« 2019年4月 | トップページ | 2019年6月 »

2019年5月

受動喫煙防止へ岡山県条例制定を 県医師会が決起大会で決議採択

受動喫煙防止へ岡山県条例制定を 県医師会が決起大会で決議採択

https://www.sanyonews.jp/article/901534

 岡山県医師会は23日、受動喫煙防止に向けた県民機運の醸成を目的にした決起大会を岡山市民会館(同市北区丸の内)で開いた。医療を中心とした各種団体から約千人が参加し、対策の実効性を高める県条例の制定と喫煙率の低下を掲げた決議を採択した。

 松山正春会長が「受動喫煙から県民を守るため組織を挙げて運動している。協力をお願いしたい」とあいさつ。県議会で議員提案による条例化を実現するための署名活動で、これまでに1万9611人分が集まったことが報告された。

 県民を代表し、肺がん患者会の代表が「パブリックスペースで、たばこの煙を心配しなくてもよい県をつくってほしい」と強調。決議の採択に続き、全員でガンバローコールをして士気を高めた。

 受動喫煙防止を巡っては、多くの人が集まる建物内を罰則付きで原則禁煙とする改正健康増進法が2020年4月に全面施行。だが、既存の小規模飲食店は例外とされるため、東京都や山形県などが同法よりも踏み込んだ内容の条例を定めている。

(2019年05月23日 22時12分 更新)

|

和倉温泉・美湾荘、禁煙5部屋を加熱式OKに

和倉温泉・美湾荘、禁煙5部屋を加熱式OKに

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20190523302.htm

2019/05/23 01:33

 七尾市和倉温泉の旅館「ゆけむりの宿美湾荘」は、禁煙客室の5部屋を、加熱式たばこ「プルーム・テック」のみ使用可能とする対応に変更した。喫煙者と非喫煙者の両方の予約を受け入れることが可能となり、客室稼働率の向上を狙う。

 日本たばこ産業(JT)が販売するプルーム・テックは、低温加熱方式により、においが少ないのが特徴。美湾荘は、これまで禁煙としてきた半露天風呂付き和洋室の5室で使用可能とし、「ノースモーキング、プルーム・テックオンリー」のプレートを設置した。

 2020年4月全面施行の改正健康増進法では、旅館・ホテルは宴会場やロビーなど公共空間は禁煙となるものの、客室での喫煙は認められる。白髭哲企画販売部長は「客室は喫煙者にとって最後のテリトリーになる。たばこを吸う人も吸わない人も快適にもてなしたい」と話した。

|

鹿児島大、来年から全面禁煙 県内大学で2例目

鹿児島大、来年から全面禁煙 県内大学で2例目

https://373news.com/_news/?storyid=105854

 鹿児島大学は23日、来年1月から学内を全面禁煙とすると発表した。郡元キャンパス(鹿児島市)や入来牧場(薩摩川内市)などの敷地内に加え、練習船や周辺地域も対象となる。全面禁煙となる県内の大学は鹿児島純心女子大に続いて2例目。
 鹿大の学生、教職員は計約1万5000人で、アンケート調査によると学生5.3%、教職員9.5%が喫煙者。現在、ニコチンパッチの無料配布など卒煙支援を進めている。

|

5月31日は「世界禁煙デー」 ハード路線PRのWHOとソフト路線の厚労省、めざすゴールはひとつ

5月31日は「世界禁煙デー」 ハード路線PRのWHOとソフト路線の厚労省、めざすゴールはひとつ

http://www.agingstyle.com/2019/05/22002812.html

2019.5.22

毎年5月31日は「世界禁煙デー(World No Tobacco Day)」。1988年に世界保健機関(WHO)が定めたこの日に合わせて世界各国でさまざまな禁煙キャンペーンやイベントが行われる。

World No Tobacco Day 2019 / 世界禁煙デー 2019
World No Tobacco Day 2019 / 世界禁煙デー 2019

日本では厚生労働省が1992年にこの日から6月6日までの1週間を「禁煙週間」と定め、毎年、喫煙が健康に及ぼす影響に関する情報発信など禁煙関連の啓発活動を地方自治体や関係団体などと連携して行っている。

WHOは毎年、「世界禁煙デー」キャンペーンの一環としてスローガンを掲げポスターを作成する。厚労省は禁煙週間と併せたキャンペーンを独自のスローガンとポスターで展開している。

WHOの今年のスローガンは、"DON'T LET TOBACCO TAKE YOUR BREATH AWAY - CHOOSE HEALTH NOT TOBACCO"(たばこに呼吸を止めさせてはいけない たばこではなく健康を選ぼう)。

驚きや恐怖を比喩的に表す時に使われる慣用句「take one's breath away(息をのませる)」に、文字通り「呼吸を止める」ことを掛けたスローガン。たばこと共に瓶詰めされた肺のポスターもストレートで分かり易いが日本向けにはハード過ぎるのかもしれない。

WHOのスローガンは2010年代に入り、たばこの広告やポンサーシップの禁止、たばこ税の増税など、ハード路線になった。それとともに厚労省のスローガンやポスターはソフトな独自色を強め、ホームページにWHOスローガンの和訳を掲載しなくなったが、目指すゴールはひとつだ。

|

来春実現、東海道新幹線「全席禁煙」までの変遷

来春実現、東海道新幹線「全席禁煙」までの変遷
1977年に1両からスタート、「のぞみ」が転換点

https://toyokeizai.net/articles/-/281673

JR東海が、来春に行う予定のダイヤ改正で、東海道新幹線の全列車の最高速度を時速285kmで統一することを明らかにした。

東京―新大阪間を時速285kmで走行することが可能な営業車両は、現在のところN700系をアップグレードしたものを含む、N700Aタイプの車両だけ。そのため、来春からは東海道新幹線のすべての座席で喫煙ができなくなる(3、7、10、15号車の喫煙ルームで喫煙可能)。2020年7月初旬にデビューする予定の新型車両N700Sも、喫煙ルームが設置されていることから「新型車両の登場で、喫煙車が復活」とはならないだろう。

N700SもN700Aタイプも16両すべてが禁煙席の電車。もし、予定どおりにコトが運ぶと、東海道新幹線のすべての座席で喫煙ができなくなる(3、7、10、15号車の喫煙ルームで喫煙可能)。

東海道新幹線が開業した1964年は、喫煙マナーという概念がなく、公共の場所や特急、急行列車の車内でもタバコが吸えるのが当たり前だった時代。開業から56年で、東海道新幹線はどのように禁煙化が進んでいったのか。時刻表の巻末に掲載されている「列車編成のご案内」からひもといてみた。

「禁煙」初登場は1977年

調査したのは1965年から2019年までの毎年3月号の時刻表。列車の編成表から、東海道新幹線(東京―新大阪間)を走る列車をピックアップ。

2階建て新幹線の場合、食堂車は禁煙、喫煙の明記がないのでノーカウント。1階がカフェテリア、2階が全席禁煙のグリーン車の場合、1階がノーカウントとなるので、1両まるまる禁煙車としてカウントするなど、独自の基準で計算したものなので「その数は違うのでは?」と思う箇所もあるかもしれないが、これぐらいの時代から禁煙車が増えて、あの年にこんなに増加したということを「ふーん」という感じに読み流していただけたら幸いである。

開業時から10年以上、禁煙車がなかった東海道新幹線。調査した時刻表の「列車編成のご案内」に禁煙に関する記述が初めて登場したのは1977年3月号だ。こだま号の編成表の下に「※こだま号の16号車は禁煙です」という注意書きが記されたのが最初だった(16号車は自由席)。

当時も現在と同様に、東京行きのひかり号が車内清掃後、こだま号の新大阪行になるということはあると思われるので、禁煙車でも車内にタバコのにおいは残っていただろう。

1981年になると、ひかり号、こだま号とも、1号車が禁煙車となる。ひかり号の16号車は指定席、こだま号は自由席なので、両列車とも自由席である1号車に統一したのだろう。ちなみに、この年の時刻表から「禁煙車のマーク」が登場し、在来線の特急にも禁煙車が登場したが、どの列車も自由席の一部車両が禁煙車で、指定席の禁煙車はなかった。

指定席やグリーン車に禁煙車が登場したのは1985年。この年からひかり号の1、2号車(自由席)と、10号車(指定席)、そして12号車(グリーン車)の半分が禁煙に。こだま号は1、2号車(自由席)と、10号車(指定席)、そして8号車(グリーン車)の3分の1が禁煙となった。グリーン車の号車番号が異なるのは、この年より、ひかり号は16両編成、こだま号のほとんどの列車は12両編成となったためである。

この頃は、グリーン車に仕切り板などがなく、喫煙ゾーンと禁煙ゾーンの境目の禁煙席に当たると、すぐ後ろ(もしくは前)の席のタバコの煙がガンガン流れ込んでいた。

1986年、2階建て新幹線がデビューするが、禁煙車は0系新幹線と同じく3.5両だった。東海道新幹線の運行が1987年、国鉄からJR東海へ引き継がれると、禁煙車両は徐々に増えていく。

「のぞみ」登場で禁煙車が一気に増加

1988年に導入された、1階がカフェテリアタイプの2階建て新幹線は従来型より禁煙車が微増。さらに1989年には、ひかり号の指定席が1両禁煙化。12両のこだま号が廃止となった1991年には、ひかり号よりも禁煙車が少なかったこだま号の禁煙車両が増加する。

1992年、のぞみ号が登場すると、その翌年から禁煙車の増加の幅が一気に増える。1993年には、のぞみ号が7両、ひかり号が6.5〜7両、こだま号が7〜7.3両と、16両編成のおよそ半分の車両の禁煙化に踏み切り、1996年には、のぞみ号10両、ひかり号・こだま号9〜10両と半数を突破する。さらに、のぞみ型車両の300系、500系、700系の導入と、旧式の0系、100系の引退により禁煙車両が増加する。

このあたりから、タバコのポイ捨てや受動喫煙の問題が社会でクローズアップされる。2002年、千代田区が路上での喫煙を禁止する条例を制定した年、のぞみ型車両の禁煙車両が1両増えて11両に。2004年に東海道新幹線が、のぞみ型に統一されると、ひかり号、こだま号も禁煙車が11両となる。さらに2007年に禁煙車が1両増加。喫煙車両は3号車(自由席)、10号車(グリーン車)、15・16号車(指定席)の4両となる。

2008年になると、のぞみ号に全席禁煙(喫煙ルームあり)のN700系が登場。2009年以降はひかり号、こだま号の一部もN700系が使われ、全席禁煙の新幹線が広まる。

2011年、東海道新幹線から500系が引退し、700系、N700系に統一されると、そのタイミングで3号車も禁煙化。この年から、700系の10号車(グリーン車)、15号車(指定席、こだま号は自由席)、16号車(指定席)以外は禁煙となる。

2011年以降、700系の禁煙車に増減はないが、700系を全席禁煙のN700系や、同じく全席禁煙のN700Aに置き換えていったため、定期列車の禁煙車は増加を続け、2017年には、のぞみ号、ひかり号の定期列車がすべて禁煙化された。

2020年「多くの人が利用する施設を禁煙にし、喫煙専用の室内でのみ喫煙できるようにする」という趣旨の改正健康増進法が施行される年に、こだま号や臨時ののぞみ号も禁煙化され、東海道新幹線のすべての座席が禁煙となる。

現在でも禁煙車率はほぼ100%

そんなわけで、あと1年弱で消える東海道新幹線の喫煙車両だが、現在はどの程度残っているのか。2019年3月号の時刻表を見ると、定期運行されているのは

●こだま631号(東京6:33発名古屋行)
●こだま683号(東京19:26発新大阪行)
●こだま636号(名古屋8:34発東京行)
●こだま652号(名古屋12:34発東京行)
●こだま696号(新大阪21:33発名古屋行)

の5本のみ。しかも、どの列車も一部の日は全席禁煙のN700系で運転との注意書きがされていた。

また、山陽新幹線の「列車編成のご案内」を見ると、N700系やN700Aだけではなく、8両編成の700系や500系も全席禁煙化。喫煙可能な車両は16両編成で運転されている700系のみ。この編成で定期運行されているのは

●ひかり441号(新大阪6:03発博多行)
●ひかり444号(博多20:51発新大阪行)

のみと、現在の時点ですでに、東海道・山陽新幹線の定期列車の禁煙車率はほぼ100%に近い状況だった。

ここに挙げた列車以外で喫煙可能な車両を使っているのは、東京駅を発着する臨時ののぞみ号のみ。東京駅を発着するのぞみ号、こだま号は来春よりすべての列車が全席禁煙となると、残るは、山陽新幹線のひかり号2本のみとなるが、わざわざこれだけを残すというのも合理的ではない。

なので、来春のダイヤ改正で、東海道・山陽新幹線の座席は、定期列車、臨時列車のすべてで禁煙となる可能性は、100%と言ってもいいだろう。

|

豊中市 SIBで禁煙を支援

豊中市 SIBで禁煙を支援

https://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/shiichioshi/190527/20190527068.html

2019年5月27日

 社会課題解決のため、行政が事業を民間委託し、その成果に応じて報酬を支払う「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)」。2010年に英国で始まった仕組みだが、世界初となる禁煙支援を実施する。

 SIBは、民間事業者が資金を独自に調達。報酬は事前に合意した成果内容に沿って支払われるため、行政コストの削減につながる。また、自治体と資金提供者の二重チェックを受けることで、事業内容の精度が上がる。SIBの歴史は浅いが、近隣では神戸市が糖尿病対策で実施した。

 豊中市のこれまでの禁煙支援策は、禁煙外来の紹介など相談業務にとどまっていた。「より見える成果を上げるため、自治体の限られた資金を有効活用できる」(市健康医療部の田上淳也次長)と、SIBの活用を決めた。

 対象者は同市在住・在勤者で、将来的な医療費削減を見据えて子育て世代を重点的対象者とする。事業者は、今月末に正式発表される予定だが、独自開発した禁煙アプリを活用するとしている。

 事業期間は2022年3月末までの3年間で、委託費の上限は6100万円。

|

「マリファナ」と呼ばれる植物の謎が、ついに明らかに?:WIRED GUIDE カンナビス編

「マリファナ」と呼ばれる植物の謎が、ついに明らかに?:WIRED GUIDE カンナビス編

http://app.f.cocolog-nifty.com/cms/blogs/1083688/entries/new

 

2019.05.25 SAT 11:00

米国での合法化が進み、これまで科学が触れられなかった「カンナビス」──またの名をマリファナという植物の謎が少しずつ明らかになっている。研究が進むにつれてカンナビスの情報が専門的なものになるなか、その「現在」と「問題点」を見失わないために、古代中国での活用法から高度なハイテク施設で実験が進められる現在まで、カンナビスの今昔、未来を『WIRED』US版が案内する。

人類はカンナビスをどう扱ったらいいのか、決めきれないでいる。

何千年ものあいだ、人類はカンナビス[編註:大麻、マリファナとも呼ぶ]を医薬として、また精神をトリップさせるものとして用いてきた。(19世紀に植民地のインドでカンナビスの使用を禁止した英国は例外だ)。そして20世紀に入ると、米国政府はカンナビスとの戦いを宣言し、世界の大半の国がそれに追随することとなった。

しかし今日の米国では、連邦政府がカンナビスをヘロインと同じ「スケジュールI(医療的メリットのない極めて危険な薬物)」の指定薬物としていることに対し、いくつもの州が異議を唱えるようになった。連邦議会でもエリザベス・ウォーレン上院議員らがカンナビス使用を合法化するべく活動している。

事実、カンナビスは多くの病気の治療に用いることができ、アルコールよりもはるかに安全であることを科学者が証明している。曲がりくねったカンナビスの旅もようやく核心的真実にたどり着いた。それは、人間を苦しめる病気を治す強力な薬になるということだ。

ひどく偏ったかたちで、黒人たちを主なターゲットとして行なわれてきた米国政府とカンナビスとの戦いだったが、政府はようやくその戦いが、バカげた勝ち目のないものであるという事実をようやく認めた。

カンナビスはいまだに謎の多い薬物だ。その根本理由は、アルコールのように比較的単純な薬物とは違い、カンナビスにはTHC(テトラヒドロカンナビノール)など数百種の化学物質が含有されていていること。そして、それらの相互作用を科学者は解読し始めたばかりだということにある。

とはいえ、カンナビスの利点はそこにこそ隠れているのだ。いまやカンナビスに関する知識は、専門的なものになりつつある。そこで、みなさんがこの知識の霧から抜け出せるよう、『WIRED』が案内しよう。

古代中国の三皇五帝も求めた「薬効」
カンナビスの原産地は中央アジアだと考えられており、人類が栽培した最初の植物のひとつだとも言われている。精神に作用する魅力に加えて、カンナビスの栽培者たちは栄養豊富な種子を食べ、その繊維を縄にした(現在では向精神作用のあるTHCをほとんど含まない種類の麻からロープがつくられており、麻の繊維は建材にも利用されている)。

わたしたちの祖先は、カンナビスのいくつかの薬理作用に気づいていた。古代中国における伝説の三皇五帝のひとりである神農は、病気の治療のために麻から酒をつくることを勧めたと伝えられている。カンナビスの豊かな歴史をもつインドでは、数千年ものあいだ、霊的な助けを与えてくれる道具として使われていた。

鉄と石により巨大国家が築かれるようになってからも、カンナビスは不可欠な作物だった。例えば古代ローマでは、麻を材料としたとても丈夫な帆やロープがなければ、帝国を支える海軍力をもてなかったはずだ。大英帝国やスペインも同じで、麻の索具装置を用いたことで世界に領土を広げることができた。かのジョージ・ワシントンも、カンナビスを栽培していたという。

そのあいだもずっと、人類はカンナビスがもつ精神をハイにする作用を忘れたことはなかった。メキシコは1900年代初めに、向精神性のある種を栽培する一大生産地となり、カンナビスは国境を越えて米国に運び込まれた。このため米国は1937年に「マリファナ課税法」を制定し、事実上カンナビスを非合法化した。そして70年には規制物質法で、カンナビスをスケジュールIの薬物に分類して、悪魔そのものとみなしたのだった。

政府の独占と研究者との闘い
禁酒法のときと同じで、カンナビスの使用を禁じたところで地下に追いやっただけだった。これに関しては、カンナビス栽培のメッカである北カリフォルニアが有名である。この数十年のあいだ、栽培者は荒野に身を潜めながら、米国で消費される国内産カンナビスの推定4分の3を生産してきた。栽培者たちはTHC含有率の高い株を選び、品種改良を続け、数十年前には花のTHC含有率が平均5パーセントだったものを25パーセントに引き上げ、さらには30パーセントにまで高めることに成功したのだ。

北カリフォルニアのカンナビス栽培者は栽培に長けているところを見せつけはしたが、カンナビスという植物はいまだに謎に満ちたままだ。その理由は、スケジュールⅠの薬物を研究することがとても難しいことにある。

例えば2016年まで、米麻薬取締局(DEA)は研究用カンナビスの公的供給を独占していた。ミシシッピ大学にある、ひとつの農園に許可を与えてカンナビスをつくらせていたが、それはもう質が悪く、市場に出回らない水準の代物だった(使用者が知るカンナビスとは見た目も匂いも異なる劣悪さだ)。

しかし、規制の壁は壊れつつあり、科学界はそれを歓迎している。

解くべきは化学物質の組み合わせが及ぼす作用
歴史を振り返ってみても、人類はきちんとした科学的研究によって効果を確認することなくカンナビスを薬として使ってきた。コンゴ川流域に住むアカ族は、腸内寄生虫を寄せつけないためにカンナビスを使っている。痛み止めの効果があるとも言われている。

合法化する州が増えるにつれ、研究者たちはカンナビスにアクセスしやすくなり、こういった効用を調べられるようになった。すでに緑内障や炎症などの治療薬となることはわかっている。それでも、カンナビスのさまざまな化学物質がどのように相互作用するのかは、まだよくわかっていないため、医学への利用は手探りで進められている状況だ。

マリノールという薬を例にとってみよう。THCの合成型であるこの薬は、吐き気と食欲不振の治療に使われる。しかし、これらの症状を確かに改善する一方で、妄想などのひどい副作用ももっている。THCとCBD(カンナビジオール)を混ぜたサティベックスという薬ならば、そのひどい副作用が出る可能性は低いようだ。

つまり、カンナビスから医薬品を開発する際には、どの化学物質に治療効果があるのかだけでなく、化学物質を組み合わせた場合にどんな作用があるのかを見極めなければならない。

依存症は防げるのか?
CBDは万能薬だという話をあなたは聞いたことがあるかもしれない。いまやCBDはスキンクリームにも入っているし、うつ病の治療薬として、もてはやされてもいる。とはいえ、カンナビスが禁止薬物であるため、それを裏づける研究はない。

もちろん、CBDが不安や炎症を抑える可能性を示した研究はあるものの、まだ十分とは言えず、確たる証拠にはほど遠い。効果的なCBDの分量もわかっていないし、吸入と経口のどちらがいいのかも、ほかのカンナビノイドから分離して単体で使うのがいいのかもわかっていない。

これらの重要な問題に科学が答えを出すことや、カンナビスを広く医療用に使おうという試みに、厳格な規制が手かせ足かせとなっている。その規制が生むのは、ほとんどコメディのようなものだ。政府が供給する研究用カンナビスの質があまりに悪いので、研究者はカンナビス使用者の家までクルマを走らせて、研究に使える良質な草を買っているのだ。

研究が増えれば、カンナビスの害についてもわかってくる。ほかの薬と同じように、マイナス面もある。そのなかでもいちばんの心配は、大麻使用障害(CUD)、つまり依存症だ。複数の研究が、使用者の9パーセントがCUDになると推算し、依存症になる人が増えていると示唆している。

それは、実際には9パーセントという数字よりもCUDになる確率が高いからかもしれないし、単純にカンナビスによる治療を受ける患者数が増えているからかもしれない。どのような人にリスクが最も高いのか、リスクを下げるにはどうすればいいのか、依存症患者をどう治療するのかベストなのか、さらなる研究が求められている。

複雑な化学構造
カンナビスは大きくわけてインディカ種とサティバ種があり、愛好家はその違いについて熱く語る(前者はリラックス効果が高く、後者は気分高揚効果にすぐれている)。両種はさらに細かく、パープルクッシュやラムズブレッドなど多くの種類にわかれていて、それぞれに特徴があるとされている。それらの違いはハイになる強度だけでなく、活力を与えるのか鎮静作用なのか、精神と体のどちらに効くかといった効果の組み合わせによる複雑な違いもあるという。

だが、カンナビスを種類分けすることは、ほとんど意味がないと科学は示している。18年のある研究で、研究者は薬局を回って、30種類ものカンナビスを集め、その遺伝子を調べた。その結果、ラベル通りの遺伝子をもつものはほとんどなかった。さらにそれらは、インディカ種とサティバ種のどちらにも当てはまらないものだった。

調剤師が「インディカはリラックス効果があり、サティバは気分を高揚させる」などと違いを主張したところで、サンプルが示すのは、そのどちらでもなく、新しい遺伝子グループ2つのうちの1つに適合するものだったのである。つまり、カンナビスの化学構造はあまりに複雑で、インディカとサティバをきれいに分けることなどできない、ということなのだ。

カンナビスに含まれる化学物質は数百種類にも及ぶが、それは科学者がこれまでに確認できた数にすぎない。わたしたちの知るカンナビノイド(カンナビスに含まれる化学成分の総称)には、THCの効果を弱める働きをしているであろうCBDや、カンナビスに独特の香りを与え、脳をハイにする一翼を担っているであろうテルペンがある。

単一ではなく複数のカンナビノイドの組み合わせで効果を得ることを「アントラージュ(もしくはアンサンブル)効果」と呼ぶ。THCは単体ではなく、カンナビス内のほかの化学物質と相互作用することで、精神をハイにしているのだ。

カンナビスの花冠をたばこにして吸うのと、電子たばこで蒸気を吸うのとで気分が異なる理由は、おそらくここにあるだろう。電子たばこの蒸留油にはTHCが多く含まれているはずだが、そこにCBDを加えると、ハイになる強度を抑えることができる(ちなみに、カンナビスを食べたときの効果はとりわけ強い。その理由は食べるとなるとCBDがない状態でTHCを摂取することになるということと、THCが体内の消化システムを通ると「11-ヒドロキシ-THC」という肺でTHCを摂取するときの5倍もの強度をもつ化学物質に変化するということにある)。

なぜCBDがTHCを抑制するのだろうか? それは、両者が似たような構造をもっているからだ。CBDとTHCを摂取すると、CB1という内因性カンナビノイドシステムの受容体と結合する。THCは受容体を活性化させるが、CBDは活性化させない。CBDがそこに居座ることで、THCが受容体に結合して、気分をハイにするのを抑えるのだ。

広がる新たなムーヴメント
科学は人体におけるカンナビノイドの相互作用を少しずつ解明しているが、それに加えて、室内でカンナビスを栽培する新しい世代が、これまでのオタクたちを上回る熱心さで実験を進めている。植物の遺伝子は、たくさんある環境因子のどれに作用させるかを決めているにすぎない。このため、高度にハイテク化された施設で栽培者たちは、照明や栄養、水などの生育条件を微調整して、同一の遺伝子をもつ木から異なる化学種を生み出そうとしている。

その試みは、カンナビスに含まれるテルペンやカンナビノイドの量を操作することも可能にする。この点は、ほかの植物となにも変わらない。あなたが裏庭でつくるトマトだって、水と日光と栄養が正しいレヴェルになっていなければ、丈夫に大きく育たないはずだ。

オレゴン州のポートランド州立大学の研究チームは、土地がワインの味を決めるように、カンナビスの特徴も土地によって決まるのだという考えを試している。同一の遺伝子をもつカンナビスの木を、同じ気候だが土壌の異なる農家に配って育ててもらったのだ。同じ木から、カンナビノイドとテルペンのレヴェルが異なる木に育つなら、土壌が重要な役目を果たしていることを意味し、すでに複雑な植物にさらなる複雑な要素が加わることになる(その研究結果はまもなく出る)。

微妙な違いを明らかにするこうした研究は、合法なカンナビス市場の変化を促すだろう。また、嗜好用のカンナビスが合法化されれば、資金の豊富な大企業も参入してくる。そうなれば、既存の市場は壊されることになるだろう。大企業が巨大な屋内施設で平凡な草を大量に生産する一方で、小規模の栽培者は腕によりをかけて職人技の光る草をつくって立場を確保しようとするはずだ。

例えば北カリフォルニアでは、メンドシーノ郡特有の土地や天気の特徴を活かして、世界にふたつとない特別なカンナビスをつくる「メンドシーノ原産地証明プロジェクト」が行なわれている。その「違い」の多くはいまのところ、裏づけの乏しい主張にすぎないが、ポートランド州立大学などが主張を裏づける研究データを提供しはじめている。

カンナビスに関する知識がこれから増えゆく一方だということは、嬉しい知らせだ。研究は盛んに行われ、合法のカンナビス産業は急発展している。そしてまもなく、世界で最も謎に満ちた植物のひとつであろうカンナビスの秘密が、明かされようとしているのだ。

