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2019年4月

現状は不公平「喫煙者へのペナルティ」を強化すべき明白な理由

現状は不公平「喫煙者へのペナルティ」を強化すべき明白な理由

https://gentosha-go.com/articles/-/20968

吉田 静雄2019.4.18

 

禁煙外来で喫煙者を減らすことは医療費削減につながる
予防医療の具体的な分かりやすい例として「禁煙外来」があります。2006年度の診療報酬改定で、タバコをやめたくてもやめられない人を対象に医療機関が実施する「禁煙外来」に医療保険が適用されたのです。ただし、敷地内禁煙を実施できていない医療機関は対象外です。病院では敷地内禁煙が義務付けられましたが、地域の事情でなぜかできない病院があるのです。

 

禁煙外来への評価は、タバコをやめたくてもやめられない状態を「ニコチン依存症」という病気とみなし、その治療に保険を適用するという枠組みです。がんの発症予防につながると考えれば、この禁煙外来への保険適用も重症化予防の一環と言えます。

 

禁煙外来の診療報酬では、日当たりの喫煙本数と喫煙年数とを掛け合わせた指数で依存度を判定します。もともとはこの値が200以上の人が対象でしたが、これだと若年の喫煙者をすくい上げることが難しいため、2016年度の診療報酬改定ではこの基準を35歳未満の人には適用しないこととされました。この基準を仮に200以下にすると、「132.5億円の医療費削減効果があると試算している」とも言われています。短期的に医療費が増えたとしても、将来がんになる人を減らせるのなら、長期的にはそれを上回る医療費が削減できるわけです。

禁煙外来よりも喫煙者には保険料率のペナルティを
医療費の発生を抑えるなら、禁煙を促すだけでなく、がんや動脈硬化、心筋梗塞等の病気を引き起こす原因とされる喫煙の規制も考える必要があります。非喫煙者の保険料率を喫煙者よりも低く設定するなどタバコ対策も強化推進すべきでしょう。医療に長年従事していますが、喫煙者と非喫煙者が同じ保険料ということに常々疑問を感じています。健診・人間ドック等を毎年行って健康に注意している人は医療費の負担で優遇されても良いのではないでしょうか。

 

世間では保険料率の引き上げは消費増税ほどにはクローズアップされません。国の財政悪化が深刻な中、社会保障を安定的に運営できるようにするには、消費税率を引き上げて財源を確保する必要があります。

 

しかし消費税率の引き上げ自体が国民になかなか理解されず、これを持ち出すだけで政権が揺らぐ始末です。ところが、医療保険の保険料率は近年約8%より約10%まで引き上げられました。これは国民の負担増に直結する話ですし、もっと注目されて然るべきでしょう。

 

わたしがこれを強調するのは、医療費の発生を防ぎながら医療の財源を確保するヒントがここにもたくさんあると思うからです。たとえば、国民の理解を比較的得られやすいと考えられる一つが、喫煙者へのペナルティの導入です。実際、民間の生命保険では非喫煙者が有利な仕組みの商品ができているようですし、これなら医療費の適正化と新たな財源の確保を同時に見込めるはずです。

 

タバコには麻薬と同じように習慣性があり、「ニコチン依存症」という病名まであります。2006年度の診療報酬改定で「禁煙外来」が保険適用の対象になったことはある意味では画期的ですが、医療保険の大切な財源を禁煙外来に使うことは非喫煙者にとって本来不公平です。そこで喫煙者の保険料率を非喫煙者より高く設定するのです。逆に非喫煙者の保険料率を安くする考えもあります。

タバコを薬機法でなぜ取り締まらないのか
タバコは発がん性物質を数多く含んでいます。これは本来薬機法で規制すべきものです。先進国の中では、タバコにかけては一番発展途上国と言える日本が、今こそ世界に先立って規制を強化すべきです。


 

発がん性の証明されていない1ミリシーベルトの放射線の被ばく量を問題にするよりは、はっきりと発がんリスクが証明されているタバコを規制するほうが先決です。

 

タバコの値上げが喫煙を減らす一番の近道であることは、諸外国で証明済みです。1箱を1000円ほどにするだけで、効果は抜群でしょう。国民の健康を守るために、タバコ生産農家に米の減反政策のような補助金を出しても良いくらいです。

 


世界保健機関(WHO)の調べでは、喫煙が原因で死亡する人は世界規模で年500万人に上り、間接喫煙でも毎年60万人が死亡しているといいます。一方、厚生労働省によると、日本国内でも喫煙者で年に12万〜13万人、家族や周りの人の受動喫煙では6800人が死亡しています。特に女性の喫煙は妊婦の流産、早産の原因にもなりハイリスクです。

 

タバコタールにたくさんの発がん性物質が含まれていることは科学的にも証明されていて、喫煙者の場合、肺がんをはじめ多くのがんの罹患率は非喫煙者の〜倍にもなるとされています。その上、喫煙に伴う動脈硬化症は心臓血管病や脳卒中なども引き起こします。

 

喫煙をきっかけにがんや心臓血管病、脳卒中などの病気になるのであれば、医療費が増えるのは当然です。逆に言うと、タバコを吸わなければ病気になるリスクが激減し、医療費を大幅に削減できることも明白でしょう。

 

国は2012年にまとめた「健康日本」(第2次)の中で、タバコをやめたい成人の喫煙率を2022年度までに12%に引き下げる目標を掲げました。これに対し、2015年の喫煙率(男女計)は18.2%となお隔たりがあります。男女別では、女性の7.9%に対し男性が30.1%と、依然として3割を超えています。また、年代別では30代が最も高く41.9%。この年代の男性は今もなお5人に2人が喫煙していることになります。

 

国が2007年に策定した「がん対策推進基本計画」では、がんによる死亡率(年齢調整後)を2015年までに2005年比で20%下げる目標を掲げましたが、結局、達成できませんでした。国の検証では、目標達成の前提となる喫煙率が下がらなかったことが未達に終わった大きな原因だとされています。

 

もっと踏み込むなら、喫煙を法律で取り締まるなど、国はもっと本気で禁煙対策に向き合うべきです。これほど明白なタバコのリスクをマスコミはなぜ大きく取り上げようとしないのでしょうか。そして国はなぜ発がん性のあるタバコ、喫煙を薬機法で取り締まらないのでしょうか。喫煙を厳しく取り締まることでタバコ税の収入が減ることを恐れているのかと勘繰りたくなります。

医療法人中央会尼崎中央病院 理事長・院長

医学博士。1930年生まれ。
1955年に大阪大学卒業後、フルブライト交換留学生として訪米。
インターン外科レジデントとして5年間米国留学。
帰国後、1965年より大阪労災病院にて外科医として勤めた後、1975年からは大阪厚生年金病院(現・JCHO大阪病院)にて外科部長として勤務。
1985年、叔父の経営していた医療法人中央会尼崎中央病院理事長・院長に就任。
その後も全日本病院協会常任理事・監事、日本医療機能評価機構評議員、兵庫県私立病院協会(現・兵庫県民間病院協会)理事・副会長などを歴任。
日本外科学会専門医、日本外科学会指導医、日本消化器病学会専門医、日本医師会認定産業医、麻酔標榜医。

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長崎大 喫煙者不採用へ 教職員募集、国立大で初か 「嗜好押し付け」懸念も

長崎大 喫煙者不採用へ 教職員募集、国立大で初か 「嗜好押し付け」懸念も

https://this.kiji.is/491990141018473569?c=174761113988793844

2019/4/20 00:11

 長崎大は19日、本年度の教職員募集から「喫煙者」は採用しないと明らかにした。「受動喫煙から学生と教職員を守るため」としているが、学生からは「非喫煙者の嗜好(しこう)の押し付けではないか」との声も聞かれた。同大によると、国立大では初めての試みとみられるという。

 河野茂学長が定例会見で明らかにした。河野学長は「無煙化環境の促進に向け努力を重ね、喫煙とは無縁の状態で学生を社会に送り出したい」と述べた。

 教職員採用の募集要項には「喫煙者を採用しない」との趣旨の文言を盛り込み、採用面接時に喫煙の有無を確認する。また現在勤めている教職員の喫煙者にも禁煙を促し、5月からは学内に設置する禁煙外来に通院できる。同大の教職員は約4千人で、昨年8月時点の喫煙率は7.8%という。

 この取り組みについて、大阪府堺市の市民団体「『子どもに無煙環境を』推進協議会」の野上浩志代表理事は「学生が受動喫煙にさらされる機会がなくなる」と評価。民間企業でも喫煙者の不採用が広がっているとして「学生を喫煙環境から遠ざけることでたばこを吸わない学生が増えるだろう。たばこを吸わない方が学生の就職の選択肢も広がる」と指摘する。

 一方、この日、学内の喫煙所でたばこを吸っていた大学関係者は「仕方がない。たばこはやめようと思う」と苦笑い。喫煙者の同大3年の男子学生(20)は「趣味や嗜好は人それぞれで好きなように生きればいい。学生としては、教員がたばこを吸わないことよりも、面白い講義をしてくれることの方が重要。応募者が減って講義のレベルが下がらないか」と懸念する。

 法令上の“差別”に当たらないのか。厚生労働省雇用開発企画課は「採用募集で非喫煙を条件にすることを規制する法令はない。喫煙者を不採用としても法令違反にはならない」としている。

 また同大は既に敷地の一部を禁煙としているが、8月から全面禁煙とし、屋外の喫煙所はなくなるという。

 

 

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秋田空港、4月26日から施設内の一部喫煙所を撤去 屋外に設置

秋田空港、4月26日から施設内の一部喫煙所を撤去 屋外に設置

https://flyteam.jp/news/article/109135

配信日:2019/04/22 00:05

秋田空港は2019年4月26日(金)から、国内線旅客ターミナルビル内の喫煙所を一部撤去し、屋外に設置します。秋田空港では、国内線旅客ターミナルビル内に5カ所、国際線旅客ターミナルビルに1カ所の喫煙所から2019年3月末に1カ所を廃止し、完全分煙で受動喫煙の防止に取り組んでいます。

今回撤去される喫煙所は、国内線ビル1階ファミリーマート横と国内線ビル2階カフェ横の階段付近の施設です。

国内線旅客ターミナルビル2階の搭乗待合室とカードラウンジ「ロイヤルスカイ」、国際線旅客ターミナルビル2階出国待合室は、当面使用できますが、秋田県条例の制定の動きを踏まえ、建物内の全面禁煙を実施する予定です。

外部に設けられる喫煙所は、1階の空港警備派出所近くの出入口から外にアクセスし、利用できます。

 

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「禁煙」すると「幸せ」になるのは本当か

「禁煙」すると「幸せ」になるのは本当か

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190416-00122537/

石田雅彦 | ライター、編集者
4/16(火) 13:00

 タバコを吸う人は、タバコを吸う理由について「ストレス解消のため」とか「至福のひとときだから」などとよく表現する。だが、過去の科学的な調査研究によれば、喫煙者は現在の自分に満足できず、不幸を感じているという。では、禁煙した喫煙者は幸福になるのだろうか。

喫煙者の幸福度
 先日、国連の幸福度調査が発表された(※1)。これによれば、日本人の幸福度は世界各国の中で58位だそうだ。

 だが、健康寿命で日本は2位(1位はシンガポール、3位はスペイン)であり、ネガティブ・アフェクト(Negative Affect、悪影響、負の感情)で14位で比較的上位にいる。

 一方で、ラダー評価(Ladder、10段階のどのあたりに自分の生活があるか、Cantril Self-Anchoring Striving Scale)は全体と同じ58位だった。日本人は、健康寿命という客観的な指標が高いが、マイナスに考えがちで、謙虚だからか自分の生活はほどほどととらえているのかもしれない。

 そもそも、個々人の幸福度をどう評価するかは難しいが、それは単に幸福かどうかに限らず、生活の質、生活に対する満足度、その時どきの環境ごとに変化する感情によって違ってくるからだ。所得が高くても幸福度が高いとは必ずしもいえないというパラドックス(※2)があるが、これも幸福度を評価する尺度や観測対象、グローバルな比較、また所得の頭打ち感(飽和点)によって変わってくるという意見もあり(※3)、これらの差異は多様性の中に埋没してしまう。

 人間の思考や行動は複雑で変化に富み、大集団を定点でみてもなかなかその本質がわからないということのようだ。受動喫煙防止など、日本でもようやくタバコ対策が行われるようになっているが、こうした状況はタバコを吸う喫煙者の幸福度にどう影響するのだろうか。

 タバコを止められない喫煙者の多くが、タバコに含まれるニコチンという薬物による依存症になっているということはよく知られている。ニコチンが喫煙者の脳に作用し、タバコに対する依存性を高め、継続的習慣的にタバコを吸い続けてしまう。これは、アイコス(IQOS)など、ニコチンが入った加熱式タバコでも同じだ。

 また、発がんなど受動喫煙を含むタバコの健康への害はすでに明らかで、喫煙者がより有害性の低いタバコへシフトする傾向にあるのも健康を害することに対する懸念や恐怖心が背景にある。こうした心理がある上に、タバコへの課税は続けられ、価格は上がり続け、タバコ規制によって喫煙できる場所はどんどん狭められている。

 その一方、喫煙者は「喫煙することの楽しみ」を感じ、至福のひとときと称し、健康に害があることを知りつつ禁煙意志を胸に抱きながら、タバコの値段が多少上がっても吸える場所を探して喫煙を続ける。こうした喫煙者の矛盾した行動にも、ニコチンの薬物依存が強く作用しているというわけだ。

不幸な人ほどタバコを吸う
 タバコを吸うきっかけは様々だが、タバコを吸い続けてしまう理由には、ニコチン依存のほか、周囲の仲間からのピア効果や社会的な疎外感や不安があり、喫煙者は相対的に不幸を感じているという調査結果は多い(※4)。逆にいえば、自分の境遇に不満を持ち、不幸な人ほどタバコを吸うというわけだ。

 これらの調査研究によれば、喫煙者は禁煙すれば、タバコを吸わない人と同じ程度に幸福感が戻ることがわかっている。逆に、ニコチン依存度が強いほど戻りにくくタバコへの渇望感が長く残り、男女では男性のほうでより幸福度が低く、幸福度の低い国ほど喫煙率が高かった。

 タバコに含まれるニコチンは、脳の報酬系へ作用し、通常の刺激による快感物質の脳への放出を妨害し、ニコチン依存を強める。衣食住で味わうことのできる人生の楽しさより、タバコを吸うほうがより優先順位が高くなるのは、ギャンブルやゲーム、アルコール、違法薬物などの依存症と同じだ。

 愛する人と一緒にいたり、子どもができたり、美味しい食事を味わったり、レジャーを楽しんだりといったときに得られる快感物質が妨害され、タバコを吸ってニコチンを補充しなければ同じレベルの刺激を得られなくなる。それをタバコを吸うことを楽しいと感じたり、至福のひとときという満足感と勘違いしているというわけだ。

 禁煙後すぐはニコチン依存が残っていて不幸な感じがするかもしれない。だが禁煙して数日から数週間経てば、タバコを吸わない人と同じ程度の幸福感を得られる。

 日本でも今後、タバコを吸える環境はどんどん少なくなっていくだろう。毎年10月にはタバコも値上げされ続け、欧米などと同じようにコンビニなどでも買いにくくなっていくはずだ。タバコを吸うこと自体、幸福感を削いでいく。

 だが、禁煙すれば幸福感を取り戻せる。タバコを吸わない人と同じ生活を送ることで、喫煙所をうろうろ探す手間暇がなくなり、さらに幸福度は増すだろう。禁煙すれば幸せになれるのだ。

※1:「World Happiness Report 2019」(2019/04/15アクセス)

※2:イースタリン・パラドックス(Easterlin Paradox):Richard A. Easterlin, "Will raising the incomes of all increase the happiness of all?" Journal of Economic Behavior & Organization, Vol.27(1), 35-47, 1995

※3:Gil Hersch, "Ignoring Easterlin: Why Easterlin’s Correlation Findings Need Not Matter to Public Policy." Journal of Happiness Studies, Vol.19(8), 2225-2241, 2018

※4-1:亀坂安紀子ら、「ライフステージの変化と男女の幸福度」、行動経済学、第3巻、183-186、2010

※4-2:Lion Shahab, Robert West, "Differences in happiness between smokers, ex-smokers and never smokers: cross-sectional findings from a national household survey." Drug and Alcohol Dependence, Vol.121, 38-44, 2012

※4-3:Andrew Stickley, et al., "Smoking status, nicotine dependence and happiness

in nine countries of the former Soviet Union." Tobacco Control, Vol.24, 190-197, 2015

※4-4:Giuseppe La Torre, et al., "Smoke & Thriving: an ecological study." epidemiology biostatistics and public health, Vol.12, No.2, 2015

※4-5:J E. Drehmer, "Sex differences in the association between countries' smoking prevalence and happiness ratings." Public Health, Vol.160, 41-48, 2018

 

 

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就業中の全面禁煙 広がるか 佐賀共栄銀行、今月導入 [佐賀県]

就業中の全面禁煙 広がるか 佐賀共栄銀行、今月導入 [佐賀県]

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/503781/

2019年04月19日06時00分 (更新 04月19日 12時11分)

 佐賀共栄銀行(二宮洋二頭取)が今月から、全ての店舗を全面禁煙にしている。行員の健康増進を図るためだけでなく、「たばこ休憩」をなくすことで生産性向上につなげるのが狙い。専門家は「全面禁煙の企業は全国で増えつつあるが、県内では一歩踏み込んだ試み」と評価している。就業中の全面禁煙は県内でも広がるのか。

 同行は1日から、佐賀、福岡、長崎の3県の全25店舗で全面禁煙を開始。建物内や敷地内だけでなく、社有車に乗車中も喫煙ができない。佐賀市の本店近くには、喫煙スペースがあるコンビニがあるが、「喫煙を目的としてコンビニ等の施設へ勤務中に出向くことを厳禁とする」との通知まで出す徹底ぶりだ。

 全面禁煙に踏み込んだ背景の一つに、昨年成立した改正健康増進法がある。受動喫煙対策を強化し、今夏から学校や病院などは「敷地内禁煙」となる。銀行の事務所などは来年4月から「原則屋内禁煙」だが、敷地内も禁煙としている佐賀共栄銀行は学校や病院並みの対応だ。

 残業時間の上限を規制する働き方改革関連法が今月1日に施行されたことも全面禁煙を後押しした。同行の冨永健司人事部長は「喫煙者はたばこを吸うために何度も離席するので生産性はどうしても落ちていた。『たばこ休憩』をなくせば残業も減る。社会的な嫌煙ムードもあり、思い切って導入した」と話す。

 愛煙家は全行員約300人の3割ほどという。肩身が狭くなっていそうだが、受け止めは意外にも前向きだ。喫煙歴約30年になる50代の男性部長は1日3回のたばこ休憩を屋外の喫煙スペースで取っていたが、「今はなくても平気」と言う。「吸わなくてもいいのに、単なるルーティンになっていたのかな」

 多い時には1日2箱を吸っていた50代の男性課長は、マイカーでの通勤時間が貴重な紫煙タイムに。「帰りの車で早くたばこを吸うために仕事の効率化を求めるようになった」と苦笑い。「いつか、やめようと思っていたので良いきっかけになった」と、これを機に喫煙をやめた行員もいた。

 全国の企業の禁煙状況を調べた帝国データバンクによると、全国約1万社から回答があった2017年の調査で、社内を全面禁煙とした企業は約22%に上った。「職場内がきれいになった」「業務の改善・効率化につながった」などの効果が報告された。

 受動喫煙の影響を研究している佐賀大の松尾正幸名誉教授は「従業員の健康管理や能率アップのための職場環境の改善は企業にとって避けられないテーマ」と指摘。「社員が健康になれば、社会保障費の負担低減になり、企業にもメリットがある。就業中の禁煙は今後さらに進むだろう」と話している。

=2019/04/19付 西日本新聞朝刊=

 

 

 

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ひまわり生命の新卒採用条件に「非喫煙者」 タバコ差別?と聞いてみると...

ひまわり生命の新卒採用条件に「非喫煙者」 タバコ差別?と聞いてみると...

https://www.j-cast.com/kaisha/2019/04/20355538.html?p=all

2019/4/20 15:00

最近、全社を挙げて従業員の禁煙に取り組む企業が増えてきた。社員の健康被害を防ぐと同時に生産性の向上を図る「健康経営」の一環だが、最初から喫煙者を採用しない企業も登場している。

その一つが、2020年4月新卒入社から「非喫煙者」を採用条件に明記した、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命だ。J-CASTニュース会社ウォッチ編集部では、担当者に話を聞いた。

全社をあげた禁煙運動の総仕上げが採用にまで
ひまわり生命経営企画部広報グループの住山舞衣さんは、新卒の採用条件に「非喫煙者」を設けたことについて、こう説明した。

「当社は生命保険ですから、お客様が健康になることを応援する『健康応援企業』です。その社員がタバコを吸って不健康になっては、お客様に対して説得力がありません。そこで、2016年から段階的に社員の禁煙運動に取り組んできました。2020年4月の新卒者を非喫煙者に限ることにしたのは、禁煙サポート運動の、いわば最終段階にあたります」
まず、2016年春から健康保険組合による禁煙治療を促進しはじめた。禁煙外来を受診する社員に治療費を補助。同年8月には、週1回の「禁煙デー」を開始。すでに会社内は分煙になっており、喫煙ルームでしかタバコを吸えなくなっていたが、「禁煙デー」にはそこでの喫煙も禁じた。タバコを吸いたければ、会社から遠く離れた所に行き、こっそり吸うしかない。

翌17年8月には、さらに追い討ちをかけた。東京本社の「喫煙ルーム」を取り壊すなど、全国の営業拠点を全施設終日禁煙にしたのだ。勤務時間中は会社の施設内ではまったく吸えなくなった。これには社有車も含まれるから、営業中の移動の車内でも吸えなくなった。

勤務時間中は出張先でも喫煙はご法度
その間、喫煙者を対象に医療の専門家を招いて、いかにタバコが健康を害するかを教え込むセミナーを実施。禁煙の相談に応じるカウンセリングの窓口も作った。そして、極めつけが2018年10月、全役員と部室長以上の幹部たちに就業時間内での全面的な禁煙を指示したことだった。

住山さんは、こう説明する。

「これは夜のプライベートな時間をのぞいて、勤務時間中はたとえ出張先でも吸ってはいけないということです。こっそり吸う方がいるかもしれませんし、すべてに干渉できるわけではありませんが、マインドの問題として幹部の方々に禁煙の自覚を促しました」
2016年の禁煙プロジェクト開始時は、社員約2700人の20.8%が喫煙者だった。これは厚生労働省の調査(2017年)の全国平均17.7%より高い。これを2020年には、12%以下にするのが目標だが、スモーカーの幹部たちの抵抗はなかったのだろうか。住山さんは語る。

「特に抵抗があったとは聞いていません。社長の大場康弘はもともと吸いませんし、幹部たちから率先して健康経営の姿勢を示そうということですから」
こうなると、全社に広がるのは時間の問題だった。半年後の2019年4月、就業規則上の休憩時間をのぞき、すべての社員が勤務時間中での喫煙が禁じられた。こっそり遠くに行って吸ってもいけないのだ。もちろん、一人ひとりに監視をつけるわけにもいかないが......。と同時に、2020年4月入社の社員の募集要項に「非喫煙者もしくは入社時点で喫煙されない方」という条件が明記されることになったわけだ。

「幹部の段階で、『会社は本気だ』ということがわかっていましたから、特に抵抗や反対はありませんでした」(住山さん)
「お酒の場合は勤務中に飲みませんから」
ところで、企業が従業員に禁煙を指示したり、今回のように採用条件に「非喫煙者」を明記したりすると、必ず起こるのが「タバコを吸うかどうかは個人の自由だ」「喫煙者差別ではないか」という反発だ。そうした抗議はなかったのか。また、現在就職活動中の学生からも疑問の声は上がらなかったのだろうか。

住山さんは、

「SNSなどでそういう議論が起こっているのは承知しております。当社の立場は、嗜好品としてのタバコを否定するものではありません。ただ、タバコが健康に悪い影響を与えているのは事実ですから、健康を応援する会社の姿勢として禁煙を推進することに共感していただける方々に入社してほしいと考えております。会社説明会でそう訴えると、わかっていただいております」

と話す。

実際、会社のホームページに「喫煙者差別ではないか」「アルコールはいいのか」といった批判の声が数件寄せられている。そうした声には一つひとつ答えているそうで、住山さんは、

「アルコールの場合は、勤務時間中に飲むことはありえませんので、と返事をしています」
と笑った。

ちなみに、採用条件に「喫煙しないこと」を掲げている企業はほかに、日新火災海上保険、ロート製薬、スポーツクラブ運営のセントラルスポーツ、テクノロジー人材育成スクールのdiv(ディブ)などがある。

 

 

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心地よい匂いで喫煙に対する渇望が緩和

心地よい匂いで喫煙に対する渇望が緩和

https://www.zaikei.co.jp/article/20190422/507460.html

2019年4月22日 09:27

心地よいと感じる匂いの嗅覚刺激(OC)により、喫煙に対する渇望が緩和されるとの研究結果が発表された(プレスリリース、論文: PDF、SlashGearの記事)。

論文の筆頭執筆者は20年前にも同様の研究を行っているが、過去の研究で使用しなかったタバコに関連するOCを追加することやOCによる効果の持続性を調べること、自伝的記憶との関連を確かめること、同じOCを繰り返すことで効果が低下しないかどうかを調べることなどが今回の研究の目的だという。

被験者は実験時点で1日に10~30本の喫煙を少なくとも12か月以上続けており、電子タバコやニコチンパッチといった紙巻きタバコ以外のニコチン製品を使用していないこと、今後30日間に禁煙したり喫煙本数を減らしたりすることを考えてないことなどの条件で選ばれた18歳~55歳の232名(女性107名、男性125名)。2日にわたって行われる実験セッション前8時間以内に喫煙しないことが求められており、実験前には呼気中の一酸化炭素濃度のチェックも行われた。実験で使用するため、被験者はいつも吸っているタバコとライターを持ってくるようにとの指示を受けている。

実験で使われたOCは、クミン・チョコレート・リンゴ・ペパーミント・バニラ・レモン・スズランのほか、不快な匂いとされることの多いマツタケアルコール、2種類のパイプタバコ、被験者が持ってきたタバコ、無臭の12種類だ。被験者は12種類のOCをかいで心地よさの評価を行ったのち、自分のタバコに火をつける(吸ってはいけない)、割り当てられた1つのOCをかぐ、といった作業を行い、作業の前後で喫煙への渇望度合いを0(まったく喫煙したくない)~100(これまで感じたことがないほど喫煙したい)の100段階で評価する。使われるOCは被験者が最も心地よいと評価したもの・被験者が持ってきたタバコ・無臭のうち1つが割り当てられる。

渇望度の中央値はタバコに火をつける前には69.40だったが、火をつけたあとでは82.13まで上昇している。OCをかいだ後では、心地よいOCが割り当てられた被験者で19.3ポイント低下したのに対し、タバコOCでは11.7ポイント低下、無臭OCでは11.2ポイント低下にとどまった。また、この後5~45分間喫煙できないと仮定した場合の渇望度予想値も心地よいOCで低くなっている。被験者の89%は今後禁煙しようとすることがあればOCが助けになると答えており、93%は禁煙しなくても一定時間喫煙できない場合にOCが使えると答えたという。また、自伝的記憶とOCの結びつきがある場合に渇望度を低下させる効果が強かったそうだ。

今回の研究は実際の禁煙におけるOCの効果を示すものではないが、OCを禁煙プログラムの有用なコンポーネントとして提案する確固とした基礎になると考えられるとのことだ。

 

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ソフトバンク、就業時間中の全面禁煙へ…「ちょっと一服」でも処分受ける?

