加熱式たばこ向けホテル客室が好調 フジタ福井「非喫煙者も快適に利用」
加熱式たばこ向けホテル客室が好調 フジタ福井「非喫煙者も快適に利用」
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/923378
2019年8月29日 午前11時25分
大手ホテルチェーン、藤田観光グループ(本社東京)のホテルフジタ福井(福井県福井市大手3丁目、田中正裕総支配人)は、加熱式たばこ利用者向けの客室を24室設けた。禁煙客室が満室だった場合に、非喫煙者にも比較的においが気にならない客室を快適に利用してもらう狙いがある。
同ホテルの客室数は現在、禁煙225、喫煙可能な客室が129。喫煙可能な客室のうち24室を加熱式向けにした。同社によると、加熱式たばこ利用者向けの客室を設けるのはグループ初の取り組みという。
禁煙客室が満室の場合、非喫煙者らには喫煙可能な客室に宿泊してもらっていたが、たばこのにおいが気になるという声が寄せられていた。田中総支配人は「こういった対応は我々としても心苦しかった」と話し、7月24日から紙巻きたばこに比べてにおいの少ない加熱式たばこ用の客室を設けた。ホテルにとっても通常の喫煙可能な客室に比べ、灰皿を洗う必要がないなど清掃時間の短縮につながるメリットがある。
加熱式たばこの客室の稼働率は約8割と好調で、増室していきたい考え。田中総支配人は「加熱式たばこの客室は、ほとんどにおいが気にならないため、非喫煙者にも快適に過ごしてもらえる」とアピールしている。
また加熱式たばこ用の客室のうち2室は、加熱式の中でも特に煙が少ない日本たばこ産業(JT)の低温加熱式たばこ「プルーム・テック」と「プルーム・テックプラス」利用者優先の客室とした。同ホテルでは、宿泊者に「プルーム・テック」と「プルーム・テックプラス」を無料で貸し出している。
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