アイコス専用たばこ「HEETS」全国展開スタート 安さと“海外仕様”の風味で攻める
「アイコス3」「マルチ」コンビニ展開も:アイコス専用たばこ「HEETS」全国展開スタート 安さと“海外仕様”の風味で攻める
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1901/28/news085.html
2019年01月28日 13時54分 公開
フィリップモリスジャパンは1月28日、加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」専用たばこスティック「HEETS(ヒーツ)」シリーズ4銘柄の全国展開を始めた。価格は税込470円(20本入り)で、既存の「Marlboro(マールボロ)」シリーズ(同500円、7銘柄)よりも30円安い。ラインアップを計11銘柄に拡充し、より多くの喫煙者に訴求する。
本日(1月28日)から全国9カ所の専門店「IQOSストア」で販売し、2月15日に全国のコンビニエンスストアを含む主要たばこ取り扱い店でも展開する。従来は北海道、沖縄、中国・四国地方、九州地方の18道県でのみ販売していた。
ヒーツの4銘柄は、コクと深みのある濃厚な味わいが特徴の「ヒーツ・ディープ・ブロンズ」、うま味と香りのバランスの取れた「ヒーツ・バランスド・イエロー」、くせのないクリアな味わいの「ヒーツ・クリア・シルバー」、ほのかなメンソールが特徴の「ヒーツ・フレッシュ・エメラルド」。
日本で人気の高いメンソールを1銘柄にとどめ、レギュラーテイストを多く展開する理由は、紙巻きたばこの味わいを好む喫煙者の獲得をさらに促進するため。
同社マーケティング&コミュニケーションズ ディレクターの坂牧真美氏は「ヒーツはグローバルブランドとして、これまで世界30カ国以上で展開してきた。より多くの喫煙者に満足してもらえるよう、世界中のタバコ葉をブレンドしている。一方、マールボロは日本人喫煙者の嗜好(しこう)に合うよう、地中海側で取れたタバコ葉を使用している。味わいは両者で大きく異なる」と違いを説明。
「ヒーツのパッケージデザインは海外版と異なるが、中身は全く同じ。マールボロブランドに『価格面では(継続的に吸うのが)難しい』『(風味が)ちょっと合わない』と感じていた方に使ってもらいたい」(坂牧氏)と狙いを話した。
「アイコス3」「アイコス3 マルチ」をコンビニ展開
また同日から、2018年11月に発売し、これまで「IQOSストア」と公式オンラインストア限定で販売してきた「アイコス3」「アイコス3 マルチ」を全国のコンビニエンスストアを含む主要たばこ取り扱い店で販売する。
同社のシェリー・ゴー社長は「今年のテーマは『猪突猛進』。デバイス(加熱式たばこ本体)だけでなく、たばこスティックのポートフォリオを拡充するとともに、カスタマーサービスも充実させ、加熱式たばこ市場でナンバーワンを目指す」と意気込んだ。
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