ソフトバンク、就業時間中の全面禁煙へ…「ちょっと一服」でも処分受ける?

https://www.bengo4.com/c_5/n_9539/

2019年04月21日 09時37分

仕事中の喫煙を全面的に禁止しようという動きがある。日本経済新聞(3月19日)などによると、ソフトバンクでは社員の健康増進のため、社員の禁煙を段階的に進め、2020年4月には外出先も含めた就業時間中の喫煙を全面的に禁止することを発表したという。

「仕事中こそ吸いたくなるのに」「集中力が上がる」という喫煙者にとっては、厳しい措置といえそうだ。

「喫煙者の一服は許されるのに、なぜ非喫煙者には一服の時間はないのか」。これまでも、仕事中の「喫煙タイム」に対する不満は少なくなかった。

「タバコ休憩で15分戻らなくても何も言われないのに、ネットサーフィンをしていると怒られるのはなぜですか」。「喫煙者の方が非喫煙者よりも休憩をとっている気がする」。「喫煙者のタバコ休憩が許されるならば、非喫煙者にも休憩をください」。

今でもこのような声がネット上に上がっている。

そもそも、仕事中の「喫煙タイム」は「休憩時間」になるのだろうか。労働問題に詳しい上林佑弁護士に聞いた。

●ポイントは「労働から完全に解放」されているかどうか
「労働基準法34条1項は、『使用者は、労働時間が6時間を超える場合においては少なくとも45分、8時間を超える場合においては少なくとも1時間の休憩時間を、労働時間の途中に与えなければならない』と規定しています。

この『休憩時間』とは、労働者が、労働から離れることを『権利として保障されている時間』を意味しており、その他の拘束時間は、労働時間として取り扱うこととされています(昭和22.9.13都道府県労働基準局長あて労働次官通達発基17号)。ですから、デスク前などにいて仕事の態勢にはあるけれども、単に作業をしていないような『手持ち時間』は、休憩時間には含まれません」

ということは、席を外して上司の指示の来ないところへ行く、というのは、ほんの数分でも「休憩時間」に入るのだろうか。

「労働基準法第34条1項の休憩時間については、分割して付与してもよいとされています。ただ、どの程度、継続した時間を与えれば休憩時間といえるのかということに関しては、規定や行政解釈はありません。

たとえば、『ほんの数分』というのが、具体的には1、2分であるという場合、そのような短時間ではほとんど何もできず、自由に時間を利用することができないため、労働から解放されていると評価されない可能性はあります。しかし、数分であっても、『労働から完全に解放されていること』が保障されていれば、『休憩時間』といえるでしょう」

では、タバコ休憩も、れっきとした「休憩時間」になる、ということだろうか。

「はい。たとえば、喫煙室で一服するために席を外すことを会社が了解している場合について考えてみましょう。労働者が一服から戻ってくるまでは、特に業務上の指示等を受けることがなく、労働からの解放が保障されている場合には、法的には、タバコ休憩も『休憩時間』に該当すると評価し得ます。トイレ休憩も、同じと言えば同じでしょう」

●長時間すぎるタバコは「職務専念義務違反」の可能性も
しかし、タバコやトイレで、数分~10分程度の時間をいちいち管理するのは難しそうだ。

「会社がこのような細切れの時間を休憩時間であると考え、労働時間の管理を行うことは、大変な手間となります。そのため、現実にはこのような労働時間の管理は、多くの場合行われていないものと考えられます」

これをいいことに、中には「喫煙所に行くと20分ほど帰ってこない社員」や「20分ごとに10分近くタバコを吸いに行く社員」などもいるようだ。ネット上には、このような社員に対する批判も少なくない。

「労働者は、勤務時間中、職務に専念する義務を負っています。喫煙するために無断で職場を離れることが多いなど、その行動が目に余るような場合には、職務専念義務違反を問われるでしょう。会社から注意・指導がなされたり、懲戒処分を受ける可能性もあります。喫煙する方は、会社の了解を得るなど、常識の範囲で行動していただくとよろしいかと思います」

ソフトバンクのように、就業時間中を全面禁煙にした場合、隠れてタバコ休憩をとったときに処分を受ける可能性はあるのか。

「そうですね。会社が明確に禁止している事項に反するものですので、会社から注意・指導がなされたり、場合によっては懲戒処分を受けるリスクはより高くなると思いますので、やめた方がいいでしょう」

(弁護士ドットコムニュース)

上林 佑(かみばやし・ゆう)弁護士
仙台弁護士会所属。労働問題を中心に、その他企業法務一般、交通事故、知的財産権等、広く取り扱っている。

 

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堀ちえみさんがなぜ ここまで分かった食道がん、口腔がんになりやすいのはこんな人

堀ちえみさんがなぜ ここまで分かった食道がん、口腔がんになりやすいのはこんな人

https://bunshun.jp/articles/-/11529

2019/04/19

 また、驚きのニュースがありました。2月に舌がんの手術を受けたばかりのタレント・堀ちえみさん(52)が、今度は食道がんが見つかったことをブログで公表したのです。

 幸い、今回は転移のないステージ I の早期発見で、口から細長い管状のファイバースコープを入れて、がんのできた粘膜を取り除く「内視鏡治療」を受けたそうです。とはいえ、堀さんは2月に、11時間にもわたる大手術を乗り越えたばかり。その心中を思うと、察するに余りあるものがあります。病が大事に至らず、克服されることを願うばかりです。

転移でも再発でもない「重複がん」
 ところで、今回の食道がんは舌がんの「転移でも再発でもない」とのこと。つまり、舌がんとは別に、新たながんが食道にできたということです。こうしたがんのことを「重複がん(または多重がん)」と言います。

 もともと、舌がん、咽頭がん(のどのがん)、喉頭がん(声門のがん)など頭頸部がんになった人は、食道がんになりやすいことが知られています。なぜかというと、口からのど、食道にかけて、「扁平上皮(へんぺいじょうひ)」という同じ組織に連続して覆われているからです。

喫煙者で「お酒を飲むと顔が赤くなる」人は要注意
 がんには組織型で分ける分類法があり、この扁平上皮から発生するがんを「扁平上皮がん」と言います。口腔がん、食道がんのほとんどは扁平上皮がんで、共通して放射線が効きやすいことが知られています。ちなみに、胃がんや大腸がんの多くは、腺組織という上皮細胞から発生する「腺がん」に分類されます。

 口腔がんや食道がんに共通する大きなリスク要因は、なんといっても「喫煙」と「飲酒」です。たばことアルコールの影響で口腔がんになった人は、口から食道にかけての扁平上皮全体が、がんを発生しやすい条件になっています。そのため、口腔がんになった人は、食道がんになりやすいと考えられているのです。

 舌がんになった堀さんも、食道がんのリスクが高いことから、念のため内視鏡検査も受けることになったのではないでしょうか。私は消化器の内視鏡専門医から、「頭頸部がんになった患者さんで、内視鏡検査で何度も食道がんが見つかった人がいる。そのたびに内視鏡で治療して、病を克服することができた」と取材で聞いたことがあります。堀さんも定期的に内視鏡検査を受けることになるかもしれません。

ヘビースモーカー×飲酒で食道がんのリスクは3.4倍に
 ちなみに、ヘビースモーカーで、「お酒を飲むと顔が赤くなる」人は、食道がんに要注意です。国立がん研究センターが行っている住民調査「多目的コホート研究(JPHC Study)」には、次のように書かれています。

「お酒で顔が赤くなる体質でもならない体質でも、飲酒による食道がんリスクへの影響は見られませんでした。ただし、喫煙指数(注・1日の喫煙本数÷20×喫煙本数)20以上のヘビースモーカーでは影響が現れ、1日当たり2合以上の大量飲酒グループで顔が赤くなる体質の食道がんのリスクが、2合未満で顔が赤くならない体質に比べ3.4倍高くなっていました。

浜田雅功さんは大丈夫……?
 私はたまに、ダウンタウンと坂上忍さんが出演する「ダウンタウンなう本音でハシゴ酒」(フジテレビ系)を楽しみに見るのですが、お酒に弱い浜田雅功さんが顔を赤くしてお酒を飲み、たばこを吸う姿を見て、心配しています。実際、食道がんの専門医に話を聞くと、顔を赤くしながら接待でお酒を飲み、たばこを吸う営業職の人に、食道がんは多いのだそうです。

 食道がんになったとしても、粘膜にとどまる早期がんで内視鏡治療だけで済めば、食道を温存でき、早く普通に食べられるようになります。しかし、粘膜より深く潜り込んだがんで見つかれば、多くの場合、手術が必要となります。

 食道がんの手術は、胸、お腹、首の3ヵ所を切開して行います。まず、胸からの手術で食道を切除した後、胃を細長くしたり腸を移植したりして、肋骨の裏側に新しい食道の通り道を作ります。そして、新しい食道をのどの側とつなげます。

 近年では、胸やお腹に数ヵ所小さな穴だけを開けて行う「胸腔鏡手術」や「腹腔鏡手術」が、食道がんにも適応されるようになりました。しかし、それでも、がんの手術の中ではかなり大きな手術となります。現在では、安全性が高まったとはいえ、それでも肺炎や縫合不全などの合併症リスクがあり、かつては死亡率の高い手術でした。

 ですから、ヘビースモーカーで、飲んだら顔が赤くなる人は、とくに食道がんにならないよう心掛けるべきだと思うのです。そのためには、まず「禁煙」です。浜田さんにも長く活躍していただきたいので、番組でお酒を飲み続けるなら、ぜひ禁煙をおすすめします。禁煙すれば、口腔がん、食道がんだけでなく、肺がん、胃がん、膀胱がんなど多くのがんのリスクが減り、脳卒中や心筋梗塞の予防にもなります。

心配な人はリスクを知った上で内視鏡検査を
 また、食道がんリスクが高い人や心配な人は、定期的に内視鏡検査を受けるといいかもしれません。内視鏡で胃を見るときに、食道も通過しますので、医師にお願いすれば胃がんと一緒に食道がんのチェックもしてくれるはずです。

 ただし、厚生労働省は食道がん検診を推奨はしていません。定期的に食道の内視鏡検査を行って、食道がんの死亡率が下がるエビデンス(科学的根拠)はないからです。内視鏡検査にも非常にまれとはいえ、前処置の薬剤によるアレルギー反応(ショック)や消化管に穴を開けたり出血させたりするリスクなどがあります。お金もかかりますので、こうしたデメリットも考慮したうえで、受けるかどうか判断してください。

 いずれにせよ、口腔がんや食道がんは禁煙してお酒を控えれば、リスクを下げられます。がんは、ならないにこしたことはありません。若い人たちの喫煙率が下がっていますので、たばこを吸っていない人はこれからも吸わず、お酒が苦手な人は無理にお酒を飲まないことが大切だと思います。

 

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日本は加熱式タバコ、世界は電子タバコ? 最大級の展示会「eCig Expo」を見てきた

日本は加熱式タバコ、世界は電子タバコ? 最大級の展示会「eCig Expo」を見てきた

https://www.excite.co.jp/news/article/Cobs_1900579/

2019年4月19日 20:14

●日本発ブランドで人気のjouz
中国・深センで世界最大規模の電子タバコ関連展示会「2019 IECIE Shenzhen eCig Expo」が開催されました。Vapeをはじめとした電子タバコは、世界中で人気にはなっていますが、日本国内では普及にはほど遠い状況です。代わりに、日本では加熱式タバコが世界に先駆けて普及しています。そんな世界の電子タバコ事情が垣間見えるeCig Expoを取材してきました。

日本国内での加熱式タバコは、フィリップモリスのiQOS(アイコス)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコのglo(グロー)、JTのプルーム・テックが主力です。新しいジャンルの製品ですが、利用者が拡大しています。

この加熱式タバコで最大シェアのiQOSは、たばこ葉を詰めたスティック(ヒートスティック)をiQOS本体に挿して、スティックを加熱することでニコチンを含んだ蒸気を発生させる仕組みです。この仕組みを再現して、ヒートスティックを加熱できるiQOS互換機というものが登場しています。

その代表の一つがjouzでしょう。日本発のブランドとしてiQOS本体より手ごろな価格ながら、iQOSにはない機能を搭載して、さらにバッテリーの安全性の向上や吸い心地の研究によって、iQOS互換機として高いレベルを実現しています。

そんなjouzは、eCig Expo会場内でも大きなブースを構え、来場者の注目を集めていました。jouzは、加熱式タバコだけでなく新たにVapeの「jouz S」も2019年夏から発売予定で、こちらも出展していました。

ニュース トレンド IT 日本は加熱式タバコ、世界は電子タバコ? 最大級の展示会「eCig Expo」を見てきた
日本は加熱式タバコ、世界は電子タバコ? 最大級の展示会「eCig Expo」を見てきた
マイナビニュース 2019年4月19日 20:14 0


jouz SはスティックタイプのVapeで、さまざまなフレーバーのリキッドが入ったカートリッジが用意されています。これを本体に挿入して吸い込めば蒸気が発生して、フレーバーを楽しめます。

日本では法規制の関係上、ニコチン入りのリキッドを販売することができないため、日本で発売する場合はフレーバーのみの蒸気が発生します。逆にいえば、タバコを吸っているように見えても「香り付きの蒸気を吸って吐いている」だけです。

jouzがこのVapeを販売するのは、「新しい習慣として広げたい」という思いがあるからだといいます。タバコ人口は減少していますが、喫煙自体は嗜好品として長い歴史があります。味わいや香りを楽しむ葉巻のように、嗜好品としての習慣となることを目指したのがjouz Sだといいます。

そのため、5種類のフレーバーを用意し、香りと味わいを楽しむ製品としてアピールしています。海外では、これにニコチンを加えたVapeとして提供もされますが、日本ではあくまで「嗜好品」として販売していく考えです。

jouzのブースでは、簡単に扱えるVapeとして来場者の注目を集めていたようです。シンプルですがスタイリッシュなデザインで、持ち歩きも吸いやすさも考慮した軽量サイズなので、気軽に使えるのが特徴です。

ほかにも、中国市場でより安価な「jouz C」や、一回吸いきりの「jouz A」も今後発売予定とのこと。カラフルなボディを採用してファッション性にも配慮しているようです。

中国では、加熱式タバコが政府によって許可されていないため、まだ販売されていません。国営のタバコ会社が開発を進めているようで、今後解禁される可能性は高そうですが、現時点で加熱式タバコが流通していないのにもかかわらず、意外に加熱式のjouz製品をチェックする来場者も多かったのが印象的でした。

iQOSやjouzのような高温で加熱する加熱式タバコは、Vapeよりもタバコ感があり、中国では日本でiQOSが人気なことから、日本旅行でiQOS製品を買って帰る中国人が多く見られます。そうしたことも手伝って、加熱式タバコにも一定の期待感があるようです。会場でVapeと加熱式タバコの双方を提供する数少ないメーカーとして、jouzは注目度が高かったのでしょう。

●より簡単に使えるVapeが人気に
前述の通り、中国市場には加熱式タバコはありませんが、中国は比較的喫煙者の多い国です。加えて、深センにはVape製品を製造する工場も多く、中国内ではVapeが一定のブームとなっています。

それも手伝って、今回のeCig Expoは規模を拡大。深セン会場は世界最大規模にまで拡大しています。eCig Expoは、小規模ながら上海でも開催される予定で、年2回の開催というほど、中国では大きな存在感となっています。

主力となるのはVapeです。会場には多くのVapeブランドがブースを構え、既存製品の紹介や新製品の展示を行っていました。

例えばJoyetechは、コンパクトながらハイパワーの「EXCEED GRIP」を出展。6種類のデザインバリエーションを用意し、手のひらサイズながら20Wの高出力を達成。新たなメッシュコイルも採用して吸い心地も改良しました。リキッド入りのカートリッジ(ポッド)を交換するだけですぐに利用できるほか、コイル変更も可能な通常のカートリッジも使えて、初心者も上級者も満足できる、としています。

Eleafの新製品としては、jouz Sのように平べったいスティックタイプの「iTap」を出展。ポッドシステムを採用して、出力は最大30W。コンパクトなVapeスターターキットとしてアピールしていました。

AspireのサブブランドであるZQは、ライターのようなサイズとスタイルの「Vi」を出展。こちらもコンパクトですが4色のカラーを用意してデザイン性を高めています。

面白いところでは、Asvapeの「世界初のタッチスクリーン搭載」という「Touch」が出展されていました。出力を切り替えたり、吸引時間などを表示したり、スマートフォンほどではないですが、比較的軽快に動作するタッチスクリーンを搭載しています。

もう一つ「世界初」をアピールしていたのは、Polarnightの1664ブランド。出展されていたのは「携帯電話Vape」。指先ほどのカートリッジにUSB Type-C端子を備え、それをスマートフォンのUSB Type-C端子に接続すればVapeに早変わりする、というシロモノです。

実のところ、機能としてはスマートフォンから電力を供給しているだけなので、モバイルバッテリーでも動作するということで、機能としては特に豊富ではありませんが、気軽に使うことができそうです。カートリッジは使い切りです。

DripArtの「LIMWELL」は、スマートフォンのタッチペンとVapeが一体化した製品。タッチペンの反対側から吸い込みつつ、タッチペンでそのままスマートフォンを操作できます。なぜかパッケージが(少し怪しい)日本語だったのですが、ブースの説明員に英語が通じなかったため、日本で販売するものかどうかは分かりませんでした。

会場内ではiQOS互換製品として、jouz以外にも2~3製品を見かけましたが、現時点で世界の趨勢はVape一色という感じ。Vapeは、欧州での利用が拡大し、米国やアジア、中東でも利用者が拡大しています。

欧米では大型・高出力のVapeが人気ですが、アジアでは比較的コンパクトな製品が好まれるようで、各ブランドでも新製品はコンパクトサイズが多かったのが印象的です。また、初心者の増加もあるためか、ポッドを交換するだけで簡単に使えるコンパクトな製品が増えているようでした。大型サイズに比べて出力が小さいコンパクトなVapeは煙(水蒸気)の量も少ないため、日本にも向いていそうです。

日本では、こうしたブームとは異なり加熱式タバコが主流になっており、Vapeは一部個人の趣味にとどまっています。日本ではニコチンリキッドが販売できないので、より安心できる嗜好品としてのVapeが一定の評価を得られる可能性はあるでしょう。海外でも簡単に使えてスタイリッシュなデザインを意識したVapeが増えてきているのも追い風になりそうです。

その意味では、jouz Sが今夏に登場するのはいいタイミングにも思えます。eCig Expoは、世界のVape人気を目の当たりにできて、日本市場の展開も気になるイベントでした。

 

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ニコチン依存を強める「二重喫煙」アイコスなど新型タバコと紙巻きタバコ

ニコチン依存を強める「二重喫煙」アイコスなど新型タバコと紙巻きタバコ

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190417-00122678/

石田雅彦 | ライター、編集者
4/17(水) 12:43

 アイコス(IQOS)などの加熱式タバコを含む新型タバコを吸う人は、これまで吸っていた紙巻きタバコと併用するケースが多い。最近、この二重喫煙でニコチンの摂取量が増え、依存度が強まるという論文が出た。

二重喫煙は半分以上

 世界でも日本は特異的にアイコス、グロー(glo)、プルーム・テック(Ploom TECH)といった加熱式タバコの喫煙者が増えている。この理由の一つは、ニコチンの取り扱いに規制がかけられている日本では、欧米で広く吸われている電子タバコのリキッドなどにニコチンを添加できず、タバコ葉を使う加熱式タバコしかタバコ製品として販売できないということがある。

 加熱式タバコや電子タバコのことを大きく新型タバコというが、喫煙者は必ずしも従来、吸ってきた紙巻きタバコから新型タバコへまるっきり切り替え、新型タバコしか吸わなくなるわけではない。なぜなら、喫煙者の多くは新型タバコの吸い心地に満足できず、本心は紙巻きタバコを吸い続けたいが、健康懸念や受動喫煙の害といった様々な動機から新型タバコに手を出していると考えられるからだ。

 2018年に日本で行われた新型タバコの使用実態に関する調査研究(※1)によれば、男性の14.5%が、また女性の4.7%が、電子タバコを含む新型タバコを吸っていると回答している。そして、それまでタバコを吸ったことのない人の3.4%が、また禁煙していた人の4.3%が、新型タバコを吸い始め、さらに新型タバコの喫煙者の半分以上が紙巻きタバコとの二重喫煙者だったという。

 初めて吸うのが新型タバコという人が少なからずいて、せっかく禁煙していたのに新型タバコに再び手を出してしまう人も多い。そして、紙巻きタバコとの二重喫煙が半分以上という調査結果には驚かされる。

常套手段の有害性低減のPR

 なぜ、加熱式タバコを含む新型タバコをわざわざ吸い始め、再喫煙で手を出してしまうのだろうか。そして、なぜ完全に新型タバコに切り替えることができず、有害性がより高いと思われる紙巻きタバコから逃れられない人がこれほど多いのだろうか。

 アイコスはフィリップ・モリス・インターナショナル、グローはブリティッシュ・アメリカン・タバコ、プルーム・テックは日本たばこ産業というタバコ会社がそれぞれ製造販売している(輸入タバコは国内法人)。タバコの有害性が明らかになり始めたのは約70年前だが、それ以後、タバコ会社は喫煙者を離反させず、新たな喫煙者を取り込むため、有害性の低減をうたい文句にしたタバコ製品を開発し続けてきた。

 フィルター付き、低タールなどだが、加熱式タバコも同じ文脈に位置するタバコ製品だ。喫煙者の多くは、タバコによる健康被害について懸念を抱き、恐れを感じている。タバコ会社はそうした喫煙者の心理に訴えかけ、有害性の低減をうたったタバコ製品を提供し続けてきた。

 だが、フィルター付きにせよ低タールにせよ、タバコ会社がPRするような健康懸念を払拭することはできず、発がんや呼吸器疾患、循環器疾患などの発症リスクをなくすことはできなかった(※2)。タバコ製品や放射線など、様々な要素が複雑に絡み合う事象の健康影響が明確になるまでには何十年もかかる。さらに、大規模な疫学調査も必要となるから、その結果が出るまでタバコ会社はモラトリアム的に延命を図ってきたというわけだ。

 タバコ会社にしてもわざと喫煙者や受動喫煙の被害者の健康に害のある製品を作っているわけではないのだろうが、タバコ製品はどうしても有害性の高い物質を含まざるを得ない。さらに、喫煙は日常的に習慣化し、長期間にわたって続くので、いくら有害性を低くしても長期間の慢性的曝露を避けることはできない。

ニコチンは同様に入っている

 なぜ、喫煙が日常的に習慣化し、長期間、有害物質に慢性的に曝露するかといえば、それはニコチンという依存性薬物による影響の結果にほかならない。そして、タバコ会社の作り出す新製品には、常に共通して依存の有効性を保つだけの量のニコチンが含まれており、それは加熱式タバコも例外ではないのだ。

 では、二重喫煙についてはどうだろうか。紙巻きタバコを吸ってきた喫煙者が、加熱式タバコの味わいや吸い心地について不満を抱いているとすれば、二重喫煙も理解できる。

 米国ではニコチン添加式の電子タバコが若年層の間でかなり広まっており社会問題になりつつあるが、米国の中高生を対象にした調査(※3)によれば、電子タバコ使用者の少なくとも81%が紙巻きタバコや葉巻など、他のタバコ製品との二重喫煙だったという。

 欧米ではこうした電子タバコについての研究も多く、若年層の二重喫煙は従来のタバコ製品との併用のほか、電子タバコを入口(ゲートウェイ)にして紙巻きタバコなど、より使用感の強いタバコ製品に手を出すようになるという調査もある(※4)。

 二重喫煙の影響についてはどうだろうか。これについては、呼吸器疾患のリスクが高まるという論文(※5)がスウェーデンの研究グループから出ているが、まだそう多くはない。

ニコチン依存度を高める二重喫煙

 ただ、電子タバコと紙巻きタバコなど従来型タバコ製品の二重喫煙は、ニコチン依存をより強めるようだ。米国の南フロリダ大学リー・モフィットがん研究センターなどの研究グループが、禁煙希望の二重喫煙者2896人についてニコチン依存度のテストスケール(Heaviness of Smoking Index、HSI)で調べたところ、電子タバコを吸い始めると従来型タバコ製品の喫煙本数は減少するが、全体としてのニコチン摂取量と依存度はむしろ増えた(※6)。

 この研究グループは、ニコチンの依存性が高まれば電子タバコを含むタバコ製品から離れられず、喫煙習慣が継続してしまうことが予測されるという。電子タバコは蒸気(ベイパー)を発生させるタイプのものも多いが、気化させる際に加熱する金属から有害物質が出ているという研究もある(※7)。

 欧米で販売されている電子タバコは喫煙者が増加し続け、大きな公衆衛生上の問題になっていることもあってこれからも研究は増えていくだろう。健康懸念についてのエビデンスも出てくることが予想されるが、日本で広まりつつある加熱式タバコについての研究は電子タバコほど多くない。

 だが、電子タバコは禁煙へ誘導できず、むしろ呼吸器疾患などの健康リスクを高めることが次第に明らかになっている。ニコチン・デリバリー・システムとして電子タバコと同じカテゴリーに属する加熱式タバコにもまた、同じようなリスクがあると考えるのは不自然ではない。

※1:田淵貴大、「日本における加熱式タバコ及び電子タバコの使用状況」、欅田尚樹編、厚生労働科学特別研究事業、平成29年度、事業実績報告書:非燃焼加熱式たばこにおける成分分析の手法の開発と国内外における使用実態や規制に関する研究、2018

※2:Nigel J. Gray, "Nicotine Yesterday, Today, and Tomorrow: A Global Review." Nicotine & Tobacco Research, Vol.16, No.2, 128-136, 2014

※3:Youn Ok Lee, et al., "Examining Youth Dual and Polytobacco Use with E-Cigarettes." International Journal of Environmental Research and Public Health, Vol.15(4), doi:10.3390/ijerph15040699, 2018

※4:Faraz Siddiqui, et al., "E-cigarette use and subsequent smoking in adolescents and young adults: a perspective." Expert Review of Respiratory Medicine, doi.org/10.1080/17476348.2019.1589371, 2018

※5:Linnea Hedman, et al., "Association of Electronic Cigarette Use With Smoking Habits, Demographic Factors, and Respiratory Symptoms." JAMA, doi:10.1001/jamanetworkopen.2018.0789, 2018

※6:Ursula Martinez, et al., "How Does Smoking and Nicotine Dependence Change after Onset of Vaping? A Retrospective Analysis of Dual Users." Nicotine & Tobacco Research, doi.org/10.1093/ntr/ntz043, 2019

※7:Pablo Olmedo, et al., "Metal concentrations in e-cigarette liquid and aerosol samples: the contribution of metallic coils." Environmental Health Perspectives, Vol.126(2), 2018

 

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たばこをやめれば糖尿病のコントロールは改善する 禁煙のメリットは大きい

たばこをやめれば糖尿病のコントロールは改善する 禁煙のメリットは大きい

http://www.dm-net.co.jp/calendar/2019/029063.php

2019年04月17日

 5月31日は世界保健機関(WHO)が定めた「世界禁煙デー」。
 たばこをやめたくてもやめられないという人は多い。その理由のひとつは、禁煙後の体重増加だ。
 禁煙に成功した後の数年間は、体重増に気を付けていないと、糖尿病リスクが20%以上上昇することが、米国の17万人以上を対象とした研究で明らかになった。
 ただし、たとえ体重が増えたとしても禁煙によるメリットは大きく、心血管疾患やがんなどのリスクが低下、早死リスクも半減するという。
 さらに、糖尿病があり喫煙習慣のある人が禁煙すると、HbA1cが下がり、血糖コントロールを改善する最大の効果を得られるという研究も発表されている。
禁煙により心血管疾患や早期死亡のリスクが大幅に低下

