫っているため、府議会で過半数を持つ3会派は、子どもを対象とした取り組みを先行する方針で一致した。

2018年10月09日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

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成人喫煙率最高の群馬、高校内「喫煙可」62%

成人喫煙率最高の群馬、高校内「喫煙可」62%

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181013-OYT1T50013.html

2018年10月13日 18時10分

 群馬県内の公立学校を対象に県医師会が行った調査で、高校の62%が教職員や来訪者に敷地内での喫煙を認めていることがわかった。小学校は11%、中学校は16%に過ぎず、高校の喫煙対策の緩さがうかがえる。調査対象の高校の多くは県立で、県教育委員会は、すべての県立高校が敷地内を全面禁煙とするよう、働きかけを強める方針だ。

 県医師会の調査は今年3月に実施した。その結果、高校は全69校中43校が、敷地内でたばこを吸える「校舎内禁煙」だった。敷地内を全面禁煙としているのは26校、38%だった。全国の公立高校は94%(文部科学省の昨年調査)が全面禁煙で、群馬県はこれを大きく下回る。

 県教委の喫煙対策指針では、校舎や体育館といった施設内を禁煙と定める一方、敷地内については「禁煙を求める」と、各学校に判断を委ねている。

 高校の場合、小中学校に比べて外部からの来訪者が多いという事情があるようだ。厚生労働省の調査(2016年)では、群馬県の成人男性の喫煙率は4割と、全国で最も高い。高校の元教員によると、「敷地内禁煙」とした場合、部活動の大会などで集まった人たちが校門のすぐ外で喫煙するケースが少なくないという。

 敷地内に喫煙所を設けている高校の校長は「生徒の教育の場にふさわしくないのは確かだが、必要悪という面もある」と話す。

 改正健康増進法の施行で、2020年4月には公共施設敷地内の禁煙が義務化される。県教委はこれを前に準備を進めるが、今回の調査を担当した内科医の川島崇医師は「児童生徒の受動喫煙を防ぐため、学校は早急に全面禁煙に切り替えるべきだ」と訴えている。

2018年10月13日 18時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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体臭を抑える食事法(下)喫煙は24時間皮膚ガス発散 無理なダイエットは「腐ったバナナ」のニオイに

体臭を抑える食事法(下)喫煙は24時間皮膚ガス発散 無理なダイエットは「腐ったバナナ」のニオイに

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180817-OYTET50020/

2018年10月9日

消臭困難なたばこのアセトアルデヒド

 今回は体臭予防の観点から、注意したい食生活や生活習慣について説明しましょう。

 スメルハラスメントという言葉に最も当てはまるのは「たばこ臭」です。たばこに含まれるニオイ物質はアルデヒド、硫化水素、アンモニア、酢酸など多岐にわたります。アルデヒドのなかでも、特に「アセトアルデヒド」という物質には強い刺激臭がある上、活性炭などに吸着されにくく、極めて消臭困難です。口や鼻から煙とともに放出されるだけでなく、肺から血液に吸収され、汗や皮膚ガスとして24時間以上も発散されます。つまり、毎日たばこを吸う愛煙家は一日中、365日、絶え間なく臭っているということです。

 さらに、たばこを吸う人は、たばこのニオイに対して嗅覚が鈍るため、周囲の人がどの程度臭く感じているか、分からなくなります。本人にはおいしくても、嫌煙家にとっては「煙害」だけでなく「臭害」でもあるのです。自分の口臭、体臭、加齢臭などを気にするヘビースモーカーがいるとしたら、まず「たばこ臭」対策を優先すべきでしょう。最も効果的な「たばこ臭」対策とは……(言わずもがなですね)。

若年性加齢臭の原因になる油も

 次に注意することは「食用油」の取り方です。食用油は脂肪酸の仲間で、たくさんの種類があります。その中でも動脈硬化を起こしやすい悪玉のLDLコレステロールを増やすものは、メタボや生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、男性は40歳くらい、女性は更年期くらいから出る可能性がある「若年性加齢臭」の原因ともなります。

 過剰摂取に注意したい油は、動物性のラードやバターです。植物性食用油では、リノール酸(紅花、コーン、ひまわり油など)に善玉のHDLコレステロールを減少させる傾向があり、結果として悪玉のLDLコレステロールを増やすことにつながりますので、できれば控えめにしましょう。

 脂肪酸のなかには、「トランス脂肪酸」と言われるものがあります。これは非常に酸化力が強く、若年性加齢臭の直接的原因になりますので、控えたほうがよいでしょう。米国では既にトランス脂肪酸の使用は禁止されていますが、日本ではポテトチップス、ドーナツなどの揚げ菓子やマーガリンに一部使用されているようです。

 逆に、善玉のHDLコレステロールを増やす「オレイン酸」(オリーブオイル)や「αリノレン酸」(ゴマ油、シソ油、エゴマ油)などは、摂取しても問題ありません。ただし、これらの不飽和脂肪酸は古くなると酸化されやすいので、できるだけ小ビンで買って早く使いきるのがよいでしょう。

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がんにならないために!守るべき「がん予防12か条」

がんにならないために!守るべき「がん予防12か条」

2018/10/15 11:20CoCoKARAnext

 いまや日本人の2人に1人が「がん」に罹るリスクがあると言われており、今やがんは国民病のひとつとなっています。ですが、食習慣や生活環境の改善で多くのがんが予防できることが分かってきました。

そこで、科学的な研究で明らかにされた日本人のための「がんを防ぐための新12か条」(財団法人 がん研究振興財団)について栄養士が解説します。(※1)

1条 たばこは吸わない

たばこは肺がんだけでなく、胃・膵臓・子宮頚がんなどのリスクを上昇させ、心疾患や脳卒中などの原因にもなります。吸っている人はまず禁煙にチャレンジしましょう。

2条 他人のたばこの煙をできるだけ避ける

たばこは吸っている本人だけでなく、周囲の人の健康にも悪影響をもたらすので配慮が必要です。最近では分煙がだいぶ進んできましたが、吸わない人もたばこの煙をできるだけ避ける事が大切です。

3条 お酒はほどほどに

飲酒は食道・肝臓・大腸がんをはじめとした多くのがんのリスクを上げますが、適量なら心筋梗塞や脳梗塞のリスクを下げることが知られています。

お酒はアルコール量に換算して1日23g程度を心がけるこ(※2)と。多く飲んだ日があったら翌日は飲まないようにし、週に2日はお酒を飲まない休肝日を設けて肝臓を労わることも忘れずに。

【お酒の種類別に見るアルコール量23g】

●日本酒なら1合(180ml)

●ビールなら大瓶1本(630ml)

●焼酎や泡盛なら1合の2/3(120ml)

●ウイスキーやブランデーならダブル1杯(60ml)

●ワインならボトル1/3程度(240ml)

4条 バランスのとれた食生活を

主菜・副菜・主食が揃った彩り豊かな献立は、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルをバランスよく摂ることができます。偏食することなく、さまざまな食品を食べるよう心がけましょう。

【食べ過ぎるとリスクを上げる可能性があるものとは】

牛肉・豚肉・ヒツジ肉などに含まれる動物性脂肪、輸入ナッツ・穀類に混入することがあるアフラトキシン、ハム・ソーセージなどの加工肉に含まれるニトロソ化合物が挙げられます。

特にハムやソーセージなどの加工肉について、国際がん研究機関(IARC)は毎日50g以上食べると大腸がんのリスクが高まると発表しています。(※3)平成27年度国民健康栄養調査によると、日本人の平均摂取量は1日平均12.4g。(※4)普通に食べる程度なら気にせずとも大丈夫ですが、食べ過ぎている場合は、食生活を見直す必要があります。

5条 塩辛い食品は控えめに

減塩によって、日本人に一番多い胃がんを予防することができます。1日あたりの食塩摂取量として男性は8g未満、女性は7g未満が目標です。(※5)だしを効かせたり、かんきつ類やハーブ・スパイスの風味を利用したりして減塩を心がけましょう。

塩辛や練りウニのような塩分の多い食品が好きな人は、週1度くらいに抑えましょう。

6条 野菜や果物は不足にならないように

世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究協会(AICR)の研究で、野菜や果物の摂取が口腔・食道・胃がんのリスクを低下させる可能性が高いことがわかっています。野菜や果物の目安は、1日に合計400g以上を食べること。野菜小鉢を5皿(5SV)、果物は1皿(1SV)を目安に意識してみましょう。

7条 適度に運動する

家事や仕事を含め、1日の身体活動量の多い人ほど、がんだけでなく心疾患や糖尿病のリスクも低くなります。離れたコンビニエンスストアやスーパーに行く、目的地から離れた駐車場を使うなど、普段からカラダを動かすことが健康につながります。1日合計1時間くらいの運動が、続けやすくほどよい運動量です。

8条 適切な体重維持

日本人の場合、欧米人よりも肥満によるがんへの影響は少ないとされています。

しかし、糖尿病や脂質異常症などの原因となるので、太り過ぎは改善したいもの。

また、痩せによる栄養不足も免疫力を低下させ、感染症を引き起こしたり、血管の壁がもろくなって脳出血を起こしたりするので注意が必要です。

中高年期男性(40歳以上)のBMI(体重kg/身長m×身長m)で21~27、中高年期女性(40歳以上)では21~25の範囲内になるように体重をコントロールしましょう。

9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療

がんを引き起こす細菌やウイルスがあります。特に、肝炎ウイルスやピロリ菌については地域の医療機関で一度は検査を受けてみることをおすすめします。

【がんの原因となるウイルスや菌】

肝炎ウイルス:B型・C型肝炎ウイルスに感染している人は肝臓がんに罹患しやすいとされています。

ヒトパピローマウイルス:ほとんどの女性が感染しているウイルス。1/100~1/1000の確率で子宮頚がんが発生します。

ピロリ菌:胃がんの発生因子のひとつとされていて、中高年の感染率が高いことが分かっています。

10条 定期的ながん検診を

がんの自覚症状は進行してからのことが多く、早期で症状が出ることはあまりありません。がん検診は、症状のない早期がん・前がん状態のうちにがんを発見するのに有効です。1年~2年に一度はがん検診でカラダの状態をチェックするのがベスト。

11条 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を

やせる・顔色が悪い・貧血がある・下血やおりものがある・咳が続く・食欲がない、などの体調の変化に気がついたら、医療機関での受診をおすすめします。

12条 正しいがん情報でがんを知ることから

がんに効くとされる健康食品などが出回っています。根拠の乏しい方法を鵜呑みにせず、正しい情報をとり入れましょう。もし、疑問を感じたら、かかりつけ医などの専門家に相談することも重要です。

自分のカラダは自分で守ることが大切です。「毎日すること」「毎日食べること」を見直し、ストレスのない範囲で出来ることから改善し、がんになりにくいカラダを目指しましょう。

【参考・参照】

(※1)公益財団法人 がん研究振興財団 がんを防ぐための新12か条

〈www.fpcr.or.jp/pdf/p21/12kajyou_2015.pdf〉(最終閲覧日 2017/07/04)

(※2)国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ 飲酒と死亡リスク

〈http://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/2604.html〉(最終閲覧日 2017/07/04)

(※3)農林水産省 国際がん研究機関(IARC)による加工肉及びレッドミートの発がん性分類評価について

〈http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/meat.html〉(最終閲覧日 2017/07/04)

(※4)厚生労働省 平成27年国民健康・栄養調査報告 第1部栄養素等摂取状況調査の結果

〈http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/h27-houkoku-04.pdf〉(最終閲覧日 2017/07/04)

(※5)厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要

〈http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf〉(最終閲覧日 2017/07/04)

「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」

[監修:あすけん 管理栄養士]

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大阪・松井知事:公用車で庁舎周辺巡回、車内で喫煙

大阪・松井知事:公用車で庁舎周辺巡回、車内で喫煙

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-1012m040084/

2018年10月11日 20時11分

 大阪府の松井一郎知事が議会開会中の休憩時間に、公用車に乗って府庁舎周辺を巡回し、車内で喫煙していたことが分かった。11日の府議会総務委員会で取り上げられ、府秘書課は「コーヒーブレークとして段取りした。不適切ではない」と釈明したが、質問した府議は「あまりにもお粗末な使い方だ」と引き続き追及する方針だ。

 自民党の密城浩明府議が質問し、府の伊藤弘三秘書課長が答えた。委員会に松井知事は出席しておらず、22日に改めて直接質問する予定。

 府によると、松井知事は府議会の休憩時間だった今月2日午後3時3分、府庁舎正面から公用車に乗り、府庁舎周辺を巡回して同9分に戻った。車内でたばこを吸って休憩したという。

 府の規定では、職務の遂行や警護上の必要性がある場合に公用車を使用できる。車内禁煙の規定はない。一般職員は勤務時間中は禁煙で、抜け出して「一服」すると処分の対象になるが、地方公務員法上の特別職である知事は対象外だ。松井知事は愛煙家で知られるが、府庁内は知事室も含め全館禁煙。また、府は国よりも厳しい内容で、受動喫煙防止に関する条例制定を目指している。

 委員会で密城府議は「休憩するなら知事室でできる。たばこを吸うために税金で動かしている車を用意するのはいかがなものか」と問題視した。伊藤課長は「警護上の必要性から休憩するために公用車を使用した。たばこを吸うためではない」と否定しつつ、「公用車の使用について府民から誤解を受けることがないよう心がけたい」と述べた。【藤顕一郎】

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アイコスなど新型タバコと紙巻きタバコの「二重使用」が「呼吸器疾患」のリスクに?

