危険ハーブ

20歳未満の喫煙は絶対にダメ!周りの大人も協力を! 新潟市中央区でたばこ業界団体が街頭で呼びかけ

20歳未満の喫煙は絶対にダメ!周りの大人も協力を! 新潟市中央区でたばこ業界団体が街頭で呼びかけ

https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/447104

2024/7/26

20歳未満の喫煙を防止しようと、「上信越たばこ販売協同組合連合会」の新潟県支部は、新潟市中央区の古町地区などで市民らにポケットティッシュを配り、喫煙ルールの徹底を呼びかけた。詳しくはリンク先へ

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日米の薬物規制 「危険ドラッグ」「大麻解禁」で関心高まる

日米の薬物規制 「危険ドラッグ」「大麻解禁」で関心高まる

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140801/crm14080112200011-n1.htm

2014.8.1 12:20

 「薬物」をめぐる議論が、期せずして日本と米国の双方で高まっている。「脱法ドラッグ」に代わる新たな呼称が「危険ドラッグ」になり、そのネーミングセンスが疑問視されるといった話題の一方で、米国では新聞が連邦政府の大麻禁止撤廃を主張。賛否両論の応酬は、酒やたばこも含めた「規制」のあり方自体を問い直すものとなっているようだ。

 「安易にもほどがある」。警察庁と厚生労働省が7月22日、「危険ドラッグ」という新呼称を発表すると、ツイッターなどでは違和感の表明が相次いだ。

 警視庁が昨年、「振り込め詐欺」の新名称として最優秀作に選んだ「母さん助けて詐欺」に続くものとして、「相変わらずお役所はセンスがない」といった“ため息”が続出。「サービス残業も『危険残業』か『母さん助けて残業』と呼ぼう」といった投げやりなネタも広まる一方で、「これだけ話題になれば、名前を変えた意味は十分にあったのでは」「ダサいネーミングが『格好悪い』って印象になる」と肯定的にとらえる意見も散見された。

 危険ドラッグ絡みの事故が相次いだこともあり、新呼称の出来はともかく、新呼称募集など一連の「企画」が問題の周知に一役買ったのは確かなようだ。

 ◆米紙「大麻」社説に驚き

 こうした中、米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は27日、大麻がアルコールやたばこと比べて中毒や依存性が比較的軽いとして、連邦政府は大麻の使用などの禁止を撤廃すべきだ-とする社説を掲載。日本のメディアもニュースとしてこれを報じ、ネットには驚きが広がった。

 もちろん、日本では大麻取締法で大麻の所持などが禁じられており、政府はめまいや嘔吐(おうと)、錯乱などの悪影響を引き起こすとして乱用防止活動に取り組んでいる。ただ、海外では医療用や嗜好(しこう)品として大麻の使用を認める国や自治体も出始めており、ネットではこうした海外での現状に改めて注目が集まった。

 「大麻よりお酒の方が社会的な害悪になっている。日本はアルコールに甘すぎる」「大麻は日本の社会生活にはなじまない」(ツイッター)

 大麻の是非に対する評価はさまざまだが、目立つのは、他国と比較して日本の社会や規制を見つめ直した意見。中には「日本は何でも禁止すればいいって方針で、ほとんどの国民は特に不合理だと思っていないから、こういう議論は出てこない」として、大麻をめぐる議論そのものが「タブー視」されている現状に疑問を呈した声も上がっている。

 ◆「規制」を形作るもの

 「ドラッグやたばこに対する世間の風当たりが強まる中、お酒は、飲酒運転などの行為が問題視されることはあっても、お酒自体が非難されることはない。つくづく、市民権を得たものとそうでないものの扱いの違いを感じる。たばこも以前は市民権を得ていたが…」(ツイッター)

 「規制」を形作る大きな要因は、その国の文化や歴史によって醸成された規範意識にほかならず、海外での潮流が必ずしも自国に適しているとはかぎらない。一方、かつて米国が禁酒法で学んだように、過剰な規制は社会の息苦しさや混乱を招きかねない。薬物や大麻をめぐって耳目を集めた今回の一連の出来事は、そのバランスを見極める難しさを知るひとつのきっかけになったのかもしれない。(三)