 ハーバード大学公衆衛生大学院の研究チームの研究で、禁煙後に体重が増えるほど短期的な2型糖尿病リスクが高まる可能性のあることが示された。

 

 ただし、禁煙による健康へのメリットは極めて大きく、体重増加の程度にかかわらず、長期的には禁煙によって心血管疾患の発症や早期死亡のリスクが大きく低下することも分かった。

 

 「たばこを吸う人が禁煙をすると、禁煙後の数年間は2型糖尿病や耐糖能異常のリスクが上昇することが知られています。このことが、喫煙者が禁煙をためらう原因のひとつになっています」と、ハーバード大学栄養学部のキ サン准教授は言う。

 

 「しかし、私たちの研究では、糖尿病リスクを高めるのは、禁煙後の体重の変化であることが分かりました。つまり、体重の増加を抑えられれば、糖尿病リスクは上昇せず、長期的には減量も可能なのです」。

 

関連情報

たばこを吸う人は禁煙をためらうべきではない

 研究チームは、「看護師健康調査」(Nurses' Health Study)、「看護師健康調査II」(Nurses' Health Study II)、「医療従事者フォローアップ調査」(Health Professionals Follow-Up Study)という3件に大規模研究に登録された17万1,150人の男女の平均19年間のデータを解析した。

 

 その結果、禁煙してから間もない人の2型糖尿病の発症リスクは、喫煙中の人に比べて平均22%以上高くなっていた。

 

 糖尿病リスクは禁煙してから5~7年が経った時点でピークを迎えるものの、その後は徐々に低下していった。

 

 また、体重の増え方が大きい人ほど2型糖尿病リスクはより高くなり、体重が増えなかった人はリスクが上昇しなかった。また、禁煙後30年経つとリスクはもともとの非喫煙者と同レベルにまで低下した。

 

 さらに、禁煙により得られる恩恵は、体重増加によるデメリットを上回ることも分かった。体重増が10kg以上だった人ですら、禁煙後は全死因による早死リスクが50%減少、心血管疾患による早死リスクは67%減少したことが明らかになった。

 

 「禁煙で得られるメリットは明白です。心筋梗塞などの心血管疾患のリスクが大幅に減少するのです。たばこを吸う人は禁煙をためらうべきではありません。ただし、禁煙後の体重増加には気を付けた方が良いでしょう」と、ハーバード大学栄養学部のヤン フー氏は言う。

たばこをやめるとHbA1cが低下 禁煙は血糖コントロールを改善する

 たばこをやめられないもうひとつの理由は、糖尿病のある人では血糖コントロールが悪化する心配があることだ。しかし実際には、禁煙により血糖コントロールはむしろ改善するという研究が発表された。

 

 研究は、英国のコベントリー大学によるもので、国立プライマリケア保健研究所の支援を得て行われた。研究には喫煙習慣のある2型糖尿病患者1万692人が参加。うち3,131人(29%)が禁煙に成功し、1年間以上たばこを吸っていなかった。

 

 HbA1cは過去1~2ヵ月の血糖値の平均を反映する。HbA1cの推移を3年間調べたところ、禁煙した糖尿病患者のHbA1cは平均で0.21%低下した。

 

 一方で、禁煙できなかった患者は5,831人(55%)。禁煙しなかった患者のHbA1cは同時期にやや上昇した。

禁煙は糖尿病合併症の予防の観点でも重要

 「研究では、禁煙により血糖コントロールが悪化することはないことが示されました。むしろHbA1cを改善するのに禁煙は効果的です」と、コベントリー大学保健・生命科学部のデボラ リセット氏は言う。

 

 これまでの研究で、糖尿病患者がHbA1cを1%低下させると、心不全の発症リスクが16%低下し、細小血管障害のリスクが37%低下することが示されている。

 

 禁煙によって血糖コントロールが悪化するという考えが、喫煙習慣のある人が禁煙するのをためらう理由のひとつになっているが、禁煙を試みる時期に血糖コントロールを積極的に強化すれば、HbA1cに悪影響をもたらすことはないという。

 

 「禁煙は糖尿病合併症の予防の観点でも重要です。糖尿病のある人は、禁煙のための努力をおしむべきではありません。たばこを吸う習慣のある人は、禁煙することで、血糖コントロールを改善するための最大のメリットを得られます」と、リセット氏は強調する。

 

Weight gain after smoking cessation linked with increased short-term diabetes risk(ハーバード公衆衛生大学院 2018年8月15日)
Smoking Cessation, Weight Change, Type 2 Diabetes, and Mortality(New England Journal of Medicine 2018年8月16日)
Study links quitting smoking with deterioration in diabetes control(コベントリー大学 2015年4月29日)
The association between smoking cessation and glycaemic control in patients with type 2 diabetes: a THIN database cohort study(Lancet Diabetes & Endocrinology 2015年4月29日)

[ Terahata ]

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米共和党幹部、たばこ製品購入年齢21歳への引き上げ提案

米共和党幹部、たばこ製品購入年齢21歳への引き上げ提案

https://jp.reuters.com/article/usa-tobacco-mcconnell-idJPKCN1RU2BE

ワールド2019年4月19日 / 04:30 / 3日前

[18日 ロイター] - 米共和党のマコネル上院院内総務は18日、たばこ製品(蒸気を吸い込む製品含む)の購入最低年齢を18歳から21歳に引き上げる法案を来月提出する考えを表明した。10代の利用抑制を狙う。

マコネル氏は声明で「10代の子どもたちの間で蒸気を吸い込む製品の利用が前例のないペースで急増していると保護者らから聞く。不幸にも全国でまん延したといえる水準に達しつつある」と述べた。

全米医学アカデミーが行った2015年の研究結果によると、毎日喫煙するようになった成人の約9割が19歳前から吸い始めていたという。法定最低年齢を21歳に引き上げることで、22万3000人の早期死亡が防げると分析した。

この日午後の取引でたばこ株が下落、アルトリア(MO.N)は約2.5%安、フィリップ・モリス(PM.N)とブリティッシュ・アメリカン・タバコ米上場株(BTI.N)も値下がりした。

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喫煙者減少も、たばこ小売店はまさかの売り上げ増!その理由とは…

喫煙者減少も、たばこ小売店はまさかの売り上げ増!その理由とは…

http://news.livedoor.com/article/detail/16335710/

2019年4月18日 15時44分 帝国データバンク

 喫煙人口が減少している。2018年に日本たばこ産業(以下、JT)が発表した「全国たばこ喫煙者率調査」によると、2017年との比較で推計37万人の減少となった。

 2018年7月には改正健康増進法が成立し、政府や自治体も規制の強化に乗り出しているほか、たばこ税の増税や健康志向の高まりなどで喫煙者人口が減少している。そのほかにもここ数年で喫煙に関して環境が大きく変化する中、たばこの小売りを主業とする業者が直接影響を受けていることが予想されるが、果たして。

 帝国データバンクの企業概要データベース「COSMOS2」より2011年度から2017年度まで業績が判明したたばこの小売りを主業とする305社の売上高をみると、表の通り。
 
 売上高は、2016年度まで6年連続の減少となったものの、2017年度は減収傾向から一転し、前年度比8.4%増となった。2013年度の水準にまで回復している。2016年までは、社会的な禁煙意識の高まりからたばこ・喫煙具小売を主業とする業者へも大きくその影響を及ぼした。また、本データで抽出した業者の多くは、たばこの自動販売機を設置して営業している業者。未成年者の喫煙防止を目的として発行されたtaspoカードの所持率の低さや、周辺のコンビニエンスストアの増加に伴い、消費者が流出したことも減収の要因となったといえる。

 ではなぜ2017年度は一転して増収となったのだろうか。背景には、2014年から日本でも普及し始めた加熱式たばこによる影響が大きいと考えられる。JTの推計によると日本のたばこ市場全体に占める加熱式たばこの割合は2018年8月時点で20%を超え、2017年の12%から急上昇している。紙巻たばこと異なりにおいがつきにくいことが喫煙者の間で人気を博している。本体の購入に加え、多彩なフレーバーのタバコやカートリッジの購入者の増加が業績を伸ばす要因となったと売上高の推移から各社の動向が読み取れる。近時は、JTをはじめ大手各社による改良品の発売などもあり、今後も業界内のさらなる競合の激化、紙巻きたばこの販売本数減少を補う形で加熱式たばこの普及率が上昇することが予想され、この動きがたばこ小売業者の業績にも波及するものと思われる。

 来年は東京オリンピック・パラリンピックが控えており、引き続き今後も喫煙について大きく環境が変化するだろう。東京都では、受動喫煙防止条例も制定され、特に飲食店での喫煙に対する規制が強化された。

 上述のように喫煙者と非喫煙者お互いが不快なく過ごせる社会づくりへの取り組みが官民一体となって行われているが、たばこ小売業者は法律や条例、健康意識の高まりといった外部環境の変化に直接影響を受ける業界であり、今後も動向が注目される。

 

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煙とたばこ問題 モヤモヤが晴れるのはいつかしら

煙とたばこ問題 モヤモヤが晴れるのはいつかしら

http://allatanys.jp/blogs/8315/

2019年4月21日

愛煙家には申し訳ないのですが、たばこのあの独特のにおいがどうしても受け入れられません。喫煙者が同席している、あるいは付近にいる食事の席では、心なしか食べ物の味が感じられないような気さえします。同伴者ならまだしも、知らない人に「煙たいのでやめて頂けますか」とは言えないので、ただただ我慢するしかありません。最初から禁煙や分煙の環境を選ぶようにしていますが、まだまだ未整備な店が多いのが現状です。

昨年、受動喫煙対策を強化する改正健康促進法が成立しました。今年7月以降、学校や病院、行政機関などで敷地内禁煙が原則的に義務付けられます。それに伴い、新年度を迎えた多くの大学でキャンパスでの喫煙を禁止する動きが目立っています。今年3月時点で敷地内を全面禁煙にしていた大学は、全782校のおよそ4分の1にあたる197大学。高知大や佐賀大など8大学が4月から、滋賀大や九州大、広島大でも5月以降から予定されています。

一方、先駆けて禁煙にしたものの分煙に戻す学校もあります。龍谷大では、2009年4月に敷地内を全面禁煙にしたところ、校門付近や近所の路上で学生が吸うようになり、住民から吸い殻などに関する苦情が殺到。10年9月、受動喫煙対策に方針を転換し、密閉型の喫煙所を6つ設けました。山形大の小白川キャンパスや秋田大の手形キャンパスでも、一度喫煙を禁止にしたものの同様の理由から分煙に変えています。

私が通っている大学のキャンパスでは、2年ほど前に喫煙所が減りました。その結果、残された屋外喫煙所に人が集中し、周囲に煙が拡散。既存の灰皿では間に合わず、吸い殻が周囲に散乱するようになりました。しびれを切らした非喫煙者と一部の喫煙者との間で摩擦が起き、SNS上で煽るような発言や言い争う姿が見受けられたこともあります。私自身も、隣接する部室に向かうたび、息を止めながら急ぎ足で通り過ぎるのが苦痛でなりませんでした。

個人的には、吸いたい人が吸うのは自由だし、構わないと思っています。批判することで喫煙者を迫害したいわけでは決してありません。でも、分煙とマナーが徹底されない限り、非喫煙者から見るたばこは害悪そのものです。受動喫煙の影響の大きさは周知の事実であり、吸い殻のポイ捨てなどモラルが問われる行為も多数見かけます。たとえ一部だとしても、ルールが守られないのであれば、罰則を強化して規則を守らない学生を取り締まるのも一つの選択です。学生の健康を守り、大学のイメージ向上につながります。分煙を選ぶなら、大学は密閉型の喫煙所を設けるなど徹底して受動喫煙対策をとるべきです。

平成が終わろうとしている今なお悩ましいたばこ。煙も問題もいつになったらモヤモヤが晴れるのでしょうか。

 

参考記事

21日付 朝日新聞朝刊(東京14版)1面「禁煙か分煙か 大学モヤモヤ」

編集部ブログ くらし 社会

執筆者プロフィール
田端 萌夏
慶應義塾大学
文章を書いたり歌を歌ったり、表現することが好きです。国際政治や歴史に興味があり、高校時代から戦争と平和をテーマに活動してきました。最近は、大学の異なる分野で活動する友人たちと出会い、海外で過ごし、新しい世界や価値観を知りワクワクしています。このあらたにすの言論空間を通して、たくさんの人の考えや思いに触れられたら嬉しいです。

 

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長崎大、喫煙者不採用へ 「学生らの健康守る

長崎大、喫煙者不採用へ 「学生らの健康守る

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43964980Z10C19A4ACYZ00/

九州・沖縄 社会
2019/4/19 19:20

2020年東京五輪・パラリンピックを前に受動喫煙対策強化が進む中、長崎大は19日、喫煙者を今後採用しない方針を明らかにした。「学生や教職員の健康を守るため」としている。禁煙を採用条件に掲げる企業は一部にあるが、大学の取り組みとしては「他に聞いたことがない」という。

長崎大によると、既に配布している教職員の募集要項には喫煙者を採用しないと明記。面接時にも、たばこを吸うかどうかを確認する。

学内に5月、無料の禁煙外来を設け、現在たばこを吸っている教職員や学生らの禁煙も後押しする。長崎大には教職員が約4千人おり、昨年8月時点の喫煙率は約8%。

昨年12月からキャンパス内の喫煙所を段階的に減らし、ことし8月以降は全面禁煙にする予定。同大担当者は「(将来的に)長崎大の学生が喫煙しないことが一つのブランドになれば」と説明し、教職員は模範としてたばこを吸わないのが望ましいとの考えを示した。

民間企業では、ホテルや旅館を運営する「星野リゾート」(長野県軽井沢町)などが、禁煙を採用条件としている。

〔共同〕

 

 

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「喫煙者は採用しない」会社も 狭まるたばこ包囲網

「喫煙者は採用しない」会社も 狭まるたばこ包囲網

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/041800275/

吉岡 陽
日経ビジネス記者
2019年4月19日

 4月18日、健康経営を目指す21の企業と東京都医師会、日本対がん協会が連携し「禁煙推進企業コンソーシアム」を立ち上げ、発足の記者会見を開いた。経営トップが社員の禁煙推進にコミットしている――、などの参加条件を満たしている企業は、コンソーシアムに参加できる。21社以外にも既に数社から参加の申し込みがあるという。

 参加企業は社員の喫煙率低減の目標を設定し、社内外に公表する。さらに、社員の禁煙を支援する取り組み事例を共有し、自社の活動に生かす。

 会見では参加企業が自社の取り組みを発表。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険は、4月から全社員に就業時間内の禁煙を求めている。大場康弘社長は、「執行役員の就任時には、禁煙規定に承諾するサインを求めている。20年の春に入社する新入社員から、喫煙者は採用しない方針を打ち出した」と話す。

 2016年度の厚生労働省「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書」では、日本では能動的な喫煙に起因する疾患によって年間約13万人、受動喫煙によって年間約1万5000人が死亡しているとの推計をまとめている。日本人の喫煙率は現在約17%とされるが、こうした状況を受け政府は22年度までに、12%に引き下げることを目指している。東京都医師会の尾﨑治夫会長は、「コンソーシアムの活動を通じて、目標達成に貢献したい」と話す。

 「たばこ包囲網」は確実に狭まっている。20年4月に全面施行される改正健康増進法では、オフィスや飲食店など不特定多数が利用する施設での屋内原則禁煙を義務付けている。さらに東京都では、世界の耳目が集まる20年の東京五輪に向けて、受動喫煙防止対策を推し進めるため、改正健康増進法よりも厳しい内容の「東京都受動喫煙防止条例」を制定。コンソーシアムの発足式に参加した東京都の小池百合子知事は、「(コンソーシアムを)ホストシティーとしての環境整備につなげたい。『健康ファースト』は、企業の社会からの評価を高める経営戦略でもある」と産業界の取り組みに期待を示した。

 

 

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紙巻きと加熱式 受動喫煙の違いは なお残る健康へのリスク

紙巻きと加熱式 受動喫煙の違いは なお残る健康へのリスク

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/295565?rct=n_medical

04/12 05:00

 <質問> 来月初めての赤ちゃんが生まれる予定です。夫がこれを機に紙巻きたばこから加熱式たばこに替えると言っていますが、受動喫煙などについて何か違いはあるのでしょうか。


 <回答> 加熱式たばこへの変更は、ご自身の健康と周囲への影響などを考えてのことだと思います。ある調査によれば、日本の喫煙者の約2割はすでに加熱式たばこを使用しています。1番の理由は「害が少ないと思った」で、2番が「周りへの迷惑を避けるため」とのことです。では、加熱式たばこは本当に害が少ないのでしょうか。

 ある加熱式たばこの宣伝によると、紙巻きたばこに比べ九つの有害物質が約9割減っているそうです。しかしここで誤解してはならないのは、たとえ有害物質が9割減ったとしても、病気のリスクが90%減るわけではないということです。

 虚血性心疾患を例にとると、1日20本の喫煙本数をたとえ1本に減らしたとしても、病気になるリスクは半分にも減りません。加熱式たばこには、紙巻きたばこと同様に、九つどころか非常に多くの有害物質が含まれています。有害物質がたとえいくつか減ったとしても、加熱式たばこを長期に使用することは、やはり健康へのリスクとなるのです。

 加熱式たばこの受動喫煙に関する医学的データはまだ十分ではありません。しかし、加熱式たばこ使用者の呼気には有害物質を含む大量の浮遊粒子状物質が含まれています。それらを受動的に吸うことは、健康へのリスクになり得ると世界保健機関は述べています。副流煙が出ないからといって、赤ちゃんのいる室内で加熱式たばこを使用するのは控えるべきです。そしてこれを機に、ご家族とご本人のためにも、完全に禁煙することをお勧めします。(瀬川雅史=のえる小児科院長)

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【閲覧注意】頭が皮だけ、悪夢の軟体胎児 ― 全身軟体でブヨブヨ… 親の喫煙が原因か!?

【閲覧注意】頭が皮だけ、悪夢の軟体胎児 ― 全身軟体でブヨブヨ… 親の喫煙が原因か!?

https://tocana.jp/2019/04/post_92156_entry.html

2019.04.14

 欧州心臓病学会(ESC)が発行する学術誌『European Journal of Preventive Cardiology』に、先月24日、生まれてくる赤ん坊の先天性心疾患のリスクが父親の喫煙と母親の受動喫煙によって高まる可能性があるという研究結果が掲載された。研究者らは、先天性心不全の乳児137,574人と880万組の妊婦とその夫を対象とした統計に基づき、受動喫煙と先天性心不全との相関関係を示した。これによると、両親がタバコを吸わない場合と比較して、父親の喫煙は74%、母親の受動喫煙は124%、母親の喫煙は25%とそれぞれリスクが増加するという。研究者らは、父親の喫煙は母親の喫煙以上に胎児に悪影響を及ぼすと注意喚起している。

 この論文が発表される以前から、タバコの催奇形性(胎児に奇形が起こる危険性)は指摘されてきた。タバコの煙にはニコチン、一酸化炭素、シアン化合物、鉛などの有毒物質が含まれていて、胎児の発達遅延だけでなく流産や早産などのリスクも増加させることが知られている。現代では、タバコ以外にもアルコールやサリドマイド、放射線といった奇形の原因が判明しつつあるため、妊婦はこれらから遠ざかることが望ましい。さもないと、今回紹介する動画に映っているような奇形児が誕生するかもしれない。

 海外の動画共有サイト「Site de noticias」に公開されている動画には、ぐにゃりとした肉の塊が映っている。一見すると鶏肉のようだが、手で押し広げられると、これが胎児であることがわかる。手足や腹部がぷよぷよしているのみならず、頭部もぺしゃんこで、もはや皮だけのような状態だ。

 この軟体胎児の病名も病因も不明だが、骨や筋肉が正常に形成されなかったのだろう。そうした病気の一つとして胎生性軟骨萎縮症が考えられる。かなり古い医学論文になるが、「人胎児奇形と環境要因」(1968年)によると、胎生性軟骨萎縮症の胎児を死産した女性は、貧困のため妊娠前後に偏食を余儀なくされ、栄養失調になっていたという。この論文からわかるのは、貧困もまた奇形の原因になり得るということだ。

 日本でも経済格差が広がれば、危険な食品を口にしたり酒やタバコに溺れたり、栄養失調に苦しむ貧困層が増えるだろう。そうなると、奇形児が誕生するリスクが高まることにもなりかねない。健康政策に加えて貧困対策も国の課題なのだ。
(文=標葉実則)

■鶏肉のようなぶよぶよの軟体胎児が誕生!

【閲覧注意】頭が皮だけ、悪夢の軟体胎児 ― 全身軟体でブヨブヨ… 親の喫煙が原因か!?の画像2画像は、「Site de noticias」より
【閲覧注意】頭が皮だけ、悪夢の軟体胎児 ― 全身軟体でブヨブヨ… 親の喫煙が原因か!?の画像3画像は、「Site de noticias」より
【閲覧注意】頭が皮だけ、悪夢の軟体胎児 ― 全身軟体でブヨブヨ… 親の喫煙が原因か!?の画像4画像は、「Site de noticias」より
【閲覧注意】頭が皮だけ、悪夢の軟体胎児 ― 全身軟体でブヨブヨ… 親の喫煙が原因か!?の画像5画像は、「Site de noticias」より


動画は、コチラからご覧になれます。

 

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調布市が「受動喫煙ゼロの店」ガイドブックを発行 市受動喫煙防止条例の公布も

調布市が「受動喫煙ゼロの店」ガイドブックを発行 市受動喫煙防止条例の公布も

https://chofu.keizai.biz/headline/2892/

2019.04.11

 禁煙飲食店である「調布市受動喫煙ゼロの店」を紹介するガイドブックを3月28日、調布市が発行した。

「調布市受動喫煙ゼロの店」ホームページ

 同市は、受動喫煙による健康への悪影響から市民を守り、次代を担う子どもたちをはじめ誰もが健康に暮らせるまち調布の実現に寄与することを目的として、3月26日に「調布市受動喫煙防止条例」を公布した。

 条例は、多数の人が往来し、特に受動喫煙の防止を図る必要があると認める駅前広場及びその周辺の路上を、加熱式たばこも含め、「調布市路上等喫煙禁止区域」に指定し、喫煙の中止命令に従わなかった場合は、2,000円の過料を科する。さらに、子どもに受動喫煙を生じさせないよう、市内に所在する学校(大学、短期大学等を除く)や児童福祉施設などの敷地に隣接する路上における喫煙を禁止する。施行は今年7月1日。

 同ガイドブックは、ラグビーワールドカップ2019日本大会及び東京2020大会に向けて、店舗屋内禁煙や敷地内禁煙による受動喫煙防止対策を実施している飲食店を「調布市受動喫煙ゼロの店」として登録した店舗30店を紹介付きで掲載するほか、トリエ京王調布と調布パルコ内の店舗も掲載。外国人訪日客の増加を見据え、英語版のページも盛り込んでいる。

 発行に合わせ、ホームページも開設し、受動喫煙がなく安心して食事ができる市内の飲食店を幅広く紹介していきたいという同市福祉健康部健康推進課の松壽さんは「登録店では、屋内の喫煙室の設置がないことが特徴。禁煙店をお探しの際にぜひ活用してほしい」と話す。

 ガイドブック配布場所は、同市健康推進課(文化会館たづくり西館 保健センター4階)。

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訪マカオ旅客がアイコス用ヒートスティック70カートン持ち込み図る…税関検査で発見

訪マカオ旅客がアイコス用ヒートスティック70カートン持ち込み図る…税関検査で発見

https://www.macaushimbun.com/news?id=27208

 

2019/04/15 10:08

澳門海關(マカオ税関)は4月14日、同月13日午後、タイパ島北安地区にある海の玄関口、タイパフェリーターミナルの税関検査場で旅客の手荷物から加熱式たばこ「アイコス」用のヒートスティック70カートン(1万4000本)、総価格約1万5000香港ドル(日本円換算:約21万円)相当を発見したと発表。

当該旅客は香港国際空港発の高速船に乗って到着した台湾出身の男で、マカオ入境直前の税関検査場で「申告物なし」の緑色レーンを通過した際に税関職員が呼び止め、X線検査で手荷物の中身を確認したところ、スーツケース1個及びバックパック2個の中にヒートスティックが入っていたことがが判明したもの。

男は税関の調べに対し、日本で購入したもので、個人使用する目的だったなどと説明したとのこと。税関は、5000〜10万マカオパタカ(約7万〜139万円)の罰金及び押収物が没収となる対外貿易法違反で男を起訴した。

近年、マカオではたばこ製品の値上げや禁煙エリアの拡大が続いている。直近では、2015年7月にたばこ消費税の増税が実施されると同時に、海外(中国本土、香港、台湾を含む)からの免税持ち込み範囲についても、従来の紙巻きたばこを現状の100本(5箱)から19本、葉巻を10本から1本、刻みたばこは100グラムから25グラムとする大幅な縮小が図られた。内外価格差を利用した安いたばこの流入を防ぐべく、各イミグレーションの税関検査場でのチェックも強化されている。税関では、今後もたばこの密輸に対する取り締まりを強化して臨むとした。

なお、マカオはアイコス及びアイコス用ヒートスティックが公式販売されていない地域にあたる。

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大手飲食店で全面禁煙が拡大 ファミレスやコンビニ

大手飲食店で全面禁煙が拡大 ファミレスやコンビニ

https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201904/0012232295.shtml

2019/4/11 16:15

 受動喫煙対策を強化する改正健康増進法の2020年4月の全面施行を控え、外食や小売業界で全面禁煙に向けた動きが広がっている。店舗を完全禁煙にする方針を明らかにしたファミリーレストランや店頭の灰皿撤去に取り組むコンビニなど来店客に快適な環境で利用してもらおうと対策に力を入れている。

 国内で「ガスト」など約3200店舗を運営する外食大手すかいらーくホールディングスは、9月から全店を禁煙にすると発表した。分煙型店舗の喫煙席は改装して禁煙席にするほか、喫煙場所は子どもたちの遊び場や授乳室に衣替えする。店舗外にある灰皿も撤去する。

 

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埼玉県警全面禁煙 歓迎と不満、賛否渦巻く

埼玉県警全面禁煙 歓迎と不満、賛否渦巻く

https://www.sankei.com/region/news/190412/rgn1904120010-n1.html

2019.4.12 07:06

 県警本部が入る県庁第2庁舎は現在、屋内に1カ所、屋外に2カ所の喫煙所が設置されているが、県警は7月から屋内の喫煙所を撤去する方針だ。同時に、禁煙対策にも力を注ぐ。厚生課ではこれまでも禁煙希望者に禁煙外来を紹介したり、肺年齢測定を行ったりしてきたが、今後は6月に受動喫煙防止セミナーを開催するなど取り組みを拡充する。

 「正直なところ、たばこはくさいし、たばこの煙の副流煙も勘弁してほしかった」。たばこを吸わない若手警察官は7月の屋内全面禁煙を歓迎する。

 県警厚生課によると、県内の警察職員の喫煙率は35・5%(平成29年度)。県民平均の20・8%を大きく上回るが、愛煙家のベテラン捜査員は「実害があるにせよ、たばこが日常業務のストレス軽減に貢献していたのは事実。杓子定規(しゃくしじょうぎ)な禁煙化では、捜査に悪影響も出かねない」と不満そうな表情をみせる。

 5年前に禁煙に成功した警察官は「これでようやく同僚たちが吸うたばこの誘惑から解放される」と安堵(あんど)し、「禁煙したら金もたまるし、健康にもいい。たばこを吸う警察官なんていずれ“絶滅”する」と続けた。

