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たばこ包装、健康被害の画像を 禁煙推進の学会が要望

たばこ包装、健康被害の画像を 禁煙推進の学会が要望

https://www.asahi.com/articles/ASM347TM6M34ULBJ01J.html

黒田壮吉 2019年3月5日11時00分

 たばこの包装に表示する健康被害に関する警告について、日本公衆衛生学会と禁煙推進学術ネットワークは4日、たばこで健康を害した人たちの写真など画像による警告を実施することを求める要望書を財務省に提出した。

 財務省は昨年12月、警告表示にかける面積について、これまでの「包装の30%以上」を、「50%以上」まで広げる方針を決めた。一方で、画像による警告は「過度な不快感を与える」などと見送っていた。変更は東京五輪前の2020年4月から順次適用する予定。

 要望書は、腫瘍(しゅよう)や真っ黒い肺などの画像による警告表示は現在、118カ国・地域で実施されていると指摘。日本国内のたばこ対策は大きく遅れているとした。また、「ライト、マイルド、低タールなどリスクが低いと消費者に誤解を生じさせるおそれのある文言の禁止」も求めている。

 同ネットワークの藤原久義理事長は「ニコチンに依存している喫煙者には、不快感がないと、たばこの健康被害が伝わりにくい。画像の導入を検討すべきだ」と話した。(黒田壮吉)

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