危険ドラッグ

Charの息子「JESSE」ライブでキメキメ「大麻吸引」現場

Charの息子「JESSE」ライブでキメキメ「大麻吸引」現場

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190802-00010000-flash-ent

8/2(金) 6:03配信

「もともとジェシーの自宅には、大麻の葉を砕くグラインダーと、紙巻きたばこ用の紙があった。自宅で大麻をたばこ状に巻き、ライブ会場に持っていくこともありました」

 7月19日、警視庁組織犯罪対策5課は、ミュージシャンのJESSEこと、マック・ファーデン・ジェシー・ソラト容疑者(38)を大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕した。冒頭は、ジェシー容疑者の「大麻遍歴」を知る、ある音楽関係者の証言だ。

 ジェシー容疑者は、海外でも活躍する大御所ギタリスト・Charの息子だ。

「家族仲がとてもいいんです。ジェシーは子供のPTA活動にも熱心で、家庭的な人です。大麻に手を出すなんて信じられない」(知人)

 そして今回、人気ロックバンド「DragonAsh」のベーシスト・KenKenこと金子賢輔容疑者(33)も同時に逮捕された。

 ジェシー容疑者と金子容疑者の2人は、金子容疑者の実兄でドラマーの金子ノブアキ(38)と3人でロックバンド「RIZE」を組んでいた。ジェシー容疑者は、自宅から見つかった約4.2gの大麻の所持を認めているという。

 ジェシー容疑者の大麻使用は、いまに始まったことではなかった。約6年前の2013年12月、都内のクラブイベントで、ステージに立ったジェシー容疑者が大麻を吸っていたという証言を本誌は入手した。窪塚洋介(卍LINE)などの有名アーティストも出演する、豪華なステージだった。

「VIPルームが楽屋になっていて、そこでたばこの葉に大麻を混ぜて、回し吸いをしていました。ペンタイプの大麻リキッドを吸っている人もいましたね。

 マネージャーがいなかったので、みんなの警戒心が薄れていたんです。楽屋に誰か入ってこないか心配しましたよ。

 なのにジェシーは、ステージで大麻を吸いだした。堂々としすぎていて、『いつ警察にチクられてもおかしくないよね』と関係者の間で言われていました。

 楽屋には大麻とたばこの匂いが立ち込めていて、ジェシーの目は瞳孔が開いて、妙に鋭くなっていました。それもおかまいなしで、朝まで大騒ぎしていました」(前出・音楽関係者)

 金子容疑者にも、以前から大麻使用の疑いがあったという。じつは、警察の内偵を恐れ、友人女性に相談していた。その女性が証言する。

「昨年末から今年にかけて、KenKenから『薬物をやめたい』と、相談を受けていました。『人に会いたくない』、『髪を切りたい』とか、精神的に不安定な様子でした」

 結局、2人は逮捕されてしまった。残された「RIZE」の金子ノブアキは、自身のSNS上で「バンドメンバーとして更生を願い、2人の帰りを待ちたい」などと謝罪した。

 仲間を裏切り続けた代償は、大きい。


(週刊FLASH 2019年8月13日号)

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たばこ感覚? 中学生の間に「大麻は問題ない」意識が広がっている背景とは

たばこ感覚? 中学生の間に「大麻は問題ない」意識が広がっている背景とは

https://news.nicovideo.jp/watch/nw5616270

2019/07/09 06:40

 

 薬物乱用防止を呼び掛けるキャンペーン「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」(厚生労働省など主催)が7月19日まで行われています。それに合わせて国立精神・神経医療研究センターが先日、青少年の薬物使用に関する意識調査の結果を発表、大麻の使用を「少々なら構わない」「全く構わない」と考える中学生が増えていることが明らかになりました。大麻の所持で摘発される若者が増えているとの統計もあります。

 

 なぜ、若者の間に大麻が浸透しているのでしょうか。元千葉県警上席少年補導専門員として、国が行う薬物乱用防止教室で講師も務める少年問題アナリストの上條理恵さんに聞きました。