 全国の警察組織では岩手や鳥取などで、今月から敷地内の全面禁煙に乗り出している。岩手県警厚生課によると、11日時点で禁煙化による問題は発生しておらず、担当者は「目立った苦情も寄せられていないし、業務面でも特に支障は出ていない」といい、紫煙をくゆらせる刑事の姿はドラマの世界だけになるかもしれない。


 日本禁煙学会の作田学理事長は「警察官と消防署員は二大喫煙者集団だ」と指摘した上で「受動喫煙の防止という観点から屋内は当然、(敷地内の屋外も)全て禁煙にするべきだ」と主張する。

 ただ、改正健康増進法は一定の要件を満たせば、敷地内でも屋外に喫煙所を設置できるとしており、県警厚生課の担当者は「望まない受動喫煙の根絶は当然だが、喫煙される来庁者の存在にも配慮し、最善の結論を出せるよう議論を続けていく」としている。 (竹之内秀介)

 

 

 

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肺がん予防“以外”で医者が禁煙を勧める理由

肺がん予防“以外”で医者が禁煙を勧める理由

https://logmi.jp/business/articles/321066

 

病院で診察を受ける度に、断つことを勧められる喫煙。もちろん肺がんのリスクを考えてのアドバイスでもありますが、実はそれだけが理由ではないのです。今回のYouTubeのサイエンス系動画「SciShow」では、たばこが傷の修復に与える悪影響について解説します。

体の傷を修復するメカニズム

たばこを吸ったことがある人なら、怪我をしたり手術を受けたりする度に「禁煙するように」と言われた経験があるでしょう。

 

 

健康に多大な害を与えることから、単に禁煙を奨励されただけと考えてしまいがちですが、医師が禁煙を指示する理由は、肺がん予防だけではないのです。

たばこには傷の回復を遅らせる作用があるのです。この悪影響は70年代終わり頃から知られており、解明されてきたそのメカニズムは多岐に渡ります。

傷は回復するにあたり、4つの段階を踏みます。まず、血餅(かさぶた)が形成され止血が行われます。

 

 

次に起こるのは炎症反応です。炎症反応が起こることにより、体は感染症を防ぎ、傷の回復に備えます。

 

 

さらに、新たな組織が損傷部を埋めるように形成され、傷はふさがり、新しい皮膚が損傷部を覆います。

 

 

最終的には、損傷部は丈夫かつ柔軟に変化します。

 

 

たばこは、こういった段階すべての過程に干渉してしまいます。

血中の酸素濃度を下げ、ダメージを大きくする酵素を生成する

奇妙なことに、たばこを吸うとかさぶたができ易くなります。一見、よいことに見えますが、実はそうではありません。できる血餅の成分が異なるため、免疫システムが稼働して傷の修復に備える第二の段階が長くかかってしまうのです。これは、決してよいこととは言えませんね。

第二から第四段階で起こる問題は、たばこが体内を行き来して酸素濃度を下げてしまう点です。喫煙で体内に吸収されるニコチン、一酸化炭素、シアン化水素は、すべて細胞内の酸素濃度を下げることが示唆されています。

 

 

酸素は、傷の修復に重要な役割を果たします。免疫システムが外部からの侵入者と戦ったり、免疫細胞を必要な場所に送り込むには、酸素が不可欠です。また、コラーゲンは傷を塞ぐ組織を形成し、第三・第四段階において損傷部を補強する役割を果たすたんぱく質ですが、酸素はこのコラーゲンの形成にも欠かせません。

 

 

たばこが修復期の二つの段階に与える悪影響は、酸素濃度の低下だけに留まりません。例えば、ニコチンは、組織のダメージを大きくする酵素を生成します。

怪我や手術の後に医師から禁煙するよう言われるのはなぜか、皆さんはこれでおわかりでしょう。喫煙は、体の回復するにあたっての悪い条件が多すぎるのです。

非喫煙者と同じ回復力に戻すには、何ヶ月もかかってしまう

しかも、指示を受けて即禁煙したとしても、体の回復力は、非喫煙者と同等にはすぐに戻りません。

もちろん、禁煙すること自体は有益です。感染症を防ぎ、傷の回復の準備を整える免疫反応にとっては、とくに有効です。しかし、第三・第四段階の、傷口を塞ぎ補強する力は、喫煙による悪影響が元に戻るまで何か月もかかることが分かっています。

つまり、皆さんが怪我をしたり、手術を受けて医師から禁煙を申し渡された場合は、絶対に言いつけを守らなければなりません。さらに、その他の健康上のリスクを減らし、良い効果をフルに得たいのであれば、即時禁煙をおすすめしますよ。

Occurred on , Published at 

参照リンク

Why Smoking Makes It Harder to Heal

https://www.youtube.com/watch?v=qQUy15nNbFQ

SciShow

Hank Green(ハンク・グリーン)たちがサイエンスに関する話題をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル。

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全席禁煙のファミレスで「加熱式タバコ」 店は「お帰りください」命じてOK

全席禁煙のファミレスで「加熱式タバコ」 店は「お帰りください」命じてOK

http://news.livedoor.com/article/detail/16293586/

2019年4月10日 9時46分

「全席禁煙にもかかわらず、加熱式タバコを隠れて吸う客が居ます」。こんな相談が弁護士ドットコムニュースのLINE@に寄せられました。

相談者は、宮城県でファミレスの店長をしている40代女性。店は全席禁煙ですが、その客は一番奥の座敷に座り、店員側に背を向けた状態で加熱式タバコを吸っていたそう。

女性が臭いに気づき注意すると、加熱式タバコを隠し何もなかったような態度をとられました。しかし、退店後のテーブルには、吸い殻が並べられていました。

女性は「禁煙なのに加熱式タバコもダメな事くらい常識で分かっていると思います。6~7人での来店でしたが、その中で注意する人も居ないのが残念です」と話します。

このような客が来店した場合、「お帰りください」と退店を命じることは法的にできるのでしょうか。

●退店を命じることができる
石井龍一弁護士は「客として誰を立ち入らせるかは、原則としてお店の側で決める権利があります。全面禁煙の飲食店で喫煙をしている客がいれば、店側はその客に退店を命じることができます」と話します。

厚生労働省は加熱式タバコについて、「主流煙に健康影響を与える有害物質が含まれていることは明らか」としながら、「加熱式タバコの受動喫煙による将来の健康影響を予測することは困難」として研究や調査を続けることが必要としています。

加熱式タバコの場合はどうでしょうか。

「飲食店が店内を全面禁煙にするのは、副流煙の受動喫煙による他の客の健康被害を防止するという目的でしょうから、そのような健康被害がないというのなら、吸ってもよいということにもなりそうです。

しかし、加熱式タバコの受動喫煙による健康被害の可能性が全くないと断定されているわけではありません。仮にその恐れがないとしても、飲食店が店内を全面禁煙にする目的は、店内にタバコの臭いが出ないようにする、店内の雰囲気をよく保つなど、他にも考えられます。

したがって、店が全面禁煙としている以上、加熱式タバコであっても、喫煙している客に退店を命じることができると考えられます」(石井弁護士)

●加熱式タバコも規制対象に
2018年7月には、改正健康増進法が成立しました(五輪前の2020年4月に全面施行)。学校や病院をはじめ、多数の人が利用する施設について屋内は原則禁煙とし、加熱式タバコも規制対象に含まれています。

2020年東京五輪の会場は、加熱式タバコを含めて、競技会場の敷地内全てが全面禁煙となります。お店や街中でたばこを吸う人を見かけることが少なくなりそうです。

【取材協力弁護士】
石井 龍一(いしい・りゅういち)弁護士
兵庫県弁護士会所属
事務所名:石井法律事務所
事務所URL:http://www.ishii-lawoffice.com/

 

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JT加熱式たばこの反撃、「プルーム・テック・プラス」を生んだ熱血部長

JT加熱式たばこの反撃、「プルーム・テック・プラス」を生んだ熱血部長

https://diamond.jp/articles/-/199445

2019.4.11

「プルーム・テック・プラス」山田 学(JT たばこ事業本部 R&Dグループ 開発責任者)

 加熱式たばこの普及が進んで久しい。火を使わない加熱式たばこは、紙巻きたばこに比べにおいや有害物質が少ないといった特徴があり、今やたばこ市場で21%のシェアを占めるまでに成長している。

 だが、たばこ国内最大手のJTは、長らく加熱式たばこで他社の後塵を拝す。製品展開の遅れなどが要因だ。今年2月、起死回生の一手として、満を持して新商品を発売した。それが「プルーム・テック・プラス」である。

 東京都墨田区にあるJTの研究所には、加熱式たばこの研究を古くから引っ張り続けた男がいる。

 山田学、50歳。普段は作業着を身にまとい、商品開発から基礎研究、時には製造との折衝を重ねるなど、軽いフットワークで技術関連のあらゆる部署に顔を出す。

 社内で“熱血部長”の異名を取り部下から慕われる山田は、社内の生き字引のような存在だ。その歩んできた道は、JTの次世代たばこの歴史そのものでもある。

 山田がJTに入社したのは、1993年のこと。

 大学で機械工学を学んだ「ガンダム世代」の山田は、ものづくりへの熱い思いを抱く中、当時新規事業が盛んだったJTで一般産業機械を扱う部門に配属された。やがてJTが産業機械から撤退した後、山田は紙巻きたばこの製造機械の開発や研究開発の企画を担うなど、部署を転々としてきた。

 転機が訪れたのは、横浜市青葉区にあるJTのたばこ中央研究所へ異動になったときだ。

 そこで山田に課されたミッションは、「従来のたばことは違う全く新しい発想の製品を作る」というものであった。

煙のないたばこをヒントに
香りを楽しむたばこを

 実は、それまでも山田は部署を渡り歩く中で、従来の紙巻きたばことは異なる製品の開発に携わってきていた。間接的にたばこ葉を熱する「スチーム・ホット・ワン」や、巻紙に香料を付着させることでにおいを抑えた「D-spec」といった、一風変わった製品を開発。すでに水面下では、“電気的なたばこ製品”の研究も進めていた。

 こうした知見を見込まれ山田に白羽の矢が立ったのだ。

 とはいえ、次世代たばこの推進は、裏を返せば大黒柱である紙巻きたばこの否定にもつながる。社内で大手を振ることはできない。少人数のチームを率いての極秘プロジェクトだった。多くのアイデアが生まれては日の目を見ずに消えていく日々だった。

 このとき、山田らが取り組んだのが“煙の出ないたばこ”の開発だった。

 当時、紙巻きたばこの市場が縮小し、社会的にも規制が強化され始めていた。煙の出ないたばこにニーズがあると踏んだ。

 その成果は、2010年に発売された無煙たばこの「ゼロスタイル」として世に出る。果たして狙いは的中し、発売直後には店頭で品薄が続くなど話題を呼んだ。

 だが、当初こそ人気を博したゼロスタイルだったが、定着しなかった。やはり消費者が求めているのは、たばこらしい「煙」の存在だったのだ。海外では、電子たばこのように蒸気と香りを楽しむ製品が台頭しつつあった。

 煙の出ない商品を開発してきたからこそ限界も分かる。煙を出そう。ただし、徹底的にクリーンに。

 ヒントになったのは、山田が研究していた原料を処理する基礎技術だった。その過程にある「たばこ葉にベイパー(蒸気)を通す」という発想を、製品そのものに応用できないか。

 ただし、単純に蒸気を通すだけでは駄目だ。たばこの香味などを引き出すためには、たばこ葉そのものに特殊な前処理が必要だった。

 しかし、何のことはない。その技術は、ゼロスタイルのものと全く同じだったのだ。ゼロスタイルは、たばこ葉を入れた容器をくわえて吸い込むたばこ。これに蒸気を通せば、確かにたばこの香味が抽出されてくるではないか。

 こうして、「たばこ葉を通して熱した蒸気を吸う」という、いままでにない加熱式たばこを実現した初代の「プルーム・テック」が誕生した。発売は16年のことだ。

 山田は「一晩でひらめいちゃったアイデア」とひょうひょうと言うが、それも長年の多岐にわたる研究があってこそだろう。

弱点を補う新製品の投入で
加熱式での巻き返しを狙う

 だが、プルーム・テックは、他社とは異なる低温加熱型と呼ばれるタイプで、小型で取り扱いが楽な半面、吸い応えが軽いという難があった。それは、プルーム・テックのコンセプトが「たばこを自由に吸えないときに、手軽に吸える」ものだからでもあるが、他社の高温加熱型と比べて消費者の不満も明らかであった。

「吸い応えを強化する原理は完璧に分かっている。ベイパーの量と、たばこ葉の量を増やせばいい」

 山田は、プルーム・テックが市場で出遅れる中で、その“弱点”を補う商品の開発に着手した。

 リキッドの量を増やしバッテリーを強化。内部の構造を調整しながら、バッテリーなどの増強で大型化するデバイスに対し、何種類ものひな型を作り、手に持ちやすい最適な形状を追求した。

 かくして、プルーム・テック・プラスが誕生する。手軽さが売りのプルーム・テックに比べて、満足感を売り出す商品だ。

 発売からまだ2カ月余り。成否の判断はこれからだが、足元でJTは反転攻勢に全社が一丸となって取り組んでいる。

 研究開発の指揮を執る山田にも力が入る。加熱式たばこは従来のたばことは違い、電気製品のような開発体制が求められる。山田は、「開発チームは社内のスタートアップ」と言うが、道はここで終わらない。まだまだ秘密のアイデアがたくさんあるという熱血部長の闘志も熱く燃え上がっている。(敬称略)

(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

【開発メモ】プルーム・テック・プラス
 JTが1月に発売した低温タイプの加熱式たばこ(4980円、税込み)。2016年に発売された「プルーム・テック」に比べて、吸い応えを強化している。JTは、同じく1月に発売された高温加熱型の「プルーム・エス」と、プルーム・テックの3本の矢で加熱式たばこ市場でのトップを狙う。4月に6都府県での拡大販売、7月には全国に拡販する予定。

 

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やっぱり大人のまね…? 子供たちの間で電子タバコの人気、上昇中!

やっぱり大人のまね…? 子供たちの間で電子タバコの人気、上昇中!

https://www.japanjournals.com/uk-today/12723-190405-3.html

禁煙の第1歩として電子タバコに切り替える成人が、ここ英国でも少なくないが、やはり大人のまねをしたくなるのか、電子タバコに手を出す未成年が増加しているという。「メトロ」紙が伝えた。
キングズ・カレッジ・ロンドンが11~18歳の未成年を対象に行った調査で、1年のうちに1~2度ながら電子タバコを試してみたことがあると回答したのは、2014年には6.5%だったのが、2018年には約2倍の11.7%に増加したことが判明。
常に電子タバコを吸っていると答えたのは3.4%で、これも2014年の1.6%の2倍の割合となったことが公表された。
成人は禁煙の手段として電子タバコを選ぶ人が多いが、未成年者は、逆に電子タバコがきっかけで喫煙者となることが懸念されており、「ファッション」として安易に電子タバコに手を出す風潮に警鐘が鳴らされている。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

 

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大学の全面禁煙、義務化も「対策済み」わずか25%

大学の全面禁煙、義務化も「対策済み」わずか25%

https://newswitch.jp/p/17168

2019年04月06日

 4月から始まる新学期。新たに大学へ進む人も多い中、全キャンパスで敷地内を全面禁煙にしている大学が25%程度にとどまるとみられることが、専門家の調査で分かった。改正健康増進法により、7月からは学校などの敷地内は原則禁煙となるが、対策が進んでいない状況が明らかになった。調査は中京大学の家田重晴教授(学校保健学)が実施。全国の4年制国公私立大学782校を対象に、禁煙対策を直接聞いたり、ホームページで確認したりした。

 調査は2002年から始め、半年に1回ほどの割合で結果を更新している。調査の結果、19年3月8日現在で197校(25・2%)が「全キャンパスで全面禁煙」としていることが確認でき、10年前と比べて割合はほぼ倍増した。「一部キャンパスで全面禁煙」は38校(4・9%)確認された。

 改正法は18年7月に成立。学校や病院、行政機関などは敷地内の原則禁煙が義務付けられる。こうした動きを受け各地の大学では、喫煙所を撤去して敷地内を全面禁煙にする動きが広がる。

日刊工業新聞2019年4月4日

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豊中市が世界初の禁煙SIB組成へ、医療費抑制狙う-事業者募集

豊中市が世界初の禁煙SIB組成へ、医療費抑制狙う-事業者募集

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-08/PPMVY66JTSE801

占部絵美
2019年4月8日 17:55 JST

豊中市は禁煙による医療費削減効果を狙った「ソーシャルインパクトボンド(SIB)」を組成する。同市健康政策課によれば、禁煙目的のSIB組成は世界初。

  SIBとは、民間事業者のノウハウや資金を活用して社会課題を解決するために実施される委託事業。金銭的リターンだけでなく、社会や環境へのインパクトを意図した「社会的インパクト投資」の一種で、急速に規模が拡大している。

  同市が8日公表した禁煙支援事業を委託する民間事業者の募集要項によると、事業者は禁煙支援事業への喫煙者の参加を促し、禁煙支援を行い、禁煙を継続させる。対象者は豊中市在住・在勤の喫煙者で、将来的な医療費削減効果の見込める子育て世代を重点的対象者とする。5月下旬までに事業者を選定し、6月中旬に業務委託契約を締結。事業期間は2022年3月末までの約3年間。委託費は上限6100万円。

 

 

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禁煙 努力をしないで病気はそう簡単には治らない

禁煙 努力をしないで病気はそう簡単には治らない

https://blogos.com/article/369619/

中村ゆきつぐ2019年04月09日 09:11

色々病気はあります。特にがんなんてほとんどが運、不運で、基本遺伝、環境要因の関与は少ないことが言われています。(もちろん遺伝、環境要因(タバコ、放射線など)が優位ながんもあります)本当仕方のないものがほとんどです。

そんな中、タバコは動脈硬化含めて健康に置いていい事はほとんどありません。(しいてあげればメンタルヘルス関連でしょうか)

泉重千代さんは100歳以上までタバコ吸いながら生きました。それでも一般的には脳梗塞、心筋梗塞など本当にタバコは健康寿命を短くすることからもダメな習慣です。

そのためタバコが悪化の要因の一つとして起きた病気の患者さんには、必ず禁煙をすすめます。そう命が助かったんだから、長生きしたかったらやめようねと。

でも中にはやめてくれない人も多いです。なのに患者さんは病院にきます。薬飲んでれば大丈夫でしょうと。そんな患者さんにいつも言います。

「タバコ吸ってて薬飲むなんて、消毒した傷口に泥をわざわざ塗りたくっているのと同じだよ」
「せっかく綺麗に掃除した場所にゴミをばらまいたら意味ないでしょう」
「再発したら麻痺が残ったり、寝たきりになるよ。いや次は目覚めないかもしれないよ」

毎回外来のたびに禁煙しましょうと言い続けます。それこそ禁煙プログラムを提示することもあります。でもね、本人が希望しなければ無理強いはできないんですよ。このあいだの透析問題とも似ていますが、あくまで患者さんの希望。

そうしたら、依存症だからちゃんと専門医に紹介すべきと教科書に載ってそうなコメントが来る。そうねそれが理想だね。でも現実は無理よ。だってタバコは覚醒剤などとは違い法律で問題ないから、さらに強制はできない。たとえタバコが原因で病気が悪くなっても、それはやめなかった自分が原因だけど、医療者はまた助けるだけ。

まして依存症専門医なんて地方にはほとんどいない。悲しいけどこれが現実。

だから調子が悪いという患者に本気で叱責する。タバコやめないで調子良くなろうと思うな。努力しないであなたの病気は治らないよと。

どんなに優しく言ってもわからない人はいます。

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受動喫煙防止条例制定 金子氏が政策発表 諏訪市長選

受動喫煙防止条例制定 金子氏が政策発表 諏訪市長選

http://www.nagano-np.co.jp/articles/46593

2019年4月9日 6時00分

14日告示の諏訪市長選に再選を目指して立候補する予定の現職金子ゆかり氏(60)=無所属=は8日、市内の後援会事務所で2期目に向けた政策(マニフェスト)を発表した。国道20号諏訪バイパスの整備促進など継続を含め82項目を掲げた。市民らの健康維持や増進へ新たに「受動喫煙防止条例」(仮称)の制定を目指すとした。

受動喫煙防止条例は、たばこの副流煙による健康リスクの低減を図る狙い。飲食店や遊興施設の関係者らと内容を協議する意向だ。金子氏は「(喫煙者と非喫煙者が)混在しないようにしたい」と述べた。

「観光の目標をみんなで共有したい」と、新たに観光のグランドデザイン(将来構想)を作ると明記。まちづくりの指針である総合計画は根拠条例となる「総合計画条例」を制定するとした。

交通網整備では諏訪湖サービスエリアへのスマートインター設置などを継続課題として挙げ、JR上諏訪駅周辺整備は西口整備を含めて検討する。旧東洋バルヴ諏訪工場跡地活用では3月に策定した基本構想を基に具体的な整備内容を盛る「基本計画」を作るとした。

すべての子どもと家族の切れ目ない支援や地域医療・介護連携推進センター(ライフドアすわ)を核とした医療と介護の連携強化、災害時に市民が自分の命を守るための事前準備の支援なども掲げた。

金子氏は「人口減少や超少子高齢化時代を迎えている中でも諏訪市に住んだり、訪れたりする幸せ感や安心感を実現したい」と述べた。

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マリファナ解禁「1兆円規模新産業」は是か、非か?

マリファナ解禁「1兆円規模新産業」は是か、非か?

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56030

 マリファナの臭いがぷんぷんする所で、この原稿を書いています。びっくりされるかもしれませんが、事実なので仕方ないのです。

 仕事で滞在しているオランダのアムステルダムで、大麻の臭いがするのは、日本国内でたばこの副流煙が流れて来るのと、だいたい似たようなものだと思って外れないでしょう。

 禁止されていませんから、街で普通に、たばこ同様に人々は「喫煙」しています。

 昨日は雨が急に降ってきて困っていたとき、助けてくれた親切な歩行者がありました。 温厚そうな中年男性でしたが、彼もマリファナを咥えていました。

 仕事で定期的にアムステルダムに滞在しますが、おかしな煙の充満する場所で体に臭いなどついて、成田空港で麻薬探知犬に懐かしそうな顔をされても困りますので(苦笑)、私自身は喫煙所のたぐいには極力近づかないようにしています。

 それでもごく普通に、副流煙状態のマリファナの臭いは街に漂っている。オランダを旅行された方なら、誰でもご存知でしょう。

 コカインで起訴された芸能人が保釈されたとの続報もありました。こうした薬物、例えばマリファナが、なぜオランダでは合法で、日本を含む世界各国で禁止されているか、常識の源流探訪から始めてみたいと思います。

ナチュラル・ハイとアシッド

 前回の連載にも記しましたが、1980年代半ば、作曲家の武満徹を名義監修に西武セゾン系列から音楽雑誌を創刊して、ジャンルを問わず様々な 当時としては「先端」に触れる時期があり、狭いクラシックの畑から、広い異世界を知ることになりました。

 当時の東京は、いまだいくつかの合成麻薬が禁止される前で、そのため海外の「クラブシーン」から人の流入があったように、後知恵ですが、聞き及んでいます。

 その当時も耳にしたのは「ナチュラル・ハイ」という言葉でした。

 「大麻」のようなナチュラル、つまり自然物は、覚せい剤など化学的に合成されたドラッグ「アシッド」と違って「体にそんなに悪くない」「タバコと変わらない」「タバコより無害で、合法化の議論もある」といった話をちょくちょく耳にしました。

 むしろ「体に良い」などという話すらする人がありましたが(苦笑)、私は、父親が転移性肺がんで死んでいますので、一般にこの種の煙を吸う類は原則生理的にダメで、体に良いとはとても思えませんでした。

 それでも、オランダ国内の普通の風景として、マリファナはタバコ以上に社会に普及した、ごく当たり前の嗜好品になっている。

 どうしてそんなことになったのか?

 オランダが特別に堕落した社会なのでしょうか?

 私が仕事でご一緒する、アンネ・フランク・ハウスのスタッフやアムステルダム自由大学の先生方はみな素晴らしい人格者で、およそ麻薬だ、ドラッグだといった空気とは無関係です。

 オランダの高校生向けには「マリファナは良くないから、やめなさい」という指導がなされているとも耳にします。

 これは言ってみれば、日本の高校生に「成人しても、体に良くないから、タバコやお酒はやめておきなさい」とアドバイスするのと、ほとんど変わらないニュアンスに聞こえます。

 ことは「アルコール」とほとんど同じように考えると、非常にすっきり理解できます。

 消毒用や工業用アルコールを筆頭に、医療や産業の多様な分野で様々なアルコ―ル系の物質が活用されていますし、どんなアルコールでも、人体に濫用すれば、ろくなことになりません。

「麻酔」から「麻」を考える

 「麻薬」という言葉は「麻酔」と関連して理解すると、私には一番しっくりきます。

 「麻」で「酔う」。

 「麻酔」されれば、意識が定かでなくなり、感覚を失ったりするわけですが、仮に大がかりな開腹手術や、重度疾患の痛みを和らげる方法がなかったら、今日の高度な医療は実現していたでしょうか?

 情報機器も活用された多くの先端医療、例えば脳外科の鍵穴手術のような手法は、高度な麻酔技術との併用があって、初めて可能になったといって間違いないでしょう。

 近代西洋医学の「麻酔」は「anesthesia」の和訳で、「an-esthesia」はギリシャ語で「無」「感覚」の意味を持ちますから、本来的には「感覚をシャットダウンする」だけの意味です。

 ところが、この「感覚無化術」に対して、明治の日本人なのだと思いますが「麻酔」という言葉を当てている。「麻」酔いという言葉は、少なくとも明治時代の日本人には、十分に受け入れられていた可能性があります。

しめ縄とシャーマニズム

 麻という植物は世界各地に存在し、日本でも古くから広く活用されてきました。一番分かりやすいのは「麻縄」でしょう。麻は繊維として衣料や農作物の補完、運搬などに幅広く利用されてきました。

 これだけ活用範囲の広い「麻」を、古くは日本人は神さまに近い存在としても位置づけています。「注連縄」は分かりやすい代表的な一例でしょう。

 大麻比古神社(徳島)など、麻の文字を使用する神社は全国的に非常に多く、その有職故実にも麻製品が指定されていることが少なくありません。

 麻の葉を乾燥してタバコのように喫すると「木こりのやわらぎ」と呼ばれるような、リラックスした状態になることは、日本でも古くから知られていたようです。

 こうしたリラックス系の「ナチュラル」のほか、穀物の穂に寄生する菌が作り出す「麦角」がアルカロイドを大量に含み、世界の農耕民族の毒にも薬にもなってきたことは周知の事実でしょう。

 シャーマニズム、つまり「神がかり」の変性意識を作り出すうえでも「ナチュラル・ハイ」は重要な役割を担い続けてきました。

 「大麻」は麻の「花冠」や葉から精製され、ギリシャ語の「cannabis」が英語でにも転用されていますが、ラテンアメリカ諸国では「Maria Juana」から転じたマリファナの呼称、インドではガンジャとかハラス、イスラム圏ではハッシシなど、地方地方によって呼び方が異なっています。

 これはつまり、「神がかり」のほか、痛みを和らげるなどの目的を含め、様々な地方で長年定着していることの証左と言ってもいいと思います。

 イランのイスラム教「シーア派」は、スーフィニズムという独特の考え方で知られますが、かつてのペルシャでは聖戦=ジハードに出かける戦士がハッシシで気持ちを整える習慣があったと、イラン人の知人から教えて貰ったことがあります。

「ソフトドラッグ」1兆円新産業は、是か非か?

