米FDA、電子たばこを規制 購入者の年齢確認できる販売業者に限定へ (1/2ページ)
米FDA、電子たばこを規制 購入者の年齢確認できる販売業者に限定へ
2018.11.17 06:07
米食品医薬品局(FDA)は15日、電子たばこ製品の販売に対する厳しい規制案を発表した。若年層の電子たばこの喫煙が急増しているためで、ゴットリーブFDA長官はたばこ業界が若年層の喫煙を食い止める方法を策定しなければ、フレーバー(香料)付き電子たばこの全面的禁止も辞さない考えを示している。
メンソールも対象
同日、発表された規制案では、フレーバー付き電子たばこの販売を購入者の年齢を確認できる電子たばこ専門店とオンライン販売業者に限定するほか、メンソールたばこの販売の禁止などが盛り込まれている。最終的には多くの若者に人気のフレーバー付きたばこの全廃を目指している。
この規制案は喫煙とニコチン量を減らすためにゴットリーブ長官がかねて進める取り組みの一環。同長官はここ数週間、10代の若者による電子たばこの喫煙急増を阻止するために、FDAは対策を講じる可能性があると示唆してきた。電子たばこブランドの多くが提供するフルーツやキャンディーの風味や、電子たばこメーカーのジュール・ラブズなどが販売するしゃれたデザインで、ばれないように容易に隠し持てる電子たばこは10代の若者を引きつけている。
FDAと米疾病対策センター(CDC)のデータによると、米高校生の電子たばこの喫煙率が2017年から18年の1年間で78%と急増し、300万人強に達している。右肩上がりで伸びている電子たばこ業界に対し厳しい規制を課すFDAの計画は、ゴットリーブ長官にとって方針転換となる。
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