 

未成年と20代で全検挙者の半数

 

Q.若者が、大麻の所持で摘発されるケースが増えているそうですね。

 

上條さん「警察庁の統計によると、大麻による検挙者は2015年、5年ぶりに2000人を超えました。そのうち、未成年者と20代は1034人で全検挙者の約半数を占めています。現在も、検挙者数は右肩上がりで増えています。未成年者の大麻の検挙率は、覚醒剤の約3倍になっています」

 

Q.覚醒剤ではなく、大麻に目がいくのはなぜですか。

 

上條さん「覚醒剤は入手することが難しく、加えて値段が高いからです。また、未成年者には、1993年ごろから薬物乱用防止教室などで地道に啓発活動を行ったことから、『覚醒剤は怖い』というイメージが定着していることも影響しているのではないでしょうか。一方で、大麻については『吸ったとしても副作用がなく、それほど体に悪くない、別にどうという影響はない』という間違った認識があるのではないかと思われます」

 

Q.若者の中には、大麻を吸うことを軽く捉えている人もいるのですね。

 

上條さん「たばこの中をくり抜き、大麻を詰めて吸う方法もあるので、たばこを吸うのと同じ感覚だと捉えている未成年者もいます。例えば、私が少年補導専門員の頃に扱った16歳の少年は、『生まれて初めて親や先生を裏切ってたばこを吸うときの勇気に比べれば、大麻なんか全然何ともなかった、ハードルが低かった』と言っていました」

 

Q.覚醒剤に比べ、値段が安いことも影響していますか。

 

上條さん「影響はあると思います。以前の大麻は、1グラム2000~3000円で購入できました。今は値上がりして、5000~6000円が相場のようです。ご丁寧に、まとめ買いすると割引する仕組みもあるそうです」

 

Q.未成年者は、どのようにして大麻を入手するのですか。

 

上條さん「ネットの販売サイトから入手する方法、ネット上で見知らぬ人から入手する方法、知り合いから勧められて入手する方法の3パターンが主流です。ネットで購入する場合、複数のパスワードを入力して大麻販売サイトにたどり着き、隠語を使ってやり取りします。大麻の隠語は『葉っぱ』『グラス』『チョコ』『草』『野菜』『93(クサ)』など、かなりの数があります」

 

Q.何をきっかけに大麻を吸うのですか。

 

上條さん「興味本位で吸う人が多いです。例えば、先輩に勧められて『ちょっとだけやってみたらどうなるのだろう』という感覚ではないでしょうか。たばこを吸った経験があれば、同じように吸えばよいので、とても簡単に吸ってしまうようです。

 

興味本位のほかにも、家族や友人など周囲と人間関係がうまくいっていないことや、学校の成績が悪く悩んでいることも、大麻に手を出す要因になります。家庭的にうまくいっている子どもは、薬物に手を出す可能性は低いです」

 

Q.見た目や態度がごく普通の未成年が、大麻を吸うことがあるとも聞きます。

 

上條さん「家庭の問題や成績で悩んでいない未成年でも、『先輩がやっているから』と興味本位で吸ってしまうことは十分あり得ます。『まさかこの子が』と驚くような子が大麻を吸うこともあるのです」

 

Q.「もしかしたら大麻を吸っているかも」という兆しとしては、どのようなものがありますか。

 

上條さん「まず、真夏の炎天下でも部屋の雨戸やカーテンを閉め切り、電気もつけずに真っ暗な状態にするようになります。雨戸やカーテンの隙間から、少しの光が入っても嫌がります。急に精神的に不安定になる、突然無気力になる、いきなりお香をたく、香水を部屋に振りまく、大音量で音楽を聴く、ずっと寝ていてだるそうにするといった兆しも見られます」

 

Q.こうした兆しを感じたら、どのように対応したらよいですか。

 

上條さん「大麻の影響について親が知識を持っていない可能性は十分考えられるので、こうした兆しに気付いた場合は、警察に通報したり、専門機関の相談窓口に相談したりしてください。薬物事犯は、家族で何とかしようと思ってもどうにもなりません。

