たばこの害

たばこと病気の関係について

飲食店や職場の全面禁煙で非喫煙者の血圧が低下

飲食店や職場の全面禁煙で非喫煙者の血圧が低下

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190120-OYTEW333024/

2019年1月20日

 バーやレストラン、職場など多くの人が集まる場所を全面禁煙とする「スモークフリー政策」が導入された地域の非喫煙者では、そうでない地域の非喫煙者と比べて最高(収縮期)血圧の低下が認められたとの研究結果が医学専門誌 J Am Heart Assoc (2018;7:e009829)に発表された。この研究を実施した米国の研究者らは「これまでにスモークフリー政策の導入が心血管疾患(心臓や血管の病気)による入院を減少させたとの報告はあったが、血圧に影響することを示した研究は今回が初めてだ」としている。

最長25年間追跡

 対象は、1985~86年に米国の4都市で登録された5,115人(登録時年齢18~30歳)のうち、追跡開始後10、15、20、25年のいずれの時点でも喫煙していないと報告し、血圧を2回以上測定していた2,606人。全米でスモークフリー政策が導入され始めた時期に相当する1995~2011年(10~25年後)のデータを、州や郡、地域レベルでの飲食店や職場におけるスモークフリー政策の実施状況とリンクさせた。

 解析の結果、追跡開始後25年時点における最高血圧は、スモークフリー政策としてレストランの全面禁煙が導入された地域の居住者では、そうでない地域の居住者と比べて1.14mmHg低い値だった。バーの全面禁煙が導入された地域の居住者では、そうでない地域の居住者と比べて1.52mmHg低かった。職場の全面禁煙が導入された地域の居住者では、導入されていない地域の居住者と比べて1.41mmHg低かった。

わずかな低下でも集団レベルでは意義

 一方、スモークフリー政策の導入と最低(拡張期)血圧および高血圧発症との関連は認められなかった。その要因について研究者は「断定はできないが、スモークフリー政策は高血圧の基準には満たないレベルの最高血圧を低下させた可能性がある」と推測。「高血圧の基準に達していない場合でも、最高血圧の上昇は心血管疾患の発症リスクを高める。そのため、今回の研究で認められた最高血圧の低下は、集団レベルのリスクを抑制する可能性がある」と説明している。

 さらに、個人レベルでの経時的な最高血圧の変化を見ると、レストランの全面禁煙が導入されていない地域に住んでいた期間と比べて、導入地域に住んでいた期間には0.85mmHg低下し、バーの全面禁煙化が導入されていない地域に住んでいた期間と比べて、導入地域に住んでいた期間には1.08mmHg低下していた。

 以上の結果を踏まえて同氏らは「個人レベルでは弱い関連が認められたにすぎないが、今回の研究で示された最高血圧の低下は、受動喫煙の機会が減少したことでもたらされたと考えられる。集団レベルでは、スモークフリー政策によって心血管疾患の発症リスクが低減する可能性がある」と主張している。(あなたの健康百科編集部)

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飲食店や職場の全面禁煙で非喫煙者の血圧が低下

飲食店や職場の全面禁煙で非喫煙者の血圧が低下

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190120-OYTEW333024/

2019年1月20日

 バーやレストラン、職場など多くの人が集まる場所を全面禁煙とする「スモークフリー政策」が導入された地域の非喫煙者では、そうでない地域の非喫煙者と比べて最高(収縮期)血圧の低下が認められたとの研究結果が医学専門誌 J Am Heart Assoc (2018;7:e009829)に発表された。この研究を実施した米国の研究者らは「これまでにスモークフリー政策の導入が心血管疾患(心臓や血管の病気)による入院を減少させたとの報告はあったが、血圧に影響することを示した研究は今回が初めてだ」としている。

最長25年間追跡

 対象は、1985~86年に米国の4都市で登録された5,115人(登録時年齢18~30歳)のうち、追跡開始後10、15、20、25年のいずれの時点でも喫煙していないと報告し、血圧を2回以上測定していた2,606人。全米でスモークフリー政策が導入され始めた時期に相当する1995~2011年(10~25年後)のデータを、州や郡、地域レベルでの飲食店や職場におけるスモークフリー政策の実施状況とリンクさせた。