アイコスなど新型タバコと紙巻きタバコの「二重使用」が「呼吸器疾患」のリスクに?

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180925-00098048/

石田雅彦  | ライター、編集者 9/25(火) 7:00

 日本でもアイコス(IQOS)などの加熱式タバコが広まりつつあるが、これまで通常の紙巻きタバコを吸っていた喫煙者が加熱式タバコへ完全に切り替えるケースはそう多くないと考えられる。

新型タバコとの二重使用疑惑

 米国ノースカロライナ州の非営利研究機関、RTIインターナショナルなどの研究者がフロリダ州の中高生2756人を調べた調査(※1)によれば、電子タバコ使用者の少なくとも81%が他のタバコ製品との二重使用(デュアルユース)だった。

 これはニコチンを添加した電子タバコについての調査だが、加熱式タバコはどうだろう。インターネットの検索データをもとにした日本の研究調査(※2)によれば、72%が電子タバコを含む加熱式タバコの二重使用者だった。日本ではニコチンを添加した電子タバコが実質的に禁止されているので、この割合の多くは加熱式タバコと思われる。

 これまで紙巻きタバコを吸ってきた喫煙者にとって、加熱式タバコの味わいや吸い心地はどうしても劣っていると感じるようだ。

 そのため、飲食店や職場など受動喫煙が厳しい環境では加熱式タバコを、自宅など大手を振って吸える場所では紙巻きタバコというように二重使用する喫煙者が多いのではないだろうか。

 ニコチン添加した電子タバコが広まっている米国で8割以上の使用者が既存の紙巻きタバコや葉巻などと併用していることを考えれば、加熱式タバコでも同じことが起きていると推測したほうが自然だ。

 既存の紙巻きタバコが及ぼす健康への悪影響は広く知られるようになってきたが、こうした二重使用は身体にとってどう作用するのかは未知数だ。

 タバコ会社は電子タバコや加熱式タバコのタールや有害物質が低減されていると主張するが、紙巻きタバコと併用してもその分、害も低減されるのだろうか。

二重使用は呼吸器系の不調と関連が

 最近、スウェーデンのウメオ大学などの研究グループが、電子タバコや二重使用の呼吸器疾患リスクを人口統計学的に調べた研究論文を米国の医学雑誌『JAMA(米国医師会雑誌)』に発表した(※3)。

 研究グループは、スウェーデン北部の閉塞性肺疾患(Obstructive Lung Disease)の調査(OLIN)とスウェーデン西部の喘息の調査(WSAS)の共通の質問項目から選別された3万272人(20~75歳、女性53.9%)を対象にし、電子タバコの習慣的使用と呼吸器の不調との関係を調べた。

 呼吸器系の不調では、アンケート形式調査で「咳や痰の有無」「喘鳴」などの頻度や期間について聞き、閉塞性肺疾患や喘息のリスクを推測した。

 3万272人のうち12.3%(3694人)が現在喫煙者(Current Smokers)、24.4%(7305人)が過去喫煙者(Former Smokers)で、両者を合わせた中の電子タバコの使用者は2.0%(529人)で男性が多く(男性2.2%、女性1.8%)、年代が若いほど多かった。

 喫煙習慣(Cigarette-smoking Habits、紙巻きタバコの喫煙)についての質問で電子タバコの使用を回答した525人のうち、現在喫煙者が66.7%(350人)、過去喫煙者が15.0%(79人)、そしてタバコを吸わないと回答した人にも18.3%(96人)電子タバコの使用者がいた。

 これは、加熱式タバコの使用が喫煙行為と思っていない人が日本にもいることでわかるが、新型タバコがいかに間違った認識で社会に浸透しつつあるかということだろう。

 未喫煙者に比べると現在喫煙者が電子タバコを始める割合は18倍となり、現在喫煙者の7割近くが電子タバコと紙巻きタバコの二重使用者ということになる。

 研究グループによれば、紙巻きタバコの喫煙本数が増えるほど、電子タバコの使用量も増え、1日15本以上吸う紙巻きタバコ喫煙者に占める電子タバコの使用者の割合は13.8%、5~14本で9.7%、5本以下で7.5%だった。

 呼吸器疾患につながる呼吸器の不調では二重使用者で一般的で、電子タバコ単独の使用者でもこうした症状が多かったという。これは過去喫煙者や電子タバコ使用を喫煙習慣と回答しなかったタバコを吸わない人にもみられる傾向だった。

二重使用で4倍以上のリスク

 性別、年代、学歴、既往歴などの変数を調整した呼吸器系の不調症状では、二重使用者で4.03倍(オッズ比)、紙巻きタバコのみで2.55倍(同)、二重使用の過去喫煙者で1.27倍(同)、電子タバコのみで1.46倍(同)となった。

 タバコ会社は新型タバコとの二重使用はせいぜい20%程度とアナウンスしているが、上記の調査によってこれは疑わしい数字ということになる。

 この研究論文は電子タバコと紙巻きタバコの二重使用と呼吸器系の不調に関するものだが、欧米で販売されている電子タバコはニコチンが添加され、使用者はニコチン依存症から離脱できない。仮にニコチンが添加されていなくても、電子タバコの蒸気(ベイパー)は呼吸器疾患に悪影響を与えるのではないかと考えられている。

 日本の加熱式タバコも同様で、研究グループは電子タバコは禁煙へ誘導できず、むしろ呼吸器疾患のリスクを高めると警告する。加熱式タバコの使用を始めた喫煙者は、少なくとも紙巻きタバコとの二重使用を避けたほうが良さそうだ。

※1:Youn Ok Lee, et al., "Examining Youth Dual and Polytobacco Use with E-Cigarettes." International Journal of Environmental Research and Public Health, Vol.15(4), doi:10.3390/ijerph15040699, 2018

※2:Takahiro Tabuchi, et al., "Heat-not-burn tobacco product use in Japan: its prevalence, predictors and perceived symptoms from exposure to secondhand heat-not-burn tobacco aerosol." Tobacco Control, Vol.27, Issue.e1, doi.org/10.1136/tobaccocontrol-2017-053947, 2018

※3:Linnea Hedman, et al., "Association of Electronic Cigarette Use With Smoking Habits, Demographic Factors, and Respiratory Symptoms." JAMA, doi:10.1001/jamanetworkopen.2018.0789, 2018

※2018/09/27:10:20:「インターネットの検索データをもとにした日本の研究調査(※2)によれば、72%が電子タバコを含む加熱式タバコの二重使用者だった。日本ではニコチンを添加した電子タバコが実質的に禁止されているので、この割合の多くは加熱式タバコと思われる。」のパラグラフと引用(※2)を追加した。

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JT、19本入りタバコ発売 本数減らし値ごろ感

JT、19本入りタバコ発売 本数減らし値ごろ感

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35965610R01C18A0XQH000/

2018/10/1 19:29

日本たばこ産業(JT)は1日、紙巻きたばこの主力ブランド「ウィンストン」を1箱19本入りにリニューアルして、11月に発売すると発表した。価格は20円引き下げ、410円とする。これまでは20本入り商品を展開しており、19本入りは同社として初めて。同日の増税で各社が値上げをする中、本数を減らして手ごろな価格の商品も用意する。

19本入りとするのは「ウィンストン・コンパクト・ブルー」シリーズの3種類。同シリーズの20本入り商品は9月まで400円だったが、増税で430円となった。

このほかベリーフレーバーを使用した新商品「ウィンストン・コンパクトメンソール・パープル」の2種類についても19本入り410円で販売を始める。

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FDA、電子たばこへの姿勢見直し-米ジュールから書類押収

FDA、電子たばこへの姿勢見直し-米ジュールから書類押収

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-03/PFZZIG6TTDSE01

Anna Edney、Olivia Zaleski 2018年10月3日 10:21 JST

ジュールの電子たばこ販売は17年に600%余り増加-CDC

FDAはフレーバー付き電子たばこの禁止を検討

米食品医薬品局(FDA)は、電子たばこ業界に対する姿勢を変化させている。

  FDAは昨年、電子たばこメーカーが販売継続に向けた審査のために製品を提出する期限を2022年に延期。FDAのゴットリーブ長官は、通常のたばこよりも有害性が低い可能性がある電子たばこ製品に対し、規制の道筋を緩和したい考えを示していた。

  しかし今では、子供や10代の若者による電子たばこ使用がまん延しているとして、FDAは市場リーダーの米ジュール・ラブズなど電子たばこメーカーに対する圧力を強めている。FDAの査察官は先週、サンフランシスコのジュール本社から販売とマーケティングに関する1000ページ超の書類を押収した。ゴットリーブ長官はこの数週間前、メーカー各社にフレーバー付き電子たばこの禁止を検討していると伝えていた。

  ジュールの電子たばこは未成年に人気で、マンゴーやキュウリなどのフレーバー付き製品もある。ジュールの電子たばこ販売は17年に1年間で600%余り増加したと、米疾病対策センター(CDC)が2日に米医師会雑誌(JAMA)で明らかにした。CDCによると、ジュールは17年末までに米電子たばこ販売の約3分の1を占めていた。

原題:Juul in FDA’s Sights as U.S. Rethinks Position on E-Cigarettes(抜粋)</p>

 

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【電子版】香港、電子たばこ禁止へ キャリー・ラム行政長官が方針

【電子版】香港、電子たばこ禁止へ キャリー・ラム行政長官が方針

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00491607

(2018/10/11 12:00)

 香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は10日の施政報告で、煙を出さない次世代製品である電子たばこを禁止する方針を示した。世界的に紙巻き製品の需要が縮小する中、成長市場を探るたばこ業界の取り組みには打撃となる。

 次世代の無煙たばこを禁止したのは少なくとも27カ国・地域に上っており、香港も世界保健機関(WHO)の助言に耳を傾ける形でこれに加わることになる。こうした製品が若年層に魅力的に映るとの懸念から、世界の保健当局は厳しい目を向けてきた。香港の方針は、紙巻きたばこに代わる新商品の開発に多額の資金を投じているたばこ会社にとって悪いニュースだ。

 香港当局の6月時点の電子たばこ規制案は従来型たばこと同じく、未成年者への販売制限や広告禁止などにとどまっていた。

 フィリップモリスインターナショナルの担当者は、香港では新たな代替製品をいずれも売っていないと回答。日本たばこ産業(JT)は同地で販売しているのは紙巻きたばこだけだとコメントした。(ブルームバーグ)

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アイコスなど加熱式タバコの「有害物質」はどれくらいか

アイコスなど加熱式タバコの「有害物質」はどれくらいか

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20181003-00099194/

石田雅彦  | ライター、編集者 10/3(水) 11:46

 受動喫煙を含むタバコの健康に対する有害性は広く共有されているが、どれくらいの害悪があるのだろうか。これについて日本から最新の研究が出て、JT(日本たばこ産業)も加熱式タバコの受動喫煙に関する影響調査を行った。

加熱式タバコからも有害物質が

 従来の紙巻きタバコからアイコス(IQOS)などの加熱式タバコへ切り替える喫煙者が増えているが、そうした喫煙者の多くが自分自身への健康への害を低減し、受動喫煙の害も少ないと認識しているようだ。

 だが、加熱式タバコからも、発がん性が疑われる毒性の強いアセトアルデヒド(Acetaldehyde)や明らかに発がん性のあるホルムアルデヒド(Formaldehyde)などの有害物質が出ていることがわかっている(※1)。これはタバコ会社自身が行った実験でも同じ結果が出ており(※2)、受動喫煙の害を生じさせる環境汚染(呼気の副流煙やタバコ煙)についても有害物質が出ている以上、全くリスクがないと言い切れない(※3)。

 最近の日本の実験研究でも、例えばアイコスの場合、主流煙(使用者が吸い込んだ蒸気煙)に健康上の悪影響を与えかねない数値の一酸化炭素(CO)やアセトアルデヒド、ホルムアルデヒドが出ていることがわかっている(※4)。

 この実験によれば、42回の主流煙の測定で一酸化炭素(許容濃度50ppm、※5)とホルムアルデヒド(同0.1ppm)は全ての回で、アセトアルデヒド(同50ppm)10回、粉じん(同2ミリグラム/立方メートル)29回でそれぞれ許容濃度を超え、測定3回の副流煙の場合は発がん性のあるホルムアルデヒドが2回、許容濃度を超えていた。