 

大麻について親は『まさか、うちの子が』という考え方は捨てた方がよいと思います。嫌な気持ちになるかもしれませんが、『うちの子は大丈夫かな』と思って行動した方がよいでしょう」

 

オトナンサー編集部

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「日本で大麻が合法になる日は来る?」大麻OKの米ポートランドで考えた

「日本で大麻が合法になる日は来る?」大麻OKの米ポートランドで考えた

https://news.nicovideo.jp/watch/nw5529165

2019/06/22 17:00文春オンライン

 

 昨今、日本では「大麻合法化」の意見が散見されるが、世界を見渡すと合法化に舵を切るところも少なくはない。例えば、アメリカ・オレゴン州ポートランドでは2016年にマリファナが合法化され、街の様子が変わってきているという。

 

『クレイジージャーニー』でもお馴染みのジャーナリスト、丸山ゴンザレス氏は最新著書『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』で世界各国の麻薬・売春・スラム街などを取材した成果をまとめている。この本のなかから、マリファナが解禁された直後のポートランドを丸山氏が訪れ、日本の大麻合法化について思いをめぐらす場面を紹介したい。

 

◆◆

 

世界で巻き起こる「大麻合法化」の流れ
 政府の決定が状況を激変させることもある。それが昨今世界中で起きているマリファナの合法化である。センセーショナルに報じられることもあって、耳にしたことがあるかもしれない。ただ、日本国内での反応に実情とのズレがある。多くの人が事実を誤認しているのだ。それ自体が危険な考えというわけではないが、誤認による理解の生み出す結果はろくなものではない。そこで、私なりに現在起きている大麻合法化というのがいかなるものかを解説してみようと思う。

 

 まず、アメリカでの合法化の実態だが、マリファナの娯楽を含めた使用を解禁するかどうかを住民投票にかけているのだ。

 

 ここでポイントになるのは「娯楽」と「解禁」である。合法化の話を持ち出すと、そこかしこで大麻をくわえタバコみたいにできるようになるというイメージが先行するようだ。世紀末の無法状態デストピアでもあるまいし、いきなりそんなことにはならない。

 

 たとえば2016年11月のアメリカ大統領選挙と同時におこなわれた住民投票で賛成多数で可決したことで、2018年1月から解禁したカリフォルニア州の現状はどうかといえば、すでに路面店でマリファナが販売されている。もっと前から解禁されていた州のうちのひとつ、オレゴン州などはさらに興味深い状況にある。

 

ポートランドに大麻の広告が……「合法化」で何が変わったのか
 私が取材した2016年の段階で、オレゴン州のポートランドでは娯楽用のマリファナが解禁されていた。路面店で堂々と販売されているだけではなく、幹線道路に広告看板が設置されていた。

 

 これは、販売網が整備されていて、生産者から販売までの経路が確保されているということである。完全に市場として成立しており、しかもその市場が一定程度の成熟を迎えているのがわかる。ポイントは広告があること。ライバル店があれば、競争が生まれるので広告も必要になるということなのだ。

 

 実際にポートランドを歩くと、青い十字の看板が目印になっている店があちこちにある。入り口では身分証を提示しなければならないが、外国人であっても未成年でなければ入ることはできる。店内は高級感と清潔感、そしてオシャレ感が漂っており、怪しげな雰囲気はない。むしろ小汚い格好をしているほうが浮く。

 

スーツで「当店はオレゴン産のマリファナを取り扱っております」
 一見するだけでは取り扱っているものがマリファナだとはわからない店内に、ビシッとスーツを着たイケメン店員。

 

「本日はどのようなものをお求めですか?」

 

 きちんとした接客。ソムリエですか? と言いたくなる。

 

「当店はオレゴン産のマリファナを取り扱っております」

 

 こちらのペースに合わせながら丁寧に効能を説明していく様子は、高級なワインを扱っているかのようだった。

 