 オランダで、大麻が禁止されていないのは、ナポレオン戦争を機に兵士によって中東からもたらされたカンナビス/マリファナが19世紀に欧州に広まり、上流階級を含む穏やかな利用が続き、おかしな濫用や、暴力団の資金源になったりする恐れがないまま、今日に至っているから、と理解するのが妥当かと思います。

 薬品として用いる分には、何の問題もない植物も、嗜好品としての利用で度が過ぎれば、人の身心の健康も蝕むでしょうし、習慣性のある嗜好品はある種の資金源にもなり得るでしょう。

 英国のビクトリア女王が、生理痛や更年期障害の痛みを和らげるのに大麻を用いた話は広く知られる一例と思います。

 こうした背景も手伝ってのことでしょう、大英連邦の優等生、カナダが昨年大麻を解禁して、国際的に話題になりました。

 これに先立って2012年には米国ワシントン州とコロラド州でマリファナが解禁され、コロラドは「スターバックスとマクドナルドを合わせたよりもマリファナスタンドが多い」などと言われる状況になり、その産業規模は10兆円スケールなどとも言われます。

 カリフォルニアで「医療用大麻」が認められたことが先鞭をつけた形で、こうした合法化の傾向が2010年代に入ってから急速に進んでいます。

 コロラド砂漠や寒冷なワシントン州のみならず、マサチューセッツやメーンなど東部の伝統的な州でもすでに「非医療用」の大麻は、量的な制限を設けたうえで、保持も喫煙も合法化され、各地で1兆円規模の「新産業」が創出されている・・・のは、どうやら間違いないようです。

 こうした「2010年代の新傾向」を、どのように評価するかは、意見がはっきり分かれるところでしょう。

 「兆」の規模の新産業創出と見る人もあれば、目を覆うべき退廃と評価する人もあります。

 実際「新産業創出」という観点で「大麻」などの<ソフトドラッグ>を見直す空気は、世界的に広がっているのは間違いありません。ある種の嗜好品、酒 たばこと全く変わりがないと考えられている、とみて大枠外れないでしょう。

 これをひっくり返して考えると、現在でも、厳密なイスラム戒律が適用される国、例えばサウジアラビアでは、飲酒はご法度です。

 週末になるとサウジの富裕層は、橋を渡って飲酒解禁のバーレーンに急ぐ、と言った笑い話は有名です。バーレーン島は「エデンの園」のモデルとされる場所ですから、アダムとイブはお酒もOKだったということになるでしょうか・・・。

 さて、何にしろ「健康のため飲み過ぎ/吸い過ぎには注意」が必要であることは間違いありません。

 さらに、覚せい剤など多くの指定薬物は、連用することで脳に器質的な変化、つまり取り返しのつかないことになってしまうことが明らかで、やむを得ない治療などを除いて、およそ人体に入れるべきものではない。

 マリファナが解禁されている国や地方があったり、なかったりする背景には、こうした節度への自制が利くか? 利かないか? という違いがあるのかもしれません。

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米FDA、フレーバー付き電子たばこのコンビニなどでの販売禁止へ

米FDA、フレーバー付き電子たばこのコンビニなどでの販売禁止へ

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-14/POBWFX6VDKHS01

Anna Edney
2019年3月14日 11:12 JST

 

米食品医薬品局(FDA)は13日、たばこ業界を巡る指針(案)を公表。若年層の喫煙問題への対応策として、フレーバー(香料)付き電子たばこの販売制限を図る。こうした規制を優先課題の一つとしてきたゴットリーブFDA長官は数週間後に退任する。

 

  同指針はコンビニエンスストアやガソリンスタンドなど未成年者がいつでも立ち寄れる小売店でフレーバー付き電子たばこの販売を禁じ、規制を強化する内容。一般のたばこやミントおよびメンソール風味の電子たばこは規制の対象外とした。FDAはこれらのフレーバーは禁煙しようとしている成人をターゲットにしているとの見解。

 

  これに対し米国心臓協会(AHA)は、ミントおよびメンソールたばこを対象外としたのは「重大な落ち度」だと指摘。同協会の傘下機関による調査では、電子たばこのフレーバーのうちメンソールは10代の若者の間で2番人気であることが示されたと、AHAのナンシー・ブラウン最高経営責任者(CEO)は声明で明らかした。

 

  この日の米株式市場でたばこ大手アルトリア・グループ株は前日比0.7%高の56.13ドルで終了。

 

原題:Most Flavored E-Cigarettes to Be Banned From Retail Stores (1)(抜粋)

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スイスの10代、電子たばこの利用広がる

スイスの10代、電子たばこの利用広がる

https://www.swissinfo.ch/jpn/%E5%A4%A7%E9%BA%BB%E3%82%82%E4%BD%BF%E7%94%A8_%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%AE10%E4%BB%A3-%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%81%93%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%94%A8%E5%BA%83%E3%81%8C%E3%82%8B/44877696

2019-04-08 12:00

スイスの学齢期の子供たちを対象にした調査で、電子たばこを試したことがあると答えたのは、15歳の男子生徒の半数、女子生徒の3分の1に上った。

中毒問題を専門とする「アディクションスイス他のサイトへ」が昨年、11~15歳の1万1千人を対象に調査他のサイトへを実施した。

過去1カ月以内で電子たばこを利用したと答えたのは男子生徒が20.6%、女子生徒が12.9%で、紙巻きたばこよりも高かった。調査では昨年初めて「電子たばこと蒸気の吸引」がカテゴリーに加わった。

アディクションスイスは「若者の電子たばこ消費が常態化すべきでない」と警告。スイスでは現在、既存のたばこ製品と同様、未成年者の電子たばこ利用規制に向けた法制化が進む。

アディクションスイスはそれに加え、子供たちが簡単に買えないような価格設定や宣伝広告の制限を求める。同団体は、ニコチンは中毒性があり若者の脳の発達にダメージを及ぼす可能性があると指摘する。

電子たばこのグラフ
(swissinfo.ch)

2014年の前回調査と比べ、たばこなどの中毒性物質を試したことがあると答えた15歳未満の子供は、わずかに減少した。

2018年では、男子生徒の10%、女子生徒の8%が、少なくとも週に1回、普通のたばこを吸っていると回答した。 2014年はそれぞれ12%と9%だった。

また男子生徒の約11%、女子生徒の4%が、少なくとも週1回アルコールを飲んでいた(2014年は10%と6%)。

男子生徒の27%(14年は30%)、女子生徒の17%(同19%)が違法大麻を使用したことがあると答えた。合法大麻 製品CBDを試したことがあると答えたのは、男子生徒が9%、女子生徒が5%だった。

調査は、世界保健機関他のサイトへ(WHO)が後援する国際研究「学齢児童の健康行動他のサイトへ」(HSBC)の一部。連邦内務省保健局他のサイトへと複数の州が財政支援した。同研究がスイスで行われたのは今回で9回目。


(英語からの翻訳・宇田薫), swissinfo.ch/mga

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フィリップモリスの電子たばこに有毒物質?

フィリップモリスの電子たばこに有毒物質?

https://www.swissinfo.ch/jpn/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%81%93_%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%81%93%E3%81%AB%E6%9C%89%E6%AF%92%E7%89%A9%E8%B3%AA-/44884296

 

2019-04-09 11:16

 

フィリップモリス・インターナショナル他のサイトへの電子たばこ「アイコス他のサイトへ(IQOS)」で、フィルターから有毒性の高い物質が出たとスイスの国内紙が報じた。

ドイツ語圏の日曜紙ゾンタ―クス・ツァイトゥングの報道他のサイトへによると、ベルン、ゾロトゥルン、フリブールの非営利団体ブルークロス他のサイトへの委託で研究が行われた。

有毒物質はイソシアネートと呼ばれ、加熱したポリマーフィルターが100℃に達すると放出される。喫煙者がこの物質を吸い込んだかどうかは確認しなかったという。

スイス肺協会の元副代表で呼吸器専門医のライナー・ケリン氏は「アイコス使用中にイソシアネートが体内に入ると、非常に問題がある」と警告する。ごく微量でも深刻な健康被害を引き起こす可能性があるという。

自主規制
イソシアネートに体がさらされると、3カ月経った後でも病気を引き起こす可能性がある。イソシアネート吸引から「1年経過した後に致命的な病気を発症した」ケースもあるという。

フィリップモリスはこの問題を認識しているが、同社広報はゾンタ―クス・ツァイトゥングに対し、アイコスを使っても有毒物質を吸入することはないと述べた。

スイスでは現在、未成年者の電子たばこ利用規制に向けた法改正を進めている。昨年、スイスの電子たばこ製造業者と小売店は、法改正までの間、未成年者への販売を自主的に禁止することに同意した。

フィリップモリス・インターナショナルはスイスに研究開発センターを持つ。

 

 

 

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受動喫煙がCKDの発症を増やす 週に3日未満でもリスクは1.44倍に上昇

受動喫煙がCKDの発症を増やす 週に3日未満でもリスクは1.44倍に上昇

http://dm-rg.net/news/2019/04/020061.html?pr=dmrg001

2019年04月04日

 受動喫煙は慢性腎臓病(CKD)の有病率の上昇と関連があり、CKDの発症にも影響しているという研究を、韓国の仁荷大学校医学部が発表した。研究は「Clinical Journal of the American Society of Nephrology」のオンライン版に掲載された。
受動喫煙は明らかにCKD発症と関連している

 韓国の仁荷大学校医学部のJung Tak Park氏らは、韓国ゲノム疫学研究に2001~2014年に参加した13万1,196人(平均年齢53歳)を対象に、受動喫煙と慢性腎臓病(CKD)の関連について調査。被験者は全員ベースラインで腎機能が正常で喫煙習慣がなかった。

 

 平均104ヵ月の追跡期間中のCKDの発症率は16%。オッズ比を補正したところ、受動喫煙にされされている被験者はそうでない被験者に比べ、CKDの発症率が有意に高いことが明らかになった。

 

 平均8.7年の追跡期間中にCKDと新規に診断された1,948人を対象とした解析では、受動喫煙を経験していない被験者に比べ、オッズ比は受動喫煙を週に3日以上経験している被験者で1.72、3日未満の被験者で1.44だった。多変量解析によると、ハザード比は3日/週以上の被験者で1.66、3日/週未満の被験者で1.59だった。

 

 受動喫煙は糖尿病リスクも高める。中国の華中科技大学などの研究では、受動喫煙が常態化すると、2型糖尿病の発症リスクが22%増加することが示されている。

 

 「たばこ規制をめぐる法と政策が整備されているにもかかわらず、職場や家庭での受動喫煙は一般的によくみられる。受動喫煙の頻度が低い場合でも、明らかにCKD発症と関連していた」と、Park氏は述べている。

 

 「受動喫煙防止を強化し、家庭での喫煙の危険性についての教育プログラムを提供することで、CKDの発症リスクを低下できる可能性がある」と指摘している。

 

Secondhand smoke linked with higher kidney disease risk(American Society of Nephrology 2019年3月7日)
Secondhand Smoke and CKD(Clinical Journal of the American Society of Nephrology 2019年3月)
Smoking and diabetes risk: building a causal case with clinical implications(Lancet 2015年9月17日)

[Terahata]

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ソフトバンク、完全禁煙へ 社員の健康増進 がん治療休暇も

ソフトバンク、完全禁煙へ 社員の健康増進 がん治療休暇も

https://www.sankeibiz.jp/business/news/190404/bsj1904041004004-n1.htm

2019.4.4 10:04

 ソフトバンクは社員の健康増進のため、段階的に禁煙を実施し、2020年10月の新社屋への移転をめどに全国の事業所内の喫煙所を撤廃する。

 同社は受動喫煙の防止や喫煙率の低下を目的に、19年4月からプレミアムフライデー(毎月最終金曜日)の就業時間中の喫煙を禁止した。10月からは定時退社日の毎週水曜日にも実施する。20年4月から全面的に禁煙にするという。

 このほか、勤務時間インターバル制度を導入し、終業から始業までに10時間以上の連続した休息時間を取ることを義務付ける。また、がんの通院治療が必要な社員に対しては、治療休暇も設ける。

 社員の健康増進を経営推進につなげようとする企業は増えており、大和証券グループ本社や野村ホールディングスは最高健康責任者(CHO)を新設。経済産業省と東京証券取引所は毎年、社員の健康管理に戦略的に取り組む企業が株式市場で評価されるよう「健康経営銘柄」を選定している。19年は37社が該当し、情報・通信ではヤフーが初めて選ばれた。(ブルームバーグ Takahiko Hyuga)

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何の商品? モータースポーツマシンに貼られた超有名なロゴ5つの正体とは

何の商品? モータースポーツマシンに貼られた超有名なロゴ5つの正体とは

https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190406-10398857-carview/

2019.4.6

 かつてのF1では銀行がスポンサーになったことも!

 レーシングマシンのカッコの良さは、機能美を追求したボディの造形の美しさに加え、カラフルでインパクトのあるスポンサーロゴの効果も大きい。そうしたレーシングマシンのスポンサーロゴの中から、気になるブランドをいくつかピックアップしてみよう。

    【意外と知らない】ポルシェやランボルギーニが作っていた「アレ」とは?

 1)Mission Winnow(ミッション・ウィナウ)

 フェラーリのF1マシンのエンジンカウルなどに貼られた、Mission Winnowのロゴマーク。今年のフェラーリF1チームは、「スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィナウ」というのが正式名称。

 この謎のブランドは、世界最大のたばこメーカー、フィリップモリス・インターナショナルが推進する「もっとも価値あるものを選別するミッション」=「Mission Winnow」というプロジェクトのコンセプトを意味している。ご存じの通り、世界的にタバコ広告が禁止されている中、同社ではタバコの“無煙代替品”の開発にも取り組んでいる。そうしたことのアピールが目的とされているが、ミッション・ウィナウのロゴは、マールボロのロゴを連想させるという指摘もある。

 2)PETRONAS(ペトロナス)

 F1のメルセデスAMGのメインスポンサーが、ペトロナス。ペトロナスはマレーシアの国営石油企業であり、首都クアラルンプールの観光名所のひとつにもなっている、世界一の超高層ツインタワービル(高さ約452メートル)の「ペトロナスツインタワー」が本社ビルだ。

 日本にもエンジンオイルを中心に同社の製品が輸入されていて、今まさにシェアを拡大しようとしている最中。石油だけでなく、液化天然ガスでは世界第2位の規模を誇る大企業だ。

 3)Santander(サンタンデール銀行)

 サンタンデール銀行はスペイン最大の商業銀行。F1のマクラーレンやフェラーリのスポンサー、そしてスペイン人のフェルナンド・アロンソの支援を長年行ってきたが、現在はF1のスポンサーから撤退。サッカーでは、UEFAチャンピオンズリーグのオフィシャルスポンサーをはじめ、スポンサー活動を継続している。なお、同社の日本支店はいまのところない。

 ラリーファンにはお馴染みのロゴはタバコブランド

 4)Martini & Rossi(マルティーニ・エ・ロッシ)

 150年以上の歴史を誇るイタリアの酒類製造会社。白地に赤と青と黒のラインが引かれた「マルティーニ・ストライプ」で知られていて、かつてはポルシェのワークスチームや、ランチャのワークスマシン、F1では去年までウイリアムズチームのメインスポンサーも務めていた。

 80年代半ばから90年代にかけて、おもにミナルディで活躍(?)した、イタリア人F1ドライバー、ピエロルイジ・マルティニとは基本的に無縁だ……(F1引退後1999年にBMWでル・マン24時間を制している)

 5)555(ファイブ・ファイブ・ファイブ)

 イギリスの大手たばこメーカー、ブリティッシュ・アメリカン・タバコのブランドのひとつ「State Express 555」のこと。90年代、コリン・マクレーがスバル インプレッサを駆りWRCで活躍していた際、スバルのワークスカラーがこの「555カラー」だったのが印象深い。

 ブリティッシュ・アメリカン・タバコのブランドは555のほかに、Cカー時代を席巻したポルシェワークスの956、962Cのカラーリングで有名な「ロスマンズ」、70年代のロータスF1の「JPS」、二輪のイメージも強い「ラッキーストライク」など、モータースポーツとの結びつきはかなり強い。佐藤琢磨もドライブしたF1の「BARホンダ」も、同社がメインスポンサーだった。

 今シーズンは、F1のマクラーレンとパートナーシップを結び、「A Better Tomorrow」のロゴをボディに貼っている。これは、「BATの潜在的にリスクを低減する製品、テクノロジーとイノベーションに重点をおいたもの」とされているが……。

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猫のがん原因に飼い主のたばこも、5~6才以降は発症率高まる

猫のがん原因に飼い主のたばこも、5~6才以降は発症率高まる

https://www.news-postseven.com/archives/20190402_1339701.html

2019.04.02 07:00  女性セブン

 たばこの煙にさらされた猫や犬は、がんの発症リスクが高くなる――。2015年、イギリス・グラスゴー大学の獣医学者らが、受動喫煙によるペットの健康被害についての研究結果を発表した。それによると、飼い主の喫煙本数が1日10本以下でも、たばこの煙に触れている猫の血液中のニコチンレベルは、非喫煙家庭の猫に比べて明らかに高かったという。

 もちろん、がんの原因はたばこの煙だけではない。近年、ペットの高齢化が進んでいるが、その分“ペットのがん”も増えていると、白金高輪動物病院・中央アニマルクリニック顧問の獣医師・佐藤貴紀さんは言う。

 そもそもがんとは、突然変異を起こした細胞(がん細胞)が増殖し、体に悪影響を及ぼす病気のこと。がん細胞が増殖しすぎると体の組織や臓器が機能しなくなり、最終的に死に至る。

「がんが発生する部位は、人間と同じでほぼ全身。5~6才(人間の年齢で換算すると36~40才)以降、急激に発症率が高まることもわかっています」(佐藤さん・以下同)

 がんに侵されていても、初期は症状がわかりづらく、発見が遅れることも多いという。

「皮膚がんや乳腺腫瘍の場合、しこりで気づくこともあります。しこり=がんではありませんが、しこりを見つけたらなるべく早く動物病院を受診してください」

 動揺してしまうだろうが、まずは落ち着くことが大切。そして「がんの進行具合」「年齢に応じた治療法の相談」「治療費」などを整理しよう。判断が遅くなるほど、がんは進行する。医師から要点を聞いたら、なるべく早く今後について決断すること。

 治療法は主に、【1】手術【2】抗がん剤治療【3】放射線治療の3つ。それぞれの治療法のメリット・デメリットは次の通り。

【1】手術
 すべてのがん病巣を取り除き、他の部位への転移もなければ完全治癒できるため、がん治療として最も効果が期待できる。一方で、麻酔のリスクと免疫力低下による二次的な障害が懸念される。

【2】抗がん剤治療
 麻酔などのリスクを伴わず病気の治癒が見込めるが、体への負担が大きく、耐えられないこともある。

【3】放射線治療
 手術で切除できない部分のがんにも効果があり、諦めなければいけなかったがんにもアプローチできる。しかし、全身麻酔が必要になることがほとんどで、治療回数も月2回程度と、体力面・経済面の負担が大きい。

 がんの治療は、主にこれら3つの治療法を、進行度や体力などを考慮しながら組み合わせて行う。

 また獣医学も日々進歩しており、治療の選択肢は増えているという。では、がんを防ぐにはどうしたらいいのか?

「乳腺腫瘍に関しては、避妊手術を受けることでできにくくはなりますが、現段階でがんを100%予防する方法はありません」

 がんの治療には、早期発見・早期治療が大事となる。そのためにも、日々の健康状態のチェックや定期的な健康診断、そして猫と同じ空間でたばこは吸わないなどの配慮を忘れてはいけない。

 愛猫の健康を守れるのは飼い主しかいないのだから。

※女性セブン2019年4月11日号

 

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JT、次世代たばこで海外開拓 新興市場に先手 開発競争も加熱

JT、次世代たばこで海外開拓 新興市場に先手 開発競争も加熱

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43277920T00C19A4916M00/

サービス・食品
2019/4/3 16:39日本経済新聞 電子版

日本たばこ産業(JT)が葉タバコを使わない電子たばこ製品で海外市場の開拓を急ぐ。国内で普及する葉タバコを加熱する方式だけでなく、海外で主流のタイプで進出国を広げる。たばこ規制が広がる中、世界大手は健康リスク低減をうたう次世代たばこで競い合っている。国内市場で海外勢に出遅れたJTは海外市場で巻き返しを図る。

JTは電子たばこ「ロジック」ブランドの製品で販路を2020年までに20カ国以上に広げる。現…

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たばこ税で「健康づくり基金」 埼玉県

たばこ税で「健康づくり基金」 埼玉県

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43241950S9A400C1L72000/

南関東・静岡
2019/4/2 21:00

埼玉県はたばこ税を活用した「健康づくり安心基金」を創設した。たばこ税収入額の5%相当額を積み立て、健康分野の施策に活用する。2020年の東京五輪・パラリンピック開催に向けて受動喫煙防止対策を強化するほか、がん対策の事業も始める。

19年度から、従業員のがん検診の受診率向上に取り組む企業を支援する。特に受診率が低い40歳代の従業員の受診者を増やすと、成果に応じて1人当たり2000円の補助がもらえる。受動喫煙の防止に積極的に取り組む飲食店などを県独自に認証する新制度も設ける。上田清司知事は2日の記者会見で「民間を巻き込み、病気予防や健康増進に取り組む」と話した。

19年度のたばこ税収入額は約74億円(見込み)。たばこ一箱(20本入り)のうち1本分が基金に充てられるという。埼玉県は高齢化に備え、県民の健康増進を促す事業に力を入れている。上田知事は「予算は今ある危機によく使う傾向にある。基金の創設で今後予想される危機にも対応する」と強調する。歩いた歩数に応じてためたポイントで商品が当たる「健康マイレージ」など既存事業にも基金を活用する。

 

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電子たばこ使用後に発作との報告、米当局が調査

電子たばこ使用後に発作との報告、米当局が調査

https://www.afpbb.com/articles/-/3219223

2019年4月4日 13:14 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]

【4月4日 AFP】米食品医薬品局(FDA)は3日、同国および世界各地で広まっている電子たばこについて、発作を引き起こす可能性があるとの報告を調査していると明らかにした。

 FDAは声明で「電子たばこを使用している人、特に若年層の人の中には使用後に発作を経験した人もいるとする報告が複数ある」と指摘。

 FDAが「有志による有害事象の報告」を調査したところ、「2010年から2019年初頭までの間、電子たばこ使用後に発作が起きたという事例が合計35件あった」といい、電子たばこの使用と発作の間に関連性があるのかどうか科学的な調査が必要だと判断したという。

 気化したフルーツ味の蒸気などでニコチンを摂取する電子たばこは、2010年代に入って米国の若者を中心に広まった。米国で電子たばこは従来のたばこ製品と同じカテゴリーに分類されているが、各国でその定義は異なっている。(c)AFP

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<JT>新加熱式たばこ「プルーム・テック・プラス」 宮城県内コンビニで発売

<JT>新加熱式たばこ「プルーム・テック・プラス」 宮城県内コンビニで発売

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190403_12007.html

2019年04月03日水曜日

 日本たばこ産業(JT)は2日、新型の加熱式たばこ「プルーム・テック・プラス」を宮城県内のコンビニエンスストアで発売した。仙台市内3カ所の専門店で1月に売り出し、今月から販売網を拡大する。
 県内のコンビニ約1200店舗やたばこ販売店で3日までに、順次発売。機器(希望小売価格4980円)、銘柄4種類(1箱500円)を予約なしで購入できる。従来のプルーム・テックに比べてたばこ葉とベイパー(蒸気)を増量し、臭いの少なさと吸い応えを両立させた。
 東京、愛知、大阪、広島、福岡の5都府県のコンビニでも同時発売。全国販売は7月に始まる予定。

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ハワイ、フレーバー付き電子たばこの禁止を検討 若者のベーピングを抑止

ハワイ、フレーバー付き電子たばこの禁止を検討 若者のベーピングを抑止

https://newsphere.jp/national/20190404-1/

Apr 4 2019

 たばこと電子たばこの販売を21歳以上の成人に限定するよう最初に踏み出した州が、新しいニコチン含有製品の取り締まりを検討している。ベーピング(蒸気を利用した吸引方法)を行うティーンエイジャーの増加を抑えるため、フレーバー電子たばこ用リキッドとフレーバーたばこを非合法化するというものだ。

 ハワイは、アメリカ連邦議会で禁止法案が可決される前にそのような禁止法案を採択する最初の州になる予定だ。サンフランシスコは、同様の禁止法を施行したアメリカ最初の都市である。

 法案では、クローブ(丁子)や他のフレーバーたばこ製品とともにマウイマンゴーやクッキーモンスターといったフレーバー電子たばこ用リキッドを禁止している。だが、メンソール味の煙草やベーピング用リキッドは禁止の対象になっていない。

 ますます多くの高校生や中学生がベーピングによってニコチン依存症になっているという研究結果を踏まえ、禁止法の支持者たちは、ティーンエイジャーたちが電子たばこに魅力を感じにくくなるように仕向けたいと考えている。

 NPO法人のハワイパブリックヘルスインスティテュートに籍を置き、禁止法案を支持するロビイストのトリシュ・ラ・チカ氏は、「最近の若者たちはたばこを見て、『たばこなんか、うんざりだ。たばこなんか、つまらない』と言う。だから、綿菓子のような風味や、アイスクリームショップで売っているような甘ったるい風味のリキッドを彼らが手に入れられないようにすれば、そもそも喫煙に興味を示すことがなくなるはずだ」と語る。

 通常、電池を用いる電子たばこは、さまざまなフレーバーを加えたニコチン溶液を加熱し、吸入可能な蒸気を作り出す。ティーンエイジャーたちの間では、電子たばこは従来のたばこよりも人気があり、この蒸気は従来のたばこが燃えるときに生成されるタールや発がん性のある副産物を含まないため、一般的なたばこよりも毒性が低いという点で多くの専門家の意見が一致している。

 しかし、実際には、蒸気に含まれる化学物質が長期的にもたらす影響に関する研究はこれまでほとんど実施されていない。そういった化学物質の中には毒性を持つものもある。さらに、子供たちがベーピングを知ってしまうと、将来的に喫煙者への道を進みがちになると考えている研究者もいる。

 3月初旬、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、小売店が顧客の来店時に年齢確認を行った上で大部分のフレーバーたばこ製品の販売を制限するか、または、ベーピング用の商品を陳列する区画を個別に定め、この区画に立ち入るための年齢制限を設けるよう提言を行った。FDAは、ジュースの箱やキャンディ、またはクッキーに似せた包装を施すなどして、明らかに子供たちの購買欲をそそっているようなベーピング用製品の排除を優先するとしている。

 3月末、ハワイの学生たちは立法府の議員たちに対し、自分たちのクラスメートたちもバスルームやキャンパス内の人目につきにくい一角でベーピングを行っていたと証言している。さらに、煙をくゆらせて吐き出す様子を自ら撮影した動画をソーシャルメディアに投稿しているティーンエイジャーもいるという。

 ホノルル近郊にあるカポレイ高等学校の2年生、ページ・マッカーディさんは、「綿菓子のような甘い香りがする蒸気が立ち込めていたため、私はトイレに足を踏み入れることができなかった。そしてその後、ひどい頭痛に襲われたために終日、まったく勉強に励むことができなかった。ベーピングは学生たちにとって迷惑だ。禁止して欲しい」と州議会で証言している。

 ハワイ州保健局が2017年に実施した調査では、中学生の16%と高校生の26%が電子たばこを愛用していると判明した。さらに、2011年から2015年までの間に、ベーピングを経験したことのある高校生の人数が4倍に急増したという。