カンナビス用語集
・Cannabinoids|カンナビノイド
カンナビスのもつ化学物質で、人体にある内因性カンナビノイドシステムにある受容体と結合するもの。向精神作用のあるTHCや、向精神作用のないCBDなどがあり、その種類の数はわかっているだけでも数百以上にのぼる。
・Chemotype|化学種
それぞれのカンナビスの木に固有の化学組成のことで、遺伝子と環境因子によって特徴づけられる。研究者たちはいま、特定の化学成分を出現/抑制させるために、光や土壌などの条件を微調整することを試している。

・Hemp|麻
THCをほとんど含まない種のカンナビス。その非常に強い繊維を活かしてロープなどがつくられている。

・Marinol|マリノール
吐き気や食欲不振などの治療薬として用いられるTHCの合成型。同系統の薬にサティベックスがあり、それにはTHCの向精神効果を抑えるためのCBDが含まれている。

・Terpenes|テルペン
カンナビス独特の香りを生む化学物質。ただし、テルペンはカンナビスだけでなく、シトラスなどほかの植物にも含まれている。揮発性物質であるテルペンを含む植物は、虫除けのためにこの物質を使っている。

・The Entourage Effect|アントラージュ効果
裏づけに乏しいものの(データは揃いつつあるが)、異なる化学物質を組み合わせることで、カンナビスの効果が高まるという理論。ある研究では、THC単体では妄想を引き起こすリスクがあるが、CBDと組み合わせることで精神への作用を弱められることがわかっている。

 

 

|

松本人志、大麻合法化を求める人々へ「説得力ない」「自己弁護」

松本人志、大麻合法化を求める人々へ「説得力ない」「自己弁護」

https://news.nicovideo.jp/watch/nw5360946

2019/05/26 10:31マイナビニュース

お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、26日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、KAT-TUN元メンバー・田口淳之介容疑者、田口と交際中の女優・小嶺麗奈容疑者が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたことに関連して、大麻合法化を求める人々に意見した。

松本は、「カップルというのが衝撃だったんじゃないですかね。2人でやっているとなかなかやめづらいらしいですね。どっちかがやめようと思っても、どっちかが引きとめるみたいなこともあったりとか。だから、カップルでやると長期化するんでしょうね」とやめられなかった原因が2人の関係性にもあると推測。

その上で、「『大麻は海外では合法』という話にいつもなるよね。『日本も合法化に』みたいなことを言う人もいるんですよ」と合法化推進派の意見を思い出し、「いるんですけど、そういう人って必ず大麻やっている人なんですよね。だから、説得力がない。自己弁護のために言ってるだけなんで」と指摘した。

一方で、「大麻やってない人から『合法にしてもいいんじゃない?』という意見が出そうになると、こういう人たちが出る。だから、そういう議論がどんどん遠のいていくということですよね」と、逮捕者が出るとイメージが悪化するという悪循環にも着目。「していいのかどうかは置いといて、本当に合法化したいのなら、やっぱりみんな1回やめないと。1回やめてからなじゃないと、話が前に進まないと思うんですよね」とまずは大麻を絶つことを呼びかけていた。

 

 

|

「喫煙者」差別なら許されるのか 「長崎大学」採用問題

「喫煙者」差別なら許されるのか 「長崎大学」採用問題

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12280-285992/

 

2019年05月26日 05時58分 デイリー新潮

「煙草は、よし給え」。愛煙家で知られた太宰治の短編「美男子と煙草」には、太宰本人が喫煙中の少年たちを注意するシーンが描かれる。翻って平成の終わり、よりにもよって大の大人に「よし給え」と通告したのは国立の長崎大学。喫煙者は教職員として採用しないと発表したのだ。

「教育の場として喫煙者は相応しくない」

 大学側のコメントだが、よくもここまで断言できたものだ。

「大学の発表は先月19日のこと。すでに募集要項にも記載され、煙草を吸うかどうか、面接時に確認する。“優れた教育には心身の健康が不可欠”とし、国立大学では初めての取り組みになるそうです」(地元記者)

 さらに4日後には、同じく国立の大分大学が非喫煙者を優先的に採用する方針を明らかにし、追随する格好となった。

「大学教員は教育者であり、研究者。その能力で雇用されるべきだと思います」

 と、“煙草は吸わない”元外務省主任分析官の佐藤優氏が語る。

「喫煙という個人の趣味嗜好によって雇わないのは、豚肉やチョコレートを食べない人を採用しないというのと同じくらいばかげています。ヘビースモーカーで優秀な研究者が教員になれないなら、大学の研究の質を損なうことになります」

 その点、神奈川県の受動喫煙防止条例の制定に携わった東海大学の玉巻弘光名誉教授も同意するところだ。

「国立大学教職員は公務員に準ずる職です。その職への採用を喫煙者というだけで排除することに、合理的根拠は見出しがたく、不当差別ではないか。昨年発覚した、医学部入試における女子・多浪受験生の得点をそのことだけで一律減点していた問題と大差ないように感じます」


■3次喫煙

 厚労省にこの点を聞くと、

「喫煙の有無での採用を禁じる法律はありませんが、応募者の適性や能力で採用するよう周知しています」

 と、何とも無責任な対応。

 こうした流れを助長したのが国会で昨年成立した改正健康増進法である。受動喫煙防止のため、来年からオフィスや飲食店などでも原則禁煙となる。

「そもそも、受動喫煙による健康被害の人体実験は許されず、疫学的調査に頼ることになりますが、受動喫煙量と健康被害の程度を定量化して検証することは不可能に近く、科学的エビデンスとしては弱いものです」

 と、玉巻名誉教授は指摘するが、“禁煙ファシスト”たちの主張はエスカレートするばかりなのだ。

「最近では3次喫煙といって、壁・カーテンや衣服についたたばこ残留物によっても受動喫煙被害が生じるという主張まである。ごく微量の残留物質によってどれだけ健康リスクが高まるのか。このような主張は科学的検証に堪えない、信仰告白にすぎないのではないでしょうか」(同)

 ここで“喫煙者”の声に耳を傾けてみよう。毎日1箱は空けるという経済アナリストの森永卓郎氏は、

「講演会の打診をいただいたのに、嫌煙家の主催者によって反故にされたことも一度や二度ではありません」

 と、実体験を披露する。

「海外では屋内は禁煙、屋外は喫煙可、という形で住み分けがなされているのに、日本はそのどちらも全面禁煙というところが少なくありません。この国では世界でも類を見ない“いじめ”が行われているのです」

 冒頭に紹介した短編で太宰は少年たちを注意した後、フランスの作家、ポール・ヴァレリーの言葉を引用する。

「善ほど他人を傷(きずつ)けるものはない」

 禁煙原理主義という“善”がもたらす差別。それこそ「よし給え」――。

「週刊新潮」2019年5月23日号 掲載

 

 

|

ありそうでなかった!?紙巻なのに加熱式として楽しめる世界初のたばこデバイス「VP Style」

ありそうでなかった!?紙巻なのに加熱式として楽しめる世界初のたばこデバイス「VP Style」

https://dime.jp/genre/715749/

2019.05.23

「加熱式タバコを吸っているけど、たまに紙巻きタバコが吸いたい気分になる…」

「紙巻きタバコから加熱式タバコに変えてみたいけど、紙巻タバコの慣れたフレーバーが捨てがたい…」

なんて話を聞くことも多い。

そんな悩みを解消する今までになかった画期的な商品が登場したのをご存知だろうか。それが『VP Style(ヴイピースタイル)』だ。

『VP Style』は市販の紙巻きタバコを挿入して加熱すると、紙巻きタバコがもつ独自の味わいを、加熱式タバコとして楽しめる世界初の加熱式タバコデバイス。

紙巻きタバコを加熱(ヒート)しながら、専用リキッドの蒸気(スチーム)を合わせて吸引する独自方式を採用しており、これにより加熱式専用スティックやカプセルを使わずにいつもの紙巻きタバコを加熱式で楽むことができる。

つまり、これ1台あれば、紙巻きタバコと加熱式タバコ、2つの楽しみ方がいつでも自由に選べるというわけだ!

しかも、タバコ1 本あたり15 回の吸引ができ、1 度の満充電で約15 本の吸引に対応。そのうち2 本までは連続使用が可能だ。

また、スターターキットにはカートリッジが付属し、1 つのカートリッジにつき紙巻きタバコ約60 本分使用できる。カートリッジに充填されたリキッドがなくなれば、もちろんカートリッジを交換することで再度使用することが可能だ。

『VP Style』は大手家電量販店、ホームセンター、タバコ取扱専門店、公式ホームページにて発売中。

希望小売価格はスターターセットが7980 円(税別)、交換用カートリッジが598 円(税別)となる。

『VP Style』概要

VP Style(ヴイピースタイル)スターターセット

・メーカー希望小売価格:7,980 円(消費税別)
・付属品:本体1/吸口1/カートリッジ1/充電用USB ケーブル1/クリーニングブラシ1/説明書・保証書1
・サイズ/重量:W51xL22xH90mm(吸口を含まず)/約126g
・バッテリー容量:3.7V 2200mAh
・充電時間:約90 分 ※出力5V-2.1A の場合 ※USB 充電
・使用回数:満充電時、約225 パフ(吸引時間:2 秒/回)
・型番(カラー):SMV-60760(ブラック)、SMV-60761(シルバー)
・加熱方式: ヒートスチーム方式

VP Style(ヴイピースタイル)交換用カートリッジ

・メーカー希望小売価格:598 円(消費税別)
・サイズ/重量:W11.5xL11.5xH62mm/約8g
・リキッド容量:約1.8ml
・型番:SMV-60770

公式ページ: http://www.vp-japan.com/vp-style

構成/編集部

|

米ウォルマート、21歳未満へたばこ販売禁止

米ウォルマート、21歳未満へたばこ販売禁止

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44553050Z00C19A5000000/

2019/5/9 2:41

【ニューヨーク=高橋そら】米小売り最大手のウォルマートは8日、21歳未満へのたばこの販売を禁止すると発表した。米国の一部州では18歳から合法的にたばこを購入できるが、最近は高校生の喫煙が問題となっており批判の高まりを受けて規則を強化する。4月には複数の米大手ドラッグストアチェーンが先行して未成年者への販売禁止を表明しており、ウォルマートも追従した格好だ。

「我々は未成年へのたばこ販売をなくすため真剣に責任を果たす」。ウォルマートの担当役員は同日、米食品医薬品局(FDA)に宛てた書簡の中でこう表明した。19年7月1日から米全土でたばこ製品の最低購入年齢を21歳に引き上げる。一般に葉巻たばこよりも健康被害が少ないと認識され若者に人気の電子たばこも対象に含む。果物やお菓子の香料入りニコチン製品も同様に販売を中止する計画だという。

FDAは「未成年に電子たばこ使用がまん延している」などとして、小売業者などに対して販売を中止するよう求めていた。今回のウォルマートの措置に先駆け、米ドラッグストア大手のウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスと同業のライトエイドは4月に未成年へのたばこ販売を中止すると発表していた。

米国では州や地方自治体の単位でたばこを購入できる最低年齢が異なる。州単位でみると一部を除き18歳と定めているところが多い。米全土に5千店を持つ最大小売りのウォルマートが最低購入年齢を21歳に引き上げたことで、今後、州や自治体レベルでも法規制を強化する動きが加速しそうだ。

|

4歳長男の手にたばこの火押し付け、傷害容疑で父親逮捕

4歳長男の手にたばこの火押し付け、傷害容疑で父親逮捕

https://www.asahi.com/articles/ASM5R3JT0M5RTPJB006.html

2019年5月23日11時35分

 4歳の長男の手にたばこの火を押し付けてやけどを負わせたとして、大分県警は23日、同県豊後高田市の会社員の父親(24)を傷害容疑で逮捕し、発表した。「故意ではない」と容疑を否認しているという。

 発表によると、父親は19日ごろ、同居する保育園児の長男の右手親指付け根に、火のついたたばこを押し付け、2~3週間のやけどを負わせた疑いがある。園児が特定される恐れがあるとして、容疑者の名前は公表していない。

 県こども・家庭支援課によると、市から虐待事実の通告を受けた県中津児童相談所が22日、「児童虐待の疑いで園児を一時保護する」と署に連絡した。児相はこれまで、虐待の相談は受けていなかったという。

 

 

|

米電子たばこ会社のツイッター、フォロワーの半分が10代=調査

米電子たばこ会社のツイッター、フォロワーの半分が10代=調査

https://jp.reuters.com/article/global-vaping-idJPKCN1SR0IO

世界のこぼれ話2019年5月21日 / 15:22 /

[20日 ロイター] - 米電子たばこメーカーのツイッター公式アカウントを昨年フォローしていた人の約半分が、国内で合法的に電子たばこを購入できる年齢に達していなかったことが分かった。米国医師会雑誌(JAMA)に調査結果が掲載された。

研究者らは、2018年4月時点で大手メーカーのジュール・ラブズのアカウント(@JUULvapor)をフォローし、少なくとも1度の公開ツイートを行った人のデータを分析。その結果、フォロワーの約45%が13─17歳だった。一方、21歳以上は19%にとどまった。

ただ、これは1年以上前のデータであり現状を示していない可能性があるという。またこの研究は、ジュールのアカウントをフォローしたことが電子たばこの使用に直接影響したかどうかや、どのように影響したかを証明することを目的としていないという。

ジュールは、この研究はツイッターが同社に提供したデータと「著しく異なっている」として、調査手法に疑問を呈したと発表。その上でツイッターの内部データを分析したところ、18年5月時点における13─17歳のフォロワーは全体の3.9%だったと説明した。

ジュールは「当社は若者が当社のツイッターに関与しないよう、あらゆる手段を講じている」と釈明した。

 

|

動画:米ビバリーヒルズ、たばこの販売禁止法案を提出 高級ラウンジは対象外

動画:米ビバリーヒルズ、たばこの販売禁止法案を提出 高級ラウンジは対象外
https://www.afpbb.com/articles/-/3226387

2019年5月23日 12:25

【5月23日 AFP】米カリフォルニア州ロサンゼルスの高級住宅地、ビバリーヒルズ(Beverly Hills)で、富裕層を得意客とする一部のシガー(葉巻)ラウンジを除き、たばこの販売が禁止されそうだ。

【関連記事】大気汚染で世界で年間880万人が早死に 従来推定値の2倍 喫煙原因上回る

 同市が全米初とうたうたばこ販売禁止条例は、2021年1月の施行を目指す。21日夜に市議会で最初の投票が行われ、最終投票日は6月4日に予定されている。

 ビバリーヒルズではすでに歩道や集合住宅敷地内での喫煙を違法とするなど、厳しい喫煙ルールが導入されている。新しい法案では、ガソリンスタンド、薬局、コンビニなど小売店でのたばこ、パイプたばこ、かみたばこ、電子たばこの販売が違法とされる。

 ビバリーヒルズのジョン・ミリッシュ(John Mirisch)市長は声明で「この街は喫煙を規制し、公共の健康を促進する動きを率いている。誰かが先陣を切る必要があり、われわれがそうしよう」と呼び掛けた。

 しかし同市の健康安全委員会には、高級喫煙ラウンジを利用する著名人や地元エリートたちからラウンジを規制対象外に指定するよう要請が殺到したため、3か所のラウンジは禁止対象から除外される見込み。

 ハリウッド俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)氏も、同委員会に高級ラウンジ「グランド・ハバナ・ルーム(Grand Havana Room)」を支持する手紙を送付。「意図的であってもなくても、この非常に特色ある空間の閉鎖を引き起こす法律を市が採択することなど考えられない」と訴えた。

 映像は禁止対象から除外される見込みの高級喫煙ラウンジ、21日撮影。(c)AFP

|

野外に広がる“けむハラ”加熱式たばこが令和の新マナー!?

野外に広がる“けむハラ”加熱式たばこが令和の新マナー!?

https://jisin.jp/life/living/1735261/

記事投稿日:2019/05/23 12:00 最終更新日:2019/05/23 14:02

日に日に気温が高くなり、令和初の夏を迎えようとしている日本。うだるような暑い日々が待ち構えているが、同時にキャンプや夏フェスといったアウトドアシーズンの到来に心躍らせている人も多いだろう。日常生活から離れた開放的な空間で、運動やバーベキューを楽しめるのはやはり夏の特権だ。

 

しかし、なにもかも解放していいというわけではない。騒音やごみの不法投棄など、アウトドアシーズンには様々な問題が毎年のように噴出している。なかでも大きな問題となっているのが、たばこの煙だ。紙巻たばこは吸わない人にもニオイなどの悪影響を与え、社会問題化。こうした問題は“けむハラ”と呼ばれ、“空気”にまつわる深刻なトラブルを巻き起こしている。

 

昨年7月に改正された健康増進法によって、20年4月から室内での喫煙に関しては規制が強化されている。しかし、キャンプ地など屋外に関しては「喫煙を行う場合は周囲の状況に配慮」という表現に留められている。にもかかわらず、東京都在住の兼業主婦・広川さんは一触即発の危機に遭ったという。

 

「去年の夏に仲のいい友人夫婦と多摩のほうまでキャンプ場に行きました。最初はみんなでバーベキューや川遊びを楽しんでいました。遊びもひと段落したときに、主人が紙巻たばこを吸いはじめたんです。すると、近くでバーベキューをしていた家族連れの旦那さんが『せっかくキレイな空気を楽しみにきたのに、煙がこっちにまで来てクサい!』とかなりの剣幕で言いにきて。それを聞いた主人も『吸っちゃいけないって書いてないだろ!』と反論して、あわやケンカ寸前に。そのあとは友人夫婦とともに、気まずい時間を過ごしました……」

 

そんななか、加熱式たばこが注目を集めている。加熱式たばこは、燃やさず加熱することで煙ではなく蒸気が排出される。そのため、消し忘れによる火事やニオイ問題も軽減できるとして利用者が増えているのだ。さらに、最近では「Nо!けむハラ」と呼ばれる活動も徐々に広がりを見せはじめている。「Nо!けむハラ」とは喫煙者の煙によるハラスメントに対してはっきりと意思表示をすること。こうした動きも、同時に煙の出ない加熱式たばこへの理解を深めるきっかけとなっているようだ。前出の広川さんもこう語る。

 

「自宅のなかでも紙巻たばこを吸う主人にうんざりしていましたが、何回言っても禁煙するつもりがないみたいで。泣き寝入りするのも違うなと思っていろいろ調べていたときに、加熱式たばこのことを知って主人に教えてみたんです。主人も最初はいぶかしがっていましたが、『最近は法律上OKだからどこでも吸っていいとはならないよ。喫煙者へのマナーはどんどん厳しくなっているのをわかって』と説明したところ、意外とハマったみたいで。今ではすっかりお気に入りのようです。ニオイもほとんど気にならないので、今年の夏は気兼ねなくキャンプに行くことができそうです」

 

喫煙者にとって、加熱式たばこが令和時代の新しいマナーとなる日は近いかもしれない――。

 

「No!けむハラ」の活動はこちらでチェック!
https://www.nokemuhara.jp/

 

|

【健康カフェ】(153)禁煙への道 まず、たばこのリスクを認識する

【健康カフェ】(153)禁煙への道 まず、たばこのリスクを認識する

https://www.sankei.com/life/news/190523/lif1905230016-n1.html

2019.5.23 13:00

 5月31日は世界禁煙デーです。日本はいまだに喫煙者数が約2000万人に上る喫煙大国。喫煙の害は今や医学的に明らかなのに、そのことを理解できない喫煙者はまだまだ多いようです。

 ある日、70代前半の男性が私のクリニックを受診されました。ほかの医院で高血圧の治療を受けていたのですが、血糖値が高くなったと言われ診察を受けに来たそうです。血液検査をすると確かに糖尿病でしたが、喫煙していることも気になりました。たばこはがんも動脈硬化も起こすからやめるべきとお話ししたところ、「前の医者にはそんなこと言われなかった」と意外そうにしていました。

 世界ではこの約半世紀、経済発展を遂げた国を中心に禁煙が進んできましたが、アジアの国々では喫煙人口が多いままです。そんなアジアでの喫煙と死亡率の関係を調べた研究結果が、今年3月に米国の医学雑誌に発表されました。

 喫煙率を年代別に見ると、日本や韓国では1920年代生まれの人で最も高く、その後の世代では低下していますが、一方、中国では1950年以降に生まれた世代で最も高くなっており、近年も上昇が続いています。

 アジア全体では喫煙開始年齢が若年化し、一人当たりの喫煙本数も増えています。それもあってでしょう、世代が下がるごとに死亡率が上昇しています。喫煙者の世代ごとの全死亡率は1920年以前の生まれで非喫煙者の1・26倍、肺がんの死亡率は3・38倍ですが、1930年以降の生まれでは1・70倍と4・80倍でした。早くに禁煙するとそれだけ死亡率も低下しており、特に40歳より前に禁煙すると死亡率の上昇はほとんど見られません。

 喫煙者を減らすにはたばこの値段を上げるなど行政が行うべきこともありますが、やはり個人がたばこのリスクをしっかり認識することが大切。私のクリニックを受診した男性患者さんはそれ以来、禁煙し、糖尿病治療にも真剣に取り組んでいます。「自分の体を良くしたくて受診したのだから」というのが理由だそうです。(しもじま内科クリニック院長 下島和弥)

|

たばこ代、20年間で365万円支出…肺がんや要介護の危険増大、早急な禁煙が賢明

たばこ代、20年間で365万円支出…肺がんや要介護の危険増大、早急な禁煙が賢明

https://biz-journal.jp/2019/05/post_28033.html

2019.05.23
黒田尚子「『足るを知る』のマネー学」

 先日、古いテレビドラマを観ていたら、女優さんがたばこを吸うシーンが出てきて、ああ、こんな時代もあったなあと懐かしく感じた。

 不良少年役がたばこをふかして悪ぶってみたり、刑事役が犯人張り込み時間の長さをたばこの吸い殻の量で示したり。かつては、映画やドラマなどで、たばこが小道具として使われていたものだ。

 たばこは、コーヒー、お茶、お酒と並ぶ世界の四大嗜好品の一つともいわれ、いわば大人の嗜み。しかし、喫煙によるさまざまなリスクが顕在化するにつれ、今やたばこは文字通り“煙たい”存在となってしまったようだ。

 どんなに値上がりしようと、声高にリスクがあると言われようと、「絶対に自分はたばこをやめない!」と確固たる信念を持っている人には、何も言うまい。しかし、なかには、禁煙したいが、つい習慣でやめられないという人もいるはず。そんな方々が、早くやめておけば良かったと後悔しないよう、最近の喫煙者を取り巻く環境の変化と喫煙による5つの経済的なデメリットをご紹介したい。

どんどん狭くなる「喫煙者の肩身」と「喫煙可能な場所」

 まずは、環境の変化から。

 2018年7月に受動喫煙対策を強化した「改正健康増進法」が成立し、2020年4月から全面施行となることをご存じだろうか? これによって、学校、病院、児童福祉施設、行政機関、バス、航空機等について、屋内は禁煙かつ敷地内も基本的に禁煙。敷地内の屋外は、受動喫煙を防止するための対策がとられた場所にのみ喫煙場所を設置できるという。

 これらの場所以外も、多くの人が利用する施設や飲食店等は、原則として、喫煙ブースを設置する全席禁煙あるいは店内で一切喫煙できない全面禁煙かを選択しなければならない。

 さらに、2018年7月に制定された「東京都受動喫煙防止条例」は、東京2020大会に向けて、国の法律よりも要件が厳格化されている。

 原則として、従業員のいる飲食店は屋内禁煙で、喫煙に対応するには専用の場所を設ける必要がある。

 そのため、規制対象となる飲食店は、国の法律を基準にすると全国の45%だが、都条例では都内の84%にものぼる。もはや、ほとんどの飲食店の店内が禁煙になると考えて良いだろう。

 全面施行が来年4月とはいえ、すでに、ファストフードでは、日本マクドナルドや日本ケンタッキー・フライド・チキンが全面禁煙を実施。モスフードサービスも2020年3月末までに全面禁煙化を目指す。

 飲食チェーンでは、2018年6月から串カツ田中がほぼ全店舗、同年7月からサイゼリアが段階的に全面禁煙化を進めているほか、すかいらーくホールディングスやココスなども、全面禁煙化を発表しているなど、動きは早かった。
 一方で、愛煙家の客が多い居酒屋や専用コーナーを設置する余裕のない中小規模の喫茶店等は対応に苦慮している。喫煙者にとっては、「まだ吸っているの?」と周囲に言われて肩身が狭くなるばかりか、一服できる場所も失われつつあるということだろう。

成人喫煙率(男性)は約30年前に比べると55.3%から29.4%に減少

 それでも以前に比べて、たばこを吸う人はかなり少なくなった気がする。実際の喫煙率はどの程度なのだろうか?

 厚生労働省「平成29年国民健康・栄養調査」によると、平成元年のデータでは、習慣的に喫煙している人の割合は男性55.3%、女性9.4%で、とくに20~30代男性の6割以上が習慣的に喫煙していた。それが、平成29年のデータでは、喫煙者の割合は平均17.7%と2割にも満たない。

 男女別にみると、男性29.4%、女性7.2%で、とりわけ30~40代男性が、他の年代よりも割合が高く、4割近くが現在も習慣的に喫煙している。つまり、この30年ほどの間に、男性の喫煙率が明らかに減少したわけだ。

 さらに遡ると、JT全国たばこ喫煙者率調査では、昭和41年以降のピーク時(昭和41年)が83.7%だったというから、今年50歳になる筆者が生まれた頃と比べると、かつて多数を占めていた喫煙派がマイナーになり、今やたばこを吸わない禁煙派がメジャーになったということになる。

 また、現在喫煙している人の中でも、3割近くの人が、たばこをやめたいと考えている。男女別にみると、男性26.1%、女性39.0%と、女性のほうが禁煙について、より切実なようだ。

たばこによる経済的損失は2兆円以上

 それでは、喫煙による経済的損失はどれくらいなのだろうか?