 解析の結果、追跡開始後25年時点における最高血圧は、スモークフリー政策としてレストランの全面禁煙が導入された地域の居住者では、そうでない地域の居住者と比べて1.14mmHg低い値だった。バーの全面禁煙が導入された地域の居住者では、そうでない地域の居住者と比べて1.52mmHg低かった。職場の全面禁煙が導入された地域の居住者では、導入されていない地域の居住者と比べて1.41mmHg低かった。

わずかな低下でも集団レベルでは意義

 一方、スモークフリー政策の導入と最低(拡張期)血圧および高血圧発症との関連は認められなかった。その要因について研究者は「断定はできないが、スモークフリー政策は高血圧の基準には満たないレベルの最高血圧を低下させた可能性がある」と推測。「高血圧の基準に達していない場合でも、最高血圧の上昇は心血管疾患の発症リスクを高める。そのため、今回の研究で認められた最高血圧の低下は、集団レベルのリスクを抑制する可能性がある」と説明している。

 さらに、個人レベルでの経時的な最高血圧の変化を見ると、レストランの全面禁煙が導入されていない地域に住んでいた期間と比べて、導入地域に住んでいた期間には0.85mmHg低下し、バーの全面禁煙化が導入されていない地域に住んでいた期間と比べて、導入地域に住んでいた期間には1.08mmHg低下していた。

 以上の結果を踏まえて同氏らは「個人レベルでは弱い関連が認められたにすぎないが、今回の研究で示された最高血圧の低下は、受動喫煙の機会が減少したことでもたらされたと考えられる。集団レベルでは、スモークフリー政策によって心血管疾患の発症リスクが低減する可能性がある」と主張している。(あなたの健康百科編集部)

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生活習慣悪化で脳卒中 危険2倍 メタボ健診で判明

生活習慣悪化で脳卒中 危険2倍 メタボ健診で判明

http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2019010702100014.html

2019年1月7日

金大の多田助教 調査

 糖尿病や高血圧といった生活習慣病のリスクを判断する四十~七十四歳を対象とした特定健康診査(メタボ健診)で、食事や飲酒などの生活習慣が悪い人はいい人に比べて脳卒中になる危険が約二・二倍高いことが、金沢大付属病院循環器内科の多田隼人助教の調べで分かった。(堀井聡子)

 研究成果をまとめた論文は十二月三日、米国の科学誌「プロスワン」オンライン版に掲載された。健診の質問と病気との相関関係が浮き上がり、多田助教は「保健指導に役立ててほしい」と話している。

 メタボ健診は二〇〇八年から厚生労働省が導入した。質問票には、服薬状況や既往歴などを聞く二十二項目があり、生活習慣病の恐れがある受診者へ保健指導する際に活用される。このうち生活習慣を尋ねる十二項目が、どの程度病気と関連があるか検証した。

 多田助教は、一四年に金沢市でメタボ健診を受けた四万七千八百四十二人のデータを解析。脳卒中や心臓病など動脈硬化性疾患にかかったことがあると答えた人と、そうでない人を比較した。

 その結果、「お酒を飲む頻度」や「たばこを習慣的に吸っている」など生活習慣を尋ねる十二項目のうち、悪い生活習慣が半数を超える七項目以上あった人は、三項目以下の人に比べて、脳卒中になるリスクが約二・二倍、心臓病では約一・八倍高かった。

 特に「人と比較して食べる速度が速い」「就寝前の二時間以内に夕食をとることが週に三回以上ある」と答えた人は、脳卒中のリスクが高い傾向にあった。一方「夕食後に間食をとることが週に三回以上ある」「朝食を抜くことが週に三回以上ある」では、回答と動脈硬化性疾患に関連が見られなかった。

