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道議会喫煙所断念へ 自民会派が調整入り

道議会喫煙所断念へ 自民会派が調整入り

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/331198

08/02 05:00

 道議会最大会派の自民党・道民会議(53人)は1日、来年1月完成予定の新しい道議会庁舎内に喫煙所を設置せず、庁舎内全面禁煙とする方向で調整に入った。鈴木直道知事は1日の記者会見で「税金で喫煙所を設置するのは、道民目線で考えて難しい」と述べた。

 自民会派の複数の幹部が禁煙に向けて意見集約を図る考えを示した。6日の議員総会で対応を協議する。知事は会見で「道民からさまざまな意見がある中、議会で議論を深めて答えを出してほしい」と強調した。

 道民世論の反発が強まる中、知事は7月30日、村田憲俊議長と東京都内で会談。来年1月までに設計変更し、喫煙所を造ることは困難で、庁舎の完成後も新たに改修して喫煙所を整備するのは道民理解が得られないとの認識を伝えていた。

 会談を受けて、会派幹部は「何とか禁煙でまとめたい」と強調。別の幹部は「外堀は埋められた」と明かした。これまで喫煙所の設置を推進していた中堅道議も「議員特権と批判され、今の風潮では設置は難しい」と語った。

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