 ナショナルユースタバコサーベイでは、2017年から2018年までの間に、全米でベーピングを行うティーンエイジャーが78%増加したことが明らかになった。

 ハワイの保健機関は、青年期にニコチンを摂取すると注意力や学習能力を制御する脳の神経回路の発育を阻害し、衝動的な行動発作や気分障害が増加することから、ティーンエイジャーのベーピングはとくに問題であるとしている。

 フレーバーつきのベーピング用製品をすべて禁止してしまうと、メンソール系のタバコから得られる州の税収が危うくなるため、下院委員会は、メンソールを禁止法案から除外した。公衆衛生委員会の議長を務めるジョン・ミズノ下院議員は、フレーバーの有無にかかわらずタバコから得られる税収からそれぞれ年間、がん研究センターに1,500万ドル、救急車サービスに800万ドル、地域の健康センターに800万ドル、そして救急外傷センターに800万ドル拠出していると語る。だが、ミズノ議員の相方となるロズ・ベイカー上院議員は、この変更には反対の立場をとる。

 禁止法に反対する人たちは、電子タバコは従来のたばこを吸う喫煙者が減煙したり、禁煙したりするのを助ける重要な役割を果たしていると主張する。彼らは、電子たばこは禁煙をしようとする人々にとって、ニコチンガムやニコチンパッチよりも2倍近く効果が高いと結論づけたニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンの最近の研究を引用している。

 ボルケーノファインエレクトロニックシガレットの営業広報部門を率いる副社長、スコット・ラザック氏は、フレーバー電子たばこを禁止した場合、ベーピングをたしなんでいた人々が従来のたばこを吸う喫煙者に戻ってしまうだろうと危惧している。

 ラザック氏は、「成人ベーピング愛好家コミュニティの75%の人々が従来の喫煙者に戻ってしまいかねないことを考えると、このベーピング禁止法はそれほど価値あるものなのだろうか?」と問いかける。

 ラザック氏は、この禁止法案が自身のようなハワイの独立系小売業者を「壊滅」してしまうだろうと予測していた。同氏は、ハワイの3つの島々に16の店舗をもち、100人の従業員を雇用している。

 ソフトウエア技術者である30歳のトレバー・フセイニ氏は、これまで10年以上、たばこを1日に1箱吸うヘビースモーカーだったが、ベーピングに出会うまでは、禁煙したいと考えてあれこれ試しても何一つうまくいかなかったと語る。フセイニ氏は、ベーピングに切り替えてからは、最終的にはベーピングを完全に止めることを視野に入れて、段階的にニコチンの摂取量を減らしてきた。

 フセイニ氏は、禁止法が施行されると人々はアメリカ本土からオンラインでベーピング製品を注文するようになるため、闇市場が形成されると思うと語り、「禁止されたとしても、皆、なんとかしてフレーバーリキッドを入手しようとするだろう」と述べている。

 昨年、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーは、サンフランシスコの有権者に対し、このフレーバー電子たばこ禁止法を拒絶するよう説得するため1,200万ドルを投じたが、不成功に終わっている。ハワイにおける禁止法案は、住民投票を必要とする対象になっていないため、そのような巨額の支出は見られない。しかし、禁止法に反対する広告は掲出され続けている。アメリカの代表的な電子たばこメーカーであるジュールラブズは今年、初めてハワイ州議会にロビイストとして登録を行った。

 別の法案に従い、従来のたばこに併せて電子たばこの売り上げにも税が課せられる予定だ。

「我々は、たばこへの課税に似た方法を採用することで、より多くの若い人々が電子タバコを試し、病みつきになって、末永く愛用するようになることを望んでいる」と、別の法案の主執筆者であるベイカー上院議員は語る。

 ミネソタに本拠を置く非営利団体のパブリックヘルスローセンターによると、既におよそ10の州が電子たばこに課税しているという。同センターの弁護士、マーク・ミーニー氏は、課税はたばこの消費を抑止するための最も効果的な方法の1つであると話す。

 州の上院は、いずれの法案も可決した。下院本会議の審議に進むために、4月5日までにどちらの法案も下院金融委員会で可決される必要がある。

By AUDREY McAVOY Associated Press
Translated by ka28310 via Conyac

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子どもを近づけるな、電子タバコは無害ではない

子どもを近づけるな、電子タバコは無害ではない

https://www.lifehacker.jp/2019/04/do-not-vape-around-your-kids.html

2019.04.04

MassGeneal Hospital for Children (MGHfC)の研究調査によると、電子タバコは従来のタバコより安全だと思い込み、子どもがいるところでも喫煙する親が多いようです。

でも、その思い込みは間違いです。

電子タバコのエアロゾルは無害ではない

たばこの煙を吐き出す男性
Image: Quinten de Graaf/Unsplash

この研究の筆頭著者であるJeremy Drehmerさんは、研究報告の際に次のように述べています

電子タバコを使用している親の多くは、自宅や車の中で喫煙しています。電子タバコのコマーシャルに騙されて、電子タバコから発生するエアロゾルは、子どもに無害だと思い込んでいるからです。

ですから、子どもの医療に携わる人たちが、電子タバコの喫煙は決して子どもに対して安全ではないことを事実に基づいて世に知らしめる必要があります。

成長途中にある子どもの肺は清潔でヘルシーな空気を必要としています。一方、電子タバコは、それとは真逆の空気を発生させると米国肺協会は指摘しています

電子タバコから発生するエアロゾルは、従来の火をつけて吸うタバコの受動喫煙とは違うと思うかもしれませんが、無害とは程遠いものです。

公衆衛生局長官は、電子タバコはニコチン揮発性有機化合物などの有害化学物質を含有する蒸気を出すと警告しています(注:日本国内で販売されている電子タバコ<加熱式たばこを除く>には、ニコチンは含まれていません)

  • 机の間に挟まれているの、超軽量なのに堅牢なノートPCです

成長過程にある子どもの肺は特に弱く、ニコチンは青少年の脳の発達にも有害です。

子どもに電子タバコの煙を吸わせないように配慮しよう

同研究の上席著者であり、ハーバード大学医学部小児科の教授でもあるJonathan Winickoffさんは、ニュースリリースで電子タバコがもたらす恐ろしい結果について次のように発言しています。

今から25年前、従来の火をつけて吸うタバコの煙に子どもたちをさらすとどれほど危険なのか認識されていませんでした。

今、電子タバコに関してそれと同じ状況になっています。電子タバコは、幼い子どもに及ぼす害に対して配慮も警告もせずに、ヘルシーなプロダクトとして売り出されています。

本当は、電子タバコから目に見えないニコチンの水煙と有害な超微粒子が出て、空中に広がり、その有害微粒子は室内のあちこちにくっついてしまいます。

アメリカの人々は、これがどのような恐ろしい結果をもたらすか、あと25年経たないとわからないのでしょう。

ですから、どうしても電子タバコを吸いたいときは、屋外の子どもがいないところで喫煙することをおすすめします。


日本呼吸器学会は、以下のような見解を表明しています。

1. 非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる可能性がある。

2. 非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用者が呼出したエアロゾルは周囲に拡散するため、受動吸引による健康被害が生じる可能性がある。従来の燃焼式タバコと同様に、すべての飲食店やバーを含む公共の場所、公共交通機関での使用は認められない。

※(注:日本国内で販売されている電子タバコ<加熱式たばこを除く>には、ニコチンは含まれていません)を加筆し、トップ画像を差し替えました(2019.4.5)

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電子たばこ、米FDAがけいれん発現リスクを調査-たばこ株下落

電子たばこ、米FDAがけいれん発現リスクを調査-たばこ株下落

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-03/PPE6CW6TTDS001

Anna Edney
2019年4月4日 1:52 JST

米食品医薬品局(FDA)は、電子たばこの使用者がけいれんの発作を起こしたケースが数年間において少数報告されたとして、調査に入ったことを明らかにした。

  FDAのゴットリーブ長官ならびにアバネシー副長官による3日付の発表文は、潜在的な関連性は特に若い使用者の間でみられると指摘。FDAは2010年から今年初めにかけて、電子たばこの使用との関連性が疑われる発作について35件の報告を受けたという。より広範な現象を示唆する可能性があるとして、FDAは懸念を表明した。


  ゴットリーブ長官は下院歳出委員会小委員会の公聴会で、「電子たばこの使用とけいれん発作のリスクの間に直接の関連性があるかどうか、まだ分かっていないことを明確にしておきたい」と述べた。

  発表文によると、FDAは発作例の多くにおいて、使用された電子たばこ機器のブランドを特定することができなかった。

  消費者のたばこ離れに対応し、電子たばこで多角化を図るメーカーの株価は、3日の欧米市場で下落した。電子たばこを手掛けるジュール・ラブズに出資する米アルトリア・グループは、前日比で一時2.8%安。フィリップモリスインターナショナル(PMI)は2.1%下げる場面があった。ロンドン市場では、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ株が2.9%下落した。

  FDAが受けた報告のうち、一部の使用者は過去にけいれんの発作を経験したことがあった。また、マリフアナ(大麻)やアンフェタミンなどを電子たばこと併用していた例もあった。

原題:FDA Investigating Possible Seizure Risk With E-Cigarette Use (2)(抜粋)

 

 

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ドラマの「喫煙シーン」は「未成年者」に喫煙を始めさせるか

ドラマの「喫煙シーン」は「未成年者」に喫煙を始めさせるか

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190305-00117002/

石田雅彦 | ライター、編集者
3/5(火) 8:30

 NHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』に喫煙シーンがあることが議論になっている。喫煙シーンを許せない人もいるが、映像表現なのだから許容範囲とする人もいる。またか、という感じだが議論を整理してみた。

タバコが社会悪という前提

 まず、議論の大前提として、学校教育でも社会人教育でもタバコの害を教えているように、喫煙は健康に害を及ぼし、受動喫煙でも多くの健康被害が出ていることを共通の認識にしておきたい。今の社会は、未成年者の喫煙を禁じ、タバコを吸わない人に喫煙を勧めず、喫煙率を下げていこうという考え方が基本にある。この考えを否定する人はいないだろう。

 受動喫煙防止も同じで、単に受動喫煙の被害をなくすのはもちろん、タバコを吸える場所を狭めて喫煙率を下げ、最終的にはタバコを社会から根絶する手段でもある。改正健康増進法や健康日本21をみるように、以上の考え方はすでに国の政策としても社会全体のコンセンサスとなっている。

 特に、未成年者、まだタバコを吸っていない青少年に対し、タバコを吸わせない教育は重要だろう。なぜなら、加熱式タバコを含むタバコ製品で摂取されるニコチンは強い依存性の薬物であり、タバコを吸い始めると止めたくても自分の意志ではなかなか禁煙できなくなるからだ。だから、大人は未成年者がタバコに手を出さないようにしなくてはならない。

喫煙シーンの影響に因果関係はある

 では、映像作品で喫煙シーンを視聴した未成年者のほうが、タバコを吸い始める割合が多いのだろうか。米国のダートマス大学などの研究グループによる10~14歳の子どもを対象にした調査研究では、1回もタバコを吸ったことのない子が喫煙シーンのある映画を見た場合、喫煙シーンに接する機会が増えるとともにタバコを吸い始める割合が増えたという(※1)。

 映画の中の喫煙シーンの思春期の子どもに対する影響を調べた40論文を比較した研究(※2)によれば、喫煙シーンを見た子どもはタバコに対して肯定的、寛容になるという。また、1950年から1990年にかけて映画の中の喫煙シーンは漸減してきたが、FCTC発効の直前である2002年に急激に増えていた。一方、喫煙シーンのある映画を見る前にタバコ対策の広告を見ておくと、その影響が抑えられるという。

 好きな映画俳優の喫煙シーンを見ると、女児のほうが男児よりタバコに手を出しやすいという研究もある(※3)。なぜ男児のほうに影響が少なかったのかといえば、喫煙シーンは男児があまり興味を抱かない男性俳優に多く、好きな映画のジャンルが男児と女児で異なることもあり、タバコの害について男児のほうがより多くの知識を持つ傾向があるからではないかと研究者は考えている。

 肺がんと喫煙の研究の権威、オースチン・ブラッドフォード・ヒル(Austin Bradford Hill)は、原因と結果の因果関係についていくつかの条件を設定した(※4)。これらの研究は、映像作品の中の喫煙シーンに多く接すると、未成年者がタバコに手を出し、喫煙を始めるという因果関係を証明しているといえるだろう(※5)。

タバコ会社の広告宣伝に?

 表現の自由を持ち出すまでもなく、映像表現に過度な規制をかけることはもちろん許されない。

 だが、こうした研究を踏まえれば、映画館で上映されるR指定の映像作品ならいざしらず、子どもも視聴する時間帯のテレビドラマで、喫煙シーンを堂々と演出するというのは公共放送として問題だろう。NHKは、放送倫理的に世界的な基準からかなり遅れた放送局とさえいえる。

 制作側に言わせれば、時代の雰囲気を表すための小道具であり脚色上どうしても必要という理由があるのだろう。確かに、映像作品や小説などには、イライラした心理を描写するため、タバコを灰皿に乱暴に押しつけて消す、といった陳腐な演出も多い。

 表向きは否定しているが、タバコ会社はこれまで、タバコという大量生産大量消費型の商品を売り込み、成人予備軍や女性、大衆にタバコを吸わせようと画策してきた(※6)。もともと依存性の強い商品だから、一度、吸わせればロイヤリティの高い消費者になって何十年もタバコを買ってくれるからだ。ちなみに「喫煙文化」というものも、せいぜい70年ほどの歴史しかない。

 日本では中年男性の喫煙率が30%以上であるように、社会の中でタバコは依然として大きな存在となっている。また、たばこ税を所管し、JT(日本たばこ産業)が天下り先である財務省やタバコ利権に群がる族議員などもいる。これらは特に社会経済で強い影響力を持つ層なだけに、うがった見方をすればNHKとしてはどうしても喫煙シーンを入れたかったのかもしれない。

 タバコ会社は、タバコに対するイメージを良くするため、ハリウッドなどの映画産業に金をばらまき、喫煙習慣を大衆文化の仲間入りをさせようとしてきた。JTのキャッチフレーズにみるように(※7)それは半ば成功したが、日本も加盟する国際的な条約であるWHOタバコ規制枠組条約(FCTC)を締結し、世界各国はタバコ会社の影響力に対抗するようになったというわけだ。

 タバコを社会的に広くPRすることは、FCTCで禁止されている。規制され、禁止されている小道具をわざわざ使う理由として、演出上の必要性というのはなんとも苦しい。そもそも議論になっている喫煙シーンが描かれた明治末年の両切り・吸い口、つまりシガレット・タイプの消費量は約50億本、2018年度の約3%でしかない。日本社会の中で、まだ喫煙習慣は一般的ではなかったからだ。

 タバコが依然として効果的な小道具だから、未成年者への影響があると知りつつ脚本家が使ったのかもしれないが、それは演出上の手抜きともいえ、まさにタバコに依存した表現行為だろう。時代の空気感、雰囲気を演出したいのなら、タバコ以外にも山のように手頃な小道具があるからだ。

 なぜ、FCTCという国際条約が作られ、各国が一致してタバコ対策をするようになったのかといえば、タバコ会社による影響力が大きくなり過ぎ、政府・公衆衛生当局として座視できないほどになってしまったからだ。この点で日本にはタバコ利権の総本山としての財務省と公衆衛生当局としての厚生労働省のネジレ構造があり、問題がなかなかすっきりしない理由にもなっている。

 かつてタバコ会社は、映画の製作現場に大量のタバコを無料で置いていった。俳優がそのタバコ会社の銘柄を吸っているシーンを映画の中に潜り込ませようとしたのだ。

 現在ではFCTCにより、タバコ会社がおおっぴらに自社のタバコ製品の広告宣伝をすることは規制されている。日本では依然として自主規制だが、FCTCの加盟国の中には法律で厳しく禁じている国もある。

 だからタバコ会社にしてみれば、テレビドラマや映画などの映像作品に喫煙シーンが出ることは大歓迎だ。公共放送のNHKは、意図せずかどうかわからないが、タバコ会社の広告宣伝にまんまと乗ったということになる。

※1:Madeline A. Dalton, et al., "Effect of viewing smoking in movies on adolescent smoking initiation: a cohort study." THE LANCET, Vol.362, 281-285, 2003

※2:Annemarie Charlesworth, et al., "Smoking in the Movies Increases Adolescent Smoking: A Review." Pediatrics, Vol.116, Issue6, 2005

※3:Janet M. Distefan, et al., "Do Favorite Movie Stars Influence Adolescent Smoking Initiation?" American Journal of Public Health, Vol.94, No.7, 1239-1244, 2004

※4:Austin Bradford Hill, "The environment and disease: association or causation?" Section of Occupational Medicine, Vol.58, 295-300, 1965

※5:Jennifer O'Loughlin, et al., "Determinants of First Puff and Daily Cigarette Smoking in Adolescents." American Journal of Epidemiology, Vol.170, Issue5, 585-597, 2009

※6:C Mekemson, et al., "How the tobacco industry built its relationship with Hollywood." Tobacco Control, Vol.11 Suppl I, i81-i91, 2002

※7:村田陽平、「未成年者の喫煙対策と喫煙マナー広告─『大人たばこ養成講座』広告にみられる価値観の問題性から」、保健医療科学、第54巻、第3号、2005

※2019/03/06:10:48:「そもそも議論になっている喫煙シーンが描かれた明治末年の両切り・吸い口、つまりシガレット・タイプの消費量は約50億本、2018年度の約3%でしかない。日本社会の中で、まだ喫煙習慣は一般的ではなかったからだ。」を挿入した。

※2019/03/12:10:04:文章の内容を変えずに構成を変えた。

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受動喫煙防止へ新動画 千葉市、4月から上映 条例要旨を周知啓発

受動喫煙防止へ新動画 千葉市、4月から上映 条例要旨を周知啓発

https://news.nicovideo.jp/watch/nw5074012

2019/03/29 21:48

 2020年4月施行の受動喫煙防止条例の周知に向け、千葉市は独自の規制など条例の具体的内容を紹介する啓発動画を新たに制作した。来月1日から、千葉都市モノレール千葉駅(千葉市中央区)などで公開する。1月に初めて制作した15秒CM動画は市内映画館へと上映場所を拡大し、広く周知をする。

 市健康企画課によると、今回新たに制作した動画は受動喫煙による病気のリスクなどをグラフを使って分かりやすく紹介。小規模店舗であっても原則屋内禁煙とする市独自の規制も解説するなど、15秒CM動画よりも詳しい内容になっている。動画は2分30秒で、制作はジェイアール東日本企画千葉支店。

 新動画は受動喫煙をより身近な問題として考えてもらおうと、表情豊かな人物たちのアニメーションを採用。実際の状況をイメージしやすいように、街中を背景に設定した。千葉都市モノレール千葉駅、千葉みなと駅、蘇我駅、JR海浜幕張駅前の大型ビジョン「ビスビジョン幕張」などで上映。飲食店経営者が受講する食品衛生講習会でも放映する。

 15秒CM動画は美浜区の「イオンシネマ幕張新都心」と「シネプレックス幕張」、中央区の「T・ジョイ蘇我」の計3カ所の映画館で放映が決まった。同課は「受動喫煙に対して幅広い年代に関心を持ってもらいたい」と話している。4月5日から、全上映作品の本編前に放映。現在、15秒CM動画はレクサス千葉中央(千葉市中央区)の大型ビジョンなどで見ることができる。

 

 

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受動喫煙防止策の明示義務付け 企業の求人時、来春から

受動喫煙防止策の明示義務付け 企業の求人時、来春から

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/401743

2019年(平成31年) 4月1日 (月)

 労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)の部会は27日、企業などが自社のホームページや求人票で労働者を募集する際、職場でどのような受動喫煙防止策を講じているか、明示するよう義務付ける省令の改正案を了承した。2020年4月から適用される。

 受動喫煙を巡っては、規制を強化する改正健康増進法が昨年7月に成立。学校や病院、行政機関が今年7月から屋内全面禁煙となるほか、飲食店なども20年4月以降、一部の例外を除き原則禁煙となる。省令改正は同法を踏まえた対応。

 職業安定法は企業などに対し労働条件の明示を義務付けており、具体的な項目は省令で規定している。(共同通信)

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受動喫煙防止策を求人時に明示へ 厚労省が方針

受動喫煙防止策を求人時に明示へ 厚労省が方針

https://www.asahi.com/articles/ASM3X44NNM3XUBQU006.html

2019年3月28日13時00分

 厚生労働省は27日、求人の際に示す労働条件に、受動喫煙防止策を明記するよう事業主に義務づけることを決めた。関連の省令を改正し、多くの人が使う施設での喫煙を規制する改正健康増進法の2020年4月の全面施行と同時に実施する。

東京五輪・パラ、会場敷地内は完全禁煙 加熱式たばこも
 労働政策審議会(厚労相の諮問機関)がこの日、省令改正案を了承した。禁煙場所が「敷地内」か「屋内」かどうかや、喫煙室の有無などを明記することが想定されている。

 改正法では、20歳未満の人は客も従業員も喫煙できる部屋への立ち入りが禁止されることになった。このため、国会審議で「従業員の募集時に、職場がどのような受動喫煙防止策をとっているかを明らかにする必要がある」といった指摘が出ていた。

 

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糖尿病を予防する7つの方法

糖尿病を予防する7つの方法

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190330-00010000-elleonline-life

3/30(土) 14:11配信

イギリスでは、国民の約3分の1以上が心臓病脳卒中2型糖尿病のリスクを抱える深刻な健康状態にあり、しかも、そのうち90%は本人がこのことを自覚していないらしい。では、その前兆って?

糖尿病リスクを軽減する可能性がある、食事法と生活スタイルを学ぼう!

まず、糖尿病予備群とは、血糖値が正常値よりも高いものの、2型糖尿病と診断されるほどの高い数値ではない状態のことを指す。この糖尿病予備群と呼ばれる人たちのほとんどは、インスリンに対してある程度の耐性を持っているか、あるいは血糖値を健康的なレベルで維持するのに十分なインスリンをすい臓から分泌できていない。そんな糖尿病予備群の人たちが、今後5~10年以内に糖尿病を発症する確率は最大50%。でも、血糖値を下げる効果のある食べ物を積極的にとるなど、生活習慣を変えることによってそのリスクは軽減できる。

「糖尿病予備群になるのは、以前からインスリン抵抗性であることを示す危険信号。ですが、心掛け次第で、そのうちの多くの人は糖尿病の発症を予防したり、遅らせたりすることができます」と話すのは、ボストンのクリニック「ドマールセンター・フォー・マインド&ボディ・ヘルス」の栄養部長兼管理栄養士のヒラリー・ライトさん。

運動量を増やし、体重を減らし、ストレスを緩和し、禁煙し、十分な睡眠をとり、健康的な食生活を送ることによって、糖尿病予備群になることを予防したり、回復に向かわせたりすることができるという。

自分が糖尿病予備群かなと思ったら、まずはこれから紹介する予防法を実践することから始めてみて。その後、糖尿病専門の医師や管理栄養士と相談して、よりあなたに合ったアドバイスを求めるのが賢明。

糖尿病を防ぐために実行したい、基本の生活習慣がこちら!

食事は3~6時間おきにとる

「グレーター・ボルチモア・メディカルセンター」の「ゲックル糖尿病・栄養センター」で統合医療の医学博士、糖尿病専門講師を務める管理栄養士のヒラリー・ワイトさんは、起床後1~2時間以内に朝食をとり、その後は3~6時間ごとに軽食もしくは食事をとることを推奨している。

これに従うと、1日に食事と間食を合計6回とり、1回の食事を消化するのに4~6時間かかることになる。デニソンさんは、「食べる必要が生じる前に少量の食べ物を口にするようにすると、体が血糖値を安定させようと模索せずに済みます」と解説する。

食事のバランスに気を配る

食事のお皿の半分は、でんぷん質でない野菜で埋めるようにしよう。残りのスペースはさらに半分に分け、片方にはたんぱく質を、もう片方には玄米、キヌア、豆類、マメ科植物などの自然の炭水化物、もしくはアマランス、きび、エンマーコムギといった古代の穀物をのせてみて。

これらの複合糖質は、白米、パン、パスタなどの加工済み炭水化物よりも多くの食物繊維と栄養素を含んでいて、食物繊維は血糖値をコントロールする手助けをしてくれる。

高カロリーの食事は早い時間に

「朝食は王様のように、昼食は王子様のように、そして夕食は貧民のように食べなさい」というユダヤのことわざに従おう。

「1日の終わりにがっつりした食事をとると、肥満や糖尿病にかかるリスクが高まる可能性があります」と、『糖尿病前症ダイエットプラン(原題:The Prediabetes Diet Plan)』を執筆したライトさんは警鐘を鳴らす。

「早い時間に食事をするケースと比較して、血糖値を抑えるためにより多くのインスリンを分泌する可能性があることを示すデータもあります」

炭水化物は分散して摂取する

夕食を少量に留めておくこと以外に、パスタ、米、砂糖、その他の炭水化物を多く含むメニューを避けることも大切。

「1日のなかで炭水化物を分散して摂ることにより、すい臓がコンスタントにインスリンを分泌しなくてはいけないという状況を減らすことができます」と、ワイトさんはアドバイスする。

血糖値が急激に上昇したり低下したりせず、ゆるやかに上下するのが理想的とか。

食べる量に気をつける

あなたの体重が標準以上である場合、体重を減らせば2型糖尿病にかかるリスクを軽減できる。食べる量を減らすと、カロリー摂取量を減らせると同時に、満足感も得ることができるらしい。

ライトさんは、空腹レベルを1(まったくお腹が空いていない)から10(お腹が減って仕方がない)までの間で評価し、それに応じて食べる量を調節することを推奨している。

「人は空腹レベルが5か6のときに、食べ物の種類をより慎重に選ぶ傾向にあります。なるべく5か6の状態でいるようにすれば、狂おしいほどお腹が空いてしまうという状態に陥ることもありません」

水を飲む

水分補給のドリンクのメイン飲料はぜひ水に。そうすれば、満腹感をもたらしてはくれない不要な液体からのカロリー摂取を削減することができる。

食生活ではなく、生活習慣を変える

体重を減らすには、無理なく継続できる食事プランを見つけるのがベスト。

「厳しすぎるやり方をして途中でくじけてしまったら、リバウンドしてまいますし、2型糖尿病になるリスクも高まります」

original text : Brittany Risher translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara

※この記事は、海外のサイト 『カントリー・リビング』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

 

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「なんだか咳が長引く…」 原因は“死因第10位”の病気かも?

「なんだか咳が長引く…」 原因は“死因第10位”の病気かも?