 国全体の損失に関する検証データはさまざまなものがあるようだが、比較的、最近のわかりやすいデータをご紹介しよう。

 厚生労働省研究班の推計によると、2015年度の総損失額は、2兆500億円。その内訳は、喫煙者の医療費、受動喫煙、歯の治療費などの医療費が1兆6,900億円と8割以上を占める。そして、こうした病気にともなって必要となる介護費用や火災による消防費用、吸い殻の清掃費用など医療費以外の費用が3,600億円となっている。

 2兆円の損失と言われても、単位が大きくて実感がわかないかもしれないが、2019年10月に実施される予定の消費税増税の経済対策が約2兆円に膨らむ見込みだという。となれば、中長期的にみても、社会全体に与える影響は見過ごせないレベルなのだとは感じられる。
 ちなみに、一般的に、たばことの因果関係が「十分ある」もしくは「示唆される」といわれる病気といえば、がんや脳卒中、心筋梗塞、認知症など。脳卒中や認知症は、要介護状態の原因にも挙げられているように、たばこによる経済的損失は、直接的な医療費ばかりではなく、将来の介護費用にまで及ぶという点にもっと注意すべきである。

 とりわけ、依然として約4割が喫煙者である40~50代男性にとって、将来、要介護状態になりたくないのであれば、今の時点で禁煙する必要がある。狭心症や心筋梗塞などの心疾患のリスクが低下するのは、禁煙から2~4年経過してから。がんのリスクが低下するのは、10年かかるからである。

たばこによる個人レベルの5つの経済的デメリット

 それでは、経済的損失について、もう少し具体的かつ身近な問題として考えてみよう。たばこが個人の家計に与える影響として、主に次の5つが挙げられる。

(1)たばこ代がかかる
(2)勤務先の各種手当(禁煙手当など)がもらえない
(3)医療・介護費がかかる可能性が高い
(4)住まいにかかる費用負担が大きい
(5)民間保険の保険料が高い(健康体割引が利用できない)

 それぞれの内容を詳しくみてみよう。

(1)たばこ代がかかる

 2018年10月のたばこ税増税を受けて、たばこは値上がりしている。銘柄によってたばこの値段は変わるが、セブンスター・ピース1箱500円のたばこを1日1箱、毎日吸う場合、500円×365日=18万2,500円かかる。月額に換算すると、約1万5,200円となり、ちょっとした支出ではないか。さらに、喫煙歴が20歳から20年間だとすると、365万円にものぼる。

 たばこの危険度をはかる「ブリンクマン指数」という指標をご存じだろうか? 1日のタバコの本数×喫煙年数で計算し、この数値が高いほど危険度が増す。例えば、400を超えると肺がんを発症する危険性が高まるといわれるが、同指数200以上の人なら、禁煙治療が健康保険の適用になるので、これ以上、たばこにお金をかけて健康を害するのなら、禁煙治療外来に行って治療を始めることをお勧めしたい。

 加えて申し上げると、たばこの値上がりはこれからも続く。2019年10月には消費税が10%に、2020年10月と2021年10月には、さらに1本当たり1円ずつ増税の予定となっている。

(2)勤務先の各種手当(禁煙手当など)がもらえない

 ここ数年、「健康経営」という考え方が提唱されているように、従業員の健康維持・管理、業務効率化を目的として、コストをかける企業が増えている。

「禁煙手当」あるいは「健康維持促進手当」など、名称はさまざまだが、福利厚生の一環として、禁煙を実行した喫煙者や禁煙を継続している非喫煙者を対象に、月額5,000~1万円の手当を支給するというものだ。

 ルールは各社異なり、ある会社では、禁煙する旨の誓約書を社員が会社に提出し、喫煙した場合あるいは不当に手当を受け取った場合は、手当が取り消されたり、全額返金もやむなしといった措置があるという。いずれにせよ、支給額が1万円なら年間12万円。こちらもちょっとした金額である。

 数年前から禁煙手当を導入している企業の社員によると、「禁煙へのモチベーションがアップしますし、健康への意識が高まって、ほぼ全社員が禁煙できました」とのことである。

 前編はここまで。後編では、経済的デメリットの(3)~(5)をご紹介しよう。
(文=黒田尚子/ファイナンシャルプランナー)

 

|

野性爆弾くっきー、たばこで「肺が溶けている」衝撃宣告も疑問の声

野性爆弾くっきー、たばこで「肺が溶けている」衝撃宣告も疑問の声


https://taishu.jp/articles/-/65658?page=1


2019.05.27 07:10 公開

 お笑いコンビ、野性爆弾のくっきー(43)が、5月20日放送の『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)に出演。重大な肺疾患になる可能性があると診断された。

 今回の放送は、“体のデッドライン! 衝撃宣告スペシャル”と題した2時間スペシャルで、くっきーは人生初の人間ドックを受診。肺年齢が実年齢よりも21歳上の64歳だと診断され、「だいぶ、やべーすか?」と動揺した。

 スタジオでは、呼吸器内科の大谷医師が「肺の上の部分が溶け始めている」と指摘。さらに、肺が炎症を起こして呼吸困難になる病気、COPD(慢性閉そく性肺疾患)のリスクがあり、肺のデッドラインまで8年だと宣告した。

 主な原因はたばこで、くっきーは喫煙歴23年のうえ、1日平均で30本吸うという。大谷医師は健康な肺とCOPDの肺の写真を比べて肺胞が溶けていく症状を説明すると、「そろそろタバコをやめたほうが良い」とアドバイス。共演者たちも禁煙を強く勧め、くっきーはオロオロとあわてていた。

 その後、大谷医師は肺は一度悪くなると若返りにくいと前置きしたうえで、呼吸筋を鍛える体操と、硬くなった呼吸筋をやわらげるというポリフェノールが多く含まれた、すりおろしリンゴソースの作り方を紹介。体操と食生活の改善生活を2週間続け、64歳だったくっきーの肺年齢は53歳に改善した。

 肺年齢が11歳も若返り、くっきーは「こんなにうれしいの、受験に通ったとき以来ですわ!」と、大はしゃぎだったが、視聴者の声は批判的だった。それは、番組中に禁煙を宣言しなかったからのようで、ツイッター上では「死にたくなければタバコはすぐにやめるべき」「せっかく売れたのに病気したらもったいない」などと、厳しい声が寄せられていた。

|

多様化する喫煙文化 無煙たばこでもがんや依存などの悪影響

多様化する喫煙文化 無煙たばこでもがんや依存などの悪影響

https://www.excite.co.jp/news/article/Economic_85295/

 これまで主流だった紙巻きたばこに対して、加熱式たばこや電子たばこなど、喫煙に関する文化は多様化している。加熱式たばこはコンビニエンスストアなどでも購入でき、電子タバコはドラッグストアや専門店などで販売されていることが多い。加熱式たばこは従来の紙巻たばこのようにニコチンを含むが紙を燃やさずに葉だけを燃やすのに対して、主な電子たばこはフレーバーのついた煙を吸うことやいかに多く煙を出せるかということを主眼に置いている。

 紙巻たばこ、加熱式たばこ、電子たばこは火や電気で熱して煙を出すが、たばこと呼ばれるものの中にはあまりメジャーではない無煙たばこというものもある。嗅ぎたばこ、噛みたばこなどがそれであり、たばこの葉を口に含んで噛んだり、粉状のものを鼻に吸い込んだりすることで使用する。ニコチンなどに対する依存があることは変わらないが、紙巻たばこや加熱式たばことの違いとしては、燃やしたり熱したりしないために非喫煙者に対する副流煙による害がない。

 たばこの害は紙巻きたばこや無煙たばこだけでなく加熱式たばこでも、ないとはいいきれないという。煙やニコチンの害はどちらでもあるといわれ、たばこの広告や包装に対しては危険性を示す警告を表示するよう定められている。財務省の管轄で、パッケージの大きさに対する警告文表示の割合などが厳密に決められているのだ。国際基準はないが、たばこに関する警告文の表示は世界各国で採用されている。

 従来のたばこはもとより、加熱式たばこやシーシャと呼ばれる水たばこも基本的にJTの管轄にある。国内で生産されるものだけでなく、海外からの輸入に関しても特定販売業者に限定されて課税され、販売は許可が必要になる。

 無煙たばこもJTや国からの認可が必要である。副流煙の害はないが、喫煙者自身の健康には影響があり、注意喚起がなされる。煙の出るたばこが肺がんや咽頭がんを誘発すると言われるのに対して、無煙の嗅ぎたばこや噛みたばこは鼻腔がんや口腔がんにつながると言われる。がんや依存などの害があるとされるものに対して、どこまで注意喚起を行い、また多様化する商品としての価値をどこまでおしすすめるかは、日本だけではなく世界的な課題とされる。(編集担当:久保田雄城)

 

 

 

|

オール阪神さん脳梗塞で「言語に支障が出るかも」と言われ…

オール阪神さん脳梗塞で「言語に支障が出るかも」と言われ…


https://hc.nikkan-gendai.com/articles/253934


2019年05月20日

 2年前からめまいが起こるようになって、脳のMRI検査を半年に1回受けてたんです。グワ~ッという激しい回転性のめまいで、立ってられへんで酔っぱらいのようにフラフラになったり、ウエッて戻したり……。

 最初は家に帰って休んだら治まってたんですけど、どんどん回数が増えて、毎日同じ時間に起きてしまう。病院で調べてもらっても、「小さい梗塞はあるけど大丈夫」と言われ、原因はわからず、メニエール病でもないんです。

 去年12月に検査を受け、今年の3月にももう一回受けようとかかりつけの病院へ行ったら、大きな梗塞ができていて専門の病院へ即入院。お医者さんに「なんか兆候があったやろ!?」と言われ、そういえばその3日前、ラジオ局でごっつい頭痛があったんです。

 ほかにも、たばこを吸おうとしたら、ポトッと落としてソファに穴をあけてしまう。フォークとナイフを取り落とす。エレベーターで行き先階のボタンを押し間違える……。あれ? もしかして……とは思ったけど、単に疲れてるんかなと解釈していました。

 脳梗塞でそういう症状が出るのは知ってはいましたよ。

 だけど、まさかと思ってたんです。その病院にかかった時、自分でクルマを運転して行けたくらいですから。“オレオレ詐欺”に引っかかった気分でした。でも、後で相方も言うてました。トーク番組に一緒に出た時、「何かおかしい」と思ったって。

 梗塞は前後左右に何カ所か起きてました。集中治療室で点滴治療を受けながら、絶対安静で10日間。トイレにも行けないから、若い女性の看護師さんにとってもらうのがイヤで、おしっこは自分でとって、大きい方は数日辛抱しました。

 ただ、しんどくはなかったんで、指のリハビリはずっとしてました。小声で「1、2の3の4の2の5……」と手遊び歌を歌いながら両手の指先を動かしたりして。最初は右手の指が動かしにくかったですね。

 先生は「ひょっとしたら言語に支障が出るかも」とおっしゃるので、頭の中でず~っと漫才の稽古もしてました。でも、漫才のネタは相方がいたらスッと出てくるもんも、ひとりではうまく出てけぇへんのですわ。相方に病院へ来てもらいたくても、集中治療室は家族以外は入られへん。そんな中、強行突破して西川きよし師匠が「元気してるか?」って来てくれはってうれしかったですね。

■退院して3日後には看護師に付き添ってもらって舞台に復帰

 幸い症状は軽度で、11日間で退院し、その3日後には舞台復帰しました。看護師さんが付き添ってくれて、相方には「大丈夫やわ」と言ってもらえました。運が良かったんだなと思います。

 原因は糖尿病でした。血管が硬くなってたんやね。4、5年前から、病院で指摘されてたんですけど、血糖値の数値を見せてくれへんし、診てくれてた先生がヨメはんと仲の良い先生なもんやから、「2人で結託して僕をビビらそうとしてるんやろ」と信じてなかったんです。

 だから、その頃はたばこは1日3箱。甘いもんが大好きだからアイスコーヒーはシロップを2つ分入れたのを1日10杯ぐらい飲んでました。おしっこが近くて、夜寝てから1時間半ごとに目が開き、そのたんびにアイスキャンディーを食べて……。そんな不摂生を続けてたから、身長160センチやのに、体重は85キロになってました。

 ただ、1年前から2日に1回、大阪城の周りの5キロコースを2周、合計10キロ歩くようになって、体重は70キロまで落ちていたんです。「運動してるし、お酒は一滴も飲まないから健康や」と自信を持ってました。でも年とともに、普通の人よりアカンね。

 今は右手の手のひら全体がいつもしびれてピリピリして、ちょっと冷たい。通院リハビリはしなくていいと言われたので通ってませんけど、自分で右手をさすったりしています。

 食事も変えました。ヨメはんが薄い味付け、油抜きで作ってくれてます。息子は23歳やから物足りなくて、「外食してくる」と迷惑がってますけどね。

 アイスコーヒーにシロップを入れるのはやめて、アイスキャンディーとかお菓子は全部ほかしました。代わりに、おやつはバナナとかキウイ。リンゴを薄く切って、カロリーの低いヨーグルトに入れて食べたりもしています。

 たばこはスパッとやめました。全然ほしいと思いません。それまでは「やめた」と言っては陰で吸っててウソの連続やったから、「今回は本気やな」と息子に言われました。それだけ、「しゃべられへんようなったらどないしよう」と怖くなったんです。

 家族にも迷惑かけて、申し訳なかったと思うしね。入院中、ヨメはんが泣いてたらしい。「なんで、もうちょっと保険かけとかんかったんやろ」って言うてたみたいやけど(笑い)。

 先生には「楽しみを何もかもやめなくていい」と言われています。かえって我慢がストレスになるから。だから、休みの時は好きな釣りに行ったり、もう少ししたら、おやつにおかきぐらいはいいかなと楽しみにしてます。

▽オール・はんしん 1957年、大阪・泉大津市生まれ。高校在学中、吉本新喜劇の看板座長・岡八朗(故人)に弟子入り。75年、同じく岡の弟子だったオール巨人とコンビを結成して人気を博す。5月26日(日)、新喜劇や漫才で構成するショー「オール阪神の釣りバカ芸人日誌6」(なんばグランド花月)を主宰する。また5月20日、オール巨人とともに、紫綬褒章を受章することが発表された。

|

20年4月の「受動喫煙防止条例」施行に飲食店経営者が悲鳴

20年4月の「受動喫煙防止条例」施行に飲食店経営者が悲鳴

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/lifex/253828

2019/05/15 05:59 

 サラリーマンの憩いの場がピンチだ――。


 来年4月1日から東京都で「受動喫煙防止条例」が全面施行される。従業員がいる店は原則屋内禁煙となり都内の飲食店の84%が規制対象となる。先月、大手飲食店サイゼリヤの8月期の連結純利益の予想が前期比9.3%減と発表された。先行実施していた禁煙が影響を与えたとして飲食業界に波紋を広げた。特に戦々恐々としているのが個人経営をはじめとする、小規模な喫茶店や居酒屋だ。

「死活問題です」と言うのは都内で個人で喫茶店を営み、4月から署名活動サイト「chang.org」で受動喫煙防止条例の一部改正を求める署名運動を行っている平野幸一さんだ。署名運動には都内の飲食店関係者の約400人が賛同。飲食店関係者の思いを平野さんが代弁した。

「店のお客さんは7割が喫煙者です。喫茶店とたばこはセットだと思っています。お客さんは半分くらいは減りそうですね。体力がない店は廃業し、小さな店は従業員を解雇せざるを得ない可能性すらあります」

 署名運動は売り上げの減少や店の存続危機を免れるためだが、客を守るための周知徹底の意味合いもあるという。


「お客さんで全面禁煙が始まるのを知っている人は6割ほどです。残りの4割はなんとなく聞いたことはあるようですが、全く知らない人も多数いる。お客さんに説明しても『本当に? ウソでしょ?』『電子たばこは?』という反応。このままではパニックになり、トラブルに発展しないか心配です」

 喫煙室を設置すれば、これまで通り、たばこを吸えるが、準備はしていないようだ。

「設置する予定はありませんよ。そもそも、設置するスペースがない店が多いですね。都から補助金が出ると聞いていますが、200万円ぐらいの負担がかかるのでは。工面が厳しい店が多いようです。喫煙スペースを設けることでテーブル数が減るし、工事期間は店を閉めなければならない可能性もある。また、ランチタイムのピーク時だとたばこを吸うためにお客さんが並ばないといけない。『そんな悲しいことはできない』『吸えないなら行かない』というお客さんもいます」

 このままでは“喫茶店文化”がなくなる可能性もあるが、解決策はあるのか。

「解決策はシンプルですよ。日本語と英語で店の入り口に『喫煙可能店舗』と大きく看板に表示すればいい。吸わない人、嫌いな人は入店しないでしょう」

 現在、平野さんは葛藤中のようだ。署名運動をしながらも、生活のために施行後のたばこを吸わない新規顧客の開拓も迫られている。署名運動は来年の3月末まで続ける予定だ。

 

|

<東京人>純喫茶宣言! くつろぎの空間

<東京人>純喫茶宣言! くつろぎの空間

https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201905/CK2019051902000119.html

2019年5月19日

 日本たばこ産業(JT)全国喫煙者率調査によれば、喫煙者率のピークは、一九六六(昭和四十一)年で男性84%、女性18%。それが二〇一八(平成三十)年には男性28%、女性9%まで減少しています。二〇年の東京オリンピックを控え、飲食店も軒並み禁煙の方向に舵(かじ)を切り始めました。

 「喫煙者には辛(つら)い時代」と嘆くのは、愛煙家として知られる劇画家のさいとう・たかをさん(82)。代表作『ゴルゴ13』の主人公、デューク・東郷のトレードマークはトルコ産の葉巻ですが、さいとうさんは「最近は、編集者から『喫煙シーンを減らしてくれ』という注文が入る」と困惑気味に語ります。

 そんな中、喫茶店に関しては全面喫煙可というスタイルを貫く店も。例えば、昭和歌謡を聴きながら一服できる「ギャラン」(上野)や、煙草(たばこ)の煙で茶色く染まった壁が店の歴史を物語る「トロワ・シャンブル」(下北沢)。前出のさいとうさんも、上京したての頃は国分寺の喫茶店「でんえん」で漫画の構成を考えていました。喫茶店は自分の世界に没入できるため、いいアイデアが浮かびやすいそうです。

 「トロワ・シャンブル」オーナーの松崎寛さん(67)は言います。

 「昔は『嫌煙』なんて言葉はなかったからね。喫茶店では煙草が吸えるという文化をそのまま続けているだけ」

 煙草とコーヒー、そしてBGMを含めた適度な喧騒(けんそう)。現代の東京において喫茶店は、愛煙家にくつろぎの時間を提供する貴重な存在だといえるでしょう。 (石原たきび)

   ◇

 「都市を味わい、都市を批評し、都市を創る」をキャッチコピーに掲げる月刊誌「東京人」の編集部が、6月号の記事をもとに都内各地の情報をお届けします。問い合わせは、「東京人」編集部=電03(3237)1790(平日)=へ。

 

|

くっきー:肺年齢「64歳」で「肺の一部が溶けている」? 禁煙拒否も医師団の言葉に動揺

くっきー:肺年齢「64歳」で「肺の一部が溶けている」? 禁煙拒否も医師団の言葉に動揺

https://mantan-web.jp/article/20190516dog00m200016000c.html

2019年05月16日

 お笑いコンビ「野性爆弾」のくっきーさん(43)が、20日に放送されるTBS系の医療バラエティー「名医のTHE太鼓判!」(月曜午後7時)の2時間スペシャルに出演。人生で初めて人間ドックを受診したくっきーさんの肺年齢が、実年齢よりも21歳上の「64歳」と診断されていることが分かった。

 以前から階段を上るだけで息があがり、登山を始めようと思って挑戦したものの、「初心者向けの高尾山で心臓がバクバクして…」と、年々体力の衰えを感じてきたというくっきーさん。日常生活を追うと、肺年齢を上げる三つの原因が明らかになる。

 特に問題視されたのが、喫煙指数(1日に吸うタバコの本数×喫煙年数)の高さ。ヘビースモーカーで1日に平均30本のタバコを吸うというくっきーさんは、医師団からの禁煙の勧めにも「タバコはやめない!!」と断固として拒否したが、「末梢気道閉塞の症状を起こしており、このままでは10年以内にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)になる可能性がある。すでに一部の肺が溶けている可能性も」と告げられると、くっきーさんは動揺。そして、医師団は肺の健康状態を知ることができるある症状を紹介。現代病の一つともいえるその症状とは……という内容。

 「名医のTHE太鼓判!」は、芸能人の私生活に密着し、日々の生活習慣や「体に良い」と信じてやっている健康法を、最強医師団が「太鼓判」か「ダメ」かジャッジし、対策などを紹介する医療バラエティー。

|

昔は8割、今は2割。減ってはいるものの、これからは就職に不利かもよ。

昔は8割、今は2割。減ってはいるものの、これからは就職に不利かもよ。

https://blogos.com/article/377933/

中田宏2019年05月18日 11:05

喫煙者を採用しない会社が増えています。

来年からは損保ジャパン日本興亜ひまわり生命や国立大学法人長崎大学では喫煙者を不採用にする方針という事がわかりました。

その理由として喫煙者の保険料が高くなるなどのケースのある現状において、生命保険を扱うひまわり生命の場合は健康応援企業として、企業そのものが「健康応援形になっていく」ということが理由だそうです。
長崎大学の場合はタバコを吸う本人の健康被害だけに留まらず、学生への影響を考え、教育の場として相応しく、教職員は学生の範となることを求めているそうです。

一方で、組織内部の話ではありますが、お客様商売の現場においてもお客様に禁煙を求めるケースも広がっています。

例えばすかいらーくグループは全国3200店舗で9月から全面禁煙になります。レストラン内は勿論駐車場も含めた敷地全部で禁煙にする徹底ぶりです。

実はすでにマクドナルドやケンタッキーでは全店禁煙を実施しております。また、日本人の大多数がタバコを吸わず、禁煙がお客様サービスの一環でもにあるわけです。やっぱり非喫煙者からするとタバコの煙があるところには行きたくないですからね。そして何より、マクドナルドやケンタッキーフライドチキンなどの青少年やファミリー層の行くことが多い業態では受け入れてもらいやすいということです。

横浜の各地にあり、ハマっ子にとっては大人気のハンバーグレストランのハングリータイガーでは以前から全面禁煙でした。そのハングリータイガー社長とお話しした際、「禁煙はお客様のためでもあり、アルバイトの高校生たちを守るためでもある」と伺いました。

このように禁煙のエリアは広がっています。つまり企業は人事・採用を通じて禁煙を求め始めているということです。

ただ、喫煙者は不採用というのは差別ではないのかという意見もあります。
法的には「合理的な理由で採用条件に明記されていれば問題ない」というのが一般的な解釈のようです。しかし職場では吸わないけれども自宅で一服するのを楽しみにしてるというケースなどもあるため、まだまだ議論すべき点はあるようですが、皆さんはどう考えますか。

日本人の喫煙率は年々下がっており、最新の昨年平成30年は男性が27.8%、女性が8.7%でした。平成元年は、男性が61.1%、女性が12.7%。そして私の生まれた昭和40年は男性が82.3%、女性が15.7%と50年程で喫煙の割合も大きく変わりました。昔は私も含め、子供は煙にまみれて生活してましたもんね。

|

灰皿続々撤去、広がる戸惑い 受動喫煙対策進む東京都心

灰皿続々撤去、広がる戸惑い 受動喫煙対策進む東京都心

https://www.asahi.com/articles/ASM586G02M58UTIL06D.html

土居新平 2019年5月15日10時49分

 国や自治体の役所から灰皿が次々と姿を消している。改正健康増進法と東京都の受動喫煙防止条例の施行にあわせて、行政機関の建物内が7月から完全禁煙となるためだ。さらに都内では来年4月から、どんなに小さな飲食店でも、従業員がいれば規制の対象になる。「経営に響く」と戸惑う声があがっている。(土居新平)

 東京・霞が関の文部科学省。昼休みになると、かつては建物内のあちこちの喫煙所で紫煙をくゆらせる姿が見られた。

 しかし19カ所あった喫煙所は昨夏、6カ所に。さらに6月末までにすべてが撤去される予定だ。担当者は「有無を言わさずなくしていく」と言い切る。国土交通省も喫煙所15カ所をなくす予定で、貼り紙や会議の場で周知を図っている。

 東京都中野区も、区役所の内外にあった3カ所の喫煙所を撤去した。残る1カ所も6月に廃止する。4月には区立中野体育館の駐輪場近くにあった円筒形の灰皿も片付けており、区の担当者は「健康被害をなくすため、できるところから実施している」と話す。

 板橋区は、屋内の禁煙が進むことで、かえって路上喫煙が増えるのではとの懸念から、対策としてコンテナ型などの公衆喫煙所の設置を検討している。「喫煙自体は違法ではない。喫煙する空間の確保と受動喫煙の防止を両立させる必要がある」と担当者は言う。事業者ら向けの窓口も設け、喫煙所設置の補助制度などについて相談を受けているほか、どんな対策をとれるか有識者らが議論を重ねている。

 悩みを深めているのが飲食店の…

 

 

|

子どもに対する「喫煙防止」教育の重要性~京都府での活動から

子どもに対する「喫煙防止」教育の重要性~京都府での活動から

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190514-00125953/

石田雅彦 | ライター、編集者
5/14(火) 15:11

 タバコを習慣的に吸い始めるのは未成年からが多い。そのため、タバコ対策では子どもに対して喫煙防止を働きかけ、成人してからもタバコに手を伸ばさないようにすることが大切だ。今回の記事では、京都府の学校現場で積極的に喫煙防止授業を行っているNPO法人の活動を紹介したい。

子どもへの喫煙防止教育はなぜ大切か

 成人前のまだ年齢が低い間にタバコを吸い始めると、短期間でニコチン依存の状態になる。中学生くらいの年齢でタバコを吸い始めると、数週間から数か月間でタバコを止めることが困難になる(※1)。また、喫煙者の8~9割が未成年からタバコを吸い始め、世界各国の青少年の喫煙者を対象にした調査によれば、その半分以上がタバコを止めたがっているようだ(※2)。

 日本でもタバコを止められなくなっている子どもが少なくない。禁煙外来を受診する未成年者の数も増えているようだ。このため、子どもに対する喫煙防止教育や禁煙治療はこれからも重要と考えられる。

画像

喫煙者が最初にタバコを吸った年齢(左)、毎日タバコを吸う喫煙者の最初にタバコを吸った年齢(中)、毎日タバコを吸う喫煙者が毎日タバコを吸うようになった年齢(右)。青は18歳以下、赤は26歳以下、緑は26歳以上。Via:米国で行われた「薬物使用と健康に関する全国調査(National Survey on Drug Use and Health)2010年」より(※3)

京都府での活動とは

 子どもや未成年者、社会人を対象にした喫煙防止教育を行っている個人や団体は全国に多いが、京都で熱心に活動しているのがNPO法人京都禁煙推進研究会(タバコフリー京都)だ。タバコフリーは「タバコのない」という意味で、京都の喫煙防止授業は京都の医師らが保健所、大学などと協力して2001年に始まり、その後、医師会や教育委員会などからの協力で事業化したタバコフリーキャラバンが母胎になっている。

 京都タバコフリー授業は、京都府の約90校、約1万人の小中高校生に対して行われ、医療関係者以外にも学生ボランティアや地域の保健師などが参加し、多種多様な講師による喫煙防止教育になっているようだ。同NPO法人にメールで質問し、喫煙防止教育について聞いた(※4)。

──京都府における子どもの喫煙状況、この十数年ほどの推移、問題点について教えてください。

同NPO法人「子どもの喫煙は減っています(※5)。減ってきたために、学校が『今、生徒が喫煙しないので、教育の必要がない』と思い、禁煙(無煙)教育がおろそかにされている、と私は感じています。また、せっかく、生徒さんたちに、知識を伝えて、それを家庭で伝えてもらうようにしても、『がんになるし止めなあかんで』みたいな伝え方になることで、『大人のことに口出しするな』と怒られるケースもあり、吸っている人への伝え方(例えば、注意するのではなく応援しよう)も一緒に伝える必要があります」

──喫煙防止教育に対する学校側や保護者の態度・反応などについてはどうでしょうか。

同NPO法人「無煙教育がおろそかになってきている、防煙授業申込みがやや低下してきている一方、継続して参観日に実施している二つの小学校では親同士の情報が伝わり、どんな授業なのかと参観者が増え、喫煙中の親が参観に来るという状況もあります。禁煙を考える機会になったり、『この授業のために昨日から吸ってない、CO測定してみたい』など体験コーナーに一緒に参加し、子どもは喫煙する親が参加してくれたことに笑顔になったり。これらの学校では防煙授業の家庭への案内にも工夫をされています(喫煙者を責めない。タバコは怖いなどと表現しない)。授業後、家庭に戻り、子どもの応援や情報伝達で禁煙外来を受診した親もいます」

