禁煙チャレンジ

禁煙と医療の未来 アプリで治療する日へ

禁煙と医療の未来 アプリで治療する日へ

https://www.jomo-news.co.jp/feature/shiten/81911

2018/09/26

 今年6月、東京都の受動喫煙防止条例が可決、さらに7月には受動喫煙防止法が参議院本会議で可決した。日本では「ニコチン依存症」として2006年から保険適応の対象になっている。

 喫煙が健康によくないということを知らないという人はもはや少ないであろう。わかっていてもたばこを辞められない理由はたばこに含まれるニコチンに強い依存性があるからだ。近年普及して来た加熱式たばこにも同様にニコチンが含まれている。医学的には喫煙をやめられない状態をニコチン依存症として捉え、禁煙外来として治療の対象となっている。

 今回は、禁煙治療の新たな選択肢として「禁煙治療アプリ」を紹介したい。医療において今、治療用ソフトウエアという新たな選択肢が加わろうとしている。トップランナーの株式会社キュア・アップ代表取締役の佐竹晃太氏に話を聞いた。

 佐竹氏はもともと呼吸器内科医で、中国上海でMBAを取得、その後米ジョンズホプキンス大公衆衛生大学院で医療インフォマティクスの研究に従事、アメリカでは糖尿病治療アプリが医薬品と同等の効果を立証し、治療ソフトウエアとして承認を受けていることに衝撃を受けた。治療アプリという概念は日本ではまだなく、危機感を覚えると同時にある意味チャンスと捉え、帰国後、株式会社キュア・アップを立ち上げた。

 禁煙治療の補助アプリ「CureApp禁煙」、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)治療の「NASH App」、高血圧治療の「HERB」などを開発、現在「CureApp禁煙」は慶応大医学部と治験を開始しており、「NASH App」は東京大付属病院と、「HERB」は自治医科大と臨床試験を行っている。

 禁煙治療として禁煙外来がある。禁煙補助薬を用いながら、12週間、計5回通院のプログラムで、ちゃんと通院継続した場合の禁煙成功率は80%以上と言われている。問題は、5回の通院日以外は原則本人一人で禁煙治療を継続する孤独な治療であることだ。この医療者の目が届かない治療期間を「治療空白」と呼び、目を付けた。

 「CureApp禁煙」はこの禁煙外来を補助する。禁煙外来の通院日には今まで通り医療者が治療継続サポートとし、さらに治療空白の期間はアプリで治療継続サポートする。既存の禁煙外来の治療の上乗せ効果が狙いだ。

 ソフトウエアであろうと治療効果が認められるのであればそれは医療機器である。日本でも14年からプログラム単体で医療機器として薬事承認を認められる制度ができた。特にスマートフォンは日常生活で最も身近な電子機器の代表で、生活習慣や行動変容がキーとなる疾患とは相性が良い。アプリが処方される時代は遠くないだろう。

お茶の水循環器内科院長 五十嵐健祐 東京都千代田区

 【略歴】老年病研究所附属病院などを経て、2014年に東京都内で開業。デジタルハリウッド大大学院専任准教授。高崎市生まれ。高崎高―慶大医学部卒。

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運動や禁煙、健診などでポイント 高岡市 来月から開始

運動や禁煙、健診などでポイント 高岡市 来月から開始

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20180921/CK2018092102000232.html

2018年9月21日

県西部6市特産品抽選へ

 高岡市議会は二十日、九月定例会本会議を再開。市は、市民に健康への意識を高めてもらうため、県西部六市で、運動や禁煙など自ら設定した健康づくりに取り組む「とやま呉西圏域ポイントサービス事業」を十月から開始することについて説明した。中村清志議員(自民同志会)の一般質問に答えた。

 呉西圏域の連携事業の初企画。運動、禁煙、健診受診、健康の催し参加などの取り組みに対し、ポイントを付与し、一定のポイントがたまると、高岡、氷見、射水、砺波、小矢部、南砺の六市の特産品が当たる抽選に応募できる。自分で設定した目標を一日達成すれば十ポイント、健診受診もしくはウオーキングなど健康の催し参加は三十ポイント、とやま呉西圏域健康ポータルサイト(からだナビ)のキーワードを応募用紙に記入すれば二十ポイント。百ポイントで応募でき、抽選で高岡市の鋳造メーカー能作での鋳物制作体験などが当たる。実施期間は十月一日~来年二月末。