 店内にはタバコ状のジョイントだけでなく、ペンと呼ばれるリキッドをセットした電子タバコ型のマリファナや、クッキーやケーキ、ドリンクに加工されたものまで陳列されていた。すべてが合法で、店に入れた人は誰でも買うことができる。

 

 これがマリファナが娯楽用として解禁されたポートランドの実態である。

 

 ここまで自由にマリファナを扱うようになるまで、アメリカ国内でも様々な問題が起きていた。特に取り締まりのねじれは大きな障害であった。

 

書店に並ぶ“マリファナ料理本”
 オレゴン州以外にも早くから解禁されていた州や、医療用の許可証を持っている人には販売する店を構えていた州もあった。ところが、州によっては認可されていたのに、連邦政府によって取り締まられるという矛盾が起きていた。これが問題にならないはずもない。これまで批判的だった世論は「賛成」へと大きく傾いていくことになる。

 

 住民投票で解禁されるということは、突如として店ができるのではなく、医療用や個人的な使用など、もともと市場として存在していたものを合法と認めるということなのだ。そこに娯楽性が加わるとどうなるか。料理やドリンクの材料にするような加工をしての販売が許されるわけだ。実際、ポートランドの書店ではマリファナ料理の本が販売されていて、思わず購入してしまった。日本に戻ったら使いみちがないのだが。

 

 ちなみにホテルの部屋で吸引すると、入り口のドアの隙間に「室内で吸ったら罰金取るからな!」という紙が差し込まれる。私が泊まっていた宿では、ほかの宿泊客が吸っているらしく、廊下を伝ってフロア全体に匂いが充満していた。そのせいで、本来見ることのない注意の紙を受け取ることになってしまったのである。

 

「無農薬のマリファナのどこが体に悪いんだい?」
 さて、このようなアメリカの現状を受けて、日本における合法化はありえるのかを考えてみたい。

 

 結論から言ってしまうと私は難しいと思う。マリファナの是非をどうこういうつもりではない。かつて、ジャマイカの大麻農家取材の際に農園主から、「大地が育んだ無農薬で太陽の光を浴びた農作物であるマリファナに火をつけて吸うだけだ。これのどこに体に悪いことがあるんだ?」と、問いかけられてすぐに返事ができなかった。彼の論理は間違っていないし、健康に年をとっている彼を前にして何を言っても無駄だと悟った。それ以来というわけでもないが、私は大麻そのものを「悪」とはしないようにしている。

 

 この前提から私は日本における大麻の問題点というのは、現在、大麻を扱っている人、使用している人が「非合法」な存在であることにあると思っている。

 

日本で大麻を入手できる人は、犯罪者にアクセスできる人
 時折、有名人が大麻の所持で逮捕されたというニュースを見かける。そのときに多くの人が思うことは、逮捕された人が裏社会と接点がある悪い人であるということではないだろうか。そのイメージは現在の日本では、間違ってはいない。

 

 他国がどのように大麻を扱おうと、日本国内では違法品である。非合法であるものを取り扱える人の心持ちがいかに善良であっても犯罪者であり、日本の国内にいる限り、その行為は許されない。

 

 大麻を入手できる人は、そんな犯罪者にアクセスできる人なのである。だから、今の日本では悪い人と見られてしまうし、「その通り、悪い人です」と言わざるをえない。

 

 日本では合法化論議をする際に大麻自体の効能や副作用の少なさを取り上げがちだが、本来はこの違法とされるルートを回避して、法律の範囲内で、どのように生産して流通させることができるのかを検討する必要がある。

 

 もし、本当に合法化させるとしたら、まずは大麻を違法に扱う人たちを排除して、医療用のみに使えるように徹底することが不可欠である。

 

 流通ルートの確保と同時に、医療的に本当に必要な人がいるのだという考えを共有するような広告や教育をする啓蒙活動も足並みを揃えていかねばならない。そして、実現するためには、大麻は必要なのだと国が認める決定をしないといけない。

 

