スイスの鉄道駅、全面禁煙へ
スイスの鉄道駅、全面禁煙へ
世の中には愛煙家もいれば、嫌煙家もいる。スイスでは15歳以上の喫煙率は27.1%。15~24歳に限ると31.7%と、喫煙はさらに一般的だ。
ただ全体的に見ると、たばこの人気は年々減り続け、禁煙を実施するエリアは拡大を続けている。これまでは公共交通機関の電車内、駅の建物内のほか職場、大学、飛行機の中で禁煙が実施されていった。
そして2019年6月1日から、国内の鉄道駅は指定の喫煙ゾーンを除き、原則禁煙となった。主要駅ではプラットフォーム、小さな駅では駅の入り口に喫煙所を設ける。2018年秋の試験期間を終え、公共交通連合(VÖV)が決定した。
チューリヒ中央駅では13日に禁煙がスタート。今年10月末までに1千の鉄道駅、2020年半ばまでに全鉄道駅での設置を予定している。
ドイツの鉄道駅は2007年から喫煙ゾーンを黄色い線でマークしているが、スイスでは青色で表示する。
今のところ、指定場所以外で喫煙をした人へ罰則規定はない。今回の措置は「法的義務ではなく、交通会社の裁量にゆだねる」と公共交通連合は話している。
(英語からの翻訳・大野瑠衣子)
| 固定リンク
「たばこ対策」カテゴリの記事
- 「喫煙率」14.8% 厚労省2022年の調査 2003年以降で最も低く(2024.09.09)
- 山下公園など公園2700カ所、禁煙化 横浜市が条例改正案提出へ(2024.09.02)
- 喫煙率14.8%、過去最低 国民健康・栄養調査(2024.09.02)
- 横浜市立公園 市民意見で「全面禁煙を望む」が最多(2024.08.26)
- カナダ、無煙たばこの販売制限 若者の乱用懸念(2024.08.26)
最近のコメント