──子どもを対象にした喫煙防止教育は、ともすればタバコへの興味をいたずらに刺激し、喫煙へのゲートウエイにもなりかねない、といった指摘もありますが、そうならないためにはどうすればいいとお考えでしょうか。

同NPO法人「一つは、生徒自身に考えてもらうことです。こちらが『○○だからタバコを吸わないようにしよう』と答えを提示することで、一部の生徒にとっては、呼び水になり、却って、喫煙にチャレンジする気持ちを持たせてしまうからです。ですから、タバコを断る一言をコンテスト形式にして生徒に考えてもらうと、思いつかなかった生徒にも、同じ仲間から出された言葉は響く可能性があります。自分のことは自分で決めることを意識してもらいます。また、後戻りできないこと(タバコの場合は依存症になること)に挑戦する意味を考えてもらいます。総じて、こちらが行動を指示するのではなく、タバコのことを知って、皆さんはどういう行動を取ろうと思いますか、という問いかけに留めることで、専門家という大人からのウエから目線だったり、やらされ感だったり、自由のなさを体現するのではなく、自分で決めるように促すことが大切だと思います」

記憶に残る喫煙防止教育

──喫煙防止教育をした後、アンケートなど子どもからの反応はどのようなものがありましたか。

同NPO法人「受動喫煙を人権問題と捉え、人に迷惑を掛けたくないから吸わない、というのは日本人的ですが、性格としてのsupporter(※6)が強い人には響く伝え方です。また、経済的側面からのタバコについても伝えていますが、経済的損失(税収より医療費が掛かっている)を説くのではなく、タバコで生活をしている人がいて、それは明治時代に国が売る仕組みを作ったことによるもので、吸っている人も、売っている人も、作っている人も(個人的にはタバコ産業は許せませんが)悪くないと伝えることで、未来志向で、自分たちがそういったものをなくしていくんだ、ということを感想に書いてくれることもあり、そういう文言はとても嬉しいです」

──反応として特徴的で印象に残っている言葉などあれば教えてください。

同NPO法人「具体的な言葉としては『僕は20歳になっても吸わない! そしてみんなに伝える事が大切だと思う』『優しく応援したい』『今まで学校で身体への影響を習っていたが、世界との違いや、タバコの止め方などの話はあまり聞いた事がない』などの声が多くあります。大きな事はできなくても、個々に吸い始めないことで社会は変わるという事に気付くことが大切だと思っています」

──喫煙防止教育を受けた生徒は、成人してからも授業のことを覚えているのでしょうか。

同NPO法人「この授業を受けて5~10年以上経過した若者に数人出会ったことがあります。『この授業受けたこと覚えている。大きなタバコやタール瓶見た』『断る言葉や応援の言葉書いたよ、優秀作品に選ばれた! あの時のこと覚えてる』『もちろん、彼氏はタバコ吸わない人です』という感想を聞くことができました。模型を見たり触ったり、実際に言葉を考えたりする事は子どもたちの記憶に残っているようです」

──家族の喫煙状況、経済環境、家庭環境など、子どもと喫煙の関係は複雑だと想像しますが、タバコ問題の根深さとどうつながり、社会問題として子どもに対してどう臨めばいいとお考えですか。

同NPO法人「子どもとして、一番、身近な家族の喫煙が大きな影響を与えていると思いますが、どこの地区でも40%以上の喫煙率はあるように思います。大人、社会のタバコに対する認識、特に『嗜好品である』とか『ストレスを解消する』という誤解により、タバコの社会的認知が歪んでいることが、社会的には一番の問題かもしれません」

──そうした問題をどう伝えたらいいのでしょう。

同NPO法人「それには、好きで吸っているのではなく薬物依存になってしまっているということや、タバコが解消するストレスは、ニコチン切れだけであり、もとを正せば、タバコを吸うから余計なストレスを背負い込んでいる、ということを理解してもらうことが大切だと思います。タバコを吸う人の喫煙開始年齢は、古い日本のデータでは、18歳以下が50%、20歳以下が90%で、25歳以上で吸い始めた人は2%といわれていますから(※7)、如何にその年齢までに、興味本位で試し吸いをさせないかが大切だと思います。また、小中での教育も大切ですが、高校から大学にかけて、タバコ産業のマーケティング戦略や、受動喫煙の人権問題などを、自分事として、考える機会を作ることが大切だと思っています」

──加熱式タバコや電子タバコなど、新型タバコが子どもへ与える影響はどうでしょうか。

同NPO法人「デバイスさえ手に入れば、恐らく、紙巻きタバコより、刺激性が少ないため、喫煙習慣が早期に根付くことが危惧されます。アメリカでの電子タバコ『JUUL(ジュール)』の未成年者への拡がりがその証明になっていると思います。タバコ会社による『有害物質がほとんど出ないから安全』とか『煙が出ないから受動喫煙の危険性はない』というプロパガンダが浸透していることで、子供の前で加熱式タバコを吸う喫煙者も少なくないので、子どもが受動喫煙の被害に遭うリスクが高まる可能性があります」

 タバコに対する正しい知識は、自分や身近な人の健康について正しく知ることにもつながる。未成年者に対し、タバコを吸わない態度やタバコについての知識、将来にわたって役立つヘルス・リテラシーを一緒に考えつつ、正確な健康情報を正しく判断できるスキルを身につけてもらうことも喫煙防止教育の目的の一つだ。

 次回は、神奈川県で長く喫煙防止の講話を続けている医師の活動を紹介したい。

※1:Sherry A. Everett, et al., "Initiation of Cigarette Smoking and Subsequent Smoking Behavior among U.S. High School Students." Preventive Medicine, Vol.29, 327-333, 1999

※2:Rene A. Arrazola, et al., "Current Tobacco Smoking and Desire to Quit Smoking Among Students Aged 13-15 Years ─ Global Youth Tobacco Survey, 61 Countries, 2012-2015." Morbidity and Mortality Weekly Report, Vol.66(20), 533-537, 2017

※3:U.S. Department of Health and Human Services, "Preventing Tobacco Use Among Youth and Young Adults." A Report of the Surgeon General, 2012

※4:NPO法人京都禁煙推進研究会:理事長 土井たかし、同理事 青木篤子、同理事 栗岡成人

※5:全国的には2000年前後に高校生では男子で約半数、女子では約3分の1に喫煙経験があったが、2014年には喫煙経験は高校生の男子で12%弱、女子で6%弱に減っている。京都府南部の高校の調査では、2000年と2010年で、男子の非喫煙者は、43.3%から77.5%に、女子の非喫煙者は、72.7%から88.0%に増加した。一方、常習喫煙者は、22.3%から4.0%に減少している

※6:コーチングのタイプ分け:supporter(サポーター)は「人を援助することを好み、協力関係を大事にする」。他のタイプにプロモーター(promoter)、アナライザー(analyzer)、コントローラー(controller)がある

※7:日本赤十字社和歌山医療センターの池上達義先生の調査

|

 加熱式たばこは有効か

 加熱式たばこは有効か

https://www.topics.or.jp/articles/-/199913

 【質問】長年、たばこを吸っています。何度かやめようとしたのですが、やめられませんでした。今度、孫が生まれるのをきっかけにたばこを本気でやめたいと思っています。加熱式たばこはあまり害がないように聞いたのですが、本当ですか。加熱式たばこに変えて徐々にやめていこうと考えています。加熱式たばこにもいろんな種類があるようなので教えてください。

中瀬医院(徳島市富田橋1)中瀬勝則院長

 有害物質紙巻きと同程度 

【答え】家族のために禁煙するのはいいことです。

 日本の喫煙率は年々低下し、2017年の国民健康・栄養調査によると平均17・7%。たばこ離れは加速しています。

 また、加熱式たばこが急速に広がっています。加熱式たばこは、たばこの葉に直接火を付けるのではなく、たばこの葉を加熱してニコチンなどを含んだ蒸気を発生させる方式のたばこです。

 加熱式たばこの影響について、科学的に解明が進んでいます。国立保健医療科学院は含まれる有害物質を分析しています。

 確かに、ベンゼンや一酸化炭素は減少するものの、依存性物質であるニコチンや発がん性のあるホルムアルデヒドなどは紙巻きたばこと同程度検出されています。また、紙巻きたばこに含まれるその他の発がん性物質や、呼吸器・心血管系の障害、胎児の発育・脳の発達への障害を引き起こす有害物質が、加熱式たばこで一律に減少しないことが明らかになっています。

 最近の海外での研究で、加熱式たばこの蒸気に含まれる未知の有害物質により、慢性閉塞性肺疾患(COPD)が早期に起きる可能性も指摘されています。この病気は徳島県の死亡率が全国1位。対策が急務となっている肺のたばこ病の一つです。

 つまり加熱式たばこによる健康障害は紙巻きたばこよりも小さいとは言えません。発がん性物質には許容範囲がありません。少量でも使用しないことが大切です。

 5月31日は世界保健機関(WHO)が制定した世界禁煙デー。自分ひとりの意志で禁煙に挑戦するのはつらいです。あなたの意志が弱いのではありません。ニコチン依存症という脳の病気です。病気なのでもちろん治療薬があります。禁煙外来を受診し禁煙補助薬を用いると、吸いたい気持ちの8割は消えます。失敗を恐れず何度でも禁煙に挑戦しましょう。いつか必ず生涯禁煙者になれます。

 質問募集

 読者の健康に関する悩みに、県内の専門医がお答えします。病気、体調不良などの症状を詳しく書き、住所、氏名、年齢、性別、職業、電話番号を明記し、〒770-8572 徳島新聞社生活文化部「健康相談」係へ。Eメールはkurasi@topics.or.jpへ。紙上に住所、氏名、電話番号は掲載しません。

|

禁煙外来に通えば「いったんは」禁煙できる!!

禁煙外来に通えば「いったんは」禁煙できる!!
https://medley.life/news/5cdb5e505f510f39ea1f650f/

 

2019.05.15

タバコをやめたいと考えている人は多いと思います。「令和こそは禁煙を!」と決心している人もいるかもしれません。しかし、一度禁煙しようと決心してそのままずっと禁煙を続けられるのは10人に1人ほどと言われています。そこで、助けとなってくれるのが禁煙外来です。このコラムでは禁煙外来の効果はどのくらいか、どんなことをするのか、費用はどれくらいかかるのか、などを紹介します。

1. 禁煙外来に行けば確実にタバコをやめられる?

禁煙外来では原則として3ヵ月間で合計5回の通院を行い、禁煙補助薬を使うなどして禁煙を目指します。しかし、あくまで薬は「補助」であり、禁煙の意思が最も大事です。

さまざまなデータがありますが、禁煙外来を受診した人のうち禁煙に成功する人の割合は、3ヵ月間で65-90%前後です。ただし、1年後にも禁煙を維持できているのは20-35%前後と言われています。多くの人がいったんは禁煙に成功するものの、外来通院が終わったらまた吸い始めてしまうのです。

せっかく禁煙外来に通っても、長期的には禁煙できないことが多いから意味がないかというと、そうではありません。薬の補助なしで1年後も禁煙を続けられる人は10-15%ほどしかいないというデータがあり、禁煙外来でキッチリと治療をすれば1年後の禁煙成功率は高くなり、さらには年単位の長期的な禁煙成功率も高まると考えられています。

 

2. 禁煙外来ではどんなことをしている?

禁煙外来では3ヵ月間(12週間)で5回の通院をし、お医者さんや看護師さんからアドバイスをもらいつつ、禁煙補助薬を受け取ります。外来で処方される禁煙補助薬には飲み薬または貼り薬があります。(使う薬の詳細に関してはこちらのコラムを参照してください。)飲み薬と貼り薬それぞれに長所短所がありますが、近年は飲み薬が主流となっています。また、禁煙外来では吐く息の中の一酸化炭素(タバコの煙の成分)濃度を測定して、ちゃんと禁煙の成果が現れているか確認する検査もあります。

通院は次のようなスケジュールとなります。

 

【禁煙外来のスケジュール】

  • 初回:通院開始日
  • 2回目:2週後
  • 3回目:4週後
  • 4回目:8週後
  • 5回目:12週後

 

基本的には12週で禁煙外来は卒業になりますが、希望する場合には自費診療(健康保険が効かない)で24週まで延長も可能です。5回目までしっかり通院できた場合は、半分近くの人が1年後も禁煙を維持できているというデータがあるので、通院が大変でも、禁煙がうまくいっているのでもう大丈夫と思っても、5回目までちゃんと通いきることをお勧めします。

 

3. 禁煙外来の費用はどれくらい?

使用する薬が飲み薬か貼り薬かによって異なりますが、近年の主流である飲み薬では5回の通院と薬の費用で総額6万円強になります。高額だと思う人が多いでしょうが、健康保険が適用になれば、3割負担では2万円ほどの自己負担で済みます。外来通院期間の3ヵ月間で2万円の負担ならば、日々のタバコ代のほうが高くつくという人も多いのではないでしょうか。毎日10本の紙巻きたばこを吸う人で、タバコ代と3ヶ月間の医療費が同じくらいになる計算です。

 

健康保険で禁煙外来を受診できる人とは?

下記の条件を全て満たしていれば、健康保険を使って禁煙外来での治療を受けることができます。

 

  • すぐに禁煙しようと考えている
  • 禁煙治療を受けることに文書で同意している
  • 35歳以上の人は、1日の喫煙本数×年数が200以上である(34歳以下では制限なし)
  • ニコチン依存症と診断される(質問票で5/10点以上)

ニコチン依存症の有無は簡単な問診票で判断されます。詳細はこちらをご覧ください。
*過去1年以内に保険適用で禁煙外来をスタートして禁煙に失敗し、再チャレンジする場合には保険適用となりません。1年以上空いていれば問題ありません。

 

タバコを毎日吸う人であれば、多くはニコチン依存症と診断されるので、禁煙する意思さえあれば保険適用で受診できるハードルはあまり高くありません。

 

ここまで簡単に禁煙外来の紹介をしてきました。禁煙外来はどこの医療機関でも設置しているというわけではないので、実際の受診にあたってはホームページを参照したり、電話で確認するようにしてください。(こちらから近くの禁煙外来を探すこともできます。)自分や家族の健康のため、経済的な問題で、など理由は人それぞれでしょうが、令和元年を禁煙元年にしてみませんか?

|

世界禁煙デー前に松山でパレード

世界禁煙デー前に松山でパレード

https://www.ehime-np.co.jp/article/news201905130058

 31日の「世界禁煙デー」を前に、NPO法人禁煙推進の会えひめ(松岡宏会長)は12日、松山市の大街道、銀天街の両商店街でパレードし、会員や市民ら約100人が禁煙の重要性や受動喫煙防止などを呼び掛けた。

 会によると、世界保健機関(WHO)が掲げる今年の禁煙デーのテーマは「たばこからあなたの肺を守ろう」。参加者は松山三越前を出発し、啓発用のティッシュペーパーや風船を配りながら「喫煙は肺も心も駄目にする」「煙から子どもたちを守ろう」などと声を上げた。今治市の薬剤師の女性(47)は「若い人や子どもにも健康被害や受動喫煙といった問題を知ってほしい」と話していた。

 会は受動喫煙の規制を強化する改正健康増進法の順守などを求める要望書を県や松山市などに提出予定。松岡会長は「望まない受動喫煙を防ぐのが法改正の趣旨。行政は市民が被害を受けた際の相談窓口を設けてほしい」と訴えている。2019年5月13日(月)(愛媛新聞)

|

首都圏の自治体、広がる禁煙外来支援

首都圏の自治体、広がる禁煙外来支援

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO44640700Q9A510C1L72000/

2019/5/11付日本経済新聞 地域経済

首都圏の自治体では禁煙外来の支援が広がる。

千葉市は2018年6月から禁煙外来の治療費への助成制度を始めた。対象は妊婦や15歳以下の子どもと同居する市民で、ニコチン依存症と診断された場合に計5回分の治療費の自己負担合計額の半分(上限1万円)を補助する。「妊婦や子どもは受動喫煙の影響を受けやすい」(市健康支援課)。受動喫煙防止条…

|

認知症予防は「運動が重要」 世界保健機関が指針

認知症予防は「運動が重要」 世界保健機関が指針

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44863090W9A510C1CR0000/

2019/5/16 9:35

【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)は、世界的に増加している認知症の予防のための新たな指針を公表した。運動の習慣や健康的な食事、禁煙が重要だとしている。各国が適切な対策を取らない場合、世界の認知症患者が2050年には1億5200万人に達する恐れがあるとしている。

WHOによると認知症患者は世界に推計5千万人おり、毎年約1千万人が新たに発症している。

指針は12項目から成り、特に効果的な予防策として定期的な運動、禁煙を挙げた。65歳以上の高齢者では1週間に少なくとも150分の中程度の有酸素運動が望ましいとしている。またバランスの取れた食事や、飲酒制限、社会活動もリスク軽減に有効だとした。食事では、芋類を除く野菜や果物を1日に少なくとも400グラム摂取するよう勧めている。

高血圧と糖尿病も認知症のリスクを高めるとしている。

認知症は脳の神経細胞が死んだり働きが悪くなったりすることで、物忘れや妄想などの症状が出て日常生活に支障がある状態。厚生労働省は、日本の認知症患者は12年に462万人で、25年には約700万人まで増えると推計している。

|

認知症、運動と禁煙で予防を 50年、世界で患者1億5200万人の恐れ

認知症、運動と禁煙で予防を 50年、世界で患者1億5200万人の恐れ

https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019051502000286.html

2019年5月15日

 【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)は十四日、世界的に増加している認知症の予防のための新たな指針を公表した。運動の習慣や健康的な食事、禁煙が重要だとしている。各国が適切な対策を取らない場合、世界の認知症患者が二〇五〇年には一億五千二百万人に達する恐れがあるとしている。

 WHOによると、認知症患者は世界に推計五千万人おり、毎年約一千万人が新たに発症している。

 指針は十二項目から成り、特に効果的な予防策として定期的な運動、禁煙を挙げた。六十五歳以上の高齢者では一週間に少なくとも百五十分の中程度の有酸素運動が望ましいとしている。またバランスの取れた食事や、飲酒制限、社会活動もリスク軽減に有効だとした。食事では、芋類を除く野菜や果物を一日に少なくとも四百グラム摂取するよう勧めている。

 高血圧と糖尿病も認知症のリスクを高めるとしている。

|

認知症予防は運動と食生活改善で、サプリは推奨せず WHO

認知症予防は運動と食生活改善で、サプリは推奨せず WHO

https://www.cnn.co.jp/fringe/35136973.html

2019.05.15 Wed posted at 11:31 JST

(CNN) 世界保健機関(WHO)は14日、認知症のリスクを減らすための勧告についてまとめた初のガイドラインを発表した。予防策として、適度な運動や健康的な食生活を提言している。

一方で、認知力の低下や認知症予防を目的としたビタミンBやEなどのサプリメント服用は勧めないとした。

認知症に詳しい英エディンバラ大学のタラ・スパイアーズジョーンズ教授は「認知症状が表れる前にライフスタイルを変えること、特に運動量を増やすことによって、認知症のリスクは低減できる」と指摘する。

WHOによると、認知症は毎年新たに1000万人の症例が報告され、この数字は2050年までに3倍に増える見通し。認知症患者の介護にかかる費用は、2030年までに年間で推計2兆ドルに膨らむと予想される。

ガイドラインでは、認知症のリスク低減のため、運動の習慣をつけ、たばこはやめ、飲酒量を減らし、バランスの取れた食生活を心がけるよう提言。特に、野菜が豊富で肉の量は少なく、主にオリーブオイルを使う地中海料理を推奨している。

さらに、認知症や認知力低下のリスクを減らせる可能性がある対策として、体重や高血圧、糖尿病、コレステロール値のバランスが悪い脂質異常症の適切な管理を挙げた。

一方で、ビタミンBや抗酸化物質、オメガ3、イチョウといったサプリメントの使用については推奨しないとした。英ノッティンガム大学のトム・デニング教授は「ビタミンや栄養補助食品は、(臨床問題のために必要とされる場合を除いて)使用しないことが望ましい。それによって大勢の人が浪費から救われることを望む」としている。

|

交通事故死リスクが上昇 自動車運転中の喫煙に注意すべし

交通事故死リスクが上昇 自動車運転中の喫煙に注意すべし

https://hc.nikkan-gendai.com/articles/254007

2019年05月20日

 自動車運転中の喫煙は交通事故のリスクであると考えられています。その理由として、たばこを取り出す、火をつける、灰皿に灰を落とす、火を消す――といった一連の喫煙関連行動が、運転に対する集中力を散漫にさせるからです。

 喫煙習慣と交通事故死の関連性を検討した研究論文が日本疫学会誌2019年5月号に掲載されました。

 この研究では、茨城県に在住する男性3万3138人、及び女性6万3940人が対象となっています。被験者は、全く喫煙したことのない非喫煙者、かつて喫煙をしていた元喫煙者、喫煙本数が1日20本未満の喫煙者、喫煙本数が1日20本以上の喫煙者の4つのグループに分けられ、交通事故死のリスクが比較されました。なお、結果に影響を与えうる年齢や飲酒状況について、統計的に補正を行い解析をしています。

 20年にわたる追跡調査の結果、男性の交通事故死のリスクは、非喫煙者と比較して、1日20本未満の喫煙者で32%、1日20本以上の喫煙者で54%、高い傾向にありました。統計学的に有意な差を認めていませんが、喫煙本数が多いとリスクの大きさも増加することが示されています。他方、女性では喫煙者の数が少ないために関連性を見いだせなかったと報告されています。

 本研究は喫煙習慣と交通事故死リスクの関連を検討したもので、自動車運転中の喫煙行動と交通事故死のリスクを評価したものではありません。運転中の喫煙行動に限定すれば、さらに事故死のリスクは高まる可能性があります。自動車運転中の携帯電話の使用で死亡事故発生率が約2倍増加することを踏まえると、本研究で示されたリスク増加は軽視できないように思います。

|

レンジャーズ救援ケリー、手術で喉のしこりを切除

レンジャーズ救援ケリー、手術で喉のしこりを切除

https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201905190000187.html

[2019年5月19日8時46分]

レンジャーズの救援右腕ショーン・ケリー投手(35)が16日に喉のしこりを切除する手術を受けたことが分かった。最新の組織検査の結果を待って復帰すると本人が18日に明らかにした。

たばこを一切たしなまないというケリーだが、今季序盤に喉に違和感を覚え、しこりが大きくなって睡眠に支障が出るようになったために診察を受けた。9日に感染症という理由で負傷者リスト(IL)入りし、戦列を離れた。

検査結果は来週早々にも出る予定で、ケリーは「とにかく早く野球に戻りたい。肩も体も問題ない」と、体力の不安を打ち消した。

クリス・ウッドワード監督は、体力的、精神的に同投手の準備が整うまで待つとし、早ければ20日か21日にも復帰できる可能性を示した。

|

長崎大 禁煙の取り組み <喫煙者不採用>個人の権利 侵害懸念 <大学病院>敷地外も禁止 申請へ

長崎大 禁煙の取り組み <喫煙者不採用>個人の権利 侵害懸念 <大学病院>敷地外も禁止 申請へ

https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=502646272029770849

2019/5/19 09:54 (JST)

 長崎大が禁煙に積極的に取り組んでいる。2019年度の教職員募集から喫煙者は採用しないことを決め、大学病院は2008年から敷地内を全面禁煙にしている。ただ「喫煙者不採用」は、たばこを吸う「個人の権利」を侵さないかと懸念の声が聞かれ、「敷地内禁煙」も敷地外での喫煙につながっているとして近隣住民から苦情が寄せられている。喫煙対策の難しさが浮き彫りになった二つの問題を考えたい。

 ■喫煙者不採用 個人の権利 侵害懸念

 5月上旬、長崎大の文教キャンパス。バイク置き場の片隅に置かれた喫煙所で、数人の教職員や学生がたばこを手に談笑していた。喫煙者の不採用について尋ねると「時代の流れだから仕方がない」と男性職員。ただ「朝に吸うのがくせになっていてね」と禁煙には自信がなさそうだった。

 同大は受動喫煙防止などを理由に喫煙者の不採用に踏み切り、現職の教職員にも禁煙を促す。調漸(しらべすすむ)保健・医療推進センター長は「学生の規範となるべき教員が喫煙するのはふさわしくない」と説明する。

 労働問題に詳しい星野宏明弁護士(東京)は過去の判例を基に「喫煙の自由はあらゆる時、場所で保障されなければならないものではない」と指摘。「たばこには受動喫煙の危険性があり、学生の健康増進が目的なら一定の合理性があると思う」と述べる。

 一方、長崎総合科学大の柴田守准教授=法学=は、個人が幸福を追求する権利を尊重するよう求めた憲法13条を「侵害する恐れがある」と懸念する。「たばこは合法。自宅などプライベートな空間での喫煙まで制限していいのか。例えば、航空会社がパイロットに搭乗前日の飲酒を禁じるのは業務に直接影響があるからだ」と説明する。

 憲法に詳しい山下肇弁護士(長崎市)は「長崎大は国立大学法人が運営し、公的機関の側面が強い。教職員のプライベートな行動の制限には、もっと抑制的であるべきではないか」としている。

 ■大学病院 敷地外も禁止 申請へ

 「病院敷地外の通路で多数の出入り業者が喫煙している。敷地内禁煙の影響で地域住民が困っている」「保育園近くの(民間の)喫煙所で病院職員や患者らが喫煙しており、子どもの受動喫煙防止に問題がある」

 今年3月、同病院のホームページの意見投稿サイトに2件の苦情が寄せられた。同病院は2008年に敷地内を全面禁煙にしたが、職員、入院患者、出入り業者らが敷地外で喫煙するようになり、毎年のように苦情が寄せられているという。

 近隣の保育園園長は「結局、敷地内で吸っていた人が外に流れてきただけ。園児らの健康被害も心配」と話す。70代女性は「たばこの吸い殻のポイ捨てが多い」と眉をひそめる。

 病院側は貼り紙などで敷地外喫煙を控えるよう呼び掛けているが、「入院患者や業者に徹底させるのは難しい」という。

 一方、職員の喫煙率は毎年減少傾向にあり、昨年末時点で6%。今後は職員に対して、たばこやライターなど喫煙関連具の持ち込みと就業時間中の喫煙を禁止し、20年をめどに「タバコフリーホスピタル」を目指すという。さらに近隣の自治会と協議し、長崎市の「ポイ捨て・喫煙禁止条例」の罰則対象区域に病院周辺一帯を加えるよう申請する意向だ。

 中尾一彦病院長は「敷地内禁煙を推進すればするほど、敷地外の喫煙につながる可能性は否めない。自治体などと連携して、問題解決に取り組みたい」としている。

|

上越市役所が6月1日から敷地内全面禁煙 改正健康増進法7月施行で

上越市役所が6月1日から敷地内全面禁煙 改正健康増進法7月施行で

https://www.joetsutj.com/articles/06932086

2019年5月19日 (日)

