« 広告宣伝が厳しいたばこ、他社からJT商品に乗り換えさせたい! | トップページ | “くわえたばこ” 不適切動画ですかいらーく謝罪 »

【受動喫煙をなくす】理解し合う社会を築く(2月18日)

【受動喫煙をなくす】理解し合う社会を築く(2月18日)

http://www.minpo.jp/news/detail/2019021860386

 受動喫煙対策を強めた改正健康増進法は今年七月一日、一部が施行される。学校や児童福祉施設、病院、診療所、行政機関の庁舎では、屋内、屋外ともに敷地内はどこででも、基本的にたばこが吸えなくなる。飲食店、事務所、工場、ホテル、旅館などは全面施行される来年四月一日から原則として屋内禁煙となる。

 受動喫煙は他人から流れる煙を吸わされることをいう。改正健康増進法は「望まない受動喫煙をなくす」を趣旨の第一に掲げる。県や市町村、民間をはじめ各事業所は万全に準備してほしい。たしなむ人と吸わない人が互いに理解できる社会を築いていこう。

 国立がん研究センターの報告では、受動喫煙のある人は、ない人に比べて肺がんを患う危険性が約一・三倍になるという。厚生労働省の二〇一六(平成二十八)年国民生活基礎調査によると、男女合わせた本県の喫煙率は22・3%で、全国の19・8%を上回った。全都道府県で四番目に高い。

 県は昨年五月一日時点で、たばこが吸えない公共施設を調べた。私立を含む全ての幼稚園と学校の敷地内禁煙率は97・1%だった。公立学校を除いた県と市町村の公共施設は本庁舎や支所、社会文化施設、体育館、保健福祉施設、公立医療機関、保育施設を指す。敷地内は39・8%と低かった。

 郡山市と玉川村は、所有する公共施設の敷地内が100%に達した。調査から九カ月がたち、県や他市町村では改善された箇所があるとみられるが、行政は率先して対策を進めるべきだ。

 県内の事業主が屋内でのたばこを一切禁じるのなら「空気のきれいな施設・車両」の認証を目指してはどうか。県と中核市の福島、郡山、いわき三市が同じ基準で取り組む。施設では(1)禁煙の表示(2)灰皿を置かない(3)ビル内の共有スペースにも灰皿を置かない-の三つの要件、車両では車内の灰皿を使わない―の要件を満たさなければならない。県と三市は昨年十一月末までに、合わせて千四百六十七施設、二百二十二台を認証した。

 改正健康増進法では、屋内禁煙となる施設でも吸える部屋を設けられる。当てはまらない場所があったり、経過措置として小さな飲食店での喫煙を認めたりしている。国には、狙いや詳しい中身を二つの施行日までに広く知らせる責任がある。

 煙を好ましくないと思う人は多い。一方で、吸うことも個人の好みといえる。法律によるルールを基本に、たばこを巡るマナー、相手を認め合う思いやりの心が、さらに大切になる。(川原田秀樹)

( 2019/02/18 08:56 カテゴリー:論説  )

|

« 広告宣伝が厳しいたばこ、他社からJT商品に乗り換えさせたい! | トップページ | “くわえたばこ” 不適切動画ですかいらーく謝罪 »

受動喫煙」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【受動喫煙をなくす】理解し合う社会を築く(2月18日):

« 広告宣伝が厳しいたばこ、他社からJT商品に乗り換えさせたい! | トップページ | “くわえたばこ” 不適切動画ですかいらーく謝罪 »