 厚労省によると、特定健診以外の健康診断でもこれらの質問項目は使われている。多田助教は「具体的にリスクの数値を伝えれば、受診者も生活習慣を改善しようという気持ちになるのでは」と期待する。

 本年度から指針の見直しで、質問の一部は変更されているが「引き続き使われている項目の中にも脳卒中と関係のある項目がある。今回の研究をきっかけに新しい項目でも検証が進めば、健診がより意味あるものになる」と強調した。 

 

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肺疾患「たばこ病」、国内に530万人 自覚ない人多

肺疾患「たばこ病」、国内に530万人 自覚ない人多く

https://style.nikkei.com/article/DGXKZO38824400S8A211C1KNTP00?channel=DF140920160921

2018/12/12付 日本経済新聞 夕刊

筋力つけて呼吸を安定、高たんぱく食で栄養補給

喫煙などが原因で呼吸機能が低下するCOPD(慢性閉塞性肺疾患)。症状が進むと日常生活に支障が出るだけでなく、死亡する危険もある。適切な運動をしたり食事に気を配ったりすることで呼吸困難などの症状を抑えることができ、患者だけでなく周囲を含めた取り組みが大切だ。

COPDは従来、慢性気管支炎や肺気腫といわれていた病気で、「たばこ病」とも呼ばれる。肺に空気を送る気管支などが腫れて狭くなったり、肺のなかで酸素を取り込む働きをする肺胞が壊れるなどして起こる。中高年の発症が多く、ちょっとした運動でも息切れするようになったり、せきやたんが長く続いたりする時には要注意だ。

病状が進行すると呼吸が苦しくなり、酸素吸入器をつけるなどしないと日常生活が難しくなる。7月に亡くなった落語家の桂歌丸さんがこの病気で、鼻に酸素チューブをつけて高座に上がった姿を覚えている人も多いはずだ。

症状が急激に悪化する急性増悪を起こすと呼吸が困難になり、死亡する場合も少なくない。急性増悪を起こした患者が1年後まで生きている割合は20~30%とされ、心筋梗塞より低い。COPD患者の在宅診療に力を入れているいきいきクリニック(川崎市)の武知由佳子院長は「急性増悪を起こさないよう、病状が安定した慢性安定期を確立することが大切。適切な投薬に加え、呼吸法や筋力をつけるリハビリなどで病状はかなり安定する」と説明する。

リハビリといっても、厳しい訓練が必要なわけではない。イスに座ったままでできるCOPD患者向けの体操も考案されていて、重症患者の場合はイスに座って両足を上げ下げするだけでも筋力の回復に役立つ。息苦しさを改善するための両腕のトレーニングが苦しいときは、マスク型の人工呼吸器(NPPV)をつけて呼吸を助けながらやるのもよい。日常生活のなかで適度な散歩をするなどADL(日常生活動作)のトレーニングも症状改善に役立つ。

運動などのリハビリに加えて、食事の注意も大切だ。重症患者になると呼吸するために1日約700キロカロリーと普通の人の10倍のエネルギーを使う。このため栄養が不足しがちで、体力や筋力が低下していっそう症状を悪化させやすい。一方、食べ過ぎると胃が膨らんで肺を圧迫するので、高たんぱくで高カロリーの食事が求められる。

日常生活のちょっとした工夫も、病状悪化の予防になる。COPD患者は呼吸機能が低下しているので、かがむなどして胸が圧迫されると呼吸が苦しくなりやすい。

食事のときに前かがみにならないようテーブルを高めにしたり、肘をついて食べたりするとラクになる。冬に服を1枚多く着てリュックを背負っただけで、息苦しさを感じた患者もいたという。

急性増悪が始まるときに見られる予兆にも注意が必要だ。

日常生活の動作のなかでいつもより息苦しそうにするなど、ふだんと違う呼吸苦が見られるが、患者自身が気づかないこともある。

「患者自身だけでなく、周囲も気づくことで早期受診につながる」と武知院長は同居する家族や介護担当者などの協力の大切さを強調する。

COPDは進行性の病気で、まだ根本的な治療薬はない。病状を改善して動けるようにすることや、急性増悪の予防のために患者自身が急な病状の変化に対処できるようにすることが大切だ。リハビリなど自己管理を続けることで「急性増悪による入院や救急外来の受診が40%減る」(武知院長)という。医療機関などによるCOPD患者のためのリハビリ指導も増えていて、早めの診断を受けるようにしたい。