 主流煙の場合、一酸化炭素は平均2262ppm、アセトアルデヒドは平均43.1ppm、ホルムアルデヒドは平均2.52ppm(4.73マイクログラム)、粉じんは平均3.28ミリグラム/立方メートル、副流煙の場合、アセトアルデヒドは検出限界以下、ホルムアルデヒドは平均0.27ppm、粉じんは平均0.007ミリグラム/立方メートルだったという。

 この実験研究では、主流煙の有害物質もさることながら、受動喫煙につながる副流煙のホルムアルデヒドの数値が気になる。

 環境省によれば、発がん性が疑われるアセトアルデヒドの場合、ヒトに対する調査で約24.5~49ppm(45mg~90mg/立方メートル、大気圧20℃、15分間)の濃度にさらされると目に刺激が認められ、健康リスクの初期評価として室内空気の吸入で約0.011~0.76ppm(20~140マイクログラム/立方メートル、大気圧20℃)とされる。

 また、発がん性のあるホルムアルデヒドの場合、組織障害が引き起こされる境目の濃度は約0.8ppm(約1.0ミリグラム/立方メートル)で、この濃度以上が危険値とする。WHO(世界保健機関)のガイドラインや厚生労働省の室内濃度指針値では、約0.08ppm(0.1ミリグラム/立方メートル、大気圧20℃、30分)にさらされる濃度を基準値とする。

実験によって大きな差が

 一方、周囲の環境への影響はどうだろう。

 日本でプルーム・テック(Ploom TECH)という加熱式タバコを製造販売しているJTが先日、加熱式タバコの受動喫煙影響に関するリリース(2018/10/03アクセス)を出した。JTの加熱式タバコ(おそらくプルーム・テック)、他社の加熱式タバコ、JTの紙巻きタバコ(タール6mg)を使い、実際の飲食店(カフェ)の喫煙エリア内とそれ以外の店内エリアの空気環境について調べた結果、喫煙エリアとその外で使用前と使用後の物質の濃度に大きな差がなかったという(※6)。

 こうした実験による比較では、環境を厳密に合わせる必要がある。JTのリリースでは、測定した実在する飲食店の状況がよくわからない。

 実験後に数値が下がっている場合もある。タバコ煙が漏れ出ていて有害物質があらかじめ残留し、最初から実験前の数値が高かったかもしれず、前後の比較にあまり意味はないのではないだろうか。

 もしそうなら加熱式タバコの有害物質は、もともと有害物質が染みついた環境中で目立って多くならなかったのだろう。さらに、測定時間は15分間でしかなく、同じようなタバコ会社の実験研究にもみられるが、短期間では蓄積された影響はわからない。

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環境中の有害物質(アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド)について、日本の実験研究とJTの調査、環境基準を比べた。単位はppm。日本の実験結果は副流煙(呼気)。実験によって大きな差が出ることがわかるが、JT調査でも環境基準から大きく下がっておらず、リスクがなくなっているわけでもない。グラフ作成:筆者

 それにしても喫煙エリアで紙巻きタバコを吸った場合、アセトアルデヒドの濃度が約0.12ppm(216マイクログラム/立方メートル)、強い発がん性のあるホルムアルデヒドの濃度が約0.1ppm(121マイクログラム/立方メートル)に達するのには驚きだ。どちらも環境省やWHO、厚生労働省の基準を超えている。

 JTは、受動喫煙の健康への有害性を未だに認めていない。加熱式タバコの有害性についても、こうした実験によって否定しようとしているが、その悪影響は第三者による今後のさらなる評価の必要がありそうだ。

※1-1:William E. Stephens, "Comparing the cancer potencies of emissions from vapourised nicotine products including e-cigarettes with those of tobacco smoke." Tobacco Control, Vol.27, Issue1, doi.org/10.1136/tobaccocontrol-2017-053808, 2017

※1-2:Xiangy Li, et al., "Chemical Analysis and Simulated Pyrolysis of Tobacco Heating System 2.2 Compared to Conventional Cigarettes." NICOTINE & TOBACCO RESEARCH, doi.org/10.1093/ntr/nty005, 2018

※2:Mark Foster, et al., "An experimental method to study emissions from heated tobacco between 100-200°C." BMC, Chemistry Central Journal, Vol.9:20, doi.org/10.1186/s13065-015-0096-1, 2015

※3:A A. Ruprecht, et al., "Environmental pollution and emission factors of electronic cigarettes, heat-not-burn tobacco products, and conventional cigarettes." Aerosol Science and Technology, Vol.51, Issue6, 2017

※4:川村晃右ら、「紙巻きタバコから加熱式タバコへの移行に伴う健康影響:ニコチン依存、ニコチン禁断症状と喫煙行動の変化について」、日衛誌、第73号、379-387、2018

※5:許容濃度:労働者が1日8時間、週40時間程度、肉体的に激しくない労働強度で有害物に曝露される場合を想定し、健康上の悪い影響が見られないと判断される濃度:日本産業衛生学会、「許容濃度等の勧告」、産業衛生学雑誌、Vol.59(5)、153-185、2017

※6:粉じん、一酸化炭素、ホルムアルデヒド、TVOC(Total Volatile Organic Compounds、総揮発性有機化合物、1,3-ブタジエン、イソプレン、ベンゼン、トルエン)、カルボニル類(アセトアルデヒド、アクロレイン、クロトンアルデヒド)、環境中タバコ煙マーカー成分(3-エテニルピリジン、ニコチン)、加熱式タバコ主要添加物(プロピレングリコール、グリセリン)を測定。喫煙エリア(13平方メートル)の換気装置は、機械排気(286平方メートル/毎時、より過酷な条件にするため一部の機能を低下させた)で吸気は周囲からの自然吸気(境界風速0.06メートル/秒)とした。喫煙エリア内で10名が1人1本15分間(10本/15分)喫煙(加熱式タバコと紙巻きタバコ)し、15分間の間に6回、エリアの扉の開閉をした

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加熱式たばこの専用喫煙所、標準マークを新たに追加へ

加熱式たばこの専用喫煙所、標準マークを新たに追加へ

https://newswitch.jp/p/14644

2018年10月02日

 厚生労働省は2020年全面施行予定の健康増進法改正に向け、加熱式たばこ専用喫煙所の標準マークを策定する。法改正で加熱式用の喫煙所も標識で明示する義務が生じるため、今までなかった法律に基づく標準的なマークを設ける。標準型を定めることでマークが広く認知されるようにし、従来の喫煙所との誤認防止などにつなげる。厚労省が19年初頭にマークを定め、経済産業省が6月をめどに日本工業規格(JIS)の案内図記号の一つとして制定する計画だ。

 新たな健康増進法では、従来のたばこと加熱式たばこを原則屋内禁止とし、双方とも例外的に喫煙を認める喫煙所は、標識で明示することを義務付ける。一方で加熱式だけ喫煙所を飲食可能にするため位置付けが異なり、規制の緩い加熱式専用の喫煙所は一定程度ニーズが拡大することも予想される。加熱式の利用者が急増している背景もあり、厚労省は新たな標準マークの策定を急ぐ。

 現在マークの図柄を試作しており、アンケートによる視認性のチェックなどを行った後早ければ19年1月に公表する予定。

 その後、経産省が事務局を務める日本工業標準調査会(JISC)での審議を経て、JISの図記号として正式に制定される見込みだ。

 健康増進法は、受動喫煙対策などのため18年通常国会で改正案が提出され、7月に成立した。

 燃焼ではなく電気などの熱でたばこ成分を生み出す加熱式も規制対象だが、健康への影響が明確化されていないため、喫煙所内なら飲食が認められることになった。

日刊工業新聞2018年10月2日

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大阪・松井知事 公用車で庁舎周辺巡回、車内で喫煙

大阪・松井知事 公用車で庁舎周辺巡回、車内で喫煙

https://mainichi.jp/articles/20181012/k00/00m/040/084000c

毎日新聞2018年10月11日 20時11分

 大阪府の松井一郎知事が議会開会中の休憩時間に、公用車に乗って府庁舎周辺を巡回し、車内で喫煙していたことが分かった。11日の府議会総務委員会で取り上げられ、府秘書課は「コーヒーブレークとして段取りした。不適切ではない」と釈明したが、質問した府議は「あまりにもお粗末な使い方だ」と引き続き追及する方針だ。

 自民党の密城浩明府議が質問し、府の伊藤弘三秘書課長が答えた。委員会に松井知事は出席しておらず、22日に改めて直接質問する予定。

 府によると、松井知事は府議会の休憩時間だった今月2日午後3時3分、府庁舎正面から公用車に乗り、府庁舎周辺を巡回して同9分に戻った。車内でたばこを吸って休憩したという。

 府の規定では、職務の遂行や警護上の必要性がある場合に公用車を使用できる。車内禁煙の規定はない。一般職員は勤務時間中は禁煙で、抜け出して「一服」すると処分の対象になるが、地方公務員法上の特別職である知事は対象外だ。松井知事は愛煙家で知られるが、府庁内は知事室も含め全館禁煙。また、府は国よりも厳しい内容で、受動喫煙防止に関する条例制定を目指している。

 委員会で密城府議は「休憩するなら知事室でできる。たばこを吸うために税金で動かしている車を用意するのはいかがなものか」と問題視した。伊藤課長は「警護上の必要性から休憩するために公用車を使用した。たばこを吸うためではない」と否定しつつ、「公用車の使用について府民から誤解を受けることがないよう心がけたい」と述べた。【藤顕一郎】

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庁舎禁煙の厳格化が影響? 松井知事の公用車喫煙に賛否

庁舎禁煙の厳格化が影響? 松井知事の公用車喫煙に賛否

https://www.asahi.com/articles/ASLBD51TCLBDPTIL00K.html

2018年10月13日09時21分

 愛煙家の松井一郎・大阪府知事が、府議会の休憩時間中に公用車の中で喫煙したことが府議会の委員会で指摘された。松井氏は12日、車内での喫煙を認める一方で、喫煙室代わりに使ったのではなく、「休憩のため」と主張した。問題の背景には、府庁舎禁煙の厳格化の影響もありそうだ。

 「税金で動かしている車の中でコーヒーを飲む必要は全くない。たばこを吸うためじゃないんですか」。11日の府議会の総務常任委員会。自民党の密城(みつぎ)浩明府議が秘書課の職員らに説明を求めた。この日、松井氏は出席していなかった。

 問題の発端は2日の府議会本会議。約20分間の休憩時間に入ってすぐ、密城氏は本館の正面玄関で後部ドアの開いた公用車に気づいた。そこに松井氏が缶コーヒーを持って乗り込むのを確認。府側に問い合わせると車内で喫煙していたことがわかったという。

 委員会で職員は「コーヒーブレーク」とし、6分間、庁舎周辺を巡回して喫煙したと説明した。公用車を使ったのは「警備上の必要性から」と述べた。

 松井氏は12日、記者団に「休憩に行った」「その時は、コーヒー飲んだり、もちろんたばこも吸わせてもらっている」と説明。

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「加熱式たばこ」新喫煙習慣?…高3男子の4%「吸った」

「加熱式たばこ」新喫煙習慣?…高3男子の4%「吸った」

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181004-OYTET50004/

2018年10月4日

 たばこの葉を燃やさず煙が出ない「加熱式たばこ」が中高生の間に広がりつつあることが、厚生労働省研究班(代表=尾崎米厚・鳥取大学教授)の調査で分かった。紙巻きたばこの使用が近年大きく減少する一方、加熱式が新たな喫煙習慣につながりかねないと専門家は指摘している。  研究班は2017年12月~18年2月、無作為に抽出した中学と高校の計184校に調査票を配り、103校の約6万4000人から有効回答を得た。  調査によると、加熱式たばこを吸った経験があると答えたのは、高校男子2・9%、女子1・4%、中学生1・1%。最も高い高3男子では4%だった。  香料などの液体を加熱して蒸気を吸う「電子たばこ」の使用経験も、高校男子で4・9%、女子2・1%、中学生で2・1%あった。  一方、紙巻きたばこを経験した中高生の比率は近年大幅に低下しており、高校男子で08年度25%、12年度15・1%だったのに対し、今回は6・9%だった。  尾崎教授は「加熱式たばこは葉たばこを原料とするれっきとしたたばこ製品なのに、中高生は健康に害がないと勘違いしている可能性がある。加熱式たばこなどが、中高生の喫煙率の低下に水を差しかねない」と話している。

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たばこ10月1日値上げ 愛煙家に「秋風」

たばこ10月1日値上げ 愛煙家に「秋風」

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180930/KT180925FTI090013000.php

 たばこ税の増税に伴い10月1日、紙巻きたばこや加熱式たばこが1箱当たり10〜40円程度値上げされる。県内のコンビニなどでは“駆け込み”でまとめ買いをする人がいる一方、近年の受動喫煙対策の強化や健康志向の高まりを受け、前回増税された2010年10月以上に、禁煙を目指したり、ニコチン成分を含まない「電子たばこ」に切り替えたりする動きが目立っているようだ。