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190331-00010000-tokyofm-life

3/31(日) 7:02配信

住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。1月31日(木)放送の「Blue Ocean Professional」のコーナーでは、呼吸器内科のスペシャリスト、池袋大谷クリニックの大谷義夫先生をゲストに迎え、“長引く咳”の原因についてうかがいました。

ここ数年、咳が2週間以上、あるいは1ヵ月以上続く患者が増えていると言う大谷先生。この長引く咳の原因として、ある病気が増えていると言います。

「最近は、気管支が敏感になってしまう“咳喘息”と言われる病気が増えています。一時的なものではありますが、咳が長引いてしまう病気で、冷房などによる室内外の温度差、花粉やハウスダストなどが要因になると言われています」

また、そのほかに注意が必要な病気として、“タバコ病”の通称で知られる「COPD(慢性閉塞性肺疾患:Chronic Obstructive Pulmonary Disease)」を挙げます。

「一般的にはあまり聞き慣れない病気ですが、COPDは日本人の死因第10位前後を推移している病気です。初期症状としては咳やたん、息切れが起こり、重症化するとつねに酸素ボンベが必要になることも。COPDによって一度低下した肺機能は元には戻らないため、薬で治療ができる咳喘息とは異なる“不可逆性の病気”です。タバコや大気汚染などの有害物質が要因で引き起こされます」

COPDは、喫煙者はもちろんのこと、受動喫煙によって引き起こされることも多いそう。あるデータによると、40歳以上の人の8.5%、約530万人が潜在的に疾患しているそうです。

そんなCOPDの症状を和らげるにはどうすればいいのでしょうか。

「一番の治療法は禁煙。また、一度溶けてしまった肺胞は元には戻りませんが、薬を使って気道の炎症をとることはできます。ほかに、肺のまわりの筋肉、つまり呼吸筋を鍛えることによって、肺の機能をある程度戻すこともできます」

さらに、COPDの治療に効果的な食材も発表されたそうです。

「2017年、ヨーロッパで医学論文が2つ出たのですが、1週間に5回りんごを食べる人は、1週間に1回も食べない人に比べて、タバコをやめたあとの肺の戻り方がよかったと。リンゴが肺を若返らせるようです。りんごに含まれるポリフェノールが炎症をとるんじゃないか、と推測されています」

最後に、受動喫煙はCOPDだけでなくさまざまな害を及ぼす可能性があるとして、「自分のためはもちろん、家族のために禁煙したほうがいい」とアドバイスする大谷先生でした。

(TOKYO FM「Blue Ocean」2019年1月31日(木)放送より)

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糖尿病患者への禁煙指導/糖尿病学の進歩

糖尿病患者への禁煙指導/糖尿病学の進歩

https://www.carenet.com/news/general/carenet/47616

2019/03/08

 喫煙は、血糖コントロール悪化や糖尿病発症リスク増加、動脈硬化進展、がんリスク増加などの悪影響を及ぼす。禁煙によりこれらのリスクは低下し、死亡リスクも減少することから禁煙指導は重要である。3月1~2日に開催された第53回糖尿病学の進歩において、聖路加国際病院内分泌代謝科の能登 洋氏が「喫煙と糖尿病合併症」と題して講演し、喫煙と糖尿病発症・糖尿病合併症・がんとの関連、禁煙指導について紹介した。

タバコ1日2箱で糖尿病発症リスクが1.5倍

 糖尿病患者の喫煙率は、日本の成人における喫煙率とほぼ同様で、男性が31.9%、女性が8.0%と報告されている。男女ともに30代がピークだという。喫煙は、血糖コントロール悪化、糖尿病発症リスク増加、HDL-コレステロール低下、動脈硬化進展、呼吸機能悪化、がんリスク増加、死亡リスク増加といった悪影響を及ぼす。喫煙による糖尿病発症リスクは用量依存的に増加し、国内の研究では、1日当たり1箱吸う人は1.3倍、2箱吸う人は1.5倍、発症リスクが増加すると報告されている。また、受動喫煙でも同様の影響があり、受動喫煙による糖尿病発症リスクは、国内の研究ではオッズ比が1.8と報告されている。

 喫煙による糖尿病発症機序としては、コルチゾールなどのインスリン抵抗性を増やすホルモンの増加や、不健康な生活習慣(過食や運動不足)で内臓脂肪の蓄積を引き起こしインスリン抵抗性が惹起されることが想定されている。さらに、喫煙者は飲酒する傾向があるため、それも発症に関わると考えられる。また喫煙は、脂肪組織から分泌されるサイトカインやリポプロテインリパーゼに影響を与え、糖代謝や脂質代謝にも直接悪影響を与える。さらに、ニコチンそのものがインスリン抵抗性を惹起することが想定されている。

禁煙後の糖尿病発症リスクの変化、体重増加の影響は?

 では、禁煙した場合、糖尿病発症リスクはどう変化するのだろうか。禁煙後半年から数年は、ニコチンによる食欲抑制効果の解除、味覚・嗅覚の改善、胃粘膜微小循環系血行障害の改善により体重が増加することが多く、また数年後には喫煙時の体重に減少することが多い。体重増加は糖尿病のリスクファクターであるため、禁煙直後の体重増加による糖尿病リスクへの影響が考えられる。実際に禁煙後の糖尿病発症リスクを検討した国内外の疫学研究では、禁煙後5年間は、糖尿病発症リスクが1.5倍程度まで上昇するが、10年以上経過するとほぼ同レベルまで戻ることが報告されている。さらに、禁煙後の体重変動と糖尿病発症リスクを検討した研究では、禁煙後に体重が増加しなかった人は糖尿病発症リスクが減少し続け、体重が10kg以上増えた人は5年後に1.8倍となるも、その後リスクが減少して15~30年で非喫煙者と同レベルにまで下がること、また禁煙後の体重増加にかかわらず死亡率が大幅に減少することが示されている。能登氏は「禁煙して数年間は糖尿病が増加するリスクはあるが体重を管理すればそのリスクも減少し、いずれにしても死亡リスクが減少することから、タバコをやめるのに越したことはない。禁煙するように指導することは重要であり、禁煙直後は食事療法や運動療法で体重が増えないように療養指導するべき」と述べた。

 喫煙と糖尿病合併症との関連をみると、とくに糖尿病大血管症リスクとの関連が大きい。また、糖尿病によってがんリスクが増加することが報告されているが、喫煙によって喫煙関連がん(膀胱、食道、喉頭、肺、口腔、膵臓がん)の死亡リスクが4倍、なかでも肺がんでは約12倍に増加するため、糖尿病患者による喫煙でがんリスクは一層高まる。また、糖尿病合併症である歯周病、骨折についても喫煙と関連が示されている。

禁煙は「一気に」「徐々に」どちらが有効か

 禁煙のタイミングについては、喫煙歴が長期間であったとしても、いつやめても遅くはない。禁煙半年後には、循環・呼吸機能の改善、心疾患リスクが減少し、5年後には膀胱がん、食道がん、糖尿病の発症リスクが減少することが示されている。

 では、どのような禁煙方法が有効なのだろうか。コクランレビューでは、断煙法(バッサリやめる)と漸減法(徐々にやめる)の成功率に有意差はなかった。短期間(6ヵ月)に限れば断煙法の禁煙継続率が高いという報告があるが、個人差があるため、まず患者さんの希望に合わせた方法を勧め、うまくいかなければ別法を勧めるというのがよいという。代替法としてはニコチンガムやパッチなどがあるが、近年発売された電子タバコ*を用いる方法も出てきている。最近、禁煙支援で電子タバコを使用した場合、ニコチン代替法より禁煙成功率が1.8倍高かったという研究結果が報告された。能登氏は、「煙が出るタバコの代わりに電子タバコを吸い続けるというのは勧めないが、禁煙するときに電子タバコを用いた代替法もいいかもしれない」と評価した。

 能登氏は最後に、「糖尿病とがんに関する日本糖尿病学会と日本癌学会による医師・医療者への提言」から、日本人では糖尿病は大腸がん、肝臓がん、膵臓がんのリスク増加と関連があること、糖尿病やがんリスク減少のために禁煙を推奨すべきであること、糖尿病患者には喫煙の有無にかかわらず、がん検診を受けるように勧めることが重要であることを説明した。がん検診については、聖路加国際病院では患者さんの目につく血圧自動測定器の前に「糖尿病の方へ:がん検診のお勧め」というポスターを貼っていることを紹介し、講演を終えた。

*「電子タバコ」は「加熱式タバコ」(iQOS、glo、Ploom TECHなど)とは異なる

 

(ケアネット 金沢 浩子)

 

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すかいらーくHD、『ガスト』など全店舗を禁煙に。進む飲食店の禁煙化、大手各店の状況は?

すかいらーくHD、『ガスト』など全店舗を禁煙に。進む飲食店の禁煙化、大手各店の状況は?

https://www.inshokuten.com/foodist/article/5261/

2019年03月26日

2020年4月、従業員を雇っている飲食店を原則禁煙とする東京都の「受動喫煙防止条例」が施行される。これを受けて、早い段階から全面禁煙に踏み切る外食チェーンが増えている。

「ガスト」や「ジョナサン」が全面禁煙

ファミリーレストラン最大手の「すかいらーくホールディングス」は、2019年9月にすべての店舗を禁煙にすると発表した。「ガスト」や「ジョナサン」など、全国約3,200の店舗について4月から禁煙化を進め、9月には全面禁煙とする方針。喫煙室は一切設けず、今まであった分煙ルームは、おむつ交換や授乳スペースなどに改装することを検討しているという。店外に置いている灰皿も撤去するそうだ。

全面禁煙に踏み切った理由は、家族連れでの来店が増えているほか、店舗で働くアルバイトの約3割が未成年のため、従業員の健康を考えた結果、全面禁煙化が望ましいと判断したという。さらに、すかいらーくでは、社長がビデオメッセージで従業員の禁煙を促すほか、人事制度も変更。たばこを吸わない社員を増やした管理職はボーナスの評価を上げるなど、社内でも禁煙化を進めるとしている。

外食業界で急速に広がる禁煙化の動き

外食業界での全面禁煙に向けた動きが本格化。多くの飲食店が禁煙化を発表している。

■サイゼリヤ
2019年9月までに全国すべての店舗で原則禁煙とする方針を打ち出した。これまで店内での分煙をおこなってきたが、新規店は分煙席を設けず完全禁煙に、既存店舗も改装を行うと発表した。公式ホームページでは、全席禁煙の取り組み店舗数を表示。現在80%以上の店舗の禁煙化が完了しているようだ。

■ココス
2019年9月末日までに全583店舗と、今後出店する店舗を全席禁煙化すると発表。運営するゼンショーホールディングスは、「子ども連れを中心に全席禁煙を求める多くの要望があり、今まで以上に受動喫煙防止を徹底させるため、全席禁煙にすることを決定した」としている。東京都と千葉県の計3店舗にある喫煙ルームはそのまま活用する。

■モスバーガー
2020年3月までに国内の全1,344店を完全禁煙にすることを明らかにした。現在、店内で喫煙できるのは分煙の約600店と、喫煙専用室のある約100店舗。順次改装を進め、喫煙専用室も設けない完全禁煙にするという。

都内の飲食店で原則禁煙の対象になる店舗は約13万軒。約84%が対策をしなければならない。大手ファミレスが全面禁煙化に踏み切ったことで、多くの飲食店が追随しそうだ。

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米ディズニーランドなどで5月から全面禁煙、アトラクション新設控え

米ディズニーランドなどで5月から全面禁煙、アトラクション新設控え

https://jp.reuters.com/article/disney-parks-idJPKCN1RA0KV

2019年3月29日

Reuters Staff

[ロサンゼルス 28日 ロイター] - 米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー(DIS.N)は28日、米カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドとフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールドなどのテーマパークについて、5月1日から喫煙、電子タバコの使用、大型ベビーカーの持ち込みを禁止すると発表した。

ディズニーランドとウォルト・ディズニー・ワールドでは、映画「スター・ウォーズ」をテーマとしたアトラクションが今年始まる予定で、予想される混雑に向けた対応の一環となる。

ディズニーはブログで、ウォルト・ディズニー・ワールド、ディズニーランド、フロリダ州のESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックス、カリフォルニア州のダウンタウン・ディズニー・ディストリクトなどで、喫煙可能エリアを撤去すると明らかにした。パーク入口の外とディズニーのホテルでは喫煙が可能だとした。

またベビーカーについては、幅31インチ(約79センチ)、長さ52インチ(約132センチ)を超える大きさのものは園内に持ち込めなくなると発表。ただ、販売されているベビーカーの大半はこのサイズに収まるという。

「スター・ウォーズ」がテーマの新設セクション「ギャラクシーズ・エッジ」は、米国のディズニーランドとウォルト・ディズニー・ワールドで、それぞれ5月31日と8月29日にオープンする見通し。

 

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外出先もダメ、就業中の市職員「禁煙」 京都・福知山4月から

外出先もダメ、就業中の市職員「禁煙」 京都・福知山4月から

https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20190329000129

 京都府福知山市は4月1日から市役所や支所などで就業時間中の職員の喫煙を禁止する。就業時間中の禁煙化は、府内では向日市に次いで2例目という。

 国は受動喫煙防止を目的に、学校や病院、行政機関などで7月からの屋内全面禁煙化を決めている。福知山市は先行して取り組み、禁煙環境を整える。

 対象は嘱託や非常勤を含めた全職員。現在はトイレ休憩などと同様、自由に喫煙ができるが、4月以降は昼休みや就業前後を除く就業時間(午前8時半~午後5時15分)の間は、外出先も含めて禁煙とする。

 7月からは敷地内の喫煙場所も撤去する予定。市職員課は「自身の健康に向き合い、7月からの全面禁煙化に備えてほしい」としている。

【 2019年03月29日 17時25分 】

 

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子供や妊婦の同居者に禁煙治療費助成 茨城・龍ケ崎市

子供や妊婦の同居者に禁煙治療費助成 茨城・龍ケ崎市

https://www.sankei.com/life/news/190329/lif1903290035-n1.html

2019.3.29 15:51

 茨城県龍ケ崎市は、18歳未満の子供や妊婦と同居する市民を対象に、医療機関で受診する禁煙治療の費用を一部助成すると発表した。健康に悪影響を及ぼす受動喫煙を防ぐことが狙いで、4月1日から実施する。

 受動喫煙対策を強化する改正健康増進法に合わせた取り組みで、年度内で1万円を上限に自己負担の半額を助成し、禁煙希望者を支援する。医療機関の禁煙外来での治療が終了したことを条件とし、希望すれば妊婦も助成を受けられる。

 市によると、平成28年度の調べで、乳幼児の子を持つ家庭の喫煙率は母親が7・2%なのに対し、父親が44%と県の男性喫煙率の34・1%よりも高い。

 受動喫煙は心筋梗塞(こうそく)や脳卒中、肺がん、子供のぜんそくなどの発症リスクを高めるといわれており、市は今後も対策を進めるとしている。

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大学の全面禁煙、伸び悩み=夏に義務化でも25%-ポイ捨てで再分煙も・専門家調査

大学の全面禁煙、伸び悩み=夏に義務化でも25%-ポイ捨てで再分煙も・専門家調査

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019033000182&g=soc

2019年03月30日05時33分

 4月から始まる新学期。新たに大学へ進む人も多い中、全キャンパスで敷地内を全面禁煙にしている大学が25%程度にとどまるとみられることが30日、専門家の調査で分かった。改正健康増進法により、7月からは学校などの敷地内は原則禁煙となるが、対策が進んでいない状況が明らかになった。
 調査は中京大(名古屋市)の家田重晴教授(学校保健学)が実施。全国の4年制国公私立大782校を対象に、禁煙対策を直接聞いたり、ホームページで確認したりした。調査は2002年から始め、半年に1回ほどの割合で結果を更新している。
 調査の結果、今年3月8日現在で197校(25.2%)が「全キャンパスで全面禁煙」としていることが確認でき、10年前と比べて割合はほぼ倍増した。「一部キャンパスで全面禁煙」は38校(4.9%)確認された。
 改正法は昨年7月に成立。学校や病院、行政機関などは敷地内の原則禁煙が義務付けられる。こうした動きを受け各地の大学では、喫煙所を撤去して敷地内を全面禁煙にする動きが広がる。
 しかし家田教授によると、一度全面禁煙に踏み切った後、周辺住民らから路上喫煙やたばこのポイ捨てなどの苦情が来たため、屋外に喫煙所を設けて分煙体制に戻した大学も複数あるという。
 改正法施行後も、適切な表示の設置などの受動喫煙防止策が取られれば、学校などでも屋外の指定場所で喫煙が可能だが、これを「抜け道」と批判する声もある。家田教授は「各大学は、キャンパス内での受動喫煙防止を徹底するとともに、学生への禁煙指導もさらに進める必要がある」と指摘している。

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「たばこのない五輪」にスパート 受動喫煙対策、一気に厳格化

「たばこのない五輪」にスパート 受動喫煙対策、一気に厳格化

https://www.sankei.com/life/news/190228/lif1902280035-n1.html

2019.2.28 22:22

 2020年東京五輪・パラリンピックでは、近年の大会で最も厳しい喫煙対策が取られる。大会組織委員会は28日、競技会場の施設内に加え、敷地内も禁煙とすることを発表。「たばこのない五輪」は世界の常識になりつつあるが、喫煙者は海外からも多数訪れることが予想され、周知徹底が課題となりそうだ。

 東京大会を目指し、政府は急ピッチで受動喫煙対策の整備に取り組んできた。日本は各国と比較し、取り組みが大幅に遅れていたからだ。世界約190カ国中、屋内禁煙義務の法律があるのは約60カ国。日本では健康増進法の改正前、公共の場所の管理者に受動喫煙防止を求めていたが、努力義務にとどまり、世界最低レベルの法規制だった。

 国際オリンピック委員会(IOC)と世界保健機関(WHO)は2010年に「たばこのない五輪」の推進で合意。以降、ロンドン(12年)やリオデジャネイロ(16年)など五輪開催国は、罰則を伴う法規制を整備してきた。

 日本でも五輪招致の成功後、議論を拡大し、受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が昨年7月に成立。公共の場での屋内禁煙を初めて罰則付きで義務付けたのが特徴だ。

 9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)に間に合わせる形で、7月から、学校や病院などの敷地内禁煙の施行を先行して実施する。屋外喫煙所を設置することは認めるが、屋内の喫煙所は施行日までに撤去する必要がある。都も独自の条例を施行する。

 大会組織委員会によると、競技会場内の完全禁煙はIOCからも強い意向があったという。加熱式たばこも禁止対象となり、喫煙者の観客を誘導するため、実際にどの場所で喫煙できるかを知らせなくてはならない。

 競技会場の喫煙対策を強化した昨年2月の平昌五輪では、競技会場に入る前に喫煙した人のたばこの吸い殻が会場付近に増え、問題になったことが報告されている。大会組織委員会はスタッフやボランティアがその都度、喫煙者に対し、注意を促していくと説明。競技会場を抱える自治体にとっても、外国語での対応を含め喫煙所の周知徹底が求められそうだ。

【用語解説】改正健康増進法と東京都の受動喫煙防止条例

 改正健康増進法は来年4月1日より全面施行される。客席面積100平方メートル以下などの飲食店を喫煙可能とする改正健康増進法に対し、都の受動喫煙防止条例は親族以外の従業員がいれば屋内禁煙とし、「喫煙専用室」でのみ喫煙を容認。敷地内禁煙とする施設のうち、幼稚園や保育所、小中高校については、同法が屋外での喫煙場所設置を可能とするのに対し、都条例は成長過程の子供を守るため、屋外の喫煙場所設置も認めない。

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健康マージャンで交流を 4月7日参加者募集

健康マージャンで交流を 4月7日参加者募集

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/356421

3/31 8:20

 佐賀新聞文化センターと県麻雀段位審査会は4月7日午前10時から「健康マージャン交流大会」を佐賀市白山のエスプラッツホールで開く。参加者を募っている。

 健康マージャンは(1)金を賭けない(2)酒を飲まない(3)たばこを吸わないの「3ない」がルール。9月に新潟県で開催される「第34回国民文化祭・にいがた2019」「第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」の佐賀予選会で、上位8人が同大会への出場権を得る。

 年齢不問で、障害のある人も参加できる。先着84人。参加費は3千円(弁当と飲み物付き)。申し込みは佐賀新聞文化センター、電話0952(25)2160。主催する同審査会の吉田和英会長(68)は「若い人や初心者の人もぜひ参加して」と呼び掛ける。

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職員が179万円を横領 JA伊勢、昨夏懲戒解雇

職員が179万円を横領 JA伊勢、昨夏懲戒解雇

https://www.chunichi.co.jp/article/mie/20190331/CK2019033102000022.html

2019年3月31日

 伊勢農業協同組合(JA伊勢)は紀北支店(紀北町)で昨年六月、男性職員(46)による現金百七十九万円の横領が発覚したと三十日発表した。職員は七月に懲戒解雇処分とした。全額弁済され、刑事告訴しない方針。

 職員は窓口業務を担当し、二〇一六年三月~一八年五月、顧客一人から貯金用の現金を受け取った際に一部を入金せず、六回ほどで計百四十万円を横領。共済保険の利用者二人にも割戻金などを払わず計三十九万円を着服した。「酒やたばこ代に充てた」と認めている。

 併せて、南島支店(南伊勢町)で昨年七月、業務終了後に現金を確認した際、百万円が不足していたと発表。十二月、伊勢署に窃盗の被害届を提出し、外部侵入による犯行の可能性は低いとして支店長ら六人を降格などの処分とした。

 JA伊勢は四月、JA鳥羽志摩、JA三重南紀との合併に併せ、リスク統括部の新設など機構改革を行う。管理部では「管理体制の充実を図り、信頼回復に全力を尽くす」と話している。

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ホームで喫煙OK、駅前は放置自転車だらけ…平成初期の鉄道事情を振り返る

ホームで喫煙OK、駅前は放置自転車だらけ…平成初期の鉄道事情を振り返る

https://diamond.jp/articles/-/198396

2019.4.1

平成の30年間で、駅や電車内の環境は大きく変わった。バブル期には、地下鉄ですらホームでたばこを吸えて駅前は放置自転車だらけ、冷房なしの車両も運行しており、おまけに駅員も乗務員もほぼ全員男性というのが、鉄道のスタンダードであった。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)

今の比じゃなかった
地獄の鉄道ラッシュ

 華やかなバブルの時代にも、疲れたサラリーマンを乗せた電車は走っていた。空前の好景気を受けて都市活動は活発化し、鉄道利用者は急増、1992年頃にピークを迎えた。象徴的な車両として、混雑時には座席を格納して全員が立って乗るという6ドア車両が山手線に登場したのが1990年のことである(2011年に廃止)。翌1991年に、山手線は10両編成から11両編成に増強されている。

 絶え間ない輸送力増強の結果、鉄道の混雑率は1970年代以降一貫して改善傾向にあったが、バブル期に限っては足踏みか、東武伊勢崎線や西武池袋線など混雑率が悪化した路線もあったほどだ。そもそも当時の混雑は今よりもはるかに激しく、例えば1990年のJR中央線快速のピーク1時間の平均混雑率は255%(2017年は184%)、JR東海道線は240%(同187%)、東急東横線は204%(同168%)である。

 一方、駅や車内の環境は、民営化で生まれ変わったJRを筆頭に、輸送一辺倒の時代からサービス重視の時代に向けて変わりつつあったが、この頃はまだ昭和の風景がそのまま残る地域も少なくなかった。平成の30年間で通勤環境がどれだけ変化したのか、1990年の東京にタイムスリップして、当時の鉄道風景を振り返ってみよう。

 まず路線図を開いてみる。埼京線や京葉線は開通済みでJRの路線網はおおよそ完成しているが、湘南新宿ラインや上野東京ラインといった直通運転は始まっていないので、乗り換えが何度も必要だ。東急新玉川線や目蒲線など懐かしい路線名もある。

 地下鉄は南北線が7号線、大江戸線が12号線という名称で工事中。半蔵門線は1990年11月にようやく水天宮前まで開業したばかりだ。平成の30年間に建設された地下鉄は、現在の総延長の3割近い約84キロにも及ぶ。

 駅に向かうと、駅前の路上や歩道、店舗前に鈴なりになったような違法駐輪の自転車が目立ってくる。この頃、通行の妨げや事故の原因にもなるとして社会問題だったのが「放置自転車」だ。1994年に成立した「自転車法」で自治体や鉄道事業者に駐輪場の整備を促すとともに、放置自転車の撤去や処分の権限を制定したことで改善が進み、都内の放置自転車数は1990年の約25万台から2017年は3万台以下と劇的に減少した。

駅ではタバコ吸い放題!
首都圏は有人改札が主流だった

 自転車をかき分けて駅に入り、切符を買おう。ICカードは、まだ研究所の中にしか存在しない。1990年の初乗り運賃はJRが120円(山手線内)、営団地下鉄が120円、東急電鉄が80円。今の運賃水準からすると、地下鉄と私鉄は随分安い。JR東日本は、1987年の発足時点には割高だったが、消費税導入・増税を除いては値上げしておらず、今ではJR東日本は133円、東京メトロは165円、東急は124円(いずれもIC運賃)と、運賃格差は小さくなっている。

 改札口はまだ有人が主流だ。駅員に切符を手渡し、ハサミ(改札鋏)で切ってもらって入場する。乗客に切符を持たせたままハサミを入れる横着な駅員もいた。1970年代から自動改札機の導入が進んだ関西に対し、相互直通運転など路線ネットワークが複雑な首都圏では自動改札化が遅れていた。

 JR東日本と営団地下鉄は1990年から自動改札機の本格導入を開始、翌1991年には自動改札機に直接投入できる「イオカード」「NSメトロカード」が登場、さらに10年後の2001年にはICカード乗車券「Suica」が誕生するなど、一足飛びに進化を遂げていった。

 改札を抜けてホームに向かうと、たばこを吸う男性の姿が目に入る。JRがホームを「分煙」して喫煙所を設置したのは1993年のこと。地下鉄ですら1987年までは喫煙可能で、ホーム上に灰皿が設置されていた(ラッシュ時は禁煙タイム)。当時の成人男性喫煙率は60%。1960年代のようにほぼ全員が喫煙者という時代では既になかったが、生活の中に当然のようにたばこが存在している時代だった。

 ホームに到着した地下鉄直通の車両に乗り込もう。発車メロディーはJRの新宿駅、渋谷駅で試験的に導入が始まったばかり。ブザーか、車掌の笛を合図にドアを閉める路線が多かった。

冷房車両を選んで乗車した時代
駅員も乗務員も男ばかりだった

 1990年頃、首都圏のJR・私鉄は90%以上が冷房化されていたが、まだ冷房化が完了していなかったのが地下鉄だ。営団地下鉄は冷房装置の排熱がトンネル内の温度を上昇させるとして、トンネル自体を冷やす「トンネル冷房」を推進していたが、1988年から車両冷房化に踏み切り、1990年でようやく30%に達したばかりだった。

 夏場になれば、次に来るのは冷房の付いている車両か、そうでないかは重大な問題だ。直通運転を行っている路線だと、地下鉄が保有する車両は整備途上だが、私鉄が保有する車両は冷房化が完了している場合もあり、私鉄の車両が運用されるダイヤを選んで利用する人もいた。

 当時と現在の鉄道風景を比較しての最大の違いは、女性駅員、女性乗務員の存在かもしれない。1985年に男女雇用機会均等法が成立するが、労働基準法が女子保護規定により深夜労働や泊まり勤務を禁じており、何よりも「鉄道は男の職場だ」という意識が強かったため採用が進まなかった。

 1997年に労働基準法、男女雇用機会均等法が改正されると、鉄道現業でも女性の採用が加速した。職場設備の改善も進み、現在では首都圏鉄道各社の採用数の3~4割を女性が占めるまでになった。山手線の車掌も4割が女性だという。

 変わらないようでいて、すっかり様変わりした鉄道風景。最後に改札前の伝言板に「30年後で待ってる」と書いて、1990年を後にしよう。

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オーチャードロードの禁煙区域、4月1日から違反者は即罰金に シンガポール

オーチャードロードの禁煙区域、4月1日から違反者は即罰金に シンガポール

https://www.asiatravelnote.com/2019/03/30/orchard_road_smoking_ban.php

 

2019/03/30

シンガポール・オーチャードロードエリア一帯は今年1月より禁煙区間に指定されています。

周知期間として1月~3月末までの3か月間は喫煙した場合でも口頭での警告に留められていましたが、4月1日からは見つかり次第、即罰金となることが発表されていますのでご注意下さい。

