歩きたばこ、全面禁止 受動喫煙防止で松本市が条例骨子案
歩きたばこ、全面禁止 受動喫煙防止で松本市が条例骨子案
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20181116/CK2018111602000012.html
2018年11月16日
松本市は十五日、公共の場所での受動喫煙防止を目指す「市受動喫煙防止に関する条例」(仮称)の骨子案を、市たばこ対策推進協議会の会合で提示した。事業者の環境整備の責務を定め、市民の歩きたばこの全面禁止と受動喫煙防止への配慮を盛り込んだ。
市は、二〇一三年にJR松本駅のお城口前広場を禁煙区域としたが、区域外での対策は進んでいない。自治体の努力義務を定めた改正健康増進法が二〇年四月に全面施行されることから、対策強化に乗り出した。
市たばこ対策推進協議会は、市内の医師や経済団体、市民代表ら十五人で構成。この日の会合では、受動喫煙防止区域で喫煙した場合に巡回指導員が二千円以下の科料を徴収する京都市の事例などを基に、罰則規定の必要性を議論した。
事前に行った委員へのアンケートでは、罰則規定に賛成が九人、反対が四人、その他が三人だった。この日は「罰則がなくても効果はある」「なくては条例の意味がない」「科料などに幅を持たせるべきだ」「施行後段階的に定めてはどうか」などの意見が出た。
市は、今月下旬から一カ月間のパブリックコメントやその後の協議会での意見を踏まえ、市議会二月定例会に条例案を提出、来年度の施行を目指す。
(川添智史)
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