新潟県上越市は2019年6月1日から、市役所木田庁舎や13区の総合事務所などを敷地内全面禁煙にする。行政機関や学校、病院、児童福祉施設を原則、敷地内禁煙とする改正健康増進法が7月1日から一部施行されるため。

施行される改正健康増進法は、地方公共団体などは他人の喫煙でたばこから発生した煙にさらされる望まない受動喫煙が生じないよう、受動喫煙防止に努めなければならないとしている。具体的には、行政機関や学校、病院、児童福祉施設の敷地内を原則として喫煙禁止とし、喫煙所を残す場合は受動喫煙を防ぐために屋外での設置を義務付けている。

同市が6月1日から敷地内全面禁煙とするのは、木田庁舎、13区の各総合事務所及びコミュニティプラザ、教育プラザ、クリーンセンター、汚泥リサイクルパーク、ガス水道局庁舎。建物内の喫煙所は撤去してミーティングスペースや倉庫などに使用し、屋外にも喫煙所は設けない。

市職員のほか市民や来庁者が利用する木田庁舎2階の喫煙所は、2015年に庁舎内5か所にあった喫煙所を1か所に集約したもので、約350万円かけて入り口を改修し強力な換気扇を設置していた。撤去後はミーティングスペースとして使用するため、約67万円をかけて室内にしみついたたばこの臭いを取り除くなどの改修工事を行う。

なお、隣接する妙高市では2008年に庁舎内全面禁煙を実施し、2013年10月からは敷地内禁煙を実施している。

|

松山千春がツアー中に心臓トラブル 「そんな中でもたばこを吸った」と笑わせる

松山千春がツアー中に心臓トラブル 「そんな中でもたばこを吸った」と笑わせる

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12275-276950/

2019年05月17日 11時25分

松山千春 ツアー中の心臓トラブル告白「マネジャーには病院には行くなと指示した」

 歌手の松山千春(63)が16日、東京国際フォーラムで「松山千春コンサート・ツアー2019」東京公演を行った。

 今回のツアーは4月18日に神奈川・厚木市文化会館でスタートし、6月27日の札幌市民ホールまで全国19会場、23公演を行う。

 今月8日には旭川、10日は帯広と、地元である北海道をツアーで回ったが、その時に心臓に痛みを感じるトラブルがあったという。

「北海道内のコンサート、その途中に心臓発作。多くの方に心配をおかけしました。いま、こうやって東京国際フォーラム。“千春~”という声とともに拍手していただいた。精一杯、歌わさせていただきます!」。その言葉通り、この日は全部で17曲を熱唱。ラストの「大空と大地の中で」では、観客席を歩きながら歌い、集まった5000人の観客を大満足させた。

 北海道で心臓に痛みを感じた時、マネジャーの運転する車に乗っていたが、その時に「間違っても病院に行くな。行ったらコンサートができなくなる」と指示したとか。さらに千春は「自分で自分を褒めてあげたいのは、そんな中でもたばこを吸ったんだ」と笑わせた。

 

|

松山千春「そんな中でもたばこ吸った」心臓発作語る

松山千春「そんな中でもたばこ吸った」心臓発作語る

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201905160001091.html

[2019年5月16日22時0分]

歌手松山千春(63)が16日、東京国際フォーラムで、「松山千春コンサートツアー2019 東京公演」を行った。

8日の北海道・旭川公演で、移動中に心臓発作を起こしたことをMCで話した。08年には不安定狭心症でツアーを中止した過去がある。同公演を見たファンがSNSに書いたことから心配する声が上がっていた。 同件について最初のMCでふれた。「旭川、帯広の北海道コンサートの途中に心臓発作で心配をかけたけど、こうしてステージに立って拍手をしていただき」と話すと突然黙った。ファンからの「千春コール」に答えるように、「今夜も精いっぱい歌わせていただきます」と続けた。

異変はマネジャーの運転する車で移動中、岩見沢辺りで起きた。「心臓が痛くなって、俺の心臓どうした、頑張れ俺の心臓って。そのうち過呼吸になった」と説明した。「自分で自分を褒めてあげたいんだけど、そんな中でもたばこを吸ったんだよ(笑い)。吸えるじゃん。しかもうまいじゃん」と冗談まじりで話した。異変は1時間ほどで収まり、旭川公演を行った。

病状が心配されるが、関係者は「病院に行ったわけでも、公演が中止されたわけでもありませんので大丈夫です」と話した。

17年には飛行機の離陸が遅れた際、自ら客室乗務員に掛け合い、マイクを借りると「大空と大地の中で」を歌う神対応ぶりをみせた。その時を「機長が運良く俺を知っていてくれたからできた話」と振り返り、「もし機長がさだまさしファンだったら許されなかった」と話し会場を盛り上げた。

この日、1部では「恋」などの恋愛ソング、2部は「足寄より」などメッセージ性の強いフォークソング主体でステージを構成した。アンコールでは「長い夜」など、ダブルアンコールでは「大空と大地の中で」を「あり得ないんだけど」と言いながら客席に降り、ファンと大合唱した。約2時間半で全17曲を力強く歌った。また、時事ネタから政治ネタまでカバーするトークも披露し、約5000人のファンに健在ぶりをアピールした。

同ツアーは4月18日、神奈川・厚木市文化会館からスタートし、全国19都市で全23公演を行う。6月26、27日、札幌市民ホールがツアーファイナルとなる。

|

「平成の〇〇離れ」トップ3は「たばこ・新聞・ギャンブル」

「平成の〇〇離れ」トップ3は「たばこ・新聞・ギャンブル」

https://blogos.com/article/377967/

MONEYzine2019年05月18日 15:00

 平成から令和へ移り変わるなかで、人々の嗜好や興味関心にも変化があった。人々が平成に置いてきたものとは何だろうか。

 株式会社エアトリは10代から70代の男女700名を対象に「平成の〇〇離れ」に関する調査を実施し、その結果を2月13日に発表した。調査時期は1月8日から14日。



 自分にとっての「平成の〇〇離れ」について該当するものを複数選択で聞くと、最も多かったのが「たばこ」の33.8%で、2位の「新聞」(20.5%)に10ポイント以上の差をつけてトップになった。以下、「ギャンブル」(19.0%)、「ゴルフ」(17.2%)、「恋愛」(17.0%)、「車」(14.6%)が続いた。「たばこ」離れについては男性の39.5%、女性の25.3%が該当すると回答しており、男女を問わずトップにランクインした。

 反対に、本当は「平成で〇〇離れしたくなかったもの」について聞くと、最も多かったのは「車」の9.3%で、以下「恋愛」(7.9%)、「ゴルフ」(5.7%)、「新聞」(4.9%)、「結婚」(3.8%)の順で続いた。また、前問でトップだった「たばこ」は全体の6位にランクインしたものの、「たばこ離れをしたくなかった」と回答した人は2.9%(男性3.7% 女性1.6%)にとどまっている。

 一般社団法人日本たばこ協会が4月に発表した「2019年度3月分の紙巻たばこ販売実績」によると、3月の紙巻たばこの販売数量は前年同月比12.7%減の102億本。2016年3月の販売数量は165億本だったものの、2017年3月に137億本、2018年3月に117億本と減少が続いている。

 前年同月比で見た紙巻たばこの販売数量は、2016年3月に同10.3%増で前年を上回ったものの、その後は連続して前年同月を下回って推移している。その間、唯一前年を上回ったのは2018年9月の同19.9%増だが、翌10月にたばこの値上げが行われており、販売数量の増加は駆け込み需要による一時的なものと予想される。また、2016年4月にも一部たばこの値上げが行われており、同年3月の販売数量の増加も、たばこの値上げが影響している可能性がありそうだ。

 3月の紙巻たばこの販売代金は、前年同月比5.5%減の2,393億円だった。過去の推移は2016年3月が3,509億円、2017年3月が2,956億円、2018年3月が2,533億円で、販売数量の減少にあわせて販売代金も減少傾向が続いている。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]

|

タバコ規制で取り残される「ハードコア喫煙者」とは

タバコ規制で取り残される「ハードコア喫煙者」とは

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190503-00124646/

石田雅彦 | ライター、編集者

5/3(金) 15:54

 受動喫煙防止対策が進み、タバコを吸える場所はどんどん狭められている。すでに喫煙者はタバコを止めざるを得ない状況にあるが、タバコ規制が進めば、どうしてもタバコを止められない喫煙者がさらに重篤なニコチン依存症に陥るという研究もある。タバコを止めたがっている喫煙者に対して早急な手当が必要だ。

ハードコアな喫煙者とは

 喫煙は、一部の医療機関で禁煙治療が行われ、保険診療が可能になっているように、ニコチン依存症という積極的な治療が必要な疾患だ。加熱式を含むタバコに含まれるニコチンは依存性の強い薬物とされ、喫煙はタバコ関連疾患を発症する全身疾患の原因にもなる。

 一方、喫煙は生活習慣病でもある。ニコチン依存には社会的な要素も含まれ、喫煙者は心理的にタバコを嗜好品と美化したり喫煙を文化として正当化したりする状態になっているからだ。

 ただ、喫煙者の全てがニコチン依存症の患者ではない。禁煙治療の際に依存症かどうかを診断する検査が行われて初めて保険適用の治療が受けられるように、タバコを止めようと思っても止められないニコチン依存症の喫煙者は6~7割と考えられている。

 ニコチン依存症ではない軽度の喫煙者は、タバコ規制が厳しくなってタバコを吸える場所や環境が少なくなれば、禁煙治療を受けたり自身で止める努力をするなりするだろう。だが、どうしてもタバコを止められないニコチン依存症が重症の喫煙者も半分以上いるというわけだ。

 喫煙自体が規制されるわけではないから、身の回りにタバコへの誘惑は数限りなく存在する。身体的なニコチン依存症ではなく、社会的なニコチン依存症である場合でも、周囲に喫煙者がいたり、コンビニエンスストアで日常的にタバコ・パッケージを目にしたり、喫煙を想起するイメージに囲まれるなどすると禁煙は難しいだろう(※1)。

 つまり、タバコ規制がいくら厳しくなろうともタバコを止めない喫煙者は少なからず残ってしまうことになる。研究者は彼らを「ハードコア(Hard-Core)」な喫煙者と呼ぶが、ある研究によれば喫煙者の約5%、人口の1%程度と推定する(※2)。

 受動喫煙防止対策を強化することにより、受動喫煙の被害者は減るはずだ。だが、こうしたハードコア喫煙者にとって、タバコ規制はあまり効果がないようにみえる。

取り残される100万人

 タバコ規制がタバコを止めやすい喫煙者にのみ効果を発揮し、ハードコア喫煙者のニコチン依存症がむしろ悪化することを喫煙の「強化仮説(Hardening Hypothesis)」という(※3)。この仮説については研究者の間で議論があるが(※4)、喫煙の自己責任論、経済や教育の格差などと相まって複雑な問題になりつつあるのは確かだ。

 例えば、タバコの健康への害はすでに周知のことであり、喫煙者はそれを承知で吸っているのだから仮にタバコ関連疾患になってもそれは自己責任という意見も根強い。ネット上には喫煙者に対する罵声も飛び交い、喫煙者への偏見があらわにされるような状況で隔世の感があるが、前述したようにタバコに含まれるニコチンは強い依存性薬物で、タバコを止めたくても止められない状態になってしまう。

 日本はタバコ規制の後進国だが、ようやく世界の趨勢の末尾に追いついた状態だ。タバコ規制を早くから始めているカナダでは、タバコを止められず取り残されたハードコア喫煙者に対する調査研究も始まっている(※5)。

 喫煙習慣は未成年の間に始まることはよく知られ、日本の男性の場合、25歳を過ぎてから初めてタバコに手を出す喫煙者は少ない(※6)。早い時期にニコチン依存症になると禁煙がしにくくなり、長期間の喫煙によりタバコ関連疾患にかかるリスクも高くなる(※7)。

 こうした喫煙者に対し、自己責任だからと見捨てておくことができるだろうか。ハードコア喫煙者が人口の1%いるとすれば、日本では100万人ほどになる。けっして少ない数ではない。彼らの多くはやがてタバコ関連疾患にかかり、死亡率や医療費を押し上げることになる。

 ハードコア喫煙者に対する罵声や偏見は、彼らを追い詰め、喫煙習慣に対して頑な態度にさせるかもしれない(※8)。

 日本には、たばこ事業法というタバコ産業育成のための法律があり、厚生労働省の見解も喫煙者の自己責任論に終始する。だが、タバコ規制の先進国には電話やネットで無料の禁煙相談ができる窓口(クイットライン)が整備されていたり、禁煙治療についても手厚いのだ。

 受動喫煙防止対策が進んだとはいえ、日本のタバコ規制はまだまだ手ぬるい。タバコ会社も加熱式などの新型タバコを市場へ投入し、喫煙者減少に歯止めをかけようとし、ニコチン依存症の患者を増やそうと画策し、若年層を含む新たな喫煙者の獲得に余念がない。そうしたタバコ会社はすでに汚名にまみれ、その卑劣な行為は許されるものではない。

 だが、一方でタバコを止められず内心で苦しむ喫煙者がいるのも確かだ。タバコ会社とタバコに対する追及と規制の手を緩めず、タバコを止められない喫煙者に対するサポートがいよいよ重要になってきている。

※1:Albert J. Burgess, et al., "The social networks of smokers attempting to quit: An empirically derived and validated classification." Psychology of Addictive Behaviors, Vol.32(1), 64-75, 2018

※2:Sherry Emery, et al., "Characterizing and Identifying “Hard-Core” Smokers: Implications for Further Reducing Smoking Prevalence." American Journal of Public Health, Vol.90, 387-394, 2000

※3:John R. Hughes, "The case for hardening of the target. In: Those Who continue to smoke: is achieving abstinence harder and do we need to change our interventions?" Bethesda, U.S. Department of Human Services, National Institutes of Health, National Cancer Institute, 2001

※4:Jeroen Bommele, et al., "Prevalence of hardcore smoking in the Netherlands between 2001 and 2012: a test of the hardening hypothesis." BMC Public Health, Vol.16, 2016

※5:Kirsten Bell, et al., "‘Every space is claimed’: smokers’ experiences of tobacco denormalisation." Sociology of Health & Illness, Vol.32, Issue6, 914-929, 2010

※6:箕輪真澄、尾崎米厚、「若年における喫煙開始がもたらす悪影響」、Journal of the National Institute of Public Health、Vol.54(4), 2005

※7:旧厚生省、「平成10年度 喫煙と健康問題に関する実態調査」

※8:Rebecca J. Evans-Polce, et al., "The downside of tobacco control? Smoking and self-stigma: A systematic review." Social Science & Medicine, Vol.145, 26-34, 2015

|

実質「勝訴」となった「大和市」喫煙所による「受動喫煙被害」訴訟

実質「勝訴」となった「大和市」喫煙所による「受動喫煙被害」訴訟

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190513-00125776/

石田雅彦 | ライター、編集者

5/13(月) 10:00

 通勤途中の喫煙所からのタバコ煙により喘息などの症状が出たとして、都内に住む男性が健康被害に対する慰謝料を求め、大和市と同市の大木哲市長を相手取って起こした少額訴訟の判決が2019年4月26日、横浜地裁であった。判決は原告の請求を棄却するという内容だが、原告が被害を受けた喫煙所は2019年2月1日に同市によって撤去されている。今回の受動喫煙裁判について、タバコ訴訟に長く関わってきた弁護士に話を聞いた。

喫煙所を設置した自治体を訴える

 国が健康増進法を改正し、受動喫煙防止に動き出したが、街角には依然として喫煙所が存在し、そこから漂ってくるタバコ煙に苦しめられる人も多い。加熱式タバコを含むタバコ煙で呼吸が困難になったり喘息などを発症する人もいるが、都内に住む小森(42歳、仮名)さんもその一人だ。神奈川県内の電気通信事業者に勤める小森さんは、東急田園都市線で中央林間駅まで行き、その後、小田急江ノ島線に乗り換える。

 東急中央林間駅から小田急中央林間駅まではアーケード商店街になっていて、高架になっている小田急線のホーム下にある喫煙所の脇を通って両駅の改札を往き来するのが最短距離だ。小森さんは生後6カ月頃から気管支喘息に苦しんできたが、その喫煙所の近くを通るたびに息が苦しくなって呼吸が困難な状態になり、この症状はアイコス(IQOS)などの加熱式タバコでも同様だという。

 小森さんは2018年7月、大和市の大木哲市長に対し、喫煙所の撤去を要望した。だが、同年9月に同市より撤去はできないとの回答がきたという。小森さんは、同市や歯科医師でもある大木市長の受動喫煙防止への後ろ向きの態度に訴えを起こす決意をし、2018年10月、藤沢簡易裁判所へ大和市と大和市長を相手取った少額訴訟を起こす。

 請求は、同喫煙所からの副流煙による健康被害と精神的苦痛をこうむった慰謝料としての30万円だ。しかし、大和市の管理する全ての喫煙所の廃止・撤去を和解条件にしていたという。

 少額訴訟でも専門性の高い審理が必要の場合、簡易裁判所から地方裁判所へ移行することもある。小森さんの裁判は横浜地裁の通常裁判に移行し、2018年12月21日に第1回の審理が横浜地裁第606号法廷で行われた。その後、被告側の答弁書を受理し、小森さんが準備書面を追加提出するなどした。

 そして、まさに小森さんが横浜地裁で裁判を起こした2018年12月21日、大和市生活環境保全課は中央林間駅の喫煙所を2019年2月1日に閉鎖するというアナウンスを同喫煙所に掲示し、裁判中の2019年2月1日、同市は中央林間駅通路の喫煙所を撤去した。筆者が同課に確認したところによれば、今回の撤去措置と小森さんによる訴訟に直接の関係はないという。

画像

中央林間の2駅間をつなぐ通路の側道奥に、JTによって寄贈設置された喫煙所に2018年12月21日に掲示されたアナウンスと撤去後の様子。撮影:西條瑞季

大和市の行為はFCTC違反では

 この裁判について、片山律弁護士に話をうかがった。片山弁護士は、1998年にタバコ病にかかった元喫煙者が国やJT(日本たばこ産業)らに対して起こした東京タバコ病訴訟の弁護団に弁護士登録した2000年以降関わり、2005年1月にタバコ病にかかった元喫煙者がJTとJTの監督責任者である国に対して横浜で起こした横浜タバコ病訴訟の弁護団長となり、多くのタバコ訴訟や受動喫煙訴訟などに携わってきた。

──判決文によると今回の裁判で原告の小森さんは、大和市という地方公共団体が喫煙所という公の営造物の設置や管理に瑕疵(かし)、つまり問題があったとし、それによる損害に対して、国家賠償法2条1項を根拠に賠償請求をしています。

片山「1981(昭和56)年12月16日の最高裁判決で、この瑕疵については具体的個別的に判断するようにという判断が示されています。この具体的個別的の内容ですが、横浜地裁は大和市の設置や管理には瑕疵あったとは認められない、つまり問題はないとして今回の判決になったのでしょう。これは判決文や準備書面、喫煙所撤去前の現場写真などからの私の推察ですが、国家賠償法での訴訟とした以上、横浜地裁の判断基準自体はやむを得ないのかなと思います。ただ、具体的個別的判断の部分には問題があるといえるでしょう」

──私も喫煙所撤去前の現場へ足を運んでみましたが、タバコ煙はかなり遠くまで漂ってきていて、大和市の管理には問題があるのではないかと実感しました。被告は2014年12月にJTの横浜支店と覚書を交わし、喫煙所が隠れる高さのプランター植栽などの寄贈を受けているようですが、タバコ煙は植栽では防げません。

片山「確かにそうですね。プランターによる区分けによる分煙措置により、どの程度の軽減効果が生じているのか、風による周囲への煙の拡散効果がどの程度生じているのか、より具体的な測定を行うべきだったと思います。裁判所は、図面や設置場所の位置などから『大部分の煙が拡散することが伺える』と安易に判断し、ここでも実際に測定した結果には基づいていません」

──そもそも、この喫煙所は2009年2月に大和市とJT横浜支店が覚書を交わし、JT横浜支店から寄贈されて設置されたものです。なぜこの場所にという設置の経緯にも問題があるのではないでしょうか。

片山「喫煙所が設置された場所は『主要な歩行者動線』ではないのかもしれませんが、撤去前の写真を見る限り、かなりの交通量があるように思えます。喫煙所の設置をしないという判断もあり得た上に、JTから喫煙所の寄贈を受けること自体が、日本も加盟する国際的なタバコ規制条約であるFCTCの第5条3項のガイドラインに抵触する行為です。つまり、この喫煙所を設置したこと自体、重大な問題を含んでいるといえるでしょう」

──今回は小森さんという個人が行政を相手取った訴訟ですが、タバコ問題、受動喫煙問題の裁判として何らかの意味があるとお考えですか。

片山「原告本人が目指していた喫煙所撤去を実現したことから、実質的には勝訴といえる大きな意義がある訴訟と思います。同様の動きが広まることで、全国的に駅隣接の喫煙所撤去の動きにつながる可能性を秘めていると思います」

──原告の請求を棄却という判決になりましたが、何かほかに判決結果に影響を及ぼす法廷戦術などの可能性はあったのでしょうか。

片山「具体的な主張立証の過程が不明なのでコメントしにくいですが、判決からは、書面や図面などの資料から安易に受動喫煙が軽減されているかのような認定がされてように読めます。ですので、例えば日本禁煙学会などから支援を受け、実際の暴露状況を測定するなどの立証方法が持ち入れられても良かったと思います。また、設置場所選定や喫煙所の構造選択において、JTの寄贈を受けたという点についてはFCTC違反であることをもっと強く主張しても良かったのではないかと思われます。さらに、本件喫煙所が設置された市道も利用するのであれば、同市道自体の通行量(できれば年齢別)などの資料もあれば、当該市道を利用する市民の受動喫煙対策として不十分との認定もあり得たのではないかと思いますね。用法や利用状況についても、判決では清掃の有無等暴露状況とは関係の薄い事実を認定していますが、喫煙所の周辺で喫煙している人も多数いるようですので、実態に即しての判断がされるよう調査報告書等を証拠として提出しても良かったと思います」

画像

現在は撤去されている中央林間駅間の喫煙所。喫煙エリアの外へ出てタバコを吸う人も多く、市道は高齢者や子ども連れも通行していた。同じような状況の喫煙所は全国にも多いのではないだろうか。撮影:筆者

同様の訴訟が起きる可能性

──改正健康増進法が2019年1月に一部施行され、時期的にズレて残念な感じがします。この法律が施行されたことにより何か影響する可能性はありますか。

片山「本件判決自体は、行政側に立った従来の裁判例から予想される結論であり、本件のような不十分な受動喫煙防止措置でも瑕疵があるとは認められないとの判断ですが、改正健康増進法や同法設立の後ろ盾となったFCTCにより、今後同様の裁判が起こった場合には、より設置者側に厳しい判断がされる可能性は大いにあるでしょう。神奈川県以外であれば、各自治体が制定した条例による影響も考えられます」

──最近あまりタバコ裁判がないようですが、司法のほうで変化の兆しなどはありませんか。

片山「一時期多かった労働事件としての受動喫煙訴訟は職場の禁煙化が進んだことで減ってきているのではないでしょうか。改正労働安全衛生法、改正健康増進法や各地自体の条例により、この傾向はより進んでいくと思われます。現在、最も紛争になっているのは近隣関係における受動喫煙被害です。調停や訴訟に至らないまでも、紛争となっている事例は相当数に上るでしょう。本来一番責任を負うべきメーカーや行政を被告としての訴訟は規模が大きくなることもあり、現時点は大型の訴訟はないようです」

 FCTC(WHO Framework Convention on Tobacco Control、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約)は、国が各国と取り交わした国際条約だ。もちろん国内の行政、自治体も遵守する義務がある。JTから寄贈された喫煙所や灰皿は全国にかなり多い。自治体関係者は、地元の喫煙所がどういう経緯で設置されたのか再確認したほうがいいだろう。

 JTは、各地に無償で喫煙所や灰皿を提供設置しているが、撤去には責任を持たない。撤去する費用は行政持ち、つまり税金が使用されることがほとんどだ。

 先日行われた統一地方選挙で4選を果たした大木哲・大和市長は、市政の柱に健康都市充実を掲げているという。今回の喫煙所は撤去されたが市内の別の駅や路上にはJT寄贈の喫煙所や灰皿が置かれ、依然として被害に苦しむ人もいる。健康都市充実は掛け声倒れに終わらないのだろうか。

 今回の裁判で小森さんは代理人弁護士を立てず、自ら訴状を作成し、準備書面を用意して裁判に臨んだ。けっして金銭目的の訴訟ではなく、喫煙所が撤去されればそれで良かったのだという。その意味では片山弁護士のいうように実質的には勝訴といっていい。

 もちろん喘息が引き起こされたことが直接の動機だが、法律に詳しくない理系技術者の社会勉強の1つとしてとらえ、自分の子どもへの教育の一環とも考えて自ら調べて訴状と準備書面を作成した。代理人弁護士には依頼せず、少額訴訟のため、印紙代と郵送費を合わせても1万円弱しかかかっていなかったという。

 地域の喫煙所によるタバコ煙害に悩んでいる被害者がいたら、自治体や喫煙所の管理者に対し、同様の少額訴訟を起こすのも一つの方法かもしれない。改正健康増進法は、喫煙者は受動喫煙の害がないよう努めなければならないと定めているのだ。

|

「若い連中を狙え」~タバコ産業の悪魔的戦術とは

「若い連中を狙え」~タバコ産業の悪魔的戦術とは

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190509-00125389/

石田雅彦 | ライター、編集者

5/9(木) 17:08

 タバコを吸い始める年齢は驚くほど早い。タバコに興味を示す子どもを減らすことは、すなわち喫煙者を減らすことでもある。だが、タバコ会社は未成年者の喫煙防止を訴えつつ、子どもを喫煙習慣に誘い込もうとしている。

未成年でタバコを吸い始める

 タバコ会社などのタバコ産業は、成人してからの喫煙者はほとんど相手にしていない。なぜなら、世界的にタバコを初めて吸う年齢は、成人前の未成年時からで、これについては日本国内を含めて多くの調査研究がある(※1)。

画像

初めてタバコを試した年齢と喫煙を日常的に開始した年齢を示すグラフ。米国で30代の喫煙者に対し、喫煙開始年齢を調べた1991年の調査より。Via:Gary A. Giovino, et al., "Epidemiology of Tobacco Use and Dependence." Epidemiologic Reviews, 1995

 また、日本の場合、25歳を過ぎてからタバコを吸い始め、止められなくなるような喫煙者はごく希だが、タバコを吸い始める年齢が早いほどニコチン依存症になりやすく、禁煙がしにくくなることが知られている。その後も吸い続ければ、当然だが喫煙本数が増え、その結果、全死因死亡、がん死亡、循環器疾患死亡、がんにかかるリスクの増加と十分な因果関係(レベル1)があるとされている(※2)。

 もちろん、日本では明治時代から未成年者の喫煙を禁じた法律(未成年者喫煙禁止法、1900年施行)があり、未成年者の喫煙を知りつつ止めなかった保護者や親権者、未成年者と知りつつタバコや喫煙具を販売した者などが科料や罰金に処せられることになっている。タバコを吸った未成年者は法的に罰せられないものの、警察による補導の対象になったり、校則などで停学などに処せられることもある。