◇  ◇  ◇

■国内に530万人 自覚ない患者も

国内のCOPD患者は約530万人と推定されているが、実際に診断されて治療を受けているのは約26万人にとどまる。

症状が出てもCOPDと気づかない患者も多く「カゼをこじらせた、くらいに思っている人も多い」と東京医科歯科大学の烏山一教授は指摘する。

世界保健機関(WHO)によると、COPDによる世界の死者は2016年に約300万人にのぼり、虚血性心疾患、脳卒中に次いで3位だった。またCOPDになると狭心症や糖尿病などを併発しやすい。

現在は気道を広げる薬などで症状の改善はできるが、根本的な治療薬はない。東京医科歯科大の研究グループが、白血球の一種「好塩基球」が発症に関係していることをマウスの実験でつきとめていて、治療薬の開発につながる期待がある。

(編集委員 小玉祥司)

[日本経済新聞夕刊2018年12月12日付]

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食道がん、酒とたばこでリスク増…京大など解明

食道がん、酒とたばこでリスク増…京大など解明

https://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20190107-OYO1T50016.html

2019年01月07日

 食道がんを発症するリスクが飲酒や喫煙によって高まる詳しい仕組みを、人の食道の細胞を遺伝子解析して解明したと、京都大や東京大医科学研究所などのチームが発表した。飲酒歴と喫煙歴が長い人ほど、発がんに関わる遺伝子変異が起こる頻度が高まるという。論文が英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

 がんは、正常な細胞の遺伝子が何度も変異して発症すると考えられているが、発症前にどのような変異が起きているかは、不明な点が多い。食道がんは、国内で毎年新たに2万人以上が発症。早期に発見されにくく、難治性がんの一つとされる。

 チームは、健康な人と食道がんの患者計134人(23~85歳)の食道から、がん化していない細胞の組織を採り、遺伝子変異の有無を調べた。その結果、飲酒、喫煙歴の両方が長い人ほど、発がんに関わる「NOTCH1」や「TP53」という遺伝子で頻繁に変異が起きており、変異する遺伝子の種類も多いことがわかった。

 一方、高齢者では飲酒と喫煙の有無にかかわらず、食道全体の4~8割の細胞で遺伝子の変異が見つかった。小川誠司・京大教授(分子腫瘍学)は「加齢による遺伝子変異に飲酒と喫煙が加わり、発がんリスクが一気に高まる。予防には酒やたばこを控えることが重要だ」と話している。

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加齢によるがん化の仕組み解明=酒・たばこも促進-京大など

加齢によるがん化の仕組み解明=酒・たばこも促進-京大など

https://news.nicovideo.jp/watch/nw4543545

2019年01月01日 11時39分

 がんが高齢者に発症しやすい仕組みの一端が解明できたと、京都大や東京大などの研究チームが発表した。多くの正常な組織でがんに関連した遺伝子の変異が起きており、こうした変異は年齢とともに増え、酒やたばこの影響も受けていた。論文は3日、英科学誌ネイチャーに掲載された。

 がんは日本人の死因のトップでその割合は急増し、がん発症者の7割を65歳以上が占める。だが、なぜ高齢者ががんになりやすいかはよく分かっていない。

 研究チームは、食道がん患者92人と健康な人42人の食道上皮の正常な組織から試料を採取し、最新の技術で遺伝子を解析。がん患者は大半、健常者では半分以上の試料からがんに関連した遺伝子変異が確認できた。

 この遺伝子変異の個数は、年齢に比例して増加し、高齢者は全員、食道上皮の面積の40~80%が変異を持った細胞に置き換わっていた。最初の変異は小児期までに起きて蓄積しており、飲酒と喫煙を繰り返す人も多かったという。

