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豊中市 SIBで禁煙を支援

豊中市 SIBで禁煙を支援

https://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/shiichioshi/190527/20190527068.html

2019年5月27日

 社会課題解決のため、行政が事業を民間委託し、その成果に応じて報酬を支払う「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)」。2010年に英国で始まった仕組みだが、世界初となる禁煙支援を実施する。

 SIBは、民間事業者が資金を独自に調達。報酬は事前に合意した成果内容に沿って支払われるため、行政コストの削減につながる。また、自治体と資金提供者の二重チェックを受けることで、事業内容の精度が上がる。SIBの歴史は浅いが、近隣では神戸市が糖尿病対策で実施した。

 豊中市のこれまでの禁煙支援策は、禁煙外来の紹介など相談業務にとどまっていた。「より見える成果を上げるため、自治体の限られた資金を有効活用できる」(市健康医療部の田上淳也次長)と、SIBの活用を決めた。

 対象者は同市在住・在勤者で、将来的な医療費削減を見据えて子育て世代を重点的対象者とする。事業者は、今月末に正式発表される予定だが、独自開発した禁煙アプリを活用するとしている。

 事業期間は2022年3月末までの3年間で、委託費の上限は6100万円。

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