 「値上げを機会に、たばこはやめます」。9月下旬、長野市の自営業の男性(68)は、市街地の自動販売機でたばこを買いながら“宣言”した。家族に配慮し、自宅ではもともと禁煙。4月には同市で歩きたばこを禁じる改正ポイ捨て防止条例も施行され、「吸える場所がなく、どこに行っても肩身が狭い」。禁煙決断の理由だ。

 たばこ税は、紙巻きたばこが段階的に1本当たり計3円引き上げられる。火を使わない加熱式たばこも段階的に上がり、税額は紙巻きの7〜9割程度まで上がる見通しだ。

 創業106年になる松本市の老舗たばこ店「伊勢屋商店」では、値上げを前に50カートンをまとめ買いした客もいた。4代目の倉又裕一さん(47)は「将来的にはさらに値上げもあるだろう。苦しいが対応していくしかない」とこぼす。

 一方、長野市の電子たばこ専門店「ベイプスタ」では、値上げを機に、液体から蒸気を発生させて吸う「電子たばこ」に切り替える人が増加。液体にはニコチンが含まれず、ミントやコーヒー風味などの香りを楽しめ、「たばこと併用する人も多い」という。

 厚生労働省によると、17年の国民健康・栄養調査で、たばこを習慣的に喫煙している人の割合は男性が29・4%、女性が7・2%でともに過去最低だった。今年7月には受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が成立。たばこ離れは一層進むとみられる。

 5月の移転新築に伴い、店内に喫煙専用室を設置した長野市の「縁起居酒屋鶴亀」運営会社の社長斎藤幸代さん(49)は、「たばこを吸わない人が気持ち良く利用できる空間づくりを進めたい」と話している。

(9月30日)

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嫌煙風潮にたばこ値上がりでも喫煙者の半数が「禁煙予定ない」

嫌煙風潮にたばこ値上がりでも喫煙者の半数が「禁煙予定ない」

https://wezz-y.com/archives/59391

2018.10.06

 たばこ税の増税に伴い、10月1日よりたばこが値上がりした。値上げ幅は1箱/20本で20~40円ほど。増税の目的は、2019年10月より実施予定である消費税10%の引き上げに伴い、食料品などに軽減税率が導入されるため、その結果生じるであろう税収減を補うところにあると説明されている。今回の値上がりによって700~800億円の税収が見込まれているという。

 財務省HPによると、今年10月1日より、たばこ1000本につき1,000円の増税がなされている。国税は、たばこ税が5,802円(+500円)、たばこ特別税が820円(9月30日以前と同額)で+500円。地方税は、道府県たばこ税が930円(+70円)、市町村たばこ税が5,692円(+430円)で+500円。

 過去のたばこの値上がりを振り返ると、かつては物価の上昇に伴ってたばこも値上がりしていたが、ここ20年ほどはいわゆる「税金」が絡んでの値上がりが続いている。1997年4月には消費税が3%から5%に引き上げ、1998年12月にはたばこ特別税が開始、2003年7月と2006年7月にはそれぞれたばこ税増税に伴って、その都度たばこ一箱につき数十円の値上がりがなされてきた。2010年10月には150円前後の大幅な値上がりが話題となった。その後も、2014年、2016年に値上がり。現在は一箱500円前後のたばこがほとんどだ。

 JTの公式サイトには〈たばこは、税負担が重い商品〉であり、〈たばこの価格には国たばこ税、地方たばこ税、たばこ特別税、消費税の4種類もの税金が含まれ〉〈わが国でも最も税負担率の重い商品のひとつとなって〉いるとある。

 ちなみにビールは47.1%、ウイスキーは25.7%、ガソリンは49.8%、灯油は10.7%の税負担率となっている。諸外国に比べ日本はたばこの値段が安いと度々指摘されているが、他の商品と比べるとたばこの税負担率そのものは確かに高い。そして現実問題として、〈たばこ税は年間2兆円を上回る貴重な財源〉である。〈2016年度(決算額)では、都道府県たばこ税1,489億円、区市町村たばこ税9,109億円と、地方たばこ税として年間1兆598億円もの貢献〉をしている。

 一方で、世の中は禁煙推奨の動きが活発だ。たばこ税増税は、喫煙者を減らし、将来的には喫煙による健康被害を減らして医療費の削減につながるとの主張もある。近年は嫌煙志向が高まっており、たばこ税増税には国民の反発も少ない。分煙化も進み、分煙もしくは禁煙のスタイルを取っている飲食店が増え、駅構内の灰皿や喫煙所は撤去された。喫煙者を採用しないとしている企業もある。東京都は今年6月、従業員を雇う飲食店を原則として屋内禁煙にする受動喫煙防止条例が、都議会定例会本会議で可決。東京オリンピック・パラリンピック開催に備え、2020年4月より施行予定だ。

 しかしそんな社会の動きを理解していながらも、今回の値上がりで「禁煙の予定はない」とする愛煙家は多い。株式会社クロス・マーケティングは、今年9月8日~9日に、一都三県(埼玉、千葉、東京、神奈川)に在住する20歳~69歳の男女(有効回答数2000サンプル)を対象に「たばこに関する調査」を実施している。

 まず習慣的に喫煙をしているかの設問では、「現在喫煙習慣がある」のは22.3%、「過去あったが現在喫煙習慣はない」が9.7%、「喫煙習慣があったことは一度もない」が最多の58.1%。6割弱が、現在・過去に含めて喫煙習慣がないと答えており、喫煙率が低下しているという他の調査を裏付ける結果となった。

 その一方で、現在喫煙習慣がある人に今後の禁煙意向を尋ねると「禁煙予定はない」が最多の52.8%、「禁煙の意思があり時期は未定」が40.4%と答えており、「禁煙の意志があり時期も決定」は6.7%にとどまっている。

 また、たばこ税増税後の喫煙習慣の変化の意向については、「特になにも変えない」が44.0%、「吸う本数を減らす」が40.7%、「数銘柄を変える」が6.3%で、「禁煙する」は12.1%。たばこ税増税によるたばこの値上がりは、喫煙者にさほど大きな影響を与えていないのだろうか。

 過去あったが現在喫煙習慣はない人の禁煙理由は、「病気や体調不良」が最多の38.6%、「お金の節約」が26.4%で、「値上がり」は22.8%。禁煙は、「値上がり」のような外的要因よりも、むしろ健康面や金銭面といった個人の内的要因の影響が大きいようだ。

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タバコ・パッケージを考える~喫煙で病気になるのは「自己責任」か

タバコ・パッケージを考える~喫煙で病気になるのは「自己責任」か

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20181010-00100010/

石田雅彦  | ライター、編集者 10/10(水) 20:53

 日本で売られているタバコのパッケージには「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります」といった警告文言が書かれている。輸入タバコも同様だが、免税タバコには書かれていない。日本の国内法に定められているからだが、タバコのパッケージについて財務省の分科会で検討され、2020年の東京オリパラまでに何らかの変更が加えられる可能性が高くなっている。

ゆるい日本のパッケージ規制

 商品のパッケージは、消費者購買者に対して強くアピールできる有力なポイントだ。機能や効能がまことしやかに書かれ、商品を買わせようという内容になっている。

 だが、タバコという商品は別だ。商品の使用で病気になる危険性があるとネガティブな情報がはっきり書かれている。加熱式タバコのタバコ葉部分(アイコスのヒートスティック、プルーム・テックのたばこカプセル、グローのネオスティック)のパッケージも同じだが、単なる電気製品という仕様だからか、本体のパッケージには未成年者の使用を禁止する文言しか書かれていない。

 日本でタバコのパッケージに警告めいた文言が登場したのは1972年からで「健康のため吸いすぎに注意しましょう」という中途半端なものだった。その後、日本も署名批准する「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(たばこ規制枠組み条約、WHO Framework Convention on Tobacco Control、以下、FCTC)」により、2005年から現在のものに規定されている。

 日本のタバコ・パッケージには「http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/main.html」というURLも書かれているが、これは厚生労働省の「たばこと健康に関する情報ページ」へのリンクだ。このURLを打ち込ませるより、QRコードなどとの併用にすればいいのではないかとも思う。

 FCTCの第11条第1項では、批准各国に対してタバコのパッケージに健康被害の警告表示をする場合、主要面の50%以上の面積とするよう勧告している。この面積について現在の日本の規制法(たばこ事業法、たばこ事業法施行規則)は「その面積が当該主要な面の面積の十分の三以上であるものに限る」とし、FCTCの基準に届いていない。

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たばこ事業法の第三十九条、たばこ事業法施行規則の第三十六条に定められているタバコ・パッケージの警告表示規定。たばこ事業法では「消費者に対し製造たばこの消費と健康との関係に関して注意を促すための財務省令で定める文言を、財務省令で定めるところにより、表示しなければならない」とし、具体的にはこうした注意表示が印刷されている。

 ようするに、タバコ・パッケージに関しても日本はFCTCの条約要請を12年以上も放置し、受動喫煙対策などと同様、世界各国の趨勢から後れをとっているというわけだ。

 こうしたパッケージ規制では、オーストラリアが最も厳しいとされている。オーストラリア議会は2011年に「タバコ・プレーン・パッケージ(タバコPP)法」を成立させ、タバコのパッケージにロゴやデザイン、画像などを印刷することを禁止した。

 タバコの銘柄名を焦げ茶色などの地味な単色にしなければならない代わり、健康被害に関する警告文言や画像などを義務づけ、パッケージのサイズも細長いものではなく単一の大きさに規制した。これによりタバコのパッケージ自体が、販促や宣伝に使われる危険性を阻み、タバコの害をより強く消費者にアピールすることになる。

規制に反発するタバコ会社

 タバコ会社は映画やテレビなどの映像表現、新聞雑誌などのマスメディア、広告宣伝などを巧みに使い、タバコ製品の拡販に努めてきた。タバコ・パッケージによって社会に強く働きかけ、ポジティブなブランド・イメージを形成することで喫煙行為を美化し、喫煙者をさらにタバコに依存させ、タバコを吸わない人を喫煙者にしてきたのだ(※1)。

 だが、オーストラリアから広がりつつあるパッケージ規制は、こうしたタバコ会社のマーケティング戦略に大きな影響を与える。そのため、タバコ会社はタバコ葉の生産国に働きかけ、WTO(世界貿易機関)に対してタバコ・プレーン・パッケージ法などの規制を貿易制限と訴えさせるなど、規制の妨害活動に精を出す。

 ニュージーランドではタバコPP法の成立にタバコ会社から横槍が入り、貿易問題や訴訟リスクを恐れたニュージーランド政府は規制に及び腰になっている。タバコ会社側がパッケージの問題を貿易や経済、知財訴訟などに論点をずらし、規制を遅らせようとする同じような事例は、先鞭を付けたオーストラリアをはじめ(※2)英国、アイルランド、フランスなどで起きているが(※3)、WTOへの訴えは幸い2018年に却下された。

 こうしたタバコ・パッケージ規制の流れは、タバコから国民の健康や生命を守ろうとする先進諸国に共通したものだが、日本でも遅まきながら財務省の政策分科会でパッケージの警告表示について議論が進められている。2016年6月には財務省たばこ事業等分科会表示等部会においてタバコの「注意文言表示の在り方について(案)」(2018/10/10アクセス)が出された。

 案によれば、タバコのパッケージに書かれている注意文言は「個人が自己責任において喫煙を選択するか否かを判断できるよう喫煙と健康に関する適切な情報を提供する」ものであるとしつつ、現在の規定が定められてから10年以上が経ち、喫煙率の抑制とタバコ販売による税収確保の観点からも考え直す時期にあるのではないかとしている。

 具体的には、タバコの健康への害について情報が十分でなく、もっと簡潔にできる部分もあり、ニコチンとタールの容量表示も誤解を招きかねないとした。また、受動喫煙に対する警告がパッケージ裏面にあって認知されにくく、文字の大きさやデザイン的に文言が配色に紛れ込んで読みにくいなどの問題があると指摘している。

画像パッケージを知らない日本の喫煙者

 この案に付随し、財務省理財局総務課たばこ塩事業室が、タバコのパッケージ表示の文言の認知状況などを調査した結果を資料として提出している。この調査は、全国の喫煙者と元喫煙者の男性1800人(52.2%)女性1647人を対象にしたもので、文言の存在や注意内容、表示の大きさ、読みやすさなどについて質問したものだ。

 調査によると、注意文言によって喫煙の健康への悪影響が正しく伝えられているかどうかについて77.1%(3447人中)が伝えられていると回答し、注意文言によって5.5%が喫煙をやめ、30.9%が喫煙本数を減らした(3238人中)という。また「mild、light、low tar」などの表現について、健康への悪影響が少ないと考えていたのは41.6%(1560人中)だった。