 がんは遺伝子変異を起こした細胞が異常に増殖して発症する。京大の小川誠司教授は「われわれの体の中では当たり前のように遺伝子変異が起きている。酒とたばこは過度に摂取しなければ心配ない」と話した。 

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子どもの誤飲事故、たばこが最多 4年連続、厚労省調査

子どもの誤飲事故、たばこが最多 4年連続、厚労省調査

http://news.livedoor.com/article/detail/15812355/

2018年12月30日 16時19分 共同通信

子どもの誤飲事故

 2017年度中に各地の小児科から報告された子どもの誤飲事故を分析した結果、たばこが原因だったケースが23.0%を占め、4年連続で最多となったことが厚生労働省の調査で30日までに分かった。同省は「子どもの手の届く場所に放置したり、空き缶やペットボトルを灰皿代わりにしたりするのは絶対に避けるべきだ」と呼び掛けている。

 国立成育医療研究センター総合診療部(東京)など8カ所のモニター病院から寄せられた情報を分析。17年度に子どもの誤飲事故は640件報告され、原因はたばこが最多で147件。

 たばこ以外の原因は、医薬品・医薬部外品92件、食品類72件だった。

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肺がんの放射線治療 分割照射で腫瘍を攻撃 正常細胞への負荷減らす

肺がんの放射線治療 分割照射で腫瘍を攻撃 正常細胞への負荷減らす

https://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/iryo/hdr/20181217-99145.html

2018年12月17日 10:04

放射線治療医 田中修氏

 こんにちは。今回は、男性のがんの中で最も死亡率が高い肺がんについて話そうと思います。肺がんは喫煙が一番多い原因であり、医学的に言えば、肺の細胞の中にある遺伝子に(喫煙などによって)傷が付くことで生じます。その他にも、大気汚染物質やアスベストなどの発がん物質が原因になることが知られています。肺がんは進行するにつれて周りの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパの流れにのって広がり、転移します。

 肺がんの一番やっかいなところは、がんが進行しないとなかなか症状が出ないことで、7割の患者さんが進行がんで見つかります。日本では毎年、胸部レントゲン検査を受けることが多いですが、レントゲン検査は2センチ以下の肺がんの検出は困難であり、たとえ異常なしと診断されても、早期の肺がんは無いと言えないのです。CT(コンピューター断層撮影)検査であれば5ミリ程度の肺がんを検出できますが、被ばく線量がレントゲン検査の100倍(5ミリシーベルト)であることから、これまで検診にはなかなか不向きな側面もありました。そこで最近は被ばく線量を約10分の1(0・5ミリシーベルト)に低減したCT検査が行われるようになってきました。当院でも本年度中に、肺がんに対する低線量CT検診が稼働予定です。

 早期の肺がんは手術で取り切れる場合が多いですが、進行した肺がんでは手術で取り切れない場合が多く、放射線と抗がん剤を組み合わせた治療を行います。放射線治療の役割は、CT画像などで見られる腫瘍に対して放射線を照射することです。それに対して、目に見えないがんは抗がん剤で治療します。放射線治療は基本的に、毎日少しずつ放射線を当て続けます。これはがん細胞より正常細胞の方が早く修復する能力があるためで、適度に分割することでがん細胞を死滅させつつ、正常細胞を生かすことができます。肺がんの場合、放射線治療は1日1回、週5回、合計30回行います。土、日曜日には治療をしないので、6週間で終わる治療となります。抗がん剤を用いた場合は入院して治療しますが、放射線治療だけならば通院治療も可能です。

 放射線治療前後のレントゲン画像を比べると、一目瞭然で治っているのが分かります=図左(治療前)、右(治療終了3カ月後)=。がんがなくなったことで正常の肺が広がっています。

 最後に、肺がんは「予防に勝る治療はなし」というほど禁煙が一番の対策方法です。放射線治療が進歩したとしても、まだまだ死亡率の高いがんであるため、周りでたばこを吸う人がいたら禁煙を勧めましょう。