 先進国では未成年者の喫煙は減りつつあるが、高校生など成人年齢に近づくほど喫煙率が上がるようだ。ただ、警察によって補導対象になった喫煙による不良行為少年の数は年々下がり続けている。

画像

喫煙によって補導された不良行為少年の数の推移。2009年に下がっているのはtaspo導入による効果と考えられている。また2011年からの下降は、成人の喫煙率低下とタバコ価格の上昇によるもののようだ。警察庁生活安全局少年課、「平成29年中における少年の補導及び保護の概況」より:グラフ作成筆者

 一方、米国や英国などではニコチンが添加された電子タバコが流行し、新たな教育問題、公衆衛生上の問題になっている。そして、電子タバコでニコチン依存症になった喫煙者が、よりニコチンの強い紙巻きタバコへ移行することもわかっており(※3)、アイコスなどの加熱式タバコが広がりつつある日本でも対岸の火事ではない。

タバコ産業の狡猾な広告宣伝

 子どもがタバコに興味を示す理由は、タバコ会社の広告宣伝、テレビや映画などでの喫煙シーン、保護者や友だちの喫煙、学業成績の低下、思春期特有の心理的不安定などが考えられている(※4)。喫煙者なら身に覚えがあると思うが、マスメディアでは盛んにタバコを吸う大人が出てきて、その魅力をアピールしている。

 背伸びしたがる子どもにとって、タバコを吸うことが大人への通過儀礼と勘違いすることは理解できるだろう。また、タバコ会社はこのことをよく知っている。「タバコは大人の嗜み」などと、あたかも喫煙と成熟さを紐づけるような表現するメディアがあったり、そう発言する大人がいるが、まさに無責任な言動と言わざるを得ない。

 同じ分脈に、タバコ会社による「喫煙のマナー」という広告宣伝がある。今でも「吸う人も吸わない人も」という枕詞がついて、こうした表現をあちこちで見聞きするはずだ。

 タバコを吸い始めるのが未成年者だとすれば、タバコ会社がターゲットにするのは成人する前の子どもということになる(※5)。マナー広告も狡猾にその効果を狙い、子どもをタバコへ惹きつけることを一つの目的として作られている。

 以前、日本たばこ産業が「大人たばこ養成講座」なる広告展開をしたことがあった。マナー広告という「隠れ蓑」をまとい、背伸びする子どもに向け、あるいはすでにタバコを吸っている男性に向け、喫煙行動へ惹きつけ、タバコに対する後ろめたさを解消、男性性の誇示(逆にいえば女性蔑視)をアピールする狙いがこの広告展開にあったという研究もある(※6)。

 先日、米国のフロリダ州で15歳の少女と両親が、ニコチン添加式電子タバコJUULを製造販売するJUUL Labs社と同社へ出資するタバコ会社(Altria Group社)を相手取った裁判を起こした(※7)。フルーツ味のフレーバーが気に入って気軽にJUUL吸い始めたが、中毒性のあるニコチンが入っていることを知らなかったという。

 日本でもコンビニエンスストアには、子どもが目にする場所にタバコそのものやタバコの宣伝広告が存在する。タバコ規制の厳しい国では、店頭でタバコ製品をさらしておくことのできない法律を作っている場合も多い。

 今もタバコ産業は加熱式タバコなどを市場に投入し、狡猾な戦術で子どもを狙っている。好奇心旺盛な子どもに対し、タバコに手を伸ばさないよう注意し続けなければならないのだ。

※1-1:Gary A. Giovino, et al., "Epidemiology of Tobacco Use and Dependence." Epidemiologic Reviews, Vol.17, No.1, 1995

※1-2:箕輪真澄、尾崎米厚、「若年における喫煙開始がもたらす悪影響」、保健医療科学、第54巻、第4号、2005

※1-3:US Department of Health and Human Services, "Preventing tobacco use among youth and young adults." Atlanta: US Department of Health and Human Services, CDC, 2012

※1-4:Centers for Disease Control and Prevention, "Tobacco product use among middle and high school students-United States, 2011 and 2012." MMWR, Vol.62(45), 893-897, 2013

※2:厚生労働省、喫煙の健康影響に関する検討会編、「喫煙と健康」、喫煙の健康影響に関する検討会報告書、2016

※3:Adam M. Leventhal, et al., "Association of Electronic Cigarette Use with Initiation of Combustible Tobacco Product Smoking in Early Adolescence." JAMA, Vol.314(7), 700-707, 2015

※4-1:Nicola Evans, et al., "Influence of Tobacco Marketing and Exposure to Smokers on Adolescent Susceptibility to Smoking." Journal of the National Cancer Institute, Vol.87, Issue20, 1538-1545, 1995

※4-2:Joseph R. DiFranza, et al., "Tobacco Promotion and the Initiation of Tobacco Use: Assessing the Evidence for Causality." Pediatrics, Vol.117, Issue6, 2006

※4-3:Rebecca J. Williams, et al., "Why Children Smoke in 2015 and Prospects for Stopping Them: a Review of Current Literature." Current Cardiovascular Risk Reports, 2015

※5:C Lovato, et al., "Impact of tobacco advertising and promotion on increasing adolescent smoking behaviours." Cochrane Systematic Review, Intervention Version published, 05 October, 2011

※6:村田陽平、「未成年者の喫煙対策と喫煙マナー広告─「大人たばこ養成講座」広告にみられる価値観の問題から─」、保健医療科学、第54巻、第4号、2005

※7:Jenna Rimensnyder, "Juul sued by Florida parents whose vaping teenager developed seizures." Orlando Weekly, 8 May, 2019(2019/05/09アクセス)

※2019/05/12:3:14:※5を追加した。

|

郵便ポストにたばこ投入疑い 兵庫県警、82歳男逮捕

郵便ポストにたばこ投入疑い 兵庫県警、82歳男逮捕

https://www.sankei.com/west/news/190509/wst1905090024-n1.html

2019.5.9 17:58

 郵便ポストに火の付いたたばこを投入し郵便物を燃やしたとして、兵庫県警西宮署は9日、郵便法違反の疑いで、兵庫県芦屋市翠ケ丘町、非鉄金属販売業、木村圭容疑者(82)を逮捕した。容疑を否認している。

 逮捕容疑は4月25日午後1時ごろ、同県西宮市郷免町の郵便ポストの投函(とうかん)口に火の付いたたばこを投入したなどとしている。封書やはがき、ビニール製の集配袋などが燃えたという。

 西宮市内では4月上旬にも同様の被害が2件発生しており、同署が関連を調べている。

|

アメトーーク!から始まった加熱式タバコの「人体実験」

アメトーーク!から始まった加熱式タバコの「人体実験」

https://ironna.jp/article/12534

2019/05/10

田淵貴大(医師・医学博士)
(内外出版社『新型タバコの本当のリスク』より)
 皆さんは新型タバコにどのくらい関心を持っているだろうか?
 人々が何にどの程度関心を持っているのかを知るための1つの指標としてグーグル(Google)検索ボリュームというものがある。現在の日本では約90%の人がインターネットにアクセスすることができ、そのうちの約60%の人がグーグル検索を使用している。
 グーグル社が無料で提供しているグーグル・トレンド(GoogleTrends)というサービスを利用すれば、世界中の人々がグーグル検索でどんなキーワードをどれだけ、いつからいつの間に検索したのか時系列でグーグル検索ボリュームのデータを得ることができる。
 グーグル検索ボリュームは指定した条件下(キーワード、期間、国などの地域)において最も多い検索数を100として計算される数値である。例えば、「サッカー」というキーワードを入力し、「過去5年間」という期間、「日本」という地域を指定すると、図表1-5のようなグラフが得られる。
 日本で2018年6月24日~30日の1週間において「サッカー」の検索数が最も多く、検索ボリュームの数値が100であった。2014年6月と2018年6月に高いスパイクが認められ、ちょうどサッカーのワールドカップが開催された時期と一致しているとわかる。
図表1-5 Google Trendsによる検索例
図表1-5 Google Trendsによる検索例
 サッカーワールドカップが開催されると人々のサッカーへの関心が高まり、「サッカー」というキーワードを普段よりも多くグーグル検索で検索しているのである。このようにグーグル・トレンドのデータは、世界の、あるいは日本の人々がどんなキーワードに関心を示しているのかを知るための指標にできる。
 日本国内でどれだけ「アイコス(IQOS)」や「グロー(glo)」といった単語が検索されていたのか筆者が調べたグーグル・トレンドの結果を示す。日本での2013~2017年における検索数(検索ボリューム)の推移を示したのが図表1-6である。

図表1-6 Google Trends:新型タバコの検索ボリュームの推移
図表1-6 Google Trends:
新型タバコの検索ボリュームの推移
 ここでは日本語と英語など複数のキーワードを統合した数値としている。例えば、アイコスは日本語の「アイコス」と英語の「IQOS」を合算している。2016年4月にアイコスの検索数が爆発的に増加していた。その時、何があったのだろうか?
 なんと、2016年4月28日に放送された人気テレビ番組「アメトーーク!」で「最新!芸人タバコ事情」と題して加熱式タバコ、アイコスが紹介されていたのである。「アメトーーク!」は午後11時過ぎからの放送だが、非常に人気のある番組で視聴率も高い。これまでにも「アメトーーク!」で紹介された電化製品などの新製品がちまたで売り切れになるなどの事象が起きていた。
 「アメトーーク!」で人気芸人たちが自分たちがなぜアイコスを使うようになったのか?どんなふうにアイコスを使っているのか?アイコスや喫煙にまつわるエピソードが面白おかしく伝えられたのだ。
 筆者も「アメトーーク!」が好きで、いつも必ず録画して見ていたため、この出来事にもすぐに気付いた。そしてその回の「アメトーーク!」の放送により日本でのアイコスへの関心が高められた事実を調査し、論文にまとめ出版したのである。
 今回の知見は、テレビといったメディアが人々に与える影響は非常に大きいことをあらためて認識させられる出来事であった。2016年4月を境にして、アイコスの検索数が激的に増え、4月以降も他の新型タバコ製品と比べて検索数は高く維持されたままだ。
 実は、番組内で新型タバコの中でもアイコスだけが取り上げられた。アイコスはちょうど番組が放送される直前の2016年4月18日に、12都道府県限定販売から全国47都道府県での販売へと拡大されたばかりというタイミングだった(番組の収録はそれ以前に行われている)。
 2016年4月時点ではグローは販売されておらず、プルーム・テックも全国展開されていなかったため、単純に最もよく知られていたアイコスだけが取り上げられたのかもしれない(図表17)。
 その回の「アメトーーク!」でアイコスが紹介された背景には何らかの事情があったのだろうか?
図表1-7 加熱式タバコの販売年表
図表1-7 加熱式タバコの販売年表
 それは筆者にはわからない。電話で問い合わせた番組の関係者によるとタバコ会社からの資金提供はないとのことであった。

 どれだけの日本人が新型タバコを使っているのだろうか?2015~2018年にかけて日本在住の15~69歳の男女を対象としてインターネット調査を実施した。楽天リサーチ(現・楽天インサイト株式会社)という調査会社に登録された日本全国の約250万人の中から、アンケート調査の回答者がランダムに選択され、インターネット経由で調査票が回答者に届けられた。
 2015年1~2月に実施された最初の調査では、日本全国の15~69歳(2015年1月時点)の男女の回答者数が約9000人に達した段階で調査を終了した。回答者約9000人のうち、回答に矛盾や不正があると考えられた者のデータを除外し、有効回答者8240人についてデータ分析を実施した。2016年以降も毎年、同じ回答者に対して繰り返しアンケート調査が実施された。
 調査では、新型タバコを含めタバコの使用実態を知るため、それぞれのタバコ製品について次のように質問した。
「あなたは、直近30日以内に、それぞれのタバコ製品を吸ったり、使ったりしましたか?」
 選択肢は「使わなかった(吸わなかった)」もしくは「使った(吸った)」の2択である。一般にタバコの使用状況が調査される場合には、30日以内に使用したことをもって「現在使用」と定義し、30日以上止やめていることをもって「タバコを止めた(禁煙した、あるいは過去喫煙)」と定義されることが多い。
 結果をみてみよう。2015~2017年にかけて、加熱式タバコを30日以内に使用(現在使用)している人の割合は、アイコスでは2015年に0・3%であったのが、2017年には3・6%に増えていた(図表1-8)。

 実にこの2年間で10倍以上に増えたわけだ。プルーム・テックや電子タバコの使用者も徐々に増えてきているが、これらの新型タバコ製品と比べると、アイコスだけが突出して増加していた。
図表1-8 成人日本人の新型タバコ使用率の推移
図表1-8 成人日本人の新型タバコ使用率の推移
 日本人成人の3・6%もの多くの人がアイコスを使っていたのである。2017年の調査時点での調査対象者の年齢は17~71歳であった。日本の17~71歳の人口約8600万人から換算すると、日本のアイコス使用者はおよそ310万人と推計された。この調査だけで日本全体のアイコスの使用状況を完全に把握できるとは考えないが、この数字は他の調査会社による推定値やタバコ会社が販売実績データから算出した人数とほぼ一致した。

日本だけがアイコスの実験場になっている

 加熱式タバコ、アイコスは、2014年に日本とイタリアで販売が開始され、2019年には世界の30ヶ国以上で販売されている(図表113)。日本を除く多くの国では、アイコスの販売は一部の都市に限定されている。2016年4月、日本は世界で初めてアイコスが全国的に販売される国となった。2016年の4月から10月にかけて、日本のタバコ市場におけるアイコス専用スティックのシェアは1・6%から4・9%へと急増した(図表1-14)。
図表1-14 日本のアイコス用スティックのシェアの推移
図表1-14 日本のアイコス用スティックのシェアの推移
 英国の調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると、全世界での加熱式タバコや電子タバコの市場規模は合計で2016年には120億ドル(約1兆3000億円)に達したという。同データによると、2016年10月時点で、アイコスの販売世界シェアの96%を日本が占めていたのである。すなわち、アイコスはほとんど全て日本人が使用していると言っても過言ではない。アイコスには一体どんな害があるのかが明らかになっていない中、世界で日本だけがアイコスの実験場となったのである。

たぶち・たかひろ 医師・医学博士。大阪国際がんセンターがん対策センター疫学統計部副部長。昭和51年、岡山県生まれ。岡山大医学部卒。血液内科臨床医を経て、大阪大学大学院で医学博士取得。専門は公衆衛生学・疫学。平成29年、後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞受賞。現在、主にタバコ対策および健康格差の研究に従事。

|

厚労省/改正健康増進法の施行でQ&Aを公表

厚労省/改正健康増進法の施行でQ&Aを公表

https://www.ryutsuu.biz/government/l051347.html

2019年05月13日

厚生労働省はこのほど、「改正健康増進法の施行に関するQ&A」を公開した。2018年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、2020年4月1日から全面施行されることに対応したもの。

改正健康増進法では、望まない受動喫煙の防止を図るため、多数の者が利用する施設等の区分に応じ、一定の場所を除き喫煙を禁止するとともに、施設の管理について権原を有する者が講ずべき措置などについて定めている。

基本的な考え方は、「望まない受動喫煙をなくす」「受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者等に特に配慮」「施設の類型・場所ごとに対策を実施」の3つ。

法改正により、多数の者が利用する施設、飲食店等の事業者、船舶・鉄道に関する旅客運送事業では、原則屋内禁煙となる。

一方で、喫煙専用室、加熱式たばこ専用喫煙室の設置はできる。

<原則屋内禁煙と喫煙場所を設ける場合のルール>
原則屋内禁煙と喫煙場所を設ける場合のルール
出典:厚労省発表資料

Q&Aでは、例えば、「飲食店のテラス席は屋外でよいか」という質問に対して、外気の流入が妨げられる場所として、屋根があり、かつ側壁が概ね半分以上覆われている場合には「屋内」となり、そうでない場合には「屋外」となると回答。

ただし、テラス席については、テラス席において喫煙をした際のたばこの煙が店内に流れ込むことがないよう、側壁が概ね半分以上覆われていない場合であっても、店内との境界が壁やガラス扉等で仕切られていない場合には、屋根に覆われている場所は「屋内」として取り扱うと答えている。

また、コンビニは「店内で喫煙可能なたばこ販売店」に該当するのかという質問に対して、改正法において、喫煙目的施設は「喫煙をする場所を提供することを主たる目的とする施設」としているため、単にたばこを販売しているだけではなく、商品の一定割合(約5割超)、たばこ又は喫煙に供するための器具を販売していることが必要であり、一般的なコンビニはこれに該当しないという。

■受動喫煙対策
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189195.html

■「なくそう!望まない受動喫煙」
https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/

■改正健康増進法の施行に関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000506828.pdf

 

|

医学博士の直言「加熱式タバコなら安全」なんてもう言わせない

医学博士の直言「加熱式タバコなら安全」なんてもう言わせない

https://ironna.jp/article/12533

2019/05/10

田淵貴大(医師・医学博士)
(内外出版社『新型タバコの本当のリスク』より)
 日本全国のコンビニエンスストアには、タバコ会社が作った加熱式タバコの広告看板が立ち並び、加熱式タバコのパンフレットがあふれている。
 ご存知だろうか、これが、世界の中で、日本だけで起きている現象だということを。2014年に日本とイタリアの一部の都市限定で加熱式タバコ、アイコス(IQOS)の販売が開始され、2016年に世界で初めて日本が全国的にアイコスを販売している国となった。
 そして、2016年10月時点で日本がアイコスの世界シェアの96%を占めた。ほとんど全てのアイコスは、ここ日本で使われている。すなわち、日本が新しいタバコ、新型タバコ、加熱式タバコの実験場になっているのだ。
 加熱式タバコに関する情報は、タバコ会社が提供するものしか出回っていない。そのため、多くの人はタバコ会社の言うことをそのままに受け止めてしまっている。実は、タバコ会社は意図的に、加熱式タバコには害がないと誤解させるようなプロモーション活動を行っている。
 それで、多くの人がまじめな顔で、「加熱式タバコにはほとんど害がないんですよね?」とか「加熱式タバコなら子どもの前で吸っても安全ですよね?」などと筆者に質問を寄せてくる。あまりにも多くの人が誤解させられている事態に筆者はショックを受けた。
 これまでの加熱式タバコに関する情報のほとんどは、タバコ産業が発表したものだ。「このタバコの新製品は、今までのタバコ製品と違ってクリーンで害が少ない」と。このタバコ会社からのメッセージは、決して目新しいものではない。タバコ会社は、これまでもずっとタバコを少し改変しては、同じメッセージを繰り返し発表してきた。過去には、タールの少ないタバコが発売された。人々はタールの少ないタバコのほうが安全だと信じたが、タールの少ないタバコも従来のタバコと害は変わらなかったのだ。
「glo」の記者説明会で発表するブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンのロベルタ・パラツェッティ社長=2017年5月30日午後、東京都千代田区
「glo」の記者説明会で発表するブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンのロベルタ・パラツェッティ社長=2017年5月30日午後、東京都千代田区
 現在のところ、アイコスやプルーム・テック(PloomTECH)といった加熱式タバコ製品が今までのタバコ製品よりも害が少ないという証拠はない。それどころか、加熱式タバコから出る有害物質など加熱式タバコの有害性に関して科学的に吟味された学術論文が次々に発表されてきているのだ。徐々に、加熱式タバコについて判断を下すための資料、科学的根拠、疫学データ等の情報が集まってきている。社会は成熟してきている。
 筆者の子ども時代や社会人になったばかりの頃の社会と比べて、現在の日本社会はルールや規範がより整い、成熟してきていると感じている。他人のタバコの煙を吸わされることによる健康被害の問題、すなわち受動喫煙の問題についても社会は一歩一歩改善してきている。
 子どもの頃に乗った新幹線の自由席は、タバコの煙が充満していて、煙たく、喉がイガイガして気持ち悪くなり、目も痛くなり、つらかった記憶がある。今でも一部、喫煙車両が運行されているが、禁煙の車両を選べば、タバコの煙に悩まされることは格段に少なくなった。まだまだ受動喫煙の対策は不十分だという声があちこちから聞こえてきそうだが、2018年には改正健康増進法が可決され、日本社会も受動喫煙を防止する社会へと確実に舵(かじ)をきっているのである。
 そんな中で、日本では新型タバコ問題が突如として現れた。タバコ問題に取り組んできていた我々が一切関知しない状態で、新型タバコである加熱式タバコのプルームおよびアイコスが日本で発売されたのである。単にタバコ会社は、新しいタバコの銘柄の発売を開始するのと同じように、いつも通りに財務省に加熱式タバコの発売を申請し、承認されただけなのだ。
 しかしその時点では、その加熱式タバコは世界中のどの国でもまだ発売されていない、紙巻タバコとはかなり違ったタイプのタバコであり、おそらく誰にもそれを簡単に許可すべきか否か判断はつかないはずのものであった。それでも日本では簡単に発売が開始されている。
 発売の承認にあたり、何らかの議論があったという話さえ聞こえてこなかった。おそらく今までにも販売されたことのある電子式のタバコ製品の一種ということで、簡単に認可されたのだろう。今までの電子式のタバコ製品と同様に、たいして売れない、と考えられたのかもしれない。
 ところが、今回の新型タバコはブレークした。これには財務省も驚いたことだろう。加熱式タバコではたばこ税の計算方法もうまくバランスがとられていなかった。売れるとなると税収の面で大きな違いが出てくる。すぐに税制は変更され、加熱式タバコという新しいカテゴリーが作られた。
 成熟してきていた日本社会にあって、突如として出てきた新型タバコ、タバコ会社も加熱式タバコがブレークするとは予想していなかったかもしれない。それは加熱式タバコのブレーク当初、しばらく品薄状態が続いたことからもわかる。
 新しい未知の問題に対して、我々はどのように取り組むべきなのか?誰も予想していなかった事態である。
 この日本での事態を受けて、加熱式タバコを禁止した国もある。しかし、日本は世界で初めて加熱式タバコの販売を許可した国であり、今更すぐに禁止とはできない。
加熱式タバコ(電子タバコ)。左からグロー(glo)、アイコス(IQOS)、プルーム・テック(Ploom TECH)=2018年6月8日、東京(早坂洋祐撮影)
加熱式タバコ(電子タバコ)。左からグロー(glo)、アイコス(IQOS)、プルーム・テック(Ploom TECH)=2018年6月8日、東京(早坂洋祐撮影)
 個人としても、社会としても、国としても、新型タバコと向き合わなければならない。もうすでに新型タバコは日本で社会に浸透しつつあるのだ。新型タバコにはメリットもデメリットもありそうだ。新型タバコ問題に限らず、世の中の問題のほとんどは、あるかないかのゼロイチではなく、程度の問題である。新型タバコに対してどのように対応するべきなのか、情報も経験も、議論も足りない。
 現在、世の中に出回っている新型タバコに関する情報は、タバコ会社の息がかかったものばかりだ。テレビ、新聞、雑誌、コンビニやタバコ店の看板、ありとあらゆるメディアで宣伝、広告、販売促進活動が積極的に展開されている。タバコ会社は、あたかも病気になるリスクが低いかのように伝わる広告メッセージを意図的に広めている。そのため、多くの人は、新型タバコにはほとんど害がないと誤解しているようだ。
 まずは、それは誤解だと伝えておきたい。

たぶち・たかひろ 医師・医学博士。大阪国際がんセンターがん対策センター疫学統計部副部長。昭和51年、岡山県生まれ。岡山大医学部卒。血液内科臨床医を経て、大阪大学大学院で医学博士取得。専門は公衆衛生学・疫学。平成29年、後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞受賞。現在、主にタバコ対策および健康格差の研究に従事。

|

米高校生の喫煙者を増やした電子たばこメーカー、15歳の少女らに訴えられる

米高校生の喫煙者を増やした電子たばこメーカー、15歳の少女らに訴えられる

https://rollingstonejapan.com/articles/detail/30786

EJ Dickson |2019/05/07 22:03

米ジュールラボ社の電子たばこが高校生の間で人気を集め物議を醸している。同社はフルーツ風味のフレーバーやキャッチーなパッケージで、ティーンエイジャーに自社製品を売り込んでいるとして長らく批判を浴びてきた。そして先日、フロリダ州サラソータ在住の15歳の少女とその家族らが、ジュールラボ社とたばこメーカー、アルトリア・グループ社(フィリップ・モリス社の親会社)を相手に集団訴訟を起こした。

訴状では、ジュールラボ社が「自社の電子たばこが非喫煙者に害を及ぼすこと、喫煙者の場合もニコチン中毒悪化の危険を与えることを知っていた」と主張。アルトリア社はジュールラボ社の株を35パーセント所有しているため、被告に加えられた。

A.N.と訴状に表記されている少女が、Juulを使用し始めたのは14歳のとき。フルーティなマンゴーフレーバーだったので、愛用していたと述べた。訴状によれば、当時少女は製品にニコチンが含まれていることを知らなかった。1年後、少女は電子たばこの中毒となり、ごくまれにニコチン中毒の副作用として起こる卒中を起こした。おそらく、まれに見られるニコチン中毒の副作用と考えられている。

「保健当局では、若者による電子たばこの利用を社会問題とみています。その責任は被告側にあります」と訴状に書かれている。「巨大たばこ産業が過去に行ったマーケティング手法に倣って、被告は金もうけのために、喫煙者の代わりとして若者に目を向けたのです」

訴訟の他にも、ティーンエイジャーの電子たばこ利用を取り締まろうという動きは広まっている。アメリカ国立衛生研究所の最新の調査によると、10代の電子たばこ利用者数は指数関数的に増えており、2018年には、過去30日以内に電子たばこを利用したティーンの数は前年の11パーセントから21パーセント近くに増加した。疾病予防管理センターの調査でも、490万人の中高生が過去30日以内に電子たばこを使ったと回答。2017年の130万人を上回った。一般的に電子たばこは、従来の喫煙方法より安全だと言われているが、それでもかなりの量のニコチンが含まれている。また最近行われた調査では、脳卒中や心臓発作の危険が増加するなど、様々な健康被害の可能性も指摘されている。

とりわけシリコンバレーに拠点を置くスタートアップ企業ジュールラボ社は高い人気を誇り、電子たばこ市場の約75パーセントのシェアを握っている。控え目なパッケージ(USBドライブのような外見のため、保護者や教師の目をごまかしやすい)と幅広いフルーツフレーバー、そして何よりもソーシャルメディアを主体とした広告キャンペーンで(スタンフォード大学の研究者は「明らかに若者向け」としている)、ジュールラボ社は10代をターゲットにしているとして食品医薬品局(FDA)から目をつけられていた。FDAはジュールラボ社製を品取り扱う60社以上の業者に文書を送り、未成年社には販売しないよう警告した。

Juul社は原告の主張を否定しているが、FDA対策として、フレイバー付き電子たばこの大半を店頭から引き上げるなど、ささやかながら公的措置に踏み出した。「若者にジュールラボの利用を促そうと意図したことは決してありません」と、ジュールラボ社のCEOケヴィン・バーンズ氏は昨年声明を発表した。