 十月一日から広報紙、ホームページに掲載。配布するチラシ(応募用紙)でPRするほか、全国健康保険協会富山支部や高岡商工会議所のホームページや機関紙などでも紹介する。

 吉沢実健康福祉部長は「健康づくり市民行動目標『健康たかおか10カ条』を参加者の目標に設定してもらえるように周知したい」と答えた。 (武田寛史)

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禁煙成功率80%! タバコをやめたい人にオススメ「禁煙外来」

禁煙成功率80%! タバコをやめたい人にオススメ「禁煙外来」

https://www.fnn.jp/posts/00358100HDK

2018年9月4日 火曜 午前11:51

タバコをやめたくてもやめられないという人も多いが、病院のサポートを受けながら禁煙を目指すという方法もある。

「吸いたい気持ちがなくなる」

福島市のしぎはらクリニックには、年間およそ30人が禁煙外来を訪れる。
福島テレビ・海野光晴記者の喫煙歴は5年。
1日に吸うタバコの本数は、15本前後。

海野記者の肺の一酸化炭素濃度を計測してみると…結果は8%。

タバコを吸わない人の肺の一酸化炭素濃度は、ほぼ0%。

吸うタバコの本数が多い人ほど数値が高く、酸素が欠乏して息切れの原因となる。
禁煙外来では、医師が状態を把握したうえで、3カ月間、薬の処方や診察を行う。

費用は1万3,000円~2万円ほど

しぎはらクリニック・鴫原 晃院長は「薬を飲んでタバコを吸うとおいしくない。吸いたいっていう気持ちがなくなる」と話した。

治療には保健が適用され、費用は1万3,000円から2万円ほど。

しぎはらクリニック・鴫原 晃院長

気になる禁煙の成功率は、80%。
鴫原院長は「5年後、10年後は健康的。吸わない人とだいたい同じようになってくる」と話した。

受動喫煙対策は今後…

受動喫煙対策は、法律の改正によってどう変わるのか。

まずは、東京オリンピックの2020年度を待たずに2019年の夏から学校や病院、役場など、すべての公共施設で原則全面禁煙となる。

そして2020年度になると、飲食店なども原則、室内は禁煙となる。

ただし飲食店の場合、喫煙所を設けたり、広さが100平方メートル以下の個人店などでは喫煙が可能となるとみられる。

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「禁煙にはマジックマッシュルームが効果的」最新研究が衝撃的すぎる! 幻覚成分で離脱症状も緩和することが判明!

「禁煙にはマジックマッシュルームが効果的」最新研究が衝撃的すぎる! 幻覚成分で離脱症状も緩和することが判明!

http://tocana.jp/2018/08/post_17760_entry.html

2018.08.09

 つらい禁煙治療に新たな助っ人が現れるかもしれない。マジックマッシュルームに含まれる幻覚成分がニコチンの離脱症状の辛さを忘れさせ、中毒からの回復を手助けするというのである。今月3日付の英「Daily Mail」が報じている。

■禁煙の辛さを幻覚剤でまぎらわす

「喫煙は公衆衛生における悩みの種であるが、有効で信頼できる治療法はない」

 禁煙治療の研究に携わる米ジョンズ・ホプキンズ・ブルームバーグ公衆衛生大学院のテシーン・ヌーラーニ氏は、禁煙の難しさをこのように述べている。今年7月、ヌーラーニ氏らはシロシビンという成分を用いた試験的な禁煙治療についての論文を専門誌「Journal of Psychopharmacology」に発表した。それによると、シロシビンを併用した心理療法は禁煙治療に目を見張るような効果を発揮していたという。

 シロシビンは幻覚作用を持つアルカロイドの一種で、摂取すると視覚や聴覚に様々な変化が現れ、幸福感や一体感を感じるという。マジックマッシュルームなどのキノコは古くから宗教儀式に用いられ、神秘体験をもたらすことで知られているが、その作用を引き起こしているのがシロシビンである。

 日本では『麻薬および向精神薬取締法』の対象とされて厳しく規制されているシロシビンであるが、毒は使いようによっては非常に役に立つ薬にもなりうるのはご存じの通りである。効果が高く依存性も低いとされることから、最近ではシロシビンのうつ病や群発頭痛への応用が研究されている。禁煙治療のそのうちの一つである。