 この調査で興味深いのは、海外で喫煙関連疾患の患者の画像などを導入しているタバコのパッケージがあることを知らなかったとの回答が58.9%(3447人中)いたことだろう。海外で免税品のタバコを買ってくる場合、タバコ会社により注意文言がなくしてある。

 タバコ会社がいかにこうしたパッケージを嫌がっているかよくわかるが、そもそも使用者や周囲の人を病気にし、健康や生命に危害を与えるタバコという商品は、よほどポジティブなイメージを身にまとわないとなかなか手にとってもらえない。タバコ会社がいくらCSR的な美辞麗句を並べ立てても、殺人ビジネスのスティグマは決してぬぐいきれないだろう(※4)。

 財務省たばこ事業等分科会の表示等部会による案では、注意文言を医学的な最新知見に即したものに追加・改定し、より簡潔で読みやすい表現に変え、URL表示はなくす方向で検討する必要があるとした。また、ニコチン・タールの量に関しては誤解を生じさせない文言にし、「吸い方によって実際の摂取量と異なる」などの免責表示も併記するよう検討する必要があるとしている。

 未成年者に対しては注意文言とは別に「絶対にダメ」などの表示を付け加え、受動喫煙に関する注意文言も表面に表示するなどを提案している。一方、喫煙関連疾患の患者や患部などの画像表示については、諸外国の事例を参考にして効果を評価して検討すべきとした。さらに加熱式タバコでは、その利用形態に応じた注意文言が求められるとし、見直しが必要なのではないかとしている。

画像

2016年の財務省たばこ事業等分科会の表示等部会によるタバコ・パッケージの表示改定案。財務省たばこ事業等分科会表示等部会「注意文言表示の在り方について(案)」より

財務省の分科会議論は骨抜きか

 財務省理財局たばこ塩事業室によれば、受動喫煙防止法(改正健康増進法)も施行されることになることでもあり、2020年の東京オリパラも見すえ、2016年に出た案を背景にしつつタバコ・パッケージについては、たばこ事業法の施行規則や省令などの改正を念頭に、たばこ事業等分科会で議論していただくという。具体的な変更などについては、議論の結果を受けて決めていきたいとした。

 先日、日本禁煙学会が財務大臣と財務省に対し、タバコのパッケージの健康警告を画像による国際標準に改めるよう要望書を出した(2018/10/10アクセス)。これによれば、日本でもFCTCの条約基準に沿って表示面積を50%以上にし、オーストラリアで施行されているタバコ・プレーン・パッケージのような方式にするべきという。

画像

ロシアと香港のタバコ・パッケージの事例。日本禁煙学会が財務省へ提出した「タバコパッケージの健康警告を画像による国際標準に改めて下さい」より

 タバコ・パッケージの注意文言や画像は、タバコを吸わない人が喫煙を始める高いハードルになり、喫煙者の恐怖心を呼び覚ます可能性がある(※5)。

 たばこ事業等分科会の案にも書かれているが、タバコのパッケージに注意文言や画像が書かれ表示されていてもなおタバコをやめない喫煙者は、自分でも十分に喫煙の健康への害を知りつつタバコを吸っていることになる(※6)。

 タバコ会社にとっては一種の免責条件になりかねないが、これまでもタバコ会社はパッケージの研究に資金を提供して影響力を発揮し(※7)、ライトやマイルドといった表現により喫煙者の健康懸念を利用して欺してきた(※8)。

 財務省たばこ事業等分科会ではパッケージの表示面積について議論されず、案でもパッケージの面積を増やす表示は未成年者への注意文言の部分にしかない。

 海外の事例と分科会の表示案を見比べてみればわかるが、どうも骨抜きという印象がぬぐいきれない。今後なされるという議論では表示面積についても広げる方向で画像表示を含め、前向きに検討してもらいたいものだ。

※1:Dorie E. Apollonio, et al., "Marketing with tobacco pack onserts: a qualitative analysis of tobacco industry documents." Tobacco Control, doi.org/10.1136/tobaccocontrol-2018-054279, 2018

※2:Caroline Louise Miller, et al., "Presenting a strong and united front to tobacco industry interference : a content analysis of Australian newspaper coverage of tobacco plain packaging 2008-2014." BMJ Open, Vol.8, Issue9, doi.org/10.1136/bmjopen-2018-023485, 2018

※3-1:Eric Crosbie, et al., "Containing diffusion: the tobacco industry’s multipronged trade strategy to block tobacco standardised packaging." Tobacco Control, doi.org/10.1136/tobaccocontrol-2017-054227, 2017

※3-2:Eric Crosbie, et al., "Advancing progressive health policy to reduce NCDs amidst international commercial opposition: Tobacco standardised packaging in Australia." Global Public Health, doi.org/10.1080/17441692.2018.1443485, 2018

※3-3:Ross MacKenzie, et al., "The tobacco industry’s challenges to standardised packaging: A comparative analysis of issue framing in public relations campaigns in four countries." Health Policy, Vol.122, Issue9, 1001-1011, 2018

※4:Anne Morton, et al., "Tobacco CSR and the Ethics Game Paradox: A Qualitative Approach for Evaluating Tobacco Brand Name Strategy Following Plain Packaging." The Goals of Sustainable Development, 179-192, 2017

※5:Anh Ngo, et al., "Global Evidence on the Association between Cigarette Graphic Warning Labels and Cigarette Smoking Prevalence and Consumption." International Journal of Environmental Research and Public Health, Vol.15(3), 2018

※6:Hannes Mayerl, et al., "Responses to textual and pictorial cigarette pack health warnings: findings from an exploratory cross-sectional survey study in Austria." BMC Public Health, Vol.18:442, 2018

※7:Pascal Diethelm, et al., "Tobacco industry-funded research on standardised packaging: there are none so blind as those who will not see!." Tobacco Control, doi.org/10.1136/tobaccocontrol-2014-051734, 2015

※8:Hillel R. Alpert, et al., "Tobacco industry response to a ban on lights descriptors on cigarette packaging and population outcomes." Tobacco Control, doi.org/10.1136/tobaccocontrol-2017-053683, 2017

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電子たばこを全面禁止、条例改正へ

電子たばこを全面禁止、条例改正へ

https://www.nna.jp/news/show/1822306

2018/10/11(木)

香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は10日に行った施政報告(施政方針演説)に、電子たばこの全面禁止を盛り込んだ。児童や青少年への健康被害を理由に挙げた。政府は今月始まった新しい立法会(議会)年度会期(翌年9月まで)内に条例改正案を提出する方針だ。

電子たばことその他新しいタイプのたばこが対象。条例改正を通じて、域内での販売や輸入、PR活動などを禁じる。

林鄭行政長官は「電子たばこを巡って規制と全面禁止の両面から検討したが、市民の健康を守ることが第一と考え、全面禁止を決めた」と説明。15歳以上の市民の喫煙率を現在の約10%から2025年までに7.8%へと下げる目標を打ち出した。

明報によると、香港では、中学生の9%近くが「電子たばこを吸ったことがある」と回答した調査結果もある。

一方、自由党所属で、卸・小売業界選出の邵家輝(ピーター・シウ)立法会議員は、「ポピュリズムが過ぎる」として、電子たばこの全面禁止を決めた政府の対応を批判。たばこ関連業界で構成する煙草事務協会も、未成年者に対する電子たばこの販売禁止に支持を表明したものの、「販売を全面的に取りやめることで、密売や密輸がさらに横行する」と懸念を示した。

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香港が電子たばこ禁止へ-たばこ業界の成長市場探る取り組みに打撃

香港が電子たばこ禁止へ-たばこ業界の成長市場探る取り組みに打撃

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-10/PGD93T6JIJUP01

Lisa Du、Daniela Wei 2018年10月10日 14:12 JST

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は10日の施政報告で、煙を出さない次世代製品である電子たばこを禁止する方針を示した。世界的に紙巻き製品の需要が縮小する中、成長市場を探るたばこ業界の取り組みには打撃となる。

  次世代の無煙たばこを禁止したのは少なくとも27カ国・地域に上っており、香港も世界保健機関(WHO)の助言に耳を傾ける形でこれに加わることになる。こうした製品が若年層に魅力的に映るとの懸念から、世界の保健当局は厳しい目を向けてきた。香港の方針は、紙巻きたばこに代わる新商品の開発に多額の資金を投じているたばこ会社にとって悪いニュースだ。

  香港当局の6月時点の電子たばこ規制案は従来型たばこと同じく、未成年者への販売制限や広告禁止などにとどまっていた。

  フィリップモリスインターナショナルの担当者は、香港では新たな代替製品をいずれも売っていないと回答。日本たばこ産業(JT)は同地で販売しているのは紙巻きたばこだけだとコメントした。10日午後の取引でJT株は一時1.9%高となっている。

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たばこ被害の警告表示、箱の面積50%以上検討

たばこ被害の警告表示、箱の面積50%以上検討

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181014-OYT1T50097.html

2018年10月15日 07時15分

 財務省は、たばこのパッケージに印刷される健康被害の警告表示について、表示面積を現在の「30%以上」から「50%以上」に拡大する検討に入った。19日の財政制度等審議会の分科会で議論を始め、2020年の東京五輪・パラリンピックまでに新たな表示のたばこを流通させることを目指す。

 財務省は現在、国内で販売されるたばこについて、包装面積の30%以上を使って、「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります」といった健康への悪影響を警告する文言を表示するよう義務づけている。これに対し、世界保健機関(WHO)の「たばこ規制枠組み条約」は、警告表示について「表示面積の50%以上を占めるべきで、30%を下回ってはならない」と定めている。

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豊島区内公園を全面禁煙 来月1日から順次

豊島区内公園を全面禁煙 来月1日から順次

http://www.sankei.com/region/news/180928/rgn1809280029-n1.html

2018.9.28 07:01

 豊島区は27日、区内に165カ所ある区立の公園などを10月1日から順次全面禁煙にすると発表した。子供らを受動喫煙から守るための措置だという。

 区によると、区内には区立の公園などが165カ所あり、99カ所が全面禁煙だが、66カ所がまだ喫煙可能になっている。

 このうち59カ所については10月1日から全面禁煙とする。池袋西口公園や東池袋中央公園、駒込公園など残りの7カ所は、平成32年6月末までに順次全面禁煙にするという。

 豊島区は区内全域で路上喫煙禁止になっている。

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日新火災海上、就業時間中は全面禁煙 19年4月から

日新火災海上、就業時間中は全面禁煙 19年4月から

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL28HE1_28092018000000/

2018/9/28 11:37

東京海上ホールディングス(8766)傘下の日新火災海上保険は28日、就業時間中の全面禁煙を実施すると発表した。社有施設内の全喫煙スペースを撤去し、2019年4月1日から就業時間中(休憩時間は除く)を全面禁煙とする。

また、2019年4月以降に入社する社員採用についても、喫煙しない人、もしくは入社までに禁煙を誓約できる人とし、禁煙の取り組みを推進する。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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加熱式タバコにすがらず「禁煙」は思い切りよく挑めば「成功」する

加熱式タバコにすがらず「禁煙」は思い切りよく挑めば「成功」する

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20181001-00098885/

石田雅彦  | ライター、編集者 10/1(月) 8:51

 禁煙したいと思っていても、なかなかできない人は多い。マーク・トウェインの「禁煙は簡単だ。私など何千回もやってきた」というセリフは有名だ。禁煙の極意は、周囲からタバコに関するものを排除し、思い切りよく一気に挑むことだそうだ。

値上げを契機にどうですか

 今日からタバコが値上げになる。駆け込み需要も伸び悩んでいたようだが、この機会にタバコから縁を切ると決意した喫煙者も多そうだ。

 禁煙希望者は約7割だが、実際に禁煙に成功する喫煙者は約1割程度と少ない。タバコに含まれるニコチンが依存症を引き起こし、喫煙者の約7割が治療の必要なニコチン中毒になってしまっているからだ(※1)。

 ニコチンはコカインと同じくらい依存性の強い薬物だ。そのため、禁煙は難しいのだが、世の中には禁煙のマニュアル本が山のようにある。

 いろいろいわれているが、禁煙に極意などない。保険適用もされている病気なのだから本当なら禁煙外来などでの治療が必要な病気といえ、ニコチンという薬物が作用する中毒であることから、ニコチンこそタバコという製品の実態だ。

 ニコチン依存症からどうやって抜け出すかということが禁煙治療の本質で、その方法はこれまで多く研究されてきた。

 今回、米国のミネソタ大学などの研究グループが、30日以内に禁煙するつもりがない喫煙者1250人(平均45歳、女性44%)を対象にランダムに割り付けし、急速にニコチンを減らす群(急減群340人)、ゆっくりとニコチンを減らす群(緩慢群400人)、コントロール群(中間群210人)で禁煙の効果を比較した研究を米国の医師会雑誌『JAMA』のオンライン版「Network」に発表した(※2)。