(朝日大学病院放射線治療科准教授)

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喫煙女性は老け顔に? 「スモーカーズフェイス」とは

喫煙女性は老け顔に? 「スモーカーズフェイス」とは

http://news.livedoor.com/article/detail/15690995/

2018年12月4日 18時30分

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 健康へのさまざまな悪影響が取り沙汰されているタバコ。 実はお肌のトラブルにつながるという、女性はとくに気になるドッキリな指摘もあります。 喫煙者の多くに現れるという 「スモーカーズフェイス」 … なぜこのような現象が喫煙によって起こるのかご説明しましょう。 減らない女性の喫煙率 タバコの健康被害が広く認知され、公共の場での喫煙を取り締まる法律も強化される中で、全体としては減少しつつある喫煙率。 「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によると、2017年の成人男性の平均喫煙率は28.2%で、ピーク時と比較して大幅な減少傾向が見られます。 一方、成人女性の平均喫煙率は9.0%で、多少は減少しているものの横ばい状態が続いています。 女性でいちばん喫煙率が高いのは40代で、13.7%という結果が示されています。 女性の40代というと、肌のハリの低下やくすみ、シワ、たるみなどが気になってくる年代です。 また、タバコは女性ホルモンにも影響を与えますので、年代を問わず女性特有の健康被害が生じることも明らかになっています。 体格差などの関係もあり、女性の方がタバコの影響を受けやすい体質と言われています。 次項からは、お肌へのさまざまな悪影響について詳しく見ていきます。 世界にインパクトを与えたシミュレーション:スモーカーズフェイスの発見 かつてイギリスのBBCが放送した双子の女性のシミュレーション画像は、世界中に衝撃を与えました。 22歳、非喫煙者と喫煙者の双子がそのままの習慣を続けて40歳になったときをシミュレーションしたものです。 非喫煙者の女性は若々しくハリのある肌を保っているのに対して、喫煙者の女性には深いシワが刻まれ、シミや黒ずみ、ハリのない肌で、双子とは思えない老け顔に変わり果てていました。 このように、喫煙によってとくに目尻や口周りのシワ、肌のくすみやシミ、白髪、唇の乾燥、歯と歯茎の変色などが現れている特徴的な顔つきを 「スモーカーズフェイス」 と呼びます。 もちろん、こうした肌の老化は年を重ねるにつれ誰しも少しずつ起こるものです。 しかし、タバコを吸い続けていると若い人でもスモーカーズフェイスになり、実年齢より老けてみられることが多くなります。 スモーカーズフェイスになる理由 それでは実際のところ、どうしてタバコを吸うとスモーカーズフェイスになってしまうのでしょうか。 タバコを吸うとニコチンや一酸化炭素など、さまざまな有害物質が身体の中に取り込まれます。 とくにニコチンには血管を収縮させる作用があり、肌に十分な酸素が行きわたらなくなってしまいます。 また、美肌づくりに欠かせないビタミンCは、メラニン色素の生成を抑制してシミを予防する、シワやニキビを改善する、紫外線の影響からお肌を守る、といった働きをします。 しかし、タバコを吸うとビタミンCが壊されて、シミやシワができやすくなり、お肌のハリが失われることにつながってしまうのです。 とりわけシワは、タバコを吸っていると深く刻まれ、幅も長くなることが指摘されています。 タバコにはなんと200種類以上の有害物質が含まれると言われています。 それらが身体の中に入り続ける悪影響は、肌トラブルを含めても計り知れません。 お肌だけにとどまらない、タバコの悪影響 美容を気にする女性にとってタバコは大敵であることがわかりました。 さらに付け加えると、タバコが女性の身体に及ぼす悪影響はお肌だけにとどまりません。 スモーカーズフェイスと同様、目にみえて明らかな点としては、しわがれ声や口臭、歯や歯茎の変色などが挙げられます。 また、女性ホルモンの代謝を阻害することから、生理不順を引き起こす、不妊になるリスクを高める、閉経が早まる、といった点も指摘されています。 さらには、骨密度が低下し、骨粗鬆症になる危険性もあるのです。 そして、当然のことながら、妊娠中の喫煙はもってのほかです。 流産や早産のリスクはもとより、お腹の赤ちゃんの発育障害や乳幼児突然死症候群のリスクが高まるなど、喫煙する本人だけではなく子どもにまで影響を及ぼしてしまうのです。 喫煙が習慣化している人は、健康だけではなく美容のためにも、今いちど禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。 高価な化粧品を買うよりも確実に、若々しい肌をキープできることに間違いはありません。 <執筆者プロフィール> 井上 愛子(いのうえ・あいこ) 保健師・助産師・看護師。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン <監修者プロフィール> 株式会社 とらうべ 医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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女性ホルモンに良い生活習慣とは? 骨粗鬆症を改善しよう