ジュールラボ社の広報担当者はローリングストーン誌に宛てた声明のなかで、故意に若者をターゲットにしたという主張をあらためて否認した。「ジュールラボ社は、世界の死亡原因No.1である可燃性たばこの廃絶に取り組んでいます」と、広報担当者。「我が社の製品は、成人喫煙者向けの代用品として開発されました。非喫煙者、ましてや若者に対して、我が社の製品を利用させようとしたことは一度もありません。この目的を達成するため、我が社は未成年者の利用を減らすべく、積極的な対応策を打ち出しました。未成年者の利用は我々のミッションとは相反するものだからです。まったく逆の主張をしている今回の訴訟は、なんのメリットもありません。我々は裁判で、我が社ののミッションを擁護していきます」

|

インペリアル・タバコ、加熱式たばこ参入 まず福岡で

インペリアル・タバコ、加熱式たばこ参入 まず福岡で

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44198520V20C19A4XQH000/

2019/4/25 18:07

英インペリアル・タバコは25日、加熱式たばこ市場に参入すると発表した。5月6日に福岡県内で売り出す。同社が加熱式を販売するのは日本が初めて。喫煙者の減少が続くなか、健康リスクの低減をうたう加熱式は注目が高まる。世界でも利用者が多い日本市場で需要を開拓する。

加熱用の機器「PULZE(パルズ)」(6980円)に専用のタバコスティック「iD」(1箱460~480円)を差し込んで使う。まず福岡県内のコンビニエンスストア約1500店で販売し、その後、全国展開も検討する。5月下旬をめどに福岡・天神エリアで情報発信のための専門店も開く。

パルズの加熱温度は2種類あり、標準モード(セ氏345度)とエコモード(315度)を切り替えられるのが特徴。温度によって吸い応えの強弱を選べるという。スティックの風味はレギュラー、ミント、メンソールの3種類を用意する。

インペリアル・タバコはこれまで日本で香り付きの液体を気化して吸う電子たばこ製品を販売してきたが、規制でニコチンを含むことはできない。国内で喫煙者の新たな需要に対応するには加熱式への参入が必要と判断したとみられる。

日本では2016年以降、世界大手の米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)、日本たばこ産業(JT)の3社が加熱式たばこでしのぎを削り、利用者が増加した。

紙巻きたばこも含めた市場全体に占める割合も2割程度に達しており、海外市場に比べても普及が進む。ただ新たに機器を購入する層の需要が一巡したこともあり、18年は市場の伸びが急減速した。

市場シェアはPMIの「アイコス」が大半を握るが、JTが機能を大幅刷新した新製品を投入するなど競争は激化している。

|

「加熱式タバコ」が原因か~悩む「化学物質過敏症」患者らに話を聞いた

「加熱式タバコ」が原因か~悩む「化学物質過敏症」患者らに話を聞いた

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190504-00124718/

石田雅彦 | ライター、編集者

5/4(土) 9:07

 加熱式タバコの「煙害」に悩まされる人が増えている。実際、被害に遭っている人の話をよく耳にするようになってきた。化学物質過敏症の一種と考えられるが、因果関係を証明することが難しいため、多くの患者が戸惑っている。そこで、アイコス(IQOS)など加熱式タバコによる受動喫煙の健康被害について考えてみた。

加熱式タバコによる健康被害とは

 喘息や気管支炎のような呼吸困難、皮膚炎、頭痛、めまい、不安障害、腹痛といった症状が出て、原因もアレルゲンも特定できず、心療内科での治療も効果が期待できないといった患者がいる。これらの患者は化学物質に過敏に反応する化学物質過敏症という病気かもしれない。

 我々の周囲は多種多様な化学物質にあふれている。住環境から出るホルムアルデヒド、化粧品や洗顔洗髪剤、タバコ煙といった化学物質による化学物質過敏症に悩む人は、潜在的な患者を含めれば少なくとも70~100万人存在すると推定されている(※1)。

 化学物質過敏症は、ごく微量の化学物質でさえ発症するため、それによる健康影響を適正に評価できるよう説明がなされる必要がある。だが、環境中に存在するごく微量の化学物質による健康被害について、病態や発症メカニズムはまだよくわかっていない。治療機関や専門家も少なく、医師など医療関係者を含む家族や周囲の無理解に傷つき、心ない言葉を浴びせられて悩む患者も少なくないのが現状だ。

 最近、加熱式タバコの喫煙者が増えてきているが、紙巻きタバコに含まれる化学物質による化学物質過敏症の事例は多かった。では、加熱式タバコはどうだろう。加熱式タバコによる受動喫煙の害は確かにあるようだ。

 インターネット調査を使い、17~71歳の日本人男女を対象とした調査研究(※2)によれば、調査対象の8240人のうち977人(約12%)が他人の加熱式タバコの煙を吸ったことがあったと回答した。「それによる症状(喉の痛みや気分不良など)があったかどうか」についての質問項目では、977人のうち20.6%が喉の痛みを、22.3%が目の痛みを、25.1%の者は気分の悪さを、13.4%が身体の異常をそれぞれ訴えた。

 加熱式タバコの煙、喫煙者の呼出煙などを吸ったことがあると回答した人のうち、37%にいずれかの症状が認められた。特に10~30代の若い世代でこうした症状が多く、男性より女性でいずれかの症状を訴える人が多い傾向にあることがわかったという。もちろん、調査対象者は化学物質過敏症の患者とは限らない。

 また、症状も一過性でそれほど被害が深刻な事例ではないと考えられる。だが、このように加熱式タバコの影響を受ける人の中には、化学物質過敏症に苦しむ患者がいて、筆者はそのうちの何人かに取材させてもらった。

 飯島未知了(51歳)さんは、東京都中央区で「京橋屋カレー」というカレー店を営んでいる。2006年5月の開店以来、来客も受け入れる禁煙店にしていたが、数年前から化学物質過敏症の症状が悪化した。

 やがて、タバコ煙を身にまとった客の三次受動喫煙の被害に耐えきれず、2018年4月に会員制に変えたが症状は治まらない。そして2019年4月にとうとうテイクアウト専門にせざるを得なくなったという。

飯島さん「会員制に変えた頃までは紙巻きタバコと加熱式タバコの受動喫煙による症状だけだったんですが、最近になって芳香剤や柔軟剤などの物質にも反応して症状が出てきてしまったからです。最初は紙巻きタバコの有害物質によるものでした。徐々に反応する物質が増え、電子タバコ、最近多い加熱式タバコの物質に強く反応し、首筋や頬などの皮膚に痛みを感じ、頭痛や喉、手の痛みが起きて実際に首筋が紅く腫れ上がることもあります。私の実感では、加熱式タバコに特に有害な物質が含まれているのではないかと思っているんです」

 飯島さんは奥さんと二人で店を切り盛りしているが、外で吸った直後にタバコ煙を身につけて来店する喫煙者やタバコを吸わない人でも喫煙者が周囲に多くいる場合、三次受動喫煙で衣服にタバコ煙がついたままの来客に苦慮してきた。奥さんが来店した客一人ひとりに店の前で確認し、タバコの臭いのする客を断ってきたという。

飯島さん「それでも紛れ込む喫煙者の対応に困って仕方なく会員制にしたんです。しかし、長いおつきあいの常連客がタバコを吸わないと嘘をついていたことが発覚したり、来店時やSNSなどに暴言を吐かれたりしたこともあり、家内の心労もかなり酷いものということに私自身が気付いてテイクアウト専門にしました。化学物質過敏症の反応物質は次第に範囲を広げるようで、必ずしも花粉が原因ではない花粉症の発症に似ています。最近では柔軟剤や芳香剤、香水などにも反応し、タバコ煙と同じような症状が出るようになってしまいました」

グー・チョキ・パーの信号とは

 化学物質過敏症は、物質に対する既存の中毒症状との違いや共通点、原因物質と症状との因果関係、どんな環境でどの程度の物質で発症するのかという病態、個人差はどうかなど解明すべきことは少なくない。化学物質過敏症という病態は、微量中毒、アレルギー反応、心因性の原因、これらの複合、遺伝的な個人差などがある。原因物質についても既知のもの、新規化合物、粒子の大きさ、生成過程と成分などの分析が重要だ。

 飯島さんも都内の化学物質過敏症を専門に治療する医療施設を受診し、タバコ不耐症と診断された。その説明によれば、極めて微量のタバコ臭に反応して体調が著しく不良となるため、関係者の配慮が望まれることになっている。

飯島さん「お医者さんからはとにかく反応物質から逃げることが大事だといわれました。しかし、山の中へ逃げるのではなく、日常生活を送る中でタバコ煙などを避ける行動をとることを勧められたんです。日常生活を送るよう努力することが大切ということでしょう。道を歩いていても喫煙所は避けますし、歩きタバコをしている人を発見したら遠回りすることもあります。しかし、加熱式タバコはパッと見ではわからないことも多いので、家内が先導して私にグー・チョキ・パーの合図をすることもあるんです」

 チョキは指で挟む紙巻きタバコを、パーは大丈夫、喫煙者はいないという意味だ。そして、グーはアイコスなどを握って喫煙する加熱式タバコの喫煙者の存在を意味する。飯島さんのような患者がいることを加熱式タバコの喫煙者、そしてタバコ会社は知っているのだろうか。

 受動喫煙については改正健康増進法で規制がなされるようになってきたが、街中には依然としてタバコ煙が立ち昇り通行者がタバコ煙にさらされる喫煙所もある。特に、最近になって多く見かけるようになってきた加熱式タバコ(アイコス、グロー=glo、プルーム・テック=Ploom TECH、パルズ=PULZE)は煙が目立たず(全く出ていないわけではない)ステルス性が高いため、紙巻きタバコのタバコ煙なら遠目に察知して避けることができる化学物質過敏症の患者も、いきなり呼出煙を浴びせかけられて症状が出てしまう。

症状との明らかな関係

 タバコ会社がアピールする加熱式タバコの有害成分低減は明らかに嘘と指摘するのは、同じく加熱式タバコによる化学物質過敏症に悩む都内のサラリーマンYさん(30代、男性)だ。Yさんが加熱式タバコの影響で喘息の症状が出るなど、体調を崩し始めたのは2017年10月頃という。

Yさん「もともと飲み会などで喫煙者からのタバコ煙で痰が出るということはありましたが、特におかしな症状が出ることはありませんでした。しかし、会社で向かいの席にいる同僚がアイコスを吸うようになってから体調が悪くなったんです。彼が喫煙所から帰ってきて私のそばを通るたびに舌が痺れ、胸が苦しくなり、上顎がただれ、めまいといった症状が出るようになりました。そして、2018年1月頃には喘息になってしまい、医療機関を受診したところ気管支喘息と診断されました。彼が出張でいないときには症状が軽くなりますし、同室の離れた場所にいる加熱式タバコの喫煙者がそばを通っても同じ症状が出ます。加熱式タバコと私の症状の因果関係は確かだと思います」

 現在、加熱式タバコはつい最近出たものを含め、4社からバージョン違いを合わせると10種類ほどが出ている。Yさんは加熱式タバコと自身の症状の関係を調べるため、同僚の喫煙銘柄を調べたという。その結果、1フロアに10人の加熱式タバコ喫煙者がいて、その中の8人がアイコス、グローとプルーム・テックがそれぞれ1人ずつだった。

Yさん「私の場合、紙巻きタバコより加熱式タバコのほうが、何倍も症状が悪くなります。また、加熱式タバコは種類によって出る症状が違います。アイコスは口の中がピリピリ刺激され、舌の感覚がなくなり、呼吸が苦しくなる感じです。プルーム・テックでは気分が悪くなり、息苦しくなります。グローも気分が悪くなります。私は専門家でも研究者でもありませんが、加熱式タバコは紙巻きタバコに比べて特に呼気に有害物質が長く残っているのではないかとも考えています。なぜなら、加熱式タバコを吸ってから2時間経った後の喫煙者と会話していても同じ症状が出るからで、紙巻きタバコの喫煙者との会話ではこのようなことはないからです。また、加熱式タバコの喫煙者が呼出する有害物質は、紙巻きタバコよりも遠くへ拡散しているように感じます。直線的にスピードを上げて飛んでくるような感じがするんです」

 加熱式タバコでは、タバコ会社が有害性の低減をしきりにアピールする。紙巻きタバコに比べれば有害物質は少なくなっているかもしれないが、そもそも紙巻きタバコから出る有害物質は環境省の基準では即座に使用禁止が言い渡されるレベルで、環境基準の数千倍の量といわれている。

 例えば、紙巻きタバコ1本の副流煙には約300μgのベンゼンが含まれているが(※3)、環境省の大気汚染基準によればベンゼンの1年の平均値は3μg/立方メートル以下であり、タバコ1本吸っただけでその部屋の1立法メートルが基準値の100倍に汚染されることになる。タバコ会社がいうように加熱式タバコの有害性が1/10(90%減)になっていたとしても、環境基準で定めるベンゼンの有害性を全く下回ってはいない。

 そもそもタバコ煙による健康被害に明確な閾値、つまりこれくらいなら大丈夫という安全域はない。喫煙本数と虚血性心疾患の関係を調べた研究では、1日20本を1日5本の1/4に減らしてもリスクは約17%しか減らず、受動喫煙では1日0.2本換算となり、虚血性心疾患のリスクは吸わない人に比べて受動喫煙の被害者で30%も多くなることがわかっている(※4)。つまり、加熱式タバコで有害性が低減されていたとしても無害になるわけでもなく、タバコを吸わないことに比べれば健康への有害性は格段に高くなるというわけだ。

まだ調査研究は少ない

 タバコの有害性を研究している専門家を含め、加熱式タバコから出る化学物質による受動喫煙と化学物質過敏症との関連はまだはっきりとわからない、という。なぜなら、加熱式タバコからは多種多様な化学物質が出ていて、複合的な影響によるものが考えられ、その組み合わせはかなり複雑になるからだ。

 北里大学北里研究所病院の呼吸器内科医でもあり、北里大学薬学部で生体制御学を教えている鈴木幸男教授は、まだ加熱式タバコと化学物質過敏症の関係については確固たる論文も少ない、という。ただ、加熱式タバコのタバコ煙からはホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなど、数多くの化学物質が確認されているので、化学物質過敏症の患者が感じる化学物質が含まれている可能性はあると指摘する。

 専門家の中には、加熱式タバコによる影響はニコチンに対する反応で調べてみるのがいいのではという意見もある。症状を引き起こす化学物質は多岐にわたるが、ニコチンだけはタバコ製品からしか出ないからだ。

 都内在住のMさん(60代、男性)は医師でもあり、バイオ系の研究者でもあるが、自宅へ侵入してくる近隣喫煙者のタバコ煙に悩まされている。深夜を過ぎたあたりから帰宅した近隣住人がタバコを吸い、息苦しさ、耳鳴り、頭痛、めまい、悪夢などにより極度の体調不良と睡眠障害を毎晩のように引き起こすという。Mさんは自身の症状からニコチンへ反応する症状なのではないかと推測している。

画像

深夜の有害物質流入と症状の説明図。空気清浄機のインジケーターが反応すると症状が悪化する様子がわかる。図提供:M医師

 化学工場の労働者が化学物質に触れ、健康被害を引き起こすことは従来から知られてきたが、住環境や生活環境の変化で建材や内装材、洗剤、芳香剤などによる化学物質に一般市民もさらされている。労働災害としては「多種化学物質過敏状態(Multiple Chemical Sensitivity、MCS)」となるが、日常生活ではいわゆる「シックハウス症候群(ビル関連疾患、Building Association Diseases)」として、個々人の病態を表す名称としての「化学物質過敏症(Chemical Sensitivity、CS)」に多くの患者が苦しむようになってきてもいる。

 日本では建築基準法によりホルムアルデヒドの測定が義務づけられ、教育現場でも室内の化学物質濃度に基準が設けられている。受動喫煙によるタバコ煙も化学物質過敏症の発症に関し、重要な原因になっている。

 そして、前述した患者らの話によれば、アイコスなど加熱式タバコ(電子式加熱タバコ)によっても化学物質過敏症が生じるのは明らかなようだ。加熱式タバコからニコチンを含む既存の紙巻きタバコとは異なった未知の化学物質が発生し、それらが複合的に作用しているのではないだろうか。

 筆者は都内で毎月1回開かれるタバコ問題の会合へ出席しているが、そこへは近隣のベランダ喫煙などの受動喫煙に悩む相談者が毎回平均2~3人は新規に参加する。加熱式タバコによる被害を訴える人も増えてきており、加熱式タバコの喫煙者の増加とリンクしているようだ。

 また、いわゆる「香害」に苦しむ患者救済に取り組んでいる日本消費者連盟によれば、加熱式タバコを吸う友人宅で化学物質過敏症を発症した例などがあるという。こうした患者は、とにかく加熱式タバコの喫煙者に会わないようすにすることが自衛手段だ。同連盟も、患者個々人によって発症する状況が異なるため、まだ加熱式タバコと化学物質過敏症のはっきりした因果関係がわかっているわけではないと付け加えた。

 日本の加熱式タバコ市場へ最近参入したインペリアル・タバコ・ジャパンを除くフィリップ・モリス・ジャパン、日本たばこ産業、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンの3社に加熱式タバコの健康被害、特に化学物質過敏症の患者について質問したところ、フィリップ・モリス・ジャパンと日本たばこ産業から回答を得た。

 アイコスを製造販売するフィリップ・モリス・ジャパンは、アイコス使用による周囲への影響について「IQOSは、たばこを燃やさず加熱するので、紙巻たばこに比べて明らかにたばこのニオイが少なくなっています。また、使っていないときに煙は出ませんし、吐き出されたたばこベイパーもすぐに消えるため、紙巻たばこの副流煙(使っていないときに出る煙)に比べて周りの人に不快な思いをさせにくくなっています。加熱式たばこの使用による周りの方への影響については、2018年4月発表の当社研究「IQOSエアロゾル受動曝露試験結果」によると、現在存在する検出方法で測定可能な限り、ニコチンとたばこ特異的ニトロソアミン(発がん性物質として知られる)の周りの方への悪影響は認められませんでした。ただし、IQOSはたばこ製品ですので、IQOSを使用する場合は、周りの方への配慮を忘れないことが重要と考えています」とのことだった。

 また、日本たばこ産業は、化学物質過敏症を発症させる物質について「化学物質過敏症は『特定の化学物質に接触し続けていると、のちに僅かなその物質に接触するだけで、体調異常となる状態』といわれています。しかしながら、同じ環境にいても発症する人としない人がいるなど、その症状や発症については未解明な部分が多いとされております。発症に関与する要因として、化学薬品、有機溶剤、貴金属、排気ガス、医薬品、たばこの煙などの様々なものが挙げられておりますが、これらの要因がどのようにこの疾病に関係しているかについては、未だ明らかにされておりません。そのため、今後、より一層の研究が必要であると考えています」と回答した。

 そして日本たばこ産業は続けて「なお、環境中に漂うたばこの煙は、周囲の方々、特にたばこを吸われない方々にとっては迷惑なものとなることがあり、弊社では、周囲の方々への気配りを示していただけるよう、たばこを吸われる方々にお願いしています。特に、子供やお年寄りなど環境中の物質による刺激に対して、敏感である方々の周りでの喫煙にも特段の配慮が必要であり、このような方々の周りでの喫煙は控えることを勧めております。また、たばこを吸われない方や煙を好まない方のために、公共の場所や室内における適切な分煙等の環境改善について、積極的な取り組みを継続して実施しております」と付け加えている。

 フィリップ・モリス・ジャパンは限定的な検出方法としつつ、アイコスから出るタバコ由来の有害物質についての悪影響は否定した。また、どちらも加熱式タバコの健康被害については、喫煙者に対して周囲への配慮を要請する形になっていて自社製品の製造物責任については述べていない。

 だが、加熱式タバコによる影響で化学物質過敏症を発症したと考えられる患者は確かに存在する。そして、加熱式タバコには受動喫煙の害もあるのだ。こうした被害が拡大しないよう、公衆衛生当局は早急に対処する必要があるのではないだろうか。

※1:内山巌雄、「化学物質過敏症の実態調査」、アレルギー、第51巻、805-808、2002

※2:Takahiro Tabuchi, et al., "Heat-not-burn tobacco product use in Japan: its prevalence, predictors and perceived symptoms from exposure to secondhand heat-not-burn tobacco aerosol." Tobacco Control, Vol.27, Issue e1, 2018

※3:稲葉洋平、内山茂久、「喫煙と室内環境」、空衛、2012年3月号

※4:Terry Pechacek, "How acute and reversible are the cardiovascular risks of secondhand smoke?" the BMJ, Vol.328, 2004

|

新型タバコの現状、体への影響や税金は?

新型タバコの現状、体への影響や税金は?

https://limo.media/articles/-/11022

2019.05.06 06:00

最近では、禁煙が政策で推し進められているなか、街中で「加熱式タバコ」や「電子タバコ」といった、従来とは異なるタバコを吸っている人を見かけることも多くなりました。こうした新型タバコは「紙巻きタバコよりも害が少ない」「禁煙に役立つ」といったうたい文句でも売り出されていますが、まだ歴史が浅いことから、現在もさまざまな調査が進められているところです。

この記事では、新型タバコについての議論やこれまでの経過を簡単にまとめてみます。

そもそも電子タバコ・加熱式タバコって?

加熱式タバコは、タバコの葉を加熱して発生した蒸気を吸い込むものです。「iQOS(アイコス)」や「グロー」「プルーム・テック」という商品名を耳にすることも増えているのではないでしょうか。一方、電子タバコはVAPE(ベイプ)とも言い、リキッドと呼ばれる香り付きの液体を加熱して霧状にしたものを吸う器具です。これらは混同されることも多いですが、まったく別の仕組みのものです。

電子タバコと加熱式タバコの一番の違いは、「タバコの葉を使っているか否か」という点です。アイコスやブルーム・テックといった「加熱式タバコ」はタバコの葉を加熱するものなので、従来の紙巻タバコと同じくニコチンやタールも含まれています。ただし、タバコの葉を燃やさずに加熱するため、タールが紙巻きタバコと比べて9割以上削減されていると言われています。また、副流煙がほとんど出ないため、受動喫煙による健康被害が紙巻きタバコより少ないとされ、禁煙とされる場所でも吸うことができる場合もあります。

電子タバコは、煙のように見えるミストを吸い込んで、疑似的にタバコを吸っている感覚を味わうものです。欧米では電子タバコのリキッドにニコチンが含まれている場合がありますが、日本では薬機法(旧薬事法)上の決まりでリキッドにニコチンを含ませることができないため、基本的にニコチンやタールが含まれていません。そのため、「禁煙促進に有用だ」という主張もあります。

増税が続くなか、気になるお値段は?

2018年の10月の税制改正によって、「加熱式たばこ」の区分が新たに設けられました(以前は「パイプたばこ」に区分されており、税金自体はかかっていました)。

現在、従来の紙巻きタバコの税金が60%程度であるのに対して、加熱式タバコにかかる税金は、タバコの葉の重量に応じて15%〜50%程度。節約になるという理由で加熱式タバコに切り替えた喫煙者もいるようですが、加熱式たばこの税率は2022年まで段階的に増やされ、紙巻きたばこの7~8割程度まで引き上げられることになっています。

一方、電子タバコにはニコチンが含まれていないため、日本では現状、たばこ税はかけられていません。従来の紙巻きタバコから加熱式タバコに切り替えた喫煙者も、今後の加熱式タバコ増税に伴い、節約や減煙・禁煙のため、電子タバコに移行していく可能性も高いのではないかと考えられているようです。

無害というわけではない

実際に、日本やイギリスでも、ここ数年で電子タバコの利用者が急増しています。イギリスの禁煙推進団体ASH(アクション・オン・スモーキング・アンド・ヘルス)の調査によると、電子タバコ利用者が紙巻きタバコから電子タバコに切り替えた主な理由として、禁煙が挙げられてもいます。

しかしながら、電子タバコも加熱式タバコも、従来のタバコより害が少ないとされていることに疑問を投げかけるような研究結果もあります。日本呼吸器学会では、「非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる可能性がある」という見解を示しており、2018年8月にはイギリスの研究チームが「電子タバコの蒸気が肺の免疫細胞を壊す可能性がある」という研究結果を発表しています。

また、ほとんど副流煙の出ない加熱式タバコも、喫煙者が吐き出した息に有害物質が含まれていると言われます。そのため、「受動喫煙の可能性は十分にあり、紙巻きタバコと同様に公共の場で吸うべきではない」と考える人も多いようです。

新型タバコへの意見

電子タバコにおいても、ニコチンやタールは入っていなくとも、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドといった有害物質が検出されています。また、非喫煙者からは「水蒸気がたくさん出ているのも、タバコの煙のようで迷惑」といった意見もあり、リキッドに香りがつけられているため「結局、臭いので意味がない」と嫌がる人も多いようです。

電子タバコや加熱式タバコを吸う人は、「周りに迷惑がかからないように、紙巻きをやめて電子タバコ・加熱式タバコに変えた」という人も多いようですが、そういった意見に対して、

「電子タバコだからいいだろう、という態度はどうなんだ」
「どんな害があるかまだわからないものを吸わないでほしい」

といった厳しい声もあります。

新型タバコの扱い方はどうなる?