 ニコチン急減群は1gあたり0.4mgのタバコに切り替え、緩慢群は5ヵ月間にわたり1gあたり15.5mgから0.4mgへ徐々に減らし、中間群は1gあたり15.5mgのタバコを使用し続け、それぞれの群で呼気中の一酸化炭素(CO)、尿中のタバコ由来の有害物質(強い毒性を持つアクロレインの尿中代謝物3-ヒドロキシプロピルメルカプツール酸、3-HPMA)や喫煙のバイオマーカーになる多環芳香族炭化水素(PheT, Polycyclic Aromatic Hydrocarbons)の値を20週以上をかけて調べた。

 これにより、ニコチンの量を急速に減らした場合とゆっくりニコチンを減らした場合とで、20週間後に禁煙を考えていない喫煙者のどちらの群のほうがタバコを止めているかがわかるということになる。

 その結果、最終的には958人(77%)がテスト対象に残り、急減群のほうが緩慢群に比べ、一酸化炭素で4.06ppm、有害物質(3-HPMA)で17%、多環芳香族炭化水素(PheT)で12%それぞれ減った(※3)。また、急減群はコントロール群(ニコチン15.5mgの喫煙習慣を続けた群)に比べてもこれらの数値が低かったという。

 一方、緩慢群のほうはコントロール群と比べ、数値に大きな違いはみられなかった。つまり、ニコチンの量を急激に減らしたほうが、一酸化炭素や有害物質の数値が明らかに下がり、ゆっくりと減らして最終的に同じ量になったとしても効果がないことがわかる。

タバコと縁を切る

 どうやってニコチン依存症になるのかは、タバコを吸った際の血液中のニコチン濃度の上昇カーブと量に左右され、急激に多くの量のニコチンを吸収したほうが依存症になりやすい。そのため、喫煙者は低タール低ニコチンの軽いタバコを吸ってもモノ足りなくなるため、深く吸い込んだりフィルターに空けられたミシン目を手で塞いだりしてニコチンを求める。

 今回の研究では、急減群に参加した喫煙者の脱落者が多かった(32%減:503人→342人、緩慢群では19%減:498人→403人)。やはりニコチン依存は強く、研究参加を続けられなかったと考えられる。

 アイコス(IQOS)などの加熱式タバコは、紙巻きタバコと同じ程度のニコチンを急激に吸収するように作られ、ニコチン依存から抜け出せないようになっている。米国のFDA(食品医薬品局)はタバコ製品のニコチン量規制に乗り出そうとしているが、依存症になるニコチン量以下に下げられた場合、タバコ製品は売れなくなるだろう。

 加熱式タバコにも有害物質が含まれているので健康への悪影響は無視できない。また、ニコチン依存から抜け出せないため、紙巻きタバコへ戻ってしまう危険性もある。

 タバコを止める決心をしたら、周囲から灰皿などのタバコに関した物質やイメージをなくしてみよう。タバコを吸いたい気持ちになるきっかけをリストアップし、それらを遠ざけるのもいい。

 家族や友人、同僚などに宣言して協力を頼み、可能なら禁煙外来や薬局薬店などを訪れ、あるいは保健所などの窓口に電話するなどして相談してみるのも一考だ。禁煙がつらかったら身体を動かすのも効果的で、タバコを止めた直後の肥満防止にもなる。

 禁煙は必ず成功する。元喫煙者の筆者は、あきらめず挑戦し続けることも大事だと思う。

※1:厚生労働省:厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野、第3次対がん総合戦略研究 平成17年度 総括・分担研究報告書

※2:Dorothy K. Hatsukami, et al., "Effect of Immediate vs Gradual Reduction in Nicotine Content of Cigarettes on Biomarkers of Smoke Exposure- A Randomized Clinical Trial." JAMA, Vol.320(9), 880-891, 2018

※3:一酸化炭素(CO)-4.06ppm(95% CI:-4.89 to-3.23:P<.0055)、タバコ由来の有害物質(3-HPMA)0.83(95% CI:0.77 to 0.88:P<.0055)、多環芳香族炭化水素(PheT)0.88(95% CI:0.83 to 0.93:P<.0055)

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駅出口の喫煙所「JTが灰皿寄付」で撤去を保留

駅出口の喫煙所「JTが灰皿寄付」で撤去を保留

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180927-OYT1T50056.html

2018年09月27日 13時26分

 静岡県のJR新富士駅の出口に設置されている喫煙所を巡り、富士市医師会が撤去を要望したところ、小長井義正市長も賛同して撤去する意向を示したが、喫煙所内の灰皿などが日本たばこ産業(JT)からの寄付であることが分かり、撤去に向けた動きが一時中断した。市では今後、JTの意向を聞いたうえ、最終的な判断を下すという。

 新富士駅には現在、南口に2か所、北口に1か所喫煙所がある。同医師会では21日、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、海外からの来客増も予想される中、現状では受動喫煙を防げない状態にあるとして撤去を求めた。

 これに小長井市長も「市民の健康が第一であり、何とかその方向で検討したい」と理解を示した。ただ、現在の喫煙所を設置する際、灰皿と、設置に伴う費用がJTから寄贈されていたことが分かり、最終的な判断には至らなかった。

 喫煙所敷地は市の所有地で、灰皿なども寄贈されたので市に所有権があるが、寄贈の際、JTとどんな協定を結び、どういう意向を持っているのか、JTに確認したうえで、最終判断を下したいとしている。

2018年09月27日 13時26分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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習志野市、駅周辺の喫煙に過料 受動喫煙防止条例が成立

習志野市、駅周辺の喫煙に過料 受動喫煙防止条例が成立

http://www.sankei.com/region/news/180929/rgn1809290015-n1.html

2018.9.29 07:00

 重点区域に指定された場所での喫煙を禁止する罰則付きの習志野市受動喫煙防止条例案が28日の市議会で可決、成立した。

 条例は受動喫煙による健康被害を防止することが目的。市は市内の全駅や幼稚園、小中学校などの周辺の路上などを重点区域に指定する予定で、特に駅周辺の路上などで喫煙した場合には1万円以下の過料を科す。来年1月からの施行で、担当者が重点区域をパトロールする。ただし、過料の規定については4月からの施行となる。

 同市は「市民の健康を守るために受動喫煙のないまちづくりを推進していく」と説明している。

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禁煙と医療の未来 アプリで治療する日へ

禁煙と医療の未来 アプリで治療する日へ

https://www.jomo-news.co.jp/feature/shiten/81911

2018/09/26

 今年6月、東京都の受動喫煙防止条例が可決、さらに7月には受動喫煙防止法が参議院本会議で可決した。日本では「ニコチン依存症」として2006年から保険適応の対象になっている。

 喫煙が健康によくないということを知らないという人はもはや少ないであろう。わかっていてもたばこを辞められない理由はたばこに含まれるニコチンに強い依存性があるからだ。近年普及して来た加熱式たばこにも同様にニコチンが含まれている。医学的には喫煙をやめられない状態をニコチン依存症として捉え、禁煙外来として治療の対象となっている。

 今回は、禁煙治療の新たな選択肢として「禁煙治療アプリ」を紹介したい。医療において今、治療用ソフトウエアという新たな選択肢が加わろうとしている。トップランナーの株式会社キュア・アップ代表取締役の佐竹晃太氏に話を聞いた。

 佐竹氏はもともと呼吸器内科医で、中国上海でMBAを取得、その後米ジョンズホプキンス大公衆衛生大学院で医療インフォマティクスの研究に従事、アメリカでは糖尿病治療アプリが医薬品と同等の効果を立証し、治療ソフトウエアとして承認を受けていることに衝撃を受けた。治療アプリという概念は日本ではまだなく、危機感を覚えると同時にある意味チャンスと捉え、帰国後、株式会社キュア・アップを立ち上げた。

 禁煙治療の補助アプリ「CureApp禁煙」、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)治療の「NASH App」、高血圧治療の「HERB」などを開発、現在「CureApp禁煙」は慶応大医学部と治験を開始しており、「NASH App」は東京大付属病院と、「HERB」は自治医科大と臨床試験を行っている。

 禁煙治療として禁煙外来がある。禁煙補助薬を用いながら、12週間、計5回通院のプログラムで、ちゃんと通院継続した場合の禁煙成功率は80%以上と言われている。問題は、5回の通院日以外は原則本人一人で禁煙治療を継続する孤独な治療であることだ。この医療者の目が届かない治療期間を「治療空白」と呼び、目を付けた。

 「CureApp禁煙」はこの禁煙外来を補助する。禁煙外来の通院日には今まで通り医療者が治療継続サポートとし、さらに治療空白の期間はアプリで治療継続サポートする。既存の禁煙外来の治療の上乗せ効果が狙いだ。

 ソフトウエアであろうと治療効果が認められるのであればそれは医療機器である。日本でも14年からプログラム単体で医療機器として薬事承認を認められる制度ができた。特にスマートフォンは日常生活で最も身近な電子機器の代表で、生活習慣や行動変容がキーとなる疾患とは相性が良い。アプリが処方される時代は遠くないだろう。

お茶の水循環器内科院長 五十嵐健祐 東京都千代田区

 【略歴】老年病研究所附属病院などを経て、2014年に東京都内で開業。デジタルハリウッド大大学院専任准教授。高崎市生まれ。高崎高―慶大医学部卒。

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職場の受動喫煙、経験4割 屋内禁煙でも完全に防げず

職場の受動喫煙、経験4割 屋内禁煙でも完全に防げず

https://www.asahi.com/articles/ASL9N7DXDL9NULBJ02H.html

2018年9月26日19時23分

 他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙。職場で経験するという人が約4割いることが厚生労働省の調査でわかった。今年7月に改正健康増進法が成立し、2020年度から大半の職場は原則屋内禁煙となるが、十分な対策が進んでいない現状が浮かんだ。

 昨年11月、製造業や飲食業、宿泊業など民間の約1万4千事業所に約1万8千人分の調査票を送り、約1万人の回答を得た。有効回答率は55%。

 改正前の健康増進法では、対策をとるかどうかは事業者任せだった。改正法では、喫煙専用室からたばこの煙が漏れないようにするといった受動喫煙に遭わないような対策を事業者に義務づける。客席面積100平方メートル以下の小規模な飲食店などは例外として喫煙が認められるが、大半は原則屋内禁煙(喫煙専用室は設置可)となる。

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IQOS、gloはもう古い?アメリカで大流行の「POD」型VAPEの抱える問題:世永玲生の電網マイノリティ

IQOS、gloはもう古い?アメリカで大流行の「POD」型VAPEの抱える問題:世永玲生の電網マイノリティ

https://japanese.engadget.com/2018/10/01/iqos-glo-pod-vape/

こんにちは、電子タバコジャーナリストっぽい世永玲生です。

さて、アメリカで電子タバコに対して強い規制が始まるかもしれないというニュースは皆さんご存知ですか?

これらは「POD」と呼ばれる、ニコチン入りのリキッドを吸入できる新しい電子タバコで、VAPEと似通った構造をしています。

今回はこの「POD」スタイルの吸入器のレビューとアメリカでの「POD」の抱える問題についてお伝えします。

アメリカで爆発的なブームを引き起こしている「JUUL」はスタイリッシュで軽量な本体に「JUULpod」と呼ばれるニコチン入りリキッドタンクを装着し、吸入できる製品です。

「POD」はその手軽さからか、アメリカでは中高生の電子タバコユーザーが200万人も存在しているという問題が発生し、FDAからは「10代ユーザーの利用を制限する施策を60日以内に求める」「回答が不十分な場合は発売停止」という強い要求がなされました。

これは、特にアメリカでの電子タバコシェアの3分の2以上を占めるとされる、「JUUL」を狙い撃ちにしたものと言われています。

ジュール・ラブズ(JUUL Labs)の「JUUL」以外にも、JT傘下の「ロジック」など上位5大ブランドにも同様の通達が行われていますが、「世界10億人の喫煙者」から「紙巻たばこ」からの解放を唄う「JUUL」はその中で、もっとも大きな存在です。

2018年4月にもFDAは、10代の若者の間でジュール・ラブズ社を名指しで、同社の製品の人気が何故高いのか説明するよう、同社にマーケティング戦略を中心とした情報提供を求めています。今回の規制は2016年の電子タバコの通販に関する規制以来の大きなものになると言われています。

既にジュール・ラブズ社はホームページ上で、若者の購入予防対策についての声明を発表し、JUULを「成人向けの代替タバコ」としての立ち位置を明確にしています。

規制予告後タバコメーカーの株価が急騰

このFDAの発表の後に、フィリップ・モリスを始めとするタバコメーカーの株価が急騰したことからも「JUUL」をはじめとした「POD」の影響力がうかがい知れます。

「JUUL」の電子タバコでのシェアは圧倒的であり、そして、アメリカでの電子タバコの市場規模は既に2016年には既に1兆円を超えています。

これは2017年に5000億円を突破したと言われるIQOSやgloを始めとした加熱式タバコより遥かに大きなものです。

販売元のジュール・ラブズの企業価値も約1兆6000億円を超えるといわれ、既に700億円以上の資金調達を済ませています。

更なる資金調達も発表されていますから、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いなわけです。

日本への上陸はありうるのか?