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含有物が分からぬ怖さ 強力な幻覚・妄想作用 事故相次ぐ危険ハーブ

含有物が分からぬ怖さ 強力な幻覚・妄想作用 事故相次ぐ危険ハーブ

http://www.47news.jp/feature/medical/2014/07/post-1131.html

2014.07.29

 危険ハーブ(脱法ハーブ)使用後の交通事故が相次ぎ、意識障害などで救急搬送される患者も急増している。厚生労働省研究班の推計では、危険ハーブを含む危険ドラッグの使用経験者は国内に約40万人。若者を中心に乱用は広がりを見せ、社会にとって大きな脅威となっている。危険ハーブはなぜ危ないのか、乱用を防ぐにはどんな対策が必要なのか、薬物問題に詳しい篠塚達雄・横浜薬科大 教授(病態生理学)に聞いた。
 ―危険ハーブとは。
 「危険ドラッグの一種で、乾燥させた植物の葉に幻覚・妄想や興奮を引き起こす化学物質を混ぜ込んだ製品です。お香やアロマ、入浴剤といった名目で売られています。

紙やアルミ箔で巻いて、たばこのように煙を吸う使い方が一般的です」
 ―いつごろから出回り始めたのか。
 「2004年に欧州で登場し、08年ごろから世界的に乱用が拡大して問題になりました。日本で流通が盛んになったのは10年ごろからです」
 ―どんな化学物質が含まれているのか。
 「大麻の精神活性成分に化学構造がよく似た『合成カンナビノイド系』と呼ばれる物質が主流です。大麻の成分と同じように脳内の『CB1、CB2』という受容体に作用し、幻覚や妄想を引き起こします。ほかには、覚せい剤のように中枢神経を興奮させる『カチノン系』という物質を含んでいる製品もあります」
 ―作用の強さは。
 「代表的な合成カンナビノイド『JWH―018』の作用は大麻成分の4~5倍といわれ、現在は麻薬に指定されています。しかし中にはもっと強力な10倍を超えるものもあります。問題は、製造者が規制を逃れるために、化学構造の一部を変えた類似物質を次々に作り出していることです」
 「もちろん、こうした薬物は通常の薬と違い、人に対してどんな作用がどの程度あるのか、毒性はないのかといった検討がされていません。しかも製品になった時には複数の物質が適当にブレンドされており、何が入っているのか全く不明。使ってみないと作用が分からないという怖さがあります。まさに人体実験であり、とても危険です」
 ―危険ハーブを使うとどんな症状が現れるか。
 「幻覚・妄想で時間や空間の感覚に狂いが生じます。短い時間をものすごく長く感じたり、狭い空間をとても広く感じたり。スピード感覚もなくなります。こんな状態で車を運転すれば当然、暴走事故につながります」
―精神症状以外は。
 「心拍や呼吸が速くなり、血圧が上がる。吐き気を催したり、よだれをだらだらと流したりします。ただし症状は製品ごとに異なり、予測ができません。使用後の死亡例も報告されています」
 ―依存性は。
 「依存性は認められますが、規制とのいたちごっこが続く危険ハーブの場合、同一製品を長く使い続けることは考えにくい。むしろ、使用者が覚せい剤などのより強烈な薬物に手を出す予備軍になりうる点が深刻です」
 ―国は昨年、指定薬物と構造が似ている物質をまとめて違法とする「包括指定」を導入。6月に東京・池袋で起きた暴走事故では、未規制だった2物質を指定薬物に初めて「緊急指定」するなど封じ込めに躍起だ。
 「乱用防止に規制の強化は必要ですが、同時に若者への啓発も欠かせません。小中高校の授業を利用し、正確な情報を伝えていくべきです」
  ×  ×  ×
 しのづか・たつお 1950年横浜市生まれ。北里大大学院薬学研究科修了。慶応大医学部専任講師などを経て2009年から現職。(共同通信 赤坂達也)

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