電子タバコも加熱式タバコも、従来のタバコとは異なる構造のため、今のところはいわゆるタバコとは別ものとして扱われることも多いようです。しかし、本人や周りへの影響が紙巻きタバコより少ないとはいえ、害がまったくないとは言えないということが少しずつ判明してきてもいます。

タバコに関してはこれまでさまざまな議論がなされ、公共の空間でタバコを吸うことは制限されてきています。新型タバコについてはまだわからないことが多いものの、今後はそうした対応が電子タバコや加熱式タバコにも及んでいくのかもしれません。

クロスメディア・パブリッシング

|

【たばこと健康】路上と屋内、受動喫煙防ぐには

【たばこと健康】路上と屋内、受動喫煙防ぐには

https://www.sankei.com/region/news/190429/rgn1904290010-n1.html

2019.4.29 07:00

 先月、私はポルトガルの首都リスボンに出張したが、驚いたのは石畳の歩道に散乱するたばこの吸い殻と歩行喫煙する人の多いことだった。歩道の歩きたばこには閉口したものの駅の入り口などには灰皿が設置され、駅構内、電車、ショッピングモールは日本と同様に禁煙だった。レストランも禁煙で、たばこの煙を気にすることなく気持ちよく食事ができた。

 逆に日本では路上禁煙の市町村は多いが、飲食店の禁煙化はあまり進んでいない。この違いは、なぜだろうか。日本におけるたばこ対策法制化の経緯を振り返ってみた。

 日本の路上禁煙は2002年、東京都千代田区の「安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例」に始まり、たばこの吸い殻のポイ捨てや歩きたばこが禁止された。群馬県では14年に前橋市が「前橋市路上喫煙及びポイ捨ての防止に関する条例」を施行し、千代田通りの一部と銀座通りが、路上喫煙とポイ捨ての防止重点区域に指定された。同様の路上禁煙やポイ捨て禁止の条例が多くの市町村で施行されているが、これらは環境美化に重点を置いたもので、受動喫煙防止を目的とするものではなかった。

 02年に制定された健康増進法により、多数の人が利用する施設の管理者に受動喫煙防止の努力義務が課せられ、結果として学校や病院などの禁煙化が進展した。

 09年には神奈川県が「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」により対策を前進させ、公共的な室内空間を明確に禁煙にした。同様の条例は兵庫県などにも広がった。

 今年のラグビーワールドカップの試合会場となる東京都調布市では、昨年3月から、飲食店での受動喫煙防止のため「調布市受動喫煙ゼロの店登録事業」を実施している。

 2020年東京五輪・パラリンピック開催を機に昨年、健康増進法が改正され、飲食店も既存の小規模店を除き原則禁煙化されるなど、対策が充実した。東京都では昨年制定された「東京都受動喫煙防止条例」により、今年1月から施設管理者や喫煙者に受動喫煙防止配慮義務が課せられ、9月からは学校等への喫煙所設置は禁止され、飲食店の喫煙可否の店頭掲示などの施策が実施される。

 群馬県では06年11月から「群馬県禁煙施設認定制度」が実施され、多数が利用する施設を対象に群馬県が実地調査の上、認定している。昨年12月末現在、1419施設が群馬県のホームページに掲載されているが、市町村役場の禁煙認定施設は桐生市本庁舎だけで、それ以外の市町村役場と群馬県庁は認定施設となっていない。

 群馬県は喫煙率が全国都道府県のトップクラスに位置し、受動喫煙防止条例制定や市町村役場・県庁などの禁煙化も進んでいないが、何故だろうか。その原因を探り、効果的な受動喫煙や禁煙支援などの施策が実施できるよう、調査研究を進めるとともに県民の関心を高める活動も実施していきたい。

 (高崎健康福祉大学教授 東福寺幾夫)

                   ◇

 ◆タバコに関連した法制化の経緯

1999年 WHO総会で、たばこの規制に関する条約の政府間交渉開始を決定

2002年 6月、東京都千代田区が「安全で快適な生活環境の整備に関する条例」制定、10月施行。歩きたばこと吸い殻のポイ捨て禁止に。8月、健康増進法制定。健康増進は国民の責務で、多数が利用する施設管理者に受動喫煙防止対策をとる努力義務が有することなどを規定

 03年 WHO総会で「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」採択

 04年 日本が同条約に署名、批准し受諾書を国連に提出

 05年 2月、同条約が40カ国の受諾により発効

 09年 神奈川県が「受動喫煙防止条例」制定、公共的室内空間が禁煙に

 13年 前橋市が「路上喫煙及びポイ捨ての防止に関する条例」を制定、翌年4月施行。中心市街地の一部で路上喫煙とポイ捨てを禁止

 18年 東京都が「受動喫煙防止条例」を制定。国も健康増進法を改正、飲食店も一部例外を除き禁煙に。未成年者は喫煙区域への入室禁止に

|

平成は「たばこ離れ」の時代だった...世間はなぜ“嫌煙”となったのか

平成は「たばこ離れ」の時代だった...世間はなぜ“嫌煙”となったのか

https://www.fnn.jp/posts/00044810HDK

2019年4月30日 火曜 午後5:00        

平成の30年間を振り返ると、多くのコンテンツの「〇〇離れ」が取り沙汰された時代だった。
だが「たばこ」ほど、世間の風当りが強くなったものはないのではないだろうか。

日本とたばこの歴史は長く、諸説あるが、江戸時代には世間一般に普及していたとされる。
近代でも嗜好品として親しまれ、大人たちが紫煙をくゆらせる姿を見ることも珍しくはなかった。

日本たばこ産業の「全国たばこ喫煙者率調査」を基に作成

日本たばこ産業(以下:JT)の「全国たばこ喫煙者率調査」を見ると、喫煙率のピークは男女とも1966年。男性が83.7%女性が18.0%にのぼり、男性にとっては「吸うことが当たり前」の時代だったといってもいい。

だが平成に入ると、このような状況は一変する。
喫煙率は年を追うごとに減り、2018年は男性が27.8%女性が8.7%にまで減少。男女合計の喫煙率は17.9%と、1965年の調査開始から最も低い数字を記録した。

“たばこの描写”も避けられる傾向

なぜこれほどまで、たばこという存在が忌避されるようになったのか。年齢確認の導入などさまざまな要因が考えられるが、一番は喫煙の健康被害が周知され、禁煙・分煙が進んだことだろう。

病院には、たばこに含まれるタールで黒ずんだ肺のポスターが貼り出され、学会などでは、副流煙を吸い込む「受動喫煙」の健康被害が次々と発表されるようになった。
喫煙者本人だけでなく、非喫煙者にも悪影響を及ぼすということで、世間のたばこに向ける目が厳しくなったように感じる。

受動喫煙の悪影響が認識されるようになった(画像はイメージ)

こうした流れは世界的なもので、海外の映画などでは「喫煙を煽る」として、たばこの描写が避けられる傾向にある。日本のアニメや漫画では喫煙シーンも描かれるが、海外で放映されるとキャンディに置き換えられたり、口元が塗りつぶされることも多い。

このほか、国会でも喫煙の悪影響が議論され、喫煙場所を削減・限定する法規範も定められた。
2020年4月に施行される「健康増進法の一部を改正する法律」では、飲食店などの店舗・施設(一部例外あり)が禁煙となり、これまで以上に禁煙・分煙が進むものと思われ、東京オリンピック・パラリンピックでの受動喫煙対策も後押しする。

喫煙者にも“紙たばこ離れ”の動き

環境の変化だけではなく、たばこ自体が高級品になりつつあることも影響しているだろう。

外箱には「喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます。」と明記されている

JTのメビウス(旧:マイルドセブン)を例にすると、発売時の1977年が1箱150円だったのに対し、2019年4月現在では480円に値上がりした
「300円程度でしょ?」と思われるかもしれないが、喫煙者には1日で1箱を消費するケースも珍しくはなく、日々の積み重ねで考えれば負担増となっていることも事実だ。

値上がりの理由は「たばこ税」の創設などによるもので、価格の税負担率は約6割。480円なら約300円が税金だ。昔より手が伸びにくい嗜好品となったのは確かだろう。

喫煙者の選択肢となった電子たばこ(画像はイメージ)

こうした中、喫煙者にも“紙たばこ離れ”と言える状況が起こっている。たばこの葉を燃焼させるのではなく加熱する「加熱式たばこ」が2016年にブームとなり各社が参入。臭いも少ないこともあって浸透し、移行する人が多く出ている。


居場所がない?喫煙者の心境は...

禁煙運動を含め、健康志向が広がること自体は歓迎されるべきことである。だが一方で、喫煙者からは「喫煙できる場所自体がなくなった」と悲鳴が上がっていることもまた事実だ。

列車や航空機などの交通機関が禁煙となったのは周知の通りだが、最近ではマンションなどのベランダで喫煙する「ホタル族」にも手厳しい意見が寄せられるようになった。

海外には日本以上に禁煙志向が強い国もあるが、路上喫煙は認められているケースが多い。これに比べると、日本は条例などで路上喫煙が禁じられ、いわば喫煙者の「逃げ場」がなくなりつつある。

愛煙家の著名人らで組織する「喫煙文化研究会」の事務局長・山森貴司さんは「日本は海外で禁止されていない路上喫煙が禁止され、室内では「健康増進法」や「受動喫煙防止条例」が施行された。諸外国と違い、屋外・屋内とも「禁煙」が進んでいる」と指摘する。

非喫煙者からすれば「そもそもたばこを吸わなければ良い話」だが、喫煙者が「外と内」の両方で居場所を失えば、許可されていない場所での喫煙や非喫煙者との衝突に発展する可能性もある。


「喫煙所以外で吸わないというルールの遵守を」

喫煙者を擁護するわけではないが、たばこが法律で禁止されていない嗜好品なのは事実。
新時代を迎えるにあたり、喫煙者と非喫煙者が共存までとは行かずとも、折り合いをつけることは難しいのだろうか。
山森さんが提唱するのは、完全密閉式喫煙所の設置とその場所以外で吸わないという、喫煙者側のルール遵守徹底だ。

「たばこ税を200円上げてもいいから、そのうち100円を完全密閉式喫煙所の設置予算として計上してもらいたいのです。そうすれば、たばこを吸われない方々にも迷惑は掛かりません。喫煙者がマナーでごまかす時代は終わりました。喫煙場所はたばこ税の増税により確保し、そこ以外では吸わないというルールを守る。それでもダメと言われたら、たばこを法律で禁止すべきです。その方がすっきりします」(山森さん)

喫煙所での喫煙を守ることが第一歩かもしれない

国内のたばこ事情は平成で大きく変わり、近年では「喫煙者は採用しない」企業も現れ始めた。令和ではもしかすると、喫煙自体が前時代的な嗜好品となるのかもしれない。
ただ、その過渡期の間は「吸わない人に吸わせない」ルールや設備を整えるという対策で“歩み寄る”ことはできないのだろうか。

|

会社の喫煙所…先輩女性の“火の貸し方”に思わず赤くなる漫画反響「たばこ始めようかな」

会社の喫煙所…先輩女性の“火の貸し方”に思わず赤くなる漫画反響「たばこ始めようかな」

https://otonanswer.jp/post/40220/

2019.05.11

職場の喫煙所でのやり取りを描いた創作漫画が話題に。喫煙所で先輩の女性社員とばったり会った男性。「とうとう課長も禁煙を始めた」と何気ない会話をしていましたが…。

 

 職場の喫煙所でのやり取りを描いた創作漫画「俺がタバコをやめない理由」がSNS上で話題となっています。喫煙所で先輩の女性社員とばったり会った男性。「とうとう課長も禁煙を始めた」と何気ない会話をしていましたが…という内容で、「すごく刺さった」「これはやめられない」「たばこ始めようかな」「こんな上司欲しい」などの声が上がっています。作者の男性に聞きました。

定番ネタを男女のシガーキスで表現

 この漫画を描いたのは、漫画家のタカキツヨシ(ペンネーム、31)さん。「BLACK TORCH」(集英社、全5巻)などの漫画を描いています。現在、集英社の漫画配信サイト「少年ジャンプ+」で「HEART GEAR」を連載中です。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

タカキさん「20歳のときに描き始めました。当時所属していた大学のサークルでブレイクダンスをかじっていましたが、『ブレイクダンスの漫画ないから自分で描くか!』と思い立ち、ノリと勢いで描きました。無駄に元気があり余っていたのだと思います」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

タカキさん「本業の連載漫画の息抜きに何か描こうと思ったことです。『火貸して』『後で返してね』という喫煙者の定番ネタを男女のシガーキスで表現したら面白そうだなと着想しました」

Q.普段、たばこは吸いますか。

タカキさん「『メビウスライト』のロングを1日10~15本くらい吸っています。ネームが詰まったときや、友達と飲みに行ったときに増えてしまいます」

Q.世間で禁煙化が進んでいることについて、どう思いますか。

タカキさん「やめた人も、電子たばこに移行した人もいます。喫煙してもよいことはほぼありませんから、禁煙化の傾向そのものはよいことだと思います。喫煙者にとっては肩身が狭いですが、たばこを吸わない人からすれば隣で吸われるのは迷惑です。たばこは嗜好(しこう)品で本人の意思で吸い始めています。だからこそ、喫煙者はルールとマナーを守る必要があるのかなと思います」

Q.反対に、たばこが魅力的だと感じることは。

タカキさん「現実世界ではほぼありませんが、創作物においては魅力的なアイテムだと思います。映画や漫画では、たばこを吸っているだけで絵になりますし、吸い方も含めて、その人物のキャラクターにもつながります。本来、冗長になりがちな会話シーンで『火をつける』『煙を吐き出す』などのアクションが入るので、それによってシーンの雰囲気や人物の心情も表現でき、画面演出的にも有用だと思います」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

タカキさん「思っていた以上に好意的な意見が多くてうれしいです。『このご時世に時代錯誤かな』と思っていましたから。また、『たばこを吸ってみたくなった』という意見もたくさん寄せられましたが、吸ってもよいことはないのでお勧めはしません(笑)」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

タカキさん「今は、読者に楽しんでもらいたい一心で連載漫画に取り組んでいます。ただ、全然違うものを描きたくなるときがあるので、趣味として描いた漫画を引き続き、SNSなどで発表していきたいと思っています」

【漫画】本編を読む

https://otonanswer.jp/post/40220/2/

 

|

ウォルマート、たばこ購入年齢を21歳に引き上げ 全米で7月1日から

ウォルマート、たばこ購入年齢を21歳に引き上げ 全米で7月1日から
https://jp.reuters.com/article/walmart-tobacco-idJPL3N22K4Z7

2019年5月9日

[ワシントン 8日 ロイター] - 米小売大手ウォルマートは8日、米国内全店でたばこの購入年齢を21歳に引き上げると発表した。7月1日から実施する。また、果物などの香料入りニコチン製品の販売も停止する。

未成年者の間で急増している電子たばこの喫煙への対応に向け、規制当局や政治的圧力が高まっていることが背景。

米食品医薬品局(FDA)は今年に入り、ウォルマートやドラッグストアチェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどの一部小売業者が未成年者に葉巻やメンソールたばこを販売しているとして提訴。ウォルグリーンとライト・エイドは先月、今後21歳未満の顧客にたばこを販売しない方針を発表した。

|

米ウォルマート、21歳未満へたばこ販売禁止

米ウォルマート、21歳未満へたばこ販売禁止

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44553050Z00C19A5000000/

2019/5/9 2:41

【ニューヨーク=高橋そら】米小売り最大手のウォルマートは8日、21歳未満へのたばこの販売を禁止すると発表した。米国の一部州では18歳から合法的にたばこを購入できるが、最近は高校生の喫煙が問題となっており批判の高まりを受けて規則を強化する。4月には複数の米大手ドラッグストアチェーンが先行して未成年者への販売禁止を表明しており、ウォルマートも追従した格好だ。

「我々は未成年へのたばこ販売をなくすため真剣に責任を果たす」。ウォルマートの担当役員は同日、米食品医薬品局(FDA)に宛てた書簡の中でこう表明した。19年7月1日から米全土でたばこ製品の最低購入年齢を21歳に引き上げる。一般に葉巻たばこよりも健康被害が少ないと認識され若者に人気の電子たばこも対象に含む。果物やお菓子の香料入りニコチン製品も同様に販売を中止する計画だという。

FDAは「未成年に電子たばこ使用がまん延している」などとして、小売業者などに対して販売を中止するよう求めていた。今回のウォルマートの措置に先駆け、米ドラッグストア大手のウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスと同業のライトエイドは4月に未成年へのたばこ販売を中止すると発表していた。

米国では州や地方自治体の単位でたばこを購入できる最低年齢が異なる。州単位でみると一部を除き18歳と定めているところが多い。米全土に5千店を持つ最大小売りのウォルマートが最低購入年齢を21歳に引き上げたことで、今後、州や自治体レベルでも法規制を強化する動きが加速しそうだ。

|

酒もたばこも赤身も 「好きなだけ認められるべき」 ノルウェー保健相

酒もたばこも赤身も 「好きなだけ認められるべき」 ノルウェー保健相

https://www.bbc.com/japanese/48196515

  • 2019年05月8日

 

ノルウェーの新しい保健相が、人は「好きなだけ」赤身の肉を食べ、喫煙し、飲酒することを認められるべきだと発言し、物議を醸している。

問題の発言をしたのは、今月3日に保健相に任命されたばかりのシルヴィ・リストハウグ氏で、喫煙者は社会ののけ者であるかのような気持ちにさせられてきたとも述べた。

反移民政策を掲げる右翼ポピュリスト政党である進歩党のリストハウグ氏は昨年3月、安全保障をめぐり、法務・危機管理・移民相の職を辞任した。

リストハウグ氏は公衆衛生が何であるかを理解していないとの批判の声が上がっている。

<関連記事>

リストハウグ氏はノルウェー放送教会(NRK)に対し、「公衆衛生に対する私の出発点は非常にシンプルだ。私は道徳を監視するつもりはないし、人々に人生をどう生きるか説くつもりもない。その代わりに、選択の基礎となる情報が得られるよう支援するつもりだ」と述べた。

「人々は好きなだけ喫煙し、飲酒し、赤身の肉を食べることを認められるべきだ。当局は情報を提供したがるかもしれないが、みんな何が健康的かそうでないか、大体理解していると思う」

さらに、以前はたばこを吸っていたリストハウグ氏は、「多くの喫煙者が社会ののけ者であるかのように感じていると思う。どこかに身を隠さなければいけないみたいなね。そんなことはばかげている。喫煙は有害なので良くないことではあるが、大人は自分自身のために何をするのかを決めなければならない」と付け加えた。

「政府として我々が唯一するつもりでいるのは、情報の提供だ。そうすることで人々は情報に基づく選択をすることができる。だからこそ我々はいま、若者が喫煙を始めないよう、より多くの大人に喫煙をやめさせるような、たばこ戦略を打ち立てるべきだ」

リストハウグ氏自身は現在、社交行事を除き、喫煙はほとんどしないという。

公衆衛生に悪影響も

ノルウェーのがん学会事務総長、アンネ・リサ・レイル氏はNRKに対し、リストハウグ氏の発言は公衆衛生に悪影響を及ぼす可能性があると指摘する。

「多くの人がリストハウグ氏の発言に固執し、公衆衛生が何十年も後退することになる」

 

|

タバコは全て悪いのか?スタイリッシュな次世代たばこでネガティブを払拭する

タバコは全て悪いのか?スタイリッシュな次世代たばこでネガティブを払拭する
https://career.joi.media/trends/2019/05/12/8409/

2019年5月12日

タバコの喫煙は、仕事や働き方に大きな影響をもたらすようになった。デスクや会議室から灰皿は消え、オフィスの片隅にある専用スペースに追いやられ、今となっては、フロアやビルからも追い出されている。

更に喫煙者の不採用や、就業中の喫煙禁止まで決める企業も出て来ている。このままタバコは過去の遺産として絶滅する事になって行くのだろうか?新たな段階に突入したタバコ業界の動きを見てみよう。

【第二世代タバコ】加熱式たばこをめぐる状況

たばこ産業の中心は紙巻から電子式へ移行する

日本では成人の喫煙率は男性が27.8%、女性が8.7%、年々減少しているとはいえ未だ1,880万人もの方々が喫煙している。そして、加熱式タバコは市場全体の20%を超え、平成32年には30%まで増加すると見込まれている。

この様な中、この加熱式たばこをめぐる競争が激化している。日本たばこ産業(JT)では、乗り遅れていた自社ブランドの加熱式タバコPloom TECH(プルーム テック)の販売を強化、新製品投入により追い上げを狙う。

そして、独走で首位を走る世界最大のたばこメーカーフィリップ モリス インターナショナル(PMI)のiQOS(アイコス)は、ようやく米国での認可を取得した。これからは、圧倒的な規模の経済を利用し、更に製品開発への投資やプロモーションを強めて来るだろう。

加熱式たばこは、従来の紙巻たばこと比較すると、煙が出ないため、臭いが着かず火器の危険性が無いというメリットはあるが、健康面については、発ガン物質のタールや血管を収縮させるニコチンなどの有害物質が抑えられていると説明はあるものの、摂取する事には変わらず、健康リスクが低減されているのかは明らかではない。

仕事においては、健康面への指摘以外にも、非喫煙者と比較して、たばこ休憩の時間が多く不公平だという風潮もある。この点は、世界的に見ても座る時間の長い日本のオフィス環境では、適度に席を立って休憩するくらいがちょうど良い気もする。

もし、休憩せずに座り続ける場合には、着座姿勢が血流を悪化させ、肥満や心筋梗塞、脳梗塞など、喫煙しなくとも、長時間のデスクワークが新たな健康リスクも誘発する事になるので、休憩については非喫煙者の方も堂々と取って頂ければ良いのではないだろうか?

“煙が出ない”点においては紙巻きたばこから改善されている加熱式たばこだが、健康面については、まだ議論や改善が必要になって来る。嗜好品として、オフィスワーカー達に束の間の癒しを与えるためには、健康面での確実な改善や、ダークなイメージを払拭するスタイリッシュさが求められる。

忍び寄る【第三世代タバコ】の影

多種多様な製品が揃うVAPE

紙巻きたばこから、加熱式たばこへの転換を進める、これまでたばこ産業を牽引してきた既存メーカーに割って入ろうとするのが、成長著しいVAPEと云われる電子たばこだ。

このVAPEは、原料にタバコ葉を使用せず、主に液体を加熱することで、フレーバーやニコチンを含んだ蒸気を吸引するものだ。2024年には世界で5兆円もの市場になるというデータもある。

VAPEの中でも、PODと呼ばれるリキッド入りのカートリッジを交換するだけで、様々な風味を楽しむ事が出来るものが注目されており、ニコチンを含まずにフレーバーだけを擬似たばことして楽しむものは、日本でも多く販売されている。ご興味があれば、電子タバコ・VAPE専門店のVape Studioなどを見ると良いだろう。

そして、ニコチンを含むVAPEは、日本では薬事法で禁止されているため、国内で購入する事は出来ないが、米国では、スタートアップ企業Juul Labsの開発するJUULが独走状態となっている。PODには、ニコチンが含有されており、フレーバーと供にニコチンを吸引することが出来るようになっている。

JUULは、今や米国の電子タバコ市場の75%を占めると言われており、そのスタイリッシュなデザインと選べる多種なフレーバーにより若年層からの支持が多いという。

このスタートアップは、Altria GroupというPhilip Morris USAやMarlboroを所有する企業から莫大な出資を受けており、企業価値は4兆円を超えるユニコーンとなった。これを発明し、創業したAdam BowenとJames Monseesの2人は、TIME誌の選ぶ、もっとも影響力のあり100人に選ばれている。

ただ、JUULの登場により数百万人の喫煙者の禁煙を実現させたという功績が認められる一方、未成年者の喫煙やニコチンによる中毒性を指摘されており、今後モラルの徹底や健康面への影響などを解明していく必要がある。

タバコという嗜好品が絶滅することなく、愛好家がこれからも楽しんで行くためには、メーカー各社の健康配慮や、各国の規制への対応などと合わせて、モラルやマナー、使用する環境の整備などが今以上に必要となって行く。

そして、これから出る新たな製品が、懸念されている健康リスクを払拭する事を証明する確実なデータ示す事が出来れば、企業がオフィスから喫煙者を締め出す、今の風潮を変えることが出来るかも知れない。

 

|

タバコは全て悪いのか?スタイリッシュな次世代たばこでネガティブを払拭する

タバコは全て悪いのか?スタイリッシュな次世代たばこでネガティブを払拭する
https://career.joi.media/trends/2019/05/12/8409/

2019年5月12日

タバコの喫煙は、仕事や働き方に大きな影響をもたらすようになった。デスクや会議室から灰皿は消え、オフィスの片隅にある専用スペースに追いやられ、今となっては、フロアやビルからも追い出されている。

更に喫煙者の不採用や、就業中の喫煙禁止まで決める企業も出て来ている。このままタバコは過去の遺産として絶滅する事になって行くのだろうか?新たな段階に突入したタバコ業界の動きを見てみよう。

【第二世代タバコ】加熱式たばこをめぐる状況

たばこ産業の中心は紙巻から電子式へ移行する

日本では成人の喫煙率は男性が27.8%、女性が8.7%、年々減少しているとはいえ未だ1,880万人もの方々が喫煙している。そして、加熱式タバコは市場全体の20%を超え、平成32年には30%まで増加すると見込まれている。

この様な中、この加熱式たばこをめぐる競争が激化している。日本たばこ産業(JT)では、乗り遅れていた自社ブランドの加熱式タバコPloom TECH(プルーム テック)の販売を強化、新製品投入により追い上げを狙う。

そして、独走で首位を走る世界最大のたばこメーカーフィリップ モリス インターナショナル(PMI)のiQOS(アイコス)は、ようやく米国での認可を取得した。これからは、圧倒的な規模の経済を利用し、更に製品開発への投資やプロモーションを強めて来るだろう。

加熱式たばこは、従来の紙巻たばこと比較すると、煙が出ないため、臭いが着かず火器の危険性が無いというメリットはあるが、健康面については、発ガン物質のタールや血管を収縮させるニコチンなどの有害物質が抑えられていると説明はあるものの、摂取する事には変わらず、健康リスクが低減されているのかは明らかではない。

仕事においては、健康面への指摘以外にも、非喫煙者と比較して、たばこ休憩の時間が多く不公平だという風潮もある。この点は、世界的に見ても座る時間の長い日本のオフィス環境では、適度に席を立って休憩するくらいがちょうど良い気もする。

もし、休憩せずに座り続ける場合には、着座姿勢が血流を悪化させ、肥満や心筋梗塞、脳梗塞など、喫煙しなくとも、長時間のデスクワークが新たな健康リスクも誘発する事になるので、休憩については非喫煙者の方も堂々と取って頂ければ良いのではないだろうか?

“煙が出ない”点においては紙巻きたばこから改善されている加熱式たばこだが、健康面については、まだ議論や改善が必要になって来る。嗜好品として、オフィスワーカー達に束の間の癒しを与えるためには、健康面での確実な改善や、ダークなイメージを払拭するスタイリッシュさが求められる。

忍び寄る【第三世代タバコ】の影

多種多様な製品が揃うVAPE

紙巻きたばこから、加熱式たばこへの転換を進める、これまでたばこ産業を牽引してきた既存メーカーに割って入ろうとするのが、成長著しいVAPEと云われる電子たばこだ。

このVAPEは、原料にタバコ葉を使用せず、主に液体を加熱することで、フレーバーやニコチンを含んだ蒸気を吸引するものだ。2024年には世界で5兆円もの市場になるというデータもある。

VAPEの中でも、PODと呼ばれるリキッド入りのカートリッジを交換するだけで、様々な風味を楽しむ事が出来るものが注目されており、ニコチンを含まずにフレーバーだけを擬似たばことして楽しむものは、日本でも多く販売されている。ご興味があれば、電子タバコ・VAPE専門店のVape Studioなどを見ると良いだろう。

そして、ニコチンを含むVAPEは、日本では薬事法で禁止されているため、国内で購入する事は出来ないが、米国では、スタートアップ企業Juul Labsの開発するJUULが独走状態となっている。PODには、ニコチンが含有されており、フレーバーと供にニコチンを吸引することが出来るようになっている。

JUULは、今や米国の電子タバコ市場の75%を占めると言われており、そのスタイリッシュなデザインと選べる多種なフレーバーにより若年層からの支持が多いという。

このスタートアップは、Altria GroupというPhilip Morris USAやMarlboroを所有する企業から莫大な出資を受けており、企業価値は4兆円を超えるユニコーンとなった。これを発明し、創業したAdam BowenとJames Monseesの2人は、TIME誌の選ぶ、もっとも影響力のあり100人に選ばれている。

ただ、JUULの登場により数百万人の喫煙者の禁煙を実現させたという功績が認められる一方、未成年者の喫煙やニコチンによる中毒性を指摘されており、今後モラルの徹底や健康面への影響などを解明していく必要がある。

タバコという嗜好品が絶滅することなく、愛好家がこれからも楽しんで行くためには、メーカー各社の健康配慮や、各国の規制への対応などと合わせて、モラルやマナー、使用する環境の整備などが今以上に必要となって行く。

そして、これから出る新たな製品が、懸念されている健康リスクを払拭する事を証明する確実なデータ示す事が出来れば、企業がオフィスから喫煙者を締め出す、今の風潮を変えることが出来るかも知れない。

 

|

« 2019年4月 | トップページ | 2019年6月 »