とはいえ日本ではニコチン入りリキッドを使った電子タバコの販売が認可される見通しはありません。

これはリキッド式の電子タバコであるインペリアル・タバコ社の「myblu」が日本上陸時にノンニコチンとなっていることからもわかるかと思います。

ニコチン入りの電子タバコ用のリキッドは薬事法において「毒薬、劇薬または、処方せん医薬品」にあたります。

厚生省によると、個人使用における「1か月分以内」が個人輸入として認められており、リキッドは「120ml以内を限度」とされております。なお、カートリッジの場合は60個が限度となり、それを超えて輸入する場合は、薬監証明の取得が必要となります。

さて、ニコチンの一定量の個人輸入は許されているものの、売買や譲渡は禁止されていますので、爆発的に日本でこれらの電子タバコが流行ることは無いと言えるでしょう。
(と、いつつ何故か海外発送とみられるJUULをAmazonで買うときは、"みりん"や酒類を買うときに確認される年齢確認がないといった問題がありました。)

なぜJUULはここまでヒットしたか

さて、「JUUL」は使い捨てのPODを使用する電子タバコなのですが、何故ここまで大きなシェアを占めることになったのでしょうか。

FDAに情報提供を求められた「マーケティング」の力なのでしょうか?か?

確かにジュール・ラブズ社は近年、Instagramをはじめとするインフルエンサーを使ったマーケティングに熱心で、FDAの対策により、同社だけではなく、多くの「POD」関連の投稿や広告がSNSから排除されたという事実もあります。

しかし、それ以外にも様々な理由が存在します。

気軽に使えスタイリッシュなガジェット

一般的なVAPEではコイル用のカートリッジとリキッドを別々に用意する必要があり、大きな物が多く、マニア向けのものに関してはコイルを手巻きしなければならなかったり、ハサミを使ってコットンを成形したりしなければなりません。

また、タンクや、アトマイザーと呼ばれる蒸気発生機にリキッドを直接注入しないとならず、手間といえば手間です。

一方、「POD」と呼ばれるスタイルのものは、200〜300吸入分のリキッドが含まれたカートリッジを取り替えれば充電以外はノーメンテナンス。

リキッド選択の自由度が無いと言われていたのも今は昔、各メーカーから様々なフレーバーのPODが発売されています。

充電の手間に関しても手軽。JUULに関しては1回の充電で1日使える点も広くユーザーに訴求されていました。

以前はオープン・アトマイザーと呼ばれる自分で組み上げるタイプのシェアが大きかったですが、その手軽さからか現在は「POD」と同じ仕組みのクローズ・アトマイザーのほうが主流となっているようです。

喉越しが良く強烈なソルトニコチン

さて、JUULのヒットは「ソルトニコチン」の存在抜きには語れない。というのが電子タバコマニアの間では定説です。

いわゆる塩ニコチンと呼ばれる(よく勘違いされていますが、ソルトニコチンはニコチン入り食塩水ではありません)ソルトニコチンは、精製された一般的な電子タバコ用のニコチンリキッドより体内への吸収が早く、かつ、のどごしが良いことで知られています。

そのため、少ない電力、少ないミスト吸入でも、十分な吸い心地とニコチンの満足感をユーザーに与え、1日バッテリーが持つという利便性が両立するのです。


▲「爆煙タイプ」の電子タバコ。(クリックで元動画へ)

一般的なPODタイプの製品は200−300パフで300mAh以下のバッテリー設計となっていますが、僕が普段吸っている電子タバコのバッテリー容量は2100mAhです。......が、2回ほど喫煙すると充電が必要な「爆煙セッティング」で利用しています。

というのも、一般的な吸収の悪いニコチンリキッドを使った場合、(個人差はあるとは思いますが)喫煙者が満足感を得るには、それだけ多くのミストを大電流で発生させ「爆煙」にしないといけないからです。

ニコチンの量を増やせばいいじゃないか? と思う方がいるかもしれませんが、精製された一般的なニコチンリキッドは一定以上の濃さにするととても吸えない味になります。

必然的に強いニコチンを吸入できる

FDAの依頼で調査を行っている研究者の発表では、6年前まではPODの様に強いニコチンを持った製品がなく、脅威ではなかったといわれています。

一般的な電子タバコのニコチンは3mg/ml〜8mg/mlです。ところがPODの場合は、30mg以上が当たり前、これは一般的なニコチンリキッドではとても吸えないニコチン量になります。

吸いやすく、ニコチン量が多く、そして体に早く到達するニコチンを含んだガジェットの登場、そのスタイリッシュな構造とインターネットマーケティングにより、この様な社会問題になったのでは? というのが僕個人の意見です。

さてと、最新のアメリカ電子タバコ事情をお伝えしましたが、電子タバコマニアの間ですと、次に来るのはこれだと言われている「PODスタイル」製品を2種を試してみたのでそちらをミニレビューさせていただきます。

先述の通り日本では個人輸入は許されていますが、喫煙者の成人の方が個人輸入する際にも、くれぐれも細心の注意を払って保管してください。お子さんと同居の方は特に。

最新のPODシステム


▲最新のPOD型電子タバコEDCVAPEとLIIP Disposable Pod Kit

両方共に共通しているのは、カートリッジ交換すら要らない使い捨ての気軽なシステム。更に充電すら不要です。ライターより細く、背の高さも9cmもありません。

EDCVAPEが7ドル〜9ドルで販売されており、LIIP Disposable Pod Kitは3本で25ドル前後。クーポンを使って15ドル程度で入手できるところもあるようです。

ニコチン量はそれぞれ50mg/mlと36mg/ml。非常に強力です。双方とも表示されているニコチン量と吸い心地、そして喉越しからすると、JUUL同様ソルトニコチンを採用していると思われます。

スイッチのオンオフも不要で、吸うと自然に電源オン、満足したタイミングいつでも終了し、蓋をしてポケットに、といった使い方が可能。この辺がカジュアル層への浸透に一役買っているのでしょう。

ソルトニコチンの特性からか、数回の吸入で十分な満足感を得られます。これにはちょっとびっくりで、通常の電子タバコとは比べ物になりません。ニコチン的満足度に関しては、紙巻たばことほぼ一緒でした。

電子タバコマニアの間ではニコチンでクラっとするのを「ニコクラ」と呼ぶのですが、ほんの数回の吸引で僕もクラっと来ました。酔っ払ってスパスパ吸ってしまうと確かに問題ありそう。

のど越しも前評判通りまろやかで、グッとタバコ感があるものの、VAPEで濃いリキッドを吸った時の様なイガイガ感はありません。特にLIIPSの方は有名VAPEメーカーが開発とのことで、一般的なVAPEと比較しても満足のいくフレーバー調整がなされています。

入手のしやすさ、そして吸い心地の良さ、そして強いニコチン。

特に最近のPODはデザインも洗練されてきています。


▲VGOD社の「Stig Pods」。クールなデザインが好評。

例えば、有名VAPEメーカーのVGOD社は6%(60mg/ml)と高濃度で、洗練されたストリート系デザインの「Stig Pods」を発売し、好評を得ています。

ですが、これらのデザインでも「漫画」等を利用した若者にリーチするプロモーション手法は、VGOD社をはじめ、ジュールラブズ社も忌避しています。

日本では販売も譲渡も禁止されていますので、個人輸入をする一部マニアが吸うだけでしょうけれど、確かにアメリカの様に気軽に買える状態で広く販売されているのは、ちょっとまずいなと感じました。

現在、ジュールラブズ社は既にホームページで若者が同社製品を吸入しないためのプロモーション方針等を発表しています。

これから発表される若者対策が有効なものになることを祈るばかりです。

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たばこ販売数量、前年同月比10.9%減 一方、たばこ税増税は7割が賛成

たばこ販売数量、前年同月比10.9%減 一方、たばこ税増税は7割が賛成

https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12164-215450/

2018年09月29日 18時00分

 10月1日からたばこ1本あたり1円、たばこ税が増税される。たばこの値上がりも決まり、販売数量・代金はさらに落ち込みそうだ。

■紙巻たばこの販売、減少続く

 日本たばこ協会が発表した「紙巻たばこ月次販売実績」によると、8月の紙巻たばこの販売数量は前年同月比10.9%減の118億本、販売代金は同10.3%減の2,580億円に落ち込んだ。販売数量・販売代金ともに、前年同月を下回るのは平成28年4月から29カ月連続になる。

 紙巻たばこの年度別推移では、平成29年度の販売数量が前年比13.4%減の1,455億本、販売代金が同13.0%減の3兆1,655億円で、ともに2年連続で前年を下回った。また、平成2年以降で販売数量が最も多かったのが平成8年度の3,483億本、販売代金が最も多かったのが平成11年度の4兆2,600億円。たばこは値上げの影響で販売代金の落ち込みが小さくなっているものの、販売数量はピーク時の半分以下に落ち込んでいる。

 たばこの販売数量が落ち込む中、政府はたばこ税の増税を決めた。平成30年4月現在のたばこ税は紙巻たばこ1本あたり12.244円で、10月1日から1本当たり1円増税されて13.244円になる。これを受け、日本たばこ産業株式会社は、10月1日から販売するたばこの値上げを決めた。増税分に増加するコストも加え、代表的なたばこ「メビウス」は現行の440円から480円に改定される。なお、たばこ税は平成32年10月1日からは14.224円、平成33年10月1日からは15.244円にそれぞれ増税される予定。

 一方、株式会社クロス・マーケティングは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県に在住する20歳から69歳の男女2,000名を対象に「たばこに関する調査」を実施し、その結果を9月18日に発表した。調査期間は9月8日から9日。

 たばこ税増税の賛否を聞くと、賛成と回答したのは全体の73.8%で、男性が68.8%、女性が78.8%だった。たばこの喫煙状況別では、非喫煙者(1161名)が89.2%、喫煙経験者(過去に喫煙習慣があったが現在はない・394名)が83.0%、喫煙者が25.4%だった。それぞれの理由は、賛成派では「健康への影響を考えて」「嗜好品だから」「喫煙者が減ってほしい」「設備向上の期待」などが、反対派では「喫煙者ばかり負担が大きく不公平」「たばこだけ値上げするのは好ましくない」「値上げは喫煙抑制につながらない」などが挙げられた。

 また、喫煙者にたばこ税増税後の喫煙習慣について聞くと、「特になにも変えない」が44.0%で最も多く、「吸う本数を減らす」が40.7%、「禁煙する」が12.1%、「吸う銘柄を変える」が6.3%となった。

 たばこ税の増税で喫煙習慣を変えない人が多数を占めるものの、喫煙本数は大きく減少する可能性がある。さらに、たばこ税の増税は段階的に予定されており、たばこの販売数量は今後もさらに落ち込む可能性がありそうだ。

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たばこから引火 酸素濃縮装置、使用中の死亡火災相次ぐ

たばこから引火 酸素濃縮装置、使用中の死亡火災相次ぐ

https://www.asahi.com/articles/ASL9Q4G7PL9QPTIL009.html

2018年9月23日09時32分

 自宅で「酸素濃縮装置」を使っていた呼吸器疾患の患者らが、死亡する火災が相次いでいる。使用中は酸素濃度が高まるため、少しの火気でも火災につながるおそれがあるといい、うち4割はたばこが原因とみられている。こうした状況を受け、装置に対策を施すことが定められたが、普及には時間がかかるため、国や消防は注意を呼びかけている。

 鼻に取り付けられたチューブの先に、たばこの火を近づける。すると5秒ほどで激しい炎が上がった。火はチューブを伝って首の周りへ。チューブの先端から噴き出し続ける炎がシャツに燃え移っていく。

 大阪市消防局が注意喚起のため、ホームページで公開している人形を使った実験映像。チューブの先端部分は酸素濃縮装置により、ものを燃えやすくする酸素の濃度が高まるため、こうした火災が起こるという。

 大阪では今年6月、酸素濃縮装置の利用者の自宅で火災が相次いで発生した。和泉市では50代の男性が死亡。原因は特定されていないが、男性は顔面付近が激しく焼け、近くに酸素濃縮装置があった。家族の和泉署への説明では、男性は装置の使用中にたばこを吸うため、注意していたという。東大阪市でも喫煙習慣があった80代の女性が亡くなった。布施署はチューブや衣服に引火した可能性があるとみている。

 ガス販売業者やメーカーなどでつくる「日本産業・医療ガス協会」(東京)によると、装置の使用中に起きたとみられる火災は2003年から今年5月末までで全国で72件発生し、68人が死亡している。4割はたばこが原因とされ、ほかにストーブやロウソクの火などが燃え移ったとみられるケースもあるという。

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1~8月の電子たばこ輸入額 前年より5倍以上増加=韓国

1~8月の電子たばこ輸入額 前年より5倍以上増加=韓国

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2018/09/30/0200000000AJP20180930000400882.HTML