「草を吸うとハッピーになれる」だと合法化は無理
 自分でまとめていても、これは無理だなと思う。どうやって実現するかではなく、現状でそんなことを議論できる土壌すらないのだからだ。

 

 そうなると日本における大麻の合法化など「あるわけない」という筆者の意見もわかっていただけるのではないだろうか。

 

 これはまったくの私見ではあるが、日本で大麻合法化論が根づかない理由は、そもそも合法化を唱える人たちの主張が、「草(マリファナ)を吸うとハッピーになれる」とか「ストレスの解消に効果がある」「ほかのハードドラッグにいくぐらいならマリファナでいい」などなど、重点が置かれているのが、使用の先にある快楽だと透けて見えるからだと思うのだ。

 

 そして、彼らは身内的なグループで楽しむことまでしか考えていないので、政治的なアプローチとして合法化のためのロビー活動をすることもない。それどころか下手をすれば所持や販売をしていて逮捕されてしまうこともある。すでに何人もの有名人の顔が浮かんでいる人もいることだろう。逮捕されてしまうと、彼らが何を言おうとネガティブキャンペーンになるだけだ。

 

 結局、合法化論者は大麻に投影する思想に快楽しかないのだ。その一方で合法化論を推進する運動の足並みには統一感がない。特に合法化となると、そこにはあまりに多くの思惑が絡みすぎる。この絡みまくった糸(意図)をほぐして整理するところからスタートしないと、誤解が誤解を生んで、きっとろくな結末を迎えないんだろうなと思う。そんな最低な状況に至るような考えは、間違いなく危険なものといえるだろう。

 

(丸山 ゴンザレス)

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「マリファナ」と呼ばれる植物の謎が、ついに明らかに?:WIRED GUIDE カンナビス編

「マリファナ」と呼ばれる植物の謎が、ついに明らかに?:WIRED GUIDE カンナビス編

http://app.f.cocolog-nifty.com/cms/blogs/1083688/entries/new

 

2019.05.25 SAT 11:00

米国での合法化が進み、これまで科学が触れられなかった「カンナビス」──またの名をマリファナという植物の謎が少しずつ明らかになっている。研究が進むにつれてカンナビスの情報が専門的なものになるなか、その「現在」と「問題点」を見失わないために、古代中国での活用法から高度なハイテク施設で実験が進められる現在まで、カンナビスの今昔、未来を『WIRED』US版が案内する。

人類はカンナビスをどう扱ったらいいのか、決めきれないでいる。

何千年ものあいだ、人類はカンナビス[編註:大麻、マリファナとも呼ぶ]を医薬として、また精神をトリップさせるものとして用いてきた。(19世紀に植民地のインドでカンナビスの使用を禁止した英国は例外だ)。そして20世紀に入ると、米国政府はカンナビスとの戦いを宣言し、世界の大半の国がそれに追随することとなった。

しかし今日の米国では、連邦政府がカンナビスをヘロインと同じ「スケジュールI(医療的メリットのない極めて危険な薬物)」の指定薬物としていることに対し、いくつもの州が異議を唱えるようになった。連邦議会でもエリザベス・ウォーレン上院議員らがカンナビス使用を合法化するべく活動している。

事実、カンナビスは多くの病気の治療に用いることができ、アルコールよりもはるかに安全であることを科学者が証明している。曲がりくねったカンナビスの旅もようやく核心的真実にたどり着いた。それは、人間を苦しめる病気を治す強力な薬になるということだ。

ひどく偏ったかたちで、黒人たちを主なターゲットとして行なわれてきた米国政府とカンナビスとの戦いだったが、政府はようやくその戦いが、バカげた勝ち目のないものであるという事実をようやく認めた。

カンナビスはいまだに謎の多い薬物だ。その根本理由は、アルコールのように比較的単純な薬物とは違い、カンナビスにはTHC(テトラヒドロカンナビノール)など数百種の化学物質が含有されていていること。そして、それらの相互作用を科学者は解読し始めたばかりだということにある。

とはいえ、カンナビスの利点はそこにこそ隠れているのだ。いまやカンナビスに関する知識は、