オーチャードロードの全面禁煙
シンガポール環境庁facebookページより

反則金は200シンガポールドル(約1万6千円)。また、悪質な場合には裁判所において最高1,000シンガポールドル(約8万2千円)の罰金刑に処される可能性もあるとのこと。

既にオーチャードロードエリアの全ての飲食店は全面禁煙となっていて、喫煙可能な場所は一部のホテルやショッピングセンターに設けられた喫煙スペースに限られます。

同エリア一帯はシンガポールでも最も人気の高い場所の一つですので訪れる日本人旅行者の方も多いと思います。必ず事前に確認したうえで吸うようにしましょう。喫煙規制についての詳細は以下のシンガポール環境庁公式サイトを参照して下さい。

Orchard Road No Smoking Zone

なお、シンガポールはたばこや電子たばこについては厳しい規制があり、入国する際にたばこの所持を申告しなかった場合は最高5,000シンガポールドル(約40万9千円)という非常に高額の罰金を科しているほか、電子タバコについては国への持ち込み・所持自体を禁止しています。

JAL – シンガポールへのたばこ・電子たばこの持ち込みにご注意ください

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タバコを吸うためにそこまでする!? パンサー尾形ら愛煙家芸人が驚きの行動に

タバコを吸うためにそこまでする!? パンサー尾形ら愛煙家芸人が驚きの行動に

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12119-6372103/

2019年03月30日 19時30分

27日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系/毎週水曜22時)が、「愛煙家 喫煙所までの道のりがどんなに困難でも向かっちゃう説」を検証。お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘らヘビースモーカー芸人らが、タバコを吸いたいがために喫煙所への困難な道のりを越えていこうとする姿が放送された。

 今回の放送では「愛煙家 喫煙所までの道のりがどんなに困難でも向かっちゃう説」を検証。5人のヘビースモーカー芸人にドッキリロケを敢行し、ありえない場所にある喫煙所などでも、きちんとそこに行って吸うのか検証した。ロケの舞台は、熱海にある廃校。ちなみにたばこを吸いたい欲を高めるため、彼らはいずれも都内から2時間禁煙車で移動させられたという。

 まずは銀シャリの鰻和弘。教室で打ち合わせ後、タバコを外に吸いに行く鰻。ところが喫煙室はなぜか煙が充満。その事態に「めちゃくちゃ燃えてまっせ」と呼びに行くも、火元がないことを確認すると、鰻はそのモウモウと立ち込める煙の中で吸っていた。

 また、さらば青春の光・森田哲矢も、たばこ吸いたさに、山道を1.5kmも歩いて「喫煙所」まで到着。ただ肝心の喫煙所は、もともといた校舎をぐるっと1周しただけの所にあった。

 ここからさらに喫煙の難易度がアップ。カミナリ・まなぶが目指したのは、人気アトラクション番組『SASUKE』(同系)名物「そり立つ壁」の上にある喫煙所。湾曲した壁を駆け上がり、頂上に手を掛けてよじ登る同番組1stステージの障害物をそのまま『水ダウ』がレンタルし、校舎に設置したのだ。しかし、まなぶは駆け上がることができずリタイア。また同じく挑戦した相撲芸人のあかつは、どこからか拾ってきたクワを頂上に引っ掛けて登ろうとしたが、こちらも惜しくも敗退。

 最後に登場したのは尾形。名門・仙台育英高校のサッカー部でエースナンバー10番をつけるなど、知る人ぞ知る運動神経の持ち主。そりたつ壁を見て「もうあの番組だろ、知ってんだよ、大体」と察しながら果敢にトライ。

 そして数度目、両手をかけると、そのまま何とかよじ登り、足をかけ、ついに登頂に成功。「やったー!」と雄たけびをあげてガッツポーズした彼は、校舎に向かって、たばこをくゆらしていた。そんな尾形の快挙に、スタジオも一体となって応援。最後は拍手まで起きていた。

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「ルール守っているのに、なぜ...」 過熱する「タバコ叩き」、喫煙者の本音は

「ルール守っているのに、なぜ...」 過熱する「タバコ叩き」、喫煙者の本音は

https://news.nicovideo.jp/watch/nw5068315

2019/03/29 12:00

Jタウンネットでは、名物コーナー「実録!ご近所トラブル」の派生企画として、読者の皆様が体験した「タバコ臭トラブル」のエピソードを募集してきた。

読者から届いたメールと、これまでの記事に付いたコメントを合計すると、その数はなんと600件以上。喫煙者・非喫煙者の双方から、体験談を中心にさまざまなメッセージが寄せられた。


以前の記事では、主にタバコ臭が「ニガテ」な人の意見を紹介した。だが、改めて読者のご意見を振り返ってみると、意外(?)と目立っていたのが、喫煙者側からの「嘆き」の声だった。

なぜ、私たちはここまで一方的に責められなくてはならないのか――。そんな投稿も多かったのだ。彼らの「言い分」はどこにあるのだろう。さっそく、いくつかの投稿を見ていこう。

「嫌煙者の主張って、単に...」
まずは、長年の愛煙家だという男性からの意見。かつて、非喫煙者から嫌がらせを受けたことがあるという。

「私は喫煙者です。以前、あるファミレスの喫煙区画で上司とお昼を食べていました。ドリンクバーを取りに二人とも席を離れたのですが、その間に隣の中年女性から灰皿へ置いていたタバコに水をかけられていました。
混む時間帯だから禁煙スペースに空席がなかったのかも知れませんが...、喫煙スペースを利用しているのに喫煙者に嫌がらせをするのは『?』です」

さすがに、これはけっこう理不尽ではないか。

そこまでタバコ臭が嫌ならば、並んででも禁煙スペースを利用するか、本人らに直接「やめてほしい」と言えばいいのでは...。当の男性もそう思ったようで、このエピソードに続けて、次のようにも訴えている。

「なんだか嫌煙者の主張って、単に自分が嫌いだから、それを人に押し付けているだけのような気がしてしまいます」

――男性の主張をどう受け止めるかは読者次第。もちろん、男性の言う「嫌煙者」の側にも言いたいことはあるだろう。とはいえ、このように感じている喫煙者がいることは事実である。


そのほか、タバコ臭がニガテだという人から届いたメールの中には、ちょっと過激な内容の意見も。例えば、マナーをきちんと守って喫煙所でタバコを吸っている人に対しても、「許せません!」と猛批判を展開するなどだ。

「タバコだけ異常に叩かれてる」?
実際、タバコ臭がニガテだという人の意見を紹介した前回記事の配信先(ネタりか)で、もっとも読者の共感を集めたコメント(2019年3月28日時点)は、次のようなものだった。

「タバコ嫌な人はとことん嫌なんでしょう。わかるけど、目の敵にしすぎ。香水も体臭もニンニク食った匂いも臭いしだめな人いるやろ。世の中が禁煙傾向なんはわかるけど、特に考えんと同調しすぎと思われますよ」

確かに、タバコ臭と似たケースに挙げられるのが、香水や柔軟剤のニオイだろう。これで体調が悪くなるというのもよく聞く話だが、タバコほど「目の敵」にされている印象はない。そうした「差」について、

「酒も臭いし酔っぱらいはうるさい・うざい。香水を過度につけてる人もくさい。ここ数年、タバコだけ異常に叩かれてる」

と疑問を示す声もあった。

とはいえ、全ての非喫煙者がタバコを全否定しているわけではない。例えば、こんなコメントも。

「タバコ吸わないですけど、喫煙者の人もお金払って買ってるし喫煙所は許してあげて欲しいなぁと。歩きたばことポイ捨ては飛びゲリしそうになりますけど、ちゃんとルールを守ってるのならわたしはいいかな」

タバコ臭トラブル体験談、引き続き募集します
そのほか最近では、公益社団法人「受動喫煙撲滅機構」が、NHK大河ドラマ「いだてん」の喫煙シーンに抗議する騒動があった。これは、番組内での謝罪や、受動喫煙シーンの全廃などを団体側が求めたものだが、これが世間で賛否を呼ぶことに。

団体側の強硬ともいえる姿勢に、「表現の自由」の観点から異論が相次いだのだ。なかには、同じ嗜好品の酒が野放しとも言える状態なのに、なぜタバコだけ厳しく規制されるのか、と疑問を抱くユーザーも出ていた。

こういった世の中の風潮が、今後どう推移していくかは分からない。

だが、これまで紹介してきたタバコ臭トラブルのように、互いの「マナー」に関する部分については、歩み寄る余地があるはず。お互いがほんの少しでも相手に配慮することが、共存に向けた唯一の手段なのかもしれない。

 

 

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ローソン「深夜無人営業」酒類・たばこ販売せず

ローソン「深夜無人営業」酒類・たばこ販売せず

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190329-OYT1T50213/

2019/03/29 18:35

 ローソンは29日、深夜時間帯の店舗を無人で営業する実験を7月頃から始めると発表した。セルフレジやスマートフォンのアプリを活用し、来店客が少ない深夜時間帯を無人化できないか、可能性を探る。

 実験はフランチャイズ加盟店を含めた2店舗で数か月間行う。具体的な実施店舗は検討中としている。

 午前0時から午前5時までの5時間はレジに店員がいない無人営業とする。その間は店舗入り口のドアを施錠し、来店客は事前にスマホの専用アプリで登録すれば解錠して入店できる。商品を購入する際は、客がセルフレジや専用アプリを利用して決済する仕組みだ。

 ただ、無人営業中は、本人確認が必要な酒類やたばこは販売せず、公共料金の支払いなども受け付けない。

 来店客の顔を自動で認証するシステムの導入も検討するという。当面はシステムトラブルなどに備えて店員を1人配置するが、状況をみながら完全無人化に移行するとしている。

 

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健康に悪くなさそうな加熱式タバコが紙巻タバコと同様にダメな理由

健康に悪くなさそうな加熱式タバコが紙巻タバコと同様にダメな理由

https://diamond.jp/articles/-/198009

2019.3.27

およそ1年後の2020年4月より、原則屋内禁煙を求める「健康増進法の一部を改正する法律案」(改正健康増進法)および東京都受動喫煙防止条例がいよいよ全面施行される。しかし、改正健康増進法も東京都条例もIQOS(アイコス)などの加熱式タバコには例外を設けている。これは、加熱式タバコは紙巻タバコよりも健康被害は少ないという意味なのだろうか?

書籍『「原因と結果」の経済学』や弊社オンライン記事で加熱式タバコと健康被害の関係を解説してきた慶応義塾大学の中室牧子准教授とUCLAの津川友介助教授が、大阪国際がんセンターの田淵貴大氏に加熱式タバコについて詳しく話を聞いた。

「有害物質が少ない」
=「健康被害が少ない」ではない!

中室牧子(以下、中室) そもそも新型タバコとは何でしょうか?

田淵貴大(以下、田淵) これまでずっとタバコといえば、紙巻タバコでした。ところが最近、日本のタバコ市場には新しいタバコ商品が投入され、かつてない大きな変化がタバコ業界に訪れています。新型タバコ、すなわち加熱式タバコ電子タバコの登場です。加熱式タバコと電子タバコをあわせて「新型タバコ」と呼んでいます。

 現在、加熱式タバコおよび電子タバコに関する情報は、ほとんどがタバコ会社を情報源としたものとなっていて、客観的な情報がほとんど一般の人たちに届けられていません

 2014年にタバコ会社フィリップモリス社は世界に先駆けて、日本で加熱式タバコであるIQOS(アイコス)の販売を開始しました。日本たばこ産業株式会社(以下JT)およびブリティッシュ・アメリカン・タバコ社は2016年から加熱式タバコであるプルーム・テックおよびグローをそれぞれ販売開始しました。

 加熱式タバコは、従来の紙巻タバコのようにタバコの葉に直接火をつけるのではなく、タバコの葉を加熱してニコチンなどを含んだエアロゾルを発生させる方式のタバコです。アイコス及びグローでは、それぞれの専用電子デバイスにより、タバコの葉を含む専用のスティックを240~350℃に加熱し、ニコチンなどを含む気体状のエアロゾルを発生させ、吸引します。一方、プルーム・テックでは、粉末状のタバコの葉を含む専用カプセルに、グリセロールやプロピレングリコールなどを含む溶液を加熱して発生させたエアロゾルを通じて、ニコチンなどをエアロゾル経由で吸引する仕組みとなっています[1]。

津川友介(以下、津川) タバコ会社は、アイコスなどの加熱式タバコには有害物質が少ないといった宣伝をしています。健康被害が少ないイメージを持つ方も多いかと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。

田淵 実は、タバコ会社のパンフレットには有害性物質が少ないと書かれていますが、健康被害が少ないとは書かれていません。

 「有害性物質が少ない」ことと「病気になるリスクが低い(健康被害が少ない)」ことは違うことなのです。紙巻タバコに比べて新型タバコでは有害性物質が少ないことは、病気になるリスクが紙巻タバコに比べて低いことを意味するわけではありません

 そこを理解するために少し専門的知識が必要です。我々が専門とする疫学や毒性学の知見からすると、有害物質量と病気になるリスクは比例するわけではないとわかるのですが[2]、世の中の多くの人は、有害物質が90%減ると、病気になるリスクも90%減ると誤解してしまっています。

 新型タバコからも有害物質が出ています。加熱式タバコおよび電子タバコから発生するエアロゾルは、単なる水蒸気ではありません。加熱式タバコから出る有害物質の量は、紙巻タバコと比べて、少ない物質とそうでもない物質があり、有害物質の種類は同様に多いのです[3, 4]。アイコスでは、紙巻タバコとほとんど同じようにニコチンが吸収されます。製品による程度の違いはありますが、すべての加熱式タバコにニコチンが含まれています。

 私は、客観的で科学的なエビデンスに基づき総合的に判断して、加熱式タバコは吸っている本人に対して、紙巻タバコとほとんど変わらない害があるだろうと予測しました。

人類史上初めて体内に入れる
2つの化学物質

津川 現在の加熱式タバコに関する研究の最前線でわかっていることといないことはどのようなことがあるのでしょうか?

田淵 わかっていることは、加熱式タバコからも明らかに有害性物質が出ていて[4]、大きな健康被害があると考えられるということです。加熱式タバコから出ている有害性物質は、これまでにも研究されてきた紙巻タバコと共通の有害性物質ばかりですから、それらは人体に有害だと分かっています。

 そして、わかっていないことは、加熱式タバコを長期間使用した場合の未知のリスクです。これまでの人類史上はじめて、グリセロールやプロピレングリコールといった化学物質を大量に肺の奥まで吸い込むという経験が新型タバコにより始まっています[3, 4]。そのリスクがどの程度あるのか、わかっていません。

中室 東京都の受動喫煙防止条例をどのように評価しておられますか?

田淵 国の健康増進法改正よりも先に東京都がリーダーシップを示し、受動喫煙防止条例を制定したことは、すばらしいことだと評価しています。東京都の条例では、国の法律よりも飲食店などでの全面禁煙の例外が少なく設定されており、各自治体で国の法律よりも上乗せして規制していく流れを作りました。大阪府でも上乗せ条例が決まりました。

 ただし、国の法律も東京都の条例も、加熱式タバコについては特別扱いとしてしまっていて、残念です。加熱式タバコも有害性物質を発生させる明らかなタバコですから、タバコはすべて同様に規制してほしかったですね。

津川 タバコをやめたいと思っている人は多いと思うのですが、タバコを止める効果的な方法があれば教えてください。

田淵 現在、タバコをやめたいと考えた人が、加熱式タバコに手を出した結果、結局紙巻タバコもやめられず併用することとなるケースが続出しています。禁煙したいなら、加熱式タバコには手を出さず、タバコをやめてしまうことをお勧めします。

 タバコを吸っているほとんどの人は、自分では違うと思っているかもしれませんが、ニコチン依存症になっています[5]。そのため、禁煙は容易ではありません。私はいつもタバコを吸っている方に対して「申し訳ありませんが、私には誰かを禁煙させるような力はありません。タバコの有害性を伝えたら、禁煙してくれるとは考えていません」と謝っています。

 ですから、タバコをやめやすくするために、屋内外の禁煙化を進めたり、タバコ価格を値上げしたりして、禁煙しやすい環境を整備することに力を注いでいます。やめたいと思った方には、是非禁煙外来を受診してもらいたいですが、それができない場合でも、何度でも禁煙にチャレンジしてみてほしいです。何歳からでも禁煙できれば、必ずいいことがあります。

中室 欧米諸国では新型タバコがどのように認められているのでしょうか?

田淵 現在、加熱式タバコが流行しているのは日本や韓国だけなのですが、欧米では新型タバコのなかでも電子タバコが流行しています。メモリースティックに似た形をした電子タバコが若者の間で広がり、学校などで隠れて使われるケースが続出し、社会問題となっています[6]。

 電子タバコでもホルムアルデヒドなどの発がん性物質が高濃度に検出される場合があり、専門家からの注意喚起がなされています[7]。タバコ価格が1000円以上するなどタバコ対策先進国のイギリスでは、ハームリダクションとして紙巻タバコを止めたい人がニコチン入りの電子タバコへスイッチすることを容認する動きがある[8]一方、アメリカでは若年者における電子タバコの蔓延を問題視し、電子タバコの規制強化が進められようとしています。最近、サンフランシスコでは電子タバコを禁止する提案がなされました。

 こういった国際情勢のなか、日本では、電子タバコよりもはるかに有害だと考えられている加熱式タバコが流行しています。

[1] 欅田尚樹【禁煙up to date 新型タバコなど喫煙対策の最新情報】新型タバコの分析 加熱式タバコ, 治療 2017: 99: 1382-1385.
[2] Pechacek T. F., Babb S. How acute and reversible are the cardiovascular risks of secondhand smoke?, BMJ 2004: 328: 980-983.
[3] Uchiyama S., Noguchi M., Takagi N., Hayashida H., Inaba Y., Ogura H. et al. Simple Determination of Gaseous and Particulate Compounds Generated from Heated Tobacco Products, Chem Res Toxicol 2018: 31: 585-593.
[4] Simonavicius E., McNeill A., Shahab L., Brose L. S. Heat-not-burn tobacco products: a systematic literature review, Tob Control 2018.
[5] 萩本 明, 中村 正【喫煙をめぐる諸問題】タバコ依存の個人差、地域差, THE LUNG-perspectives 2010: 18: 19-23.
[6] Barrington-Trimis J. L., Leventhal A. M. Adolescents' Use of "Pod Mod" E-Cigarettes - Urgent Concerns, N Engl J Med 2018: 379: 1099-1102.
[7] Jensen R. P., Luo W., Pankow J. F., Strongin R. M., Peyton D. H. Hidden formaldehyde in e-cigarette aerosols, N Engl J Med 2015: 372: 392-394.
[8] McNeill A., Hajek P. E-cigarettes: an evidence update A report commissioned by Public Health England; 2015.

著者について
田淵貴大
(たぶち・たかひろ)
医師・医学博士。専門は、公衆衛生学(社会医学)・タバコ対策。1976年生まれ。2001年3月岡山大学医学部卒。血液内科臨床医として勤務したのち、大阪大学大学院にて公衆衛生学を学ぶ(2011年医学博士取得)。2011年4月から大阪国際がんセンターがん対策センター勤務。現在、同がん対策センター疫学統計部の副部長。大阪大学や大阪市立大学の招聘教員。著者としてタバコ問題に関する論文を多数出版。日本公衆衛生学会、日本癌学会など多くの学会で、タバコ対策専門委員会の委員を務める。2016年日本公衆衛生学会奨励賞受賞。2018年後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞受賞。現在、主にタバコ対策および健康格差の研究に従事

中室牧子(なかむろ・まきこ)
慶應義塾大学 総合政策学部 准教授。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、日本銀行、世界銀行、東北大学を経て現職。コロンビア大学公共政策大学院にてMPA(公共政策学修士号)、コロンビア大学で教育経済学のPh.D.取得。専門は教育経済学。著書にビジネス書大賞2016準大賞を受賞し、発行部数30万部を突破した『「学力」の経済学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

津川友介(つがわ・ゆうすけ)
UCLA助教授(医療政策学者、医師)。日本で内科医をした後、世界銀行を経て、ハーバード大学で医療政策学のPhDを取得。専門は医療政策学、医療経済学。ブログ「医療政策学×医療経済学」で医療に関するエビデンスを発信している。

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[緊急企画!]本人の健康や受動喫煙への影響、紙巻きたばことの違いは?加熱式たばこ拡大は是か非か?

[緊急企画!]本人の健康や受動喫煙への影響、紙巻きたばことの違いは?加熱式たばこ拡大は是か非か?

https://www.premiumcyzo.com/modules/member/2019/04/post_9213/

 

2019.04.01

――市場に定着した感のある「アイコス(IQOS)」などの加熱式たばこ。「煙が出ない」「有害な化学物質の発生量が少ない」といった印象から人気が拡大しているが、健康への影響は研究途上。医師の間では「程度の差はあれ、たばこ同様に悪影響がある」との見解が大半だ。ハームリダクション(被害低減)の観点からも意見が分かれている。本稿ではそういった加熱式たばこの現状と問題点を整理・考察していく

 2018年のJTの調査では17.9%にまで下がった喫煙率。その一方で、喫煙者の中で急速にシェアが拡大しているのが「アイコス(IQOS)」「グロー(glo)」「プルーム・テック(Ploom TECH)」などの「加熱式たばこ」だ。日本のたばこ市場全体に占める割合はすでに2割超とされており、今後も利用者の増加が見込まれている。

 人気の背景には複数の要因が考えられるが、まずひとつは「たばこ特有のニオイの少なさだ。

 そもそも加熱式たばことは、タバコ葉を電気で加熱し、ニコチンを含むエアロゾル(気体中に浮遊する微小な液体または個体の粒子)を吸引するもの(プルーム・テックは詳細の仕組みが異なる)。タバコ葉を燃やす紙巻きたばこのような煙は出ず、傍目には「蒸気が出ているだけ」のようにも見えるのが特徴で、実際にニオイも薄い。

 アイコスのホームページには「火を使わず、蒸気だから、においも少なく、ヤニもつきにくく、灰も出ず、火災の心配も少ない。そして何より、屋内の空気を汚さず、周りの人にもイヤな思いをさせにくい」との説明がある。特にニオイの薄さが評判なのがプルーム・テックで、JTが行った「6段階臭気強度表示法による調査」では、紙巻きたばこが「4.強いにおい」だったのに対し、プルーム・テックのシリーズは「1.やっと感知できるにおい」という結果だった。

 もうひとつの人気の要因は「有害物質の減少」だろう。

 アイコスのホームページでは「IQOSのたばこ蒸気は約90%も有害性成分の量を低減」と大きな見出しで説明。グローも「9つの優先すべき有害性物質レベルが大幅に低減している」としている。

 ただ、これらのデータはたばこを販売する会社側が出したもの。「自分たちに都合のいいデータばかりを出しているのではないか?」という疑いを持つ人も当然多いだろう。医師側からもそのような声は多く上がっている。

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「たばこ減税」作業部会を設置 外国たばこ対策で ブラジル

「たばこ減税」作業部会を設置 外国たばこ対策で ブラジル

http://saopauloshimbun.com/%E3%80%8C%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%81%93%E6%B8%9B%E7%A8%8E%E3%80%8D%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E9%83%A8%E4%BC%9A%E3%82%92%E8%A8%AD%E7%BD%AE%E3%80%80%E5%A4%96%E5%9B%BD%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%81%93%E5%AF%BE%E7%AD%96/

2019年3月27日

 ブラジル政府は「たばこ税」の減税について評価を行う作業部会を設置した。作業部会は今後、たばこ税の課税率の引き下げが「低品質な外国製たばこの消費や密輸、そしてその結果として生じる健康上のリスクを軽減」することができるか否かを評価することになる。

 26日付で伝えた伯メディアによると、政府は「ブラジル国内で製造された紙巻たばこの課税を減らすことの利点と適時性」を評価するために、法務公共保安省内に作業部会を設けることを決めた。同日付の連邦官報で告知された、セルジオ・モロ法務公共保安相によって署名された命令によると、たばこ減税は「低品質の外国たばこの消費、密輸、そしてその結果としてもたらされる健康上のリスクを軽減」する可能性がある。

 ブラジルにおいては、たばこは最も税負担が重い製品の一つで、現在の課税率は約80%に設定されている。

 モロ法相の命令によると、作業部会は(1)ブラジル製紙巻たばこの課税について(2)ブラジル製紙巻たばこの課税並びに税制の改善提案(3)密輸入されて、すでにブラジル国内市場のかなりの部分を違法に占め、徴税と公衆衛生に損害を与えている低品質の外国たばこの消費減少を目的とする対策の提案(4)ブラジル製紙巻たばこの減税が密輸と同様に低品質の外国たばこの消費を回避させられるのか、そしてこの措置がたばこ消費の増大につながるのかを見極める──などといった作業を実行することになる。

 この作業部会は連邦警察、国家消費者局、経済省、保健省などの代表者らと、招聘される専門家、研究者らで構成される。そして、同作業部会による最終的な報告書は、法務相が審議するために90日以内に提出されることになっている。

2019年3月27日付

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加熱式たばこの規制強化 紙巻きと同等、愛知・豊橋

加熱式たばこの規制強化 紙巻きと同等、愛知・豊橋

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42981470X20C19A3000000/

2019/3/27 18:05

加熱式たばこを紙巻きたばこと同等に規制する愛知県豊橋市の受動喫煙防止条例が、27日の市議会で、賛成多数で可決、成立した。全面施行は2020年4月。罰則規定はない。

昨年成立した改正健康増進法では、原則禁煙となった施設でたばこを吸うには飲食不可の喫煙室が必要だが、加熱式は飲食可能な専用スペースで吸える。市の条例は、加熱式の専用スペースでも紙巻きと同じく飲食不可とした。同様の規制は神奈川県や兵庫県でも実施している。

また条例は、市内の幼稚園や学校、病院、ほとんどの市の施設について、屋外の喫煙所も設置しないよう努めるとした。今年7月から適用する。

市は昨年11月、条例の骨子案を市議会に説明し、約1カ月間のパブリックコメント(意見公募)を実施。「加熱式にもニコチンが入っており、紙巻きと同等の規制をするべきだ」「健康への影響が明らかでなく、紙巻きと同等にするべきではない」など、約880件の意見が寄せられたという。〔共同〕

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日本人のたばこ依存、遺伝と相関 理研が解析

日本人のたばこ依存、遺伝と相関 理研が解析

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42904090W9A320C1X90000/

2019/3/26 10:04

理化学研究所の鎌谷洋一郎チームリーダーらは、日本人約16万人の遺伝情報を解析し、たばこへの依存のしやすさと本人の遺伝的な特徴に相関があることを明らかにした。欧米の先行研究で報告されていない、日本人特有の遺伝的な特徴が分かった。依存のしやすさに合わせて禁煙の方法を変えれば、より効果的な禁煙治療が可能になる。

人のゲノム(全遺伝情報)の配列はほとんど共通しているが、一人ひとりわずかに違いがある。鎌谷チームリーダーらは、こうした個人ごとの配列の違いと、喫煙の有無や1日あたりの喫煙本数の多さといった喫煙習慣がどう関連しているかを解析した。

すると、たばこをよく吸う人に共通してみられる配列の違いがゲノム全体で9カ所みつかった。特に関連性が高かったのは、肝臓で働くニコチン分解酵素などの遺伝子のそばにある配列だった。こうした配列の特徴を持つ人は、もともとたばこを吸うと依存しやすい体質だとみられる。

解析には、東京大学医科学研究所などが日本人の遺伝情報を集めたプロジェクト「バイオバンク・ジャパン」のデータを利用した。見つかった配列の特徴のうち7カ所は、これまで欧米の研究では報告されていない。

日本人でたばこに依存しやすい体質の人を見つけやすくなれば、個人の体質に合わせた効率的な禁煙治療を国内で実現できるようになる。

 

 

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