【ソウル聯合ニュース】韓国の1~8月の電子たばこの輸入額が前年より5倍以上増加したことが30日、分かった。

 国会企画財政委員会に所属する与党議員が関税庁から提出を受けた資料を分析した結果、1~8月の電子たばこの輸入額は1億3867万ドル(約157億6000万円)、輸入量は590トンに達した。前年の2462万2000ドルに比べ5倍以上増加した。

 電子たばこは香りや味の付いた液体から蒸気を発生させて吸う。輸入額が急増したのは、紙巻たばこの値上げ、加熱式たばこの増税による需要増加が影響を与えたとみられる。

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たばこ10月1日値上げ 愛煙家に「秋風」

たばこ10月1日値上げ 愛煙家に「秋風」

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180930/KT180925FTI090013000.php

 たばこ税の増税に伴い10月1日、紙巻きたばこや加熱式たばこが1箱当たり10〜40円程度値上げされる。県内のコンビニなどでは“駆け込み”でまとめ買いをする人がいる一方、近年の受動喫煙対策の強化や健康志向の高まりを受け、前回増税された2010年10月以上に、禁煙を目指したり、ニコチン成分を含まない「電子たばこ」に切り替えたりする動きが目立っているようだ。

 「値上げを機会に、たばこはやめます」。9月下旬、長野市の自営業の男性(68)は、市街地の自動販売機でたばこを買いながら“宣言”した。家族に配慮し、自宅ではもともと禁煙。4月には同市で歩きたばこを禁じる改正ポイ捨て防止条例も施行され、「吸える場所がなく、どこに行っても肩身が狭い」。禁煙決断の理由だ。

 たばこ税は、紙巻きたばこが段階的に1本当たり計3円引き上げられる。火を使わない加熱式たばこも段階的に上がり、税額は紙巻きの7〜9割程度まで上がる見通しだ。

 創業106年になる松本市の老舗たばこ店「伊勢屋商店」では、値上げを前に50カートンをまとめ買いした客もいた。4代目の倉又裕一さん(47)は「将来的にはさらに値上げもあるだろう。苦しいが対応していくしかない」とこぼす。

 一方、長野市の電子たばこ専門店「ベイプスタ」では、値上げを機に、液体から蒸気を発生させて吸う「電子たばこ」に切り替える人が増加。液体にはニコチンが含まれず、ミントやコーヒー風味などの香りを楽しめ、「たばこと併用する人も多い」という。

 厚生労働省によると、17年の国民健康・栄養調査で、たばこを習慣的に喫煙している人の割合は男性が29・4%、女性が7・2%でともに過去最低だった。今年7月には受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が成立。たばこ離れは一層進むとみられる。

 5月の移転新築に伴い、店内に喫煙専用室を設置した長野市の「縁起居酒屋鶴亀」運営会社の社長斎藤幸代さん(49)は、「たばこを吸わない人が気持ち良く利用できる空間づくりを進めたい」と話している。

(9月30日)

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10月よりタバコはついに一箱500円時代に突入…喫煙者を取り巻く環境は昔と比べてここまで変わっていた!

10月よりタバコはついに一箱500円時代に突入…喫煙者を取り巻く環境は昔と比べてここまで変わっていた!

http://www.nicheee.com/archives/2191784.html

2018年10月01日12:00

メビウス等を販売するJT、マルボロ等を販売するフィリップモリス、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは政府によるタバコ税率の引き上げを受けて2018年10月に更に値上げされることが決まったことは喫煙者の間では大きな話題となりました。

今回の値上げされるのは、紙巻タバコや葉巻タバコ、また加熱式タバコ「プルームテック」を含む150銘柄。

年々、ポイ捨てなどの喫煙マナーの悪さや、吸わない人に対する受動喫煙や副流煙などの健康被害に関する問題点が顕著に目立ったことが要因となり街や飲食店から姿を消していく喫煙スペース。そして今回の価格高騰といった喫煙者にとっては多くの死活問題が渦を巻いています。

若年層ながら喫煙歴1年半の筆者も今回の件に対して悲痛な面持ちです。

タバコの最盛期であった1980年代~90年代は場所を問わず吸えることが常識と化していたといいます。

そんな、古き良き おおらかな時代に成人として過ごしたかった願望を抱きつつ、ひと昔前の分煙という概念が微塵も存在していなかった喫煙事情をお送り致します!

【飛行機やバス、電車内でもタバコが吸えた!】

日本航空の全面禁煙化が完了した1999年の4月までは飛行機の中で喫煙は普通に容認され、当然 電車や駅のホームの中でタバコが吸えるのはあたり前であった。

【映画館でもタバコが吸えた!】

映写機からスクリーンに向かう光の中で、モワーっと煙が見えることもしばしば。

厳密にいうと上映場所での喫煙は当時でも禁じられていたとのこと。

【学校の職員室でも教師は普通にタバコを吸っていた!】

当時は職員室は常にたばこの匂いが蔓延していたという。

しかし、現在では全く見受けられない光景となり教師は屋上で吸うのが一般的になったという。

【路上喫煙は違法ではなかった!】

2002年に東京都で初めて千代田区が “路上禁煙地区”として取り締まるまでは道路は一般的に喫煙可能であった。

【タバコのCMがしょっちゅう流れていた!】

80年代~90年代前半では頻繁に流れていたタバコのCMはどれも渋い大人の男性が出演しているため、これに憧れを抱き、影響されて喫煙する視聴者も少なくなかった。近年では青少年に悪影響という保護者やPTAの意見もあったこともあり一切、テレビでのタバコのCMは封印された。

しかし 法律において、タバコのテレビCMを明確に規制する法律はない。ただし、広告について「未成年者の喫煙禁止や健康との関係で過度にならないように努めなければならない」という具合に努力規定があり、これを受けて大臣が「指針」として広告の規制を出している。

≪参考動画≫

https://www.youtube.com/watch?v=dzl3f7fR6gs

【子供向け番組やアニメでも喫煙シーンは普通にあった!】

CMと同様の理由で現在ではほとんど流れなくなった。

【子供はおつかいでタバコを親に買いに行かされていた】

法律がゆるかった90年代までは「親のタバコを買うのは子供の仕事」という風潮がどこの家庭にもあり、商店街や住宅街でひっそりと営業している年配のお婆ちゃんが切り盛りしているタイプのタバコ屋に子供は足を運んでいた。年齢確認など行うはずも無く子供でも高校生でも見境なくタバコを購入できた。

【昭和40年から平成13年までは成人男性の喫煙率が50%を超えていた!】

たばこ産業の「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によるもの。

単純に上記のタイトルの時代間では2人に1人は喫煙者ということになる。

男性喫煙率のピークは昭和41年における83.7%

ちなみに現在の成人男性の平均喫煙率は27.8%と落ち込んでいる。

【昭和30年ごろは学校の運動会の種目に「くわえたタバコに蚊取り線香の火をつける徒競走」なるものが存在していた】

当然、参加するのは生徒の保護者である。

以上、タバコに関しては基本的に何もかもが許された素敵な時代の風習をお送り致しました。この頃はもはや、吸っていない人の方が肩身の狭い思いをしていましたが今では完全に形勢逆転をしてしまいました。

さて今回の価格高騰のあおりを受けて更に喫煙者は窮地に追い込まれてしまうこととなりますが、相も変わらず吸い続けるか、スパッと禁煙するか、はたまた健康被害の少ない電子タバコに切り替えるか…世の愛煙家の皆さんが果たして、どんな選択をするかに注目です!!

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10月からタバコ値上げ 禁煙の義務化も急速に進む中、“喫煙をやめない”が9割

10月からタバコ値上げ 禁煙の義務化も急速に進む中、“喫煙をやめない”が9割

http://news.livedoor.com/article/detail/15380686/

2018年10月1日 6時0分

 約8年ぶりとなる“たばこ税の増税”を受け、たばこメーカー各社が各商品を10月1日から値上げすることを相次いで発表。値上げ幅は10円~90円で、各社の主力製品は20円~40円の値上げとなる。値上げの申請が行われたのは、紙巻たばこ122銘柄や加熱式たばこ「プルーム・テック」7銘柄など合計150銘柄だ。昭和の時代、1箱200円前後だったたばこが、いよいよ“1箱500円の時代”へと突入する。

 愛煙家に追い打ちをかけることはそれだけではない。今月18日、兵庫県の「受動喫煙防止条例」検討委員会で、子どもがいる車の中や公園などでの禁煙について「義務化を明示すべき」との見解で一致。東京都では同条件での禁煙を「努力義務」として、原則は屋内を禁煙とすることが可決し、2020年4月から施行することが決定した。また、国が定める「改正健康増進法」よりも厳しい方針を打ち立てている地域も存在する。前述の法案では、例外的に従業員のいる客席面積100平方メートル以下の既存の小規模店舗で喫煙を認めている。これに対し、東京都や千葉市など一部では、“喫煙専用室を設けない限り禁煙”とし、違反して改善命令に従わない場合は5万円以下の過料を科す方針だという。

 喫煙者にとっては、年々非常に厳しい状況になってきている。さらに今後は禁煙者が増えていくのだろうか。今月18日、株式会社クロス・マーケティングが一都三県(埼玉、千葉、東京、神奈川)に住む20歳~69歳の男女2000人に行ったインターネット調査によると、増税後に「禁煙する」と答えたのはわずか12.1%。約1割という結果になった。全体の44%は、「特になにも変えない」、40.7%が「吸う本数を減らす」と回答しており、今後も喫煙を続けるという意見が多かった。

 東京都が行った2017年の調査では、都内の飲食店のうち「全面禁煙」が44.7%、「分煙」と合わせると64%という結果に。飲食店で自主的な分煙対策も進み、居酒屋だけでなく飲食店ビル全体が禁煙というケースも珍しくなくなっている。喫煙するには、屋内ではなく屋外にある街の喫煙所を頼るほかないが、そのスポットさえ減少傾向にある。さらに“紙巻きタバコはNGだが加熱式たばこはOK”という喫煙スペースもあり、特に従来型の紙巻きたばこの喫煙者は、かつてないほどの窮地に追い込まれていると言えるだろう。

 このような悪条件が並ぶ中、なぜ喫煙者はたばこを止めないのだろうか。先に挙げた株式会社クロス・マーケティングが同じ対象者に喫煙する理由について尋ねたところ、「気分転換」との回答が52.4%と最も多く、その後は「リラックス」(45.1%)、「生活の習慣」(44.5%)、「ストレス解消」(40.4%)、「口が寂しい」(24.1%)と続いた。また、「喫煙者同士のコミュニケーション」(14.7%)という意見もあった。価格が1箱500円~600円に上がることを理由に「止める」という人は少ないのは、仕事などの合間に一息つくリフレッシュやストレスを緩和させる効果の大きさに他ならないのだろう。

 経済的負担を減らすため、あれこれと工夫をしている喫煙者も存在する。例えば充電式のビタフル(VITAFUL)は有害物質をほとんど発生させないニコチンやタールが“ゼロ”とされている電子たばこだ。味のついたフレーバーミストで、リフレッシュの目的で作られた。使い捨てのものはスティック1本で1050円だが、約500回も吸引できる。通常の紙巻きたばこが1本で12回吸えると仮定すると、約41本分となり非常に経済的だ。こうした電子たばこであれば喫煙可能なスペースも広がるため、従来型のたばこと併用しているというタイプも少なくないそうだ。

 依存の度合いが高いほど経済的にも身体的にも負担のかかるたばこ。今後は節約や健康のため、さまざまな商品が開発されそうだ。

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病院待合室・駅ホーム… たばこ煙が「野放し」だった頃

病院待合室・駅ホーム… たばこ煙が「野放し」だった頃

https://www.asahi.com/articles/ASL9N7GW4L9NULBJ02P.html

2018年10月1日14時25分

 他人のたばこの煙を吸う受動喫煙対策の先駆けとなった「嫌煙権運動」が今年で40年を迎えた。運動が始まった頃、どこでもたばこを吸えたが、今年7月には、大半の施設内は原則禁煙とするよう法律が改正された。たばこの値段は上がり続け、1日にはたばこ税が増税された。「道半ばだが、たばこの健康被害への理解は徐々に広がってきた」と運動を主導してきた渡辺文学(ふみさと)さん(81)は話す。

 40年前の1978年、成人男性の喫煙率は74・7%。旧国鉄(現JR)の禁煙車両は、東海道新幹線「こだま」の各1両だけ。病院の待合室や駅のホーム、職場には当たり前のように灰皿があった。「煙は野放し状態だった」。この年にできた「嫌煙権確立をめざす人びとの会」設立メンバーの一人で、80年以降共同代表を務める渡辺さんはそう振り返る。

 「嫌煙権」は、当時コピーライターだった中田みどりさんの造語で、「非喫煙者がきれいな空気を吸う権利」「たばこの煙が不快だと言う権利」などと提起された。

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