女性ホルモンに良い生活習慣とは? 骨粗鬆症を改善しよう

https://news.nicovideo.jp/watch/nw4322820

2018/12/08 20:00

年齢とともに、気になる女性特有の病気が骨粗鬆症です。食生活以外にどのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。そこで、専門家に相談してみました。

40代女性からの相談:「骨粗鬆症を改善したい。女性ホルモンに良い生活習慣は?」

『私は、生理不順のためホルモン療法や検査手術を個人病院で受けてきたりしました。独身の頃から、生理不順で常に薬で調整してきましたが、副作用で月経の多量出血と、激痛もありました。今かかっているクリニックの先生には、「痩せすぎも生理不順の原因。あと、骨粗鬆症も早く進行している。」と、言われてしまいました。骨粗鬆症予防のため、カルシウムのサプリメント、魚、肉を積極的に採るようにしています。食べ物以外の、骨粗鬆症改善方法を知りたいです。ホルモンにとって良い作用の生活習慣がありましたら、ぜひ教えてください。(40代・女性)』

食生活は、カルシウムとビタミンDを積極的に摂取しましょう

骨粗鬆症予防の食生活では、カルシウムとビタミンDを摂取することで、骨の形成を促します。

『骨粗鬆症予防の食生活として、カルシウムと共にビタミンDも重要です。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の形成を促す大切な栄養素です。サンマやカレイなどの魚類や卵黄、干し椎茸などキノコ類に多く含まれています。(看護師)』

骨粗鬆症予防には、運動と日光浴がおすすめ

骨粗鬆予防には、運動と日光浴が良いとされています。運動によって、骨密度を高め、日光浴によってビタミンDが作られます。日光浴も兼ねてできる運動を取り入れてみましょう。

『骨粗鬆症予防には、食事だけでなく、運動や日光浴などがとても重要になります。 (看護師)』

『日光浴をすることで、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが体内で作られます。 (看護師)』

『骨粗鬆症予防には運動も大切な生活習慣です。ウォーキングや筋力トレーニングなどをすることで、足の筋肉をつけると共に骨密度を高めます。(看護師)』

『骨を強くする運動として、毎日散歩をする、できるだけ階段を使用するようにするなど、日常生活で運動量が増えるよう工夫してみてください。 (看護師)』

『毎日運動を兼ねて30分程度外出し、日光を浴びる習慣をつけると良いでしょう。 (看護師)』

タバコを吸っていれば、禁煙しよう

喫煙によって、カルシウムの吸収を妨げます。喫煙習慣があれば、禁煙しましょう。

『たばこはカルシウムの吸収を妨げたり、骨から血液中へのカルシウムの流出を防いでいる女性ホルモンの分泌も妨げます。もし喫煙していれば、禁煙することをお勧めします。(看護師)』

骨粗鬆症を予防するには、カルシウムとビタミンDを積極的に摂取しましょう。骨密度を高めるためには、運動と日光浴も欠かせません。日光浴によってビタミンDが作られるため、ウォーキングや散歩などがおすすめです。喫煙習慣があれば、身体にも影響するため、禁煙が必要です。生活習慣をもう一度見直してみましょう。

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