 今回の論文は2009〜2015年に治療試験に参加した15人の追跡調査をまとめたものである。15人のうち12人を平均30カ月後に面接して聞き取り調査したところ、うち9人が禁煙に成功しており、2人は喫煙を再開、1人は付き合いのときだけ喫煙するようになっていた。

 参加者によれば、シロシビンの摂取による様々な精神的な経験がニコチン離脱症状の辛さを忘れさせてくれたという。治療の効果は禁煙だけではなかった。参加者らは審美的な鑑賞力や利他主義、社会的な行動という点でも良い影響があったと、治療の副次的な効果も報告している。

 まさに「毒をもって毒を制す」というような治療であるが、喫煙は世界的にも大きな問題であり、有効な治療法の確立が急がれている。治療によってタバコは止められたがシロシビン中毒になってしまった……というのでは本末転倒であるが、そのようなデメリットなく治療できるのであれば、禁煙したい人にとってはまさに朗報であろう。今後の研究に期待したいところだ。

(編集部)

参考:「Daily Mail」「Journal of Psychopharmacology」ほか

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社員の禁煙外来受診費用を全額負担し「喫煙率ゼロ」目指す企業あらわる 社員からは「もう一度禁煙にチャレンジしてみたい」と好評

社員の禁煙外来受診費用を全額負担し「喫煙率ゼロ」目指す企業あらわる 社員からは「もう一度禁煙にチャレンジしてみたい」と好評

http://blogos.com/article/319823/

2018年08月23日 07:00

WEB事業や人材事業を展開するDYMは8月17日、社員が提携クリニックの禁煙外来を受診する場合、費用を全額負担する制度を始めたと発表した。禁煙外来は通常、3か月間で5回通院し、内服薬や貼り薬が処方される。治療費は約1万3000円~2万円ほどだが、これが会社負担となる。

同社の社員数456人のうち、現役の喫煙者は65人。「これまで以上に社員の健康を守っていきたい」という水谷佑毅代表の発案で、社内に「禁煙促進委員会」を立ち上げた。

社内にはイベント委員会や図書委員会、美化・挨拶委員会などがあり、禁煙促進委員会はそのうちの一つ。委員会は現役の喫煙者を含む5人で結成されていて、社内の共有ツールで禁煙を促す投稿を行い、禁煙への意識を高めていく。

健康増進だけでなく「達成感を得ること、仕事の生産性向上も見込んで」の取り組み

同社広報担当者によると、現時点で制度利用者はまだいないものの、喫煙習慣のある社員からは前向きな声が寄せられているという。

「良くないとはわかっていても習慣になってしまっており、これまでにも挑戦してきたが失敗に終わっていた。新しい制度では会社の補助も出るということでもう一度チャレンジしてみたいと思う」

「社員の健康を気遣って始まった制度で、その期待に答えることはマナーだと思うので、自分のためにも周りのためにも積極的に利用していこうと思っている」

非喫煙者も「タバコの臭いが嫌でやめてほしいと思っていたので、非常にこの制度には賛成している。健康的な社員が増えれば本当の意味で健康経営に近づくと思います」と歓迎しているそうだ。

この取り組みは、「社員の健康増進だけでなく、目標に対して達成感を得ることや、仕事の生産性向上も見込んでいる」ほか、禁煙に取り組む社員がいることで、非喫煙者の健康意識高上も期待できるという。

同社は今後、段階的に禁煙率を上げていき、2019年4月末に禁煙率100%を達成することが目標だ。

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出産後、喫煙を再開した女性は15% 禁煙できない理由は……?

出産後、喫煙を再開した女性は15% 禁煙できない理由は……?

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1808/15/news060.html#utm_source=niconico&utm_medium=feed&utm_campaign=20180815-037&utm_term=business&utm_content=link

2018年08月15日

妊娠・出産を機に禁煙した母親の15%が、産後に喫煙を再開している――妊娠・育児中の女性向けメディアを運営するカラダノート(東京都港区)の調査でこんな事実が分かった。

 喫煙を再開した時期は、「産後すぐ~3カ月未満」が55%で最多。次いで「産後4カ月~6カ月未満」「産後半年~1年未満」(ともに12%)、「産後1年~1年半未満」(7%)、「産後1年半~2年未満」(5%)、「産後2年~2年半未満」という結果だった。

photo喫煙を再開する時期(=カラダノート調べ)

 喫煙を再開した理由は、「イライラやストレス」(36%)がトップ。「子どもが母乳を卒業したから」「周りが吸っていたから」(8%)も多かった。このほか、「何となく」「我慢していたから」「息抜きとして」「特に理由はない」――といった回答もみられた。

 ただ、喫煙を再開した人からは「子どもの前や、子どものいる部屋では吸わないことを徹底している」「授乳感覚が空いた時に吸っている」「誤飲を防ぐため、たばこの保管場所に気を付けている」となどの工夫をしているとの意見が出た。

 「衣服にたばこの臭いが付かないよう、上着を着て吸う」「なるべく吸わないよう、のどあめをなめ続けている」「吸った後は清涼菓子を食べ、歯を磨き、手を洗う」など、独自の“喫煙ルール”を設けている人も存在した。

photo喫煙を再開する理由(=カラダノート調べ)

 同社は「喫煙者の母親は以外と多いが、街では子連れの女性がたばこを吸っている姿はあまり見かけない。子どもの前では吸わないよう気を付けているからだろう」と考察している。

 調査は7月29日~8月5日にかけて、同社のメディア「カラダノートママ部」のメールマガジンに登録している育児中の女性2230人を対象に、インターネット上で実施した。

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田舎に行くほど残る喫煙環境 禁煙はなぜ失敗するのか?

田舎に行くほど残る喫煙環境 禁煙はなぜ失敗するのか?

https://www.asahi.com/articles/ASL8M35D5L8MUBQU00G.html

2018年8月19日12時00分

 全国的に進む受動喫煙対策。「加害者」にならずに済む方法は禁煙だが、これが難しいという方も。なぜ禁煙に失敗するのか、高橋胃腸科外科医院(山形県米沢市)の院長で、やまがた受動喫煙防止宣言実行委員長を務める高橋秀昭さん(73)に聞いた。

 ――山形県民1万人以上を対象に県が2016年秋に実施した県民健康・栄養調査では、全体の喫煙率は20・2%で、全国平均(18・3%)を超えていました。特に20、30代の男性で全国平均を大きく上回っています。なぜでしょうか。

 若い人の喫煙は、健康をあまり意識しないことが一因ではないでしょうか。また、周りに喫煙者が多いと、たばこをやめるよう言われることが減ります。

 また、田舎に行けば行くほど、喫煙できる環境が残っています。食堂やラーメン屋に行けばたいてい灰皿がありますよね。どこででも吸えるとなると、禁煙は進みません。

 ――受動喫煙の対策どころではない環境ですね。

 喫煙者に「加害」の意識が低いことも問題です。たとえば、子どもも乗っている車の中でたばこを吸う人がいますよね。これが問題にならないことが意識の低さの表れだと思います。

 それでも、県は2015年に「やまがた受動喫煙防止宣言」を出しました。学校や病院は敷地内全面禁煙、図書館など公共性の高い施設も建物内禁煙などを進めてきました。

 ――順調ですか。

 課題は飲食店です。お酒を楽しむ居酒屋やバー、スナックなどは9割が対策をしていません。

 お酒を出す店では、禁煙にすることで客が減ってしまうのではないかという経営者の不安が根底にあるように思います。ですが、一時的に客が減っても、新しい客層が店に来るようになって持ち直すという報告もあります。こうした報告をもとに、居酒屋などでも禁煙が進めばと思います。

 ――禁煙に失敗したという話はよく聞きます。

 禁煙は、日々の習慣、日常生活を変えるということ。本人の意志のほか、周りの環境も重要です。家族や友人がたばこを吸っていると「やめなくてもいいんじゃないか」と思ってしまう。そこで「ちょっと吸ってみれば」と言われると、吸ってしまうことも。

 職場や自宅などでたばこが吸える環境があると失敗してしまう人もいます。周囲の環境をどう整えるかが大切になります。

 ――禁煙を続ける秘訣(ひけつ)は。

 そもそも、「たばこをやめたい」という本人の強い気持ちや理由が大切です。「周りからやめろと言われたので禁煙します」という人は、長続きしません。

 ただ、たばこの害はさまざま。まずは、がん。喉頭(こうとう)がんや肺がん、胃がんなど、さまざまながんを引き起こしやすくなります。

 お金もかかりますね。1日1箱吸うとします。1箱400円で計算すると、年間で約15万円、10年間では約150万円になります。車が1台買えるくらいの金額。こうした喫煙のデメリットをしっかり理解した上で、禁煙に取り組むことが重要です。

 禁煙を始める時期に「遅い」ということはありません。お近くの禁煙外来を受診下さい。受動喫煙の加害者にならずにすみます。(聞き手・宮谷由枝)

    ◇

 たかはし・ひであき 1945(昭和20)年、米沢市生まれ。弘前大学医学部卒。米沢市医師会長などを歴任。2015年に委員長に就いた。趣味はゴルフと写真で、出かけるときにはいつもカメラを持ち歩く。

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禁煙後は食欲が旺盛になり太るって本当?

禁煙後は食欲が旺盛になり太るって本当?

2018年07月26日

禁煙は成功したのですが、食欲旺盛で太らないか心配です

69歳になる私の主人が、昨年禁煙をいたしました。

20歳から吸い続けていたというのに、ぴたっと止めてしまい、感心したのですが、その反動なのか、よく甘い物を食べるようになりました。

禁煙前は、甘いものなど殆ど食べなかった主人ですが、毎朝、外出する前に飴玉を5~6個ポッケに入れていったり、夕食後にケーキやお菓子などを欲しがるようになりました。それだけでなく、ごはんの量も増えた気がします。

最近はお腹もぽっこりと出てきており、病気にならないか心配です。やはり食事制限をさせた方が良いのでしょうか。

答え

体重増加は一時的。肥満予防には食事管理・運動を

今回は、禁煙はうまくいったけれども、その後の体重の増加が気になるという方からのご質問です。

昨年、タバコ税が増税となったことをきっかけに禁煙を始められた方が多いようで、一時は禁煙補助薬が品薄になるほどでした。それだけ禁煙の機運が高まっているようで、健康のためには大変良いことかと思います。

実際に禁煙を成功された方の中には、今回のご相談のように、太り始めてしまったという経験をされた方も多いと思います。禁煙後には約80%の方に平均で1.5kg程度の体重増加があると言う研究結果もあります。

中には、太るのが嫌で禁煙をしない、という考えをされる方もいるかもしれませんが、禁煙後に肥満になることによる健康へのリスクというものは、喫煙を続けることによるリスクを上回るということは無いといわれています。つまり、多少太ってしまったとしても、禁煙を成功させることの方が、脳血管疾患、心筋梗塞、脳梗塞などの疾患を防げたり、肺がんのリスクを下げたりという効果の方が高いということなのです。

ただし、過度な体重増加を起こす方もおり、このような場合にはやはり肥満によるメタボリックシンドロームなどの弊害が起きてしまうので注意が必要です。

禁煙後に体重が増加してしまう原因はいくつかあります。まず、それまで喫煙によって阻害されていた消化吸収力が正常に戻り、胃腸が元気になるということ。また、喫煙をすると味覚も低下したりしますが、それも正常化し、食べ物がおいしく感じられ、つい食べ過ぎてしまうこと。それから口元が寂しくなり、ご主人のように飴をなめてしまったりします。これらの複合的な原因で太ってしまうのです。

もう一ついわれていることは、禁煙による体重増加というものは、一時的なものであるということです。禁煙後一年くらい経過すると比較的落ち着いて、体重が増加し続けるという事はなくなり、逆に元に戻ったりすることもありますので、あまり深刻になる必要はないでしょう。

しかし、一時的であれ、やはり体重が増加することは良くありません。基本的には禁煙をされる場合、体重の増加を防止するために、食事量を管理したり、しっかり運動をするといった、一般的なダイエットと同じことをきちんと行っていくことが大切です。是非これからも禁煙を続け、同時に体重管理についても頑張ってやっていただきたいと思います。

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捜査員、断ち難き紫煙=高い喫煙率に危機感-「都条例チャンスに」・警視庁

捜査員、断ち難き紫煙=高い喫煙率に危機感-「都条例チャンスに」・警視庁

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018072100368&g=soc

 首都・東京の安全を守る警視庁。2020年東京五輪・パラリンピックに向け職員に禁煙を勧めるが、苦戦を余儀なくされている。特に、男性の多い捜査部門の喫煙率が高く、計画目標の達成も難しい状況だ。一方、6月に都議会で行政機関や飲食店を原則禁煙とする受動喫煙防止条例が成立したことから、同庁幹部は「このチャンスを職員の禁煙につなげたい」と意気込んでいる。

 同庁健康管理本部によると、2013年度の喫煙率は36.9%(男性41.1%)。ここから10年で10ポイント下げる目標を掲げた。17年度は33.7%(男性37.5%)と改善しつつあるが目標にはまだ遠い。ちなみに、都知事部局の男性喫煙率は16年度19.2%だった。

 長時間、緊張を強いられることもある捜査部門ではさらに高い傾向にあるという。「たばこは息抜きとコミュニケーションの道具」(ベテラン捜査員)という声も根強く、井上明裕本部長は「かなり厳しい状況だ」と顔を曇らせる。

 そこで力を入れるのが年3回開催の「禁煙教室」だ。健康被害の講演や肺年齢の計測、ニコチンパッチの配布などを実施。さらに同僚を禁煙サポーターに任命し、保健師が電話で経過を聞くなどしている。この1年で約100人が参加、半数近くが禁煙に成功した。井上本部長は「禁煙には周囲の支援が欠かせない」と強調し、今後は成功者が体験を語る機会を増やす考えだ。

 小池百合子知事は4月から都庁職員に「勤務時間中の喫煙禁止」を課したが、警視庁ではあくまでも本人に禁煙を促すという。一方、本部庁舎各階や警察署屋内にある喫煙室は、都条例成立を受け来年9月までに閉鎖し、屋外喫煙所に集約する方針だ。

 10年前まで1日1箱を吸う愛煙家だった井上本部長。家族の勧めもあり、禁煙に踏み切った。今では「階段で息が上がらなくなり、やめて良かった」と実感。「いざという時に力を出せるよう禁煙に取り組んでほしい」と呼び掛けている。(2018/07/21-14:29)

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ニコチンパッチは貼るだけ 禁煙の成功率高める補助薬

ニコチンパッチは貼るだけ 禁煙の成功率高める補助薬

https://www.asahi.com/articles/ASL7N6218L7NUBQU019.html

2018年7月21日09時00分

新潟大学大学院医歯学総合研究科 小屋俊之准教授

医の手帳・たばこ(4)

 今回は禁煙治療に使用する薬剤について説明します。禁煙のための補助薬を使うことで、ニコチンの離脱症状を少なくし、禁煙の成功率を高めることができます。

 禁煙外来で使用する薬剤はニコチンを含まない飲み薬(チャンピックス)と、ニコチンを含んだ貼り薬(ニコチンパッチ)です。

 チャンピックスは、禁煙のつらさやイライラ感を軽減し、たばこがまずく感じるようになります。その結果、禁煙成功率が高いことが知られています。一方で、眠気やめまい、吐き気といった症状を伴うこともあり、自動車の運転など危険を伴う機械の操作を避けることが必要です。

 ニコチンパッチは、ニコチンを少量皮膚から吸収することにより、禁煙に伴う離脱症状に対応し、徐々にニコチン量を減らしていきます。貼るだけなので、簡単なこと、効果が持続するなどメリットはありますが、皮膚のかぶれや動悸(どうき)、不眠などの副作用が起こることがあります。いずれの薬剤を使用するにしても、医師と相談しながら、禁煙治療プログラムを完遂させることが重要です。

 また、最近では加熱式たばこや電子たばこも普及しています。「煙がでないため、受動喫煙のリスクがない」とか「従来の燃焼式たばこよりも健康リスクが少ない」などと誤認されています。ニコチンに関しては、多くの製品で従来のたばこと同レベルですし、その他の揮発性化合物も少ないですが含まれています。実際に従来のたばこよりも健康被害が少ないのかどうかは根拠がありません。

 受動喫煙についても、煙がみえにくいだけで、エアロゾルは周囲に拡散されており、ニコチンやPM2・5、ニッケル・クロムといった重金属が含まれることが分かっています。したがって従来の燃焼型たばこと同様に、マナーを守った使用が必要です。(おわり)

<アピタル:医の手帳>

http://www.asahi.com/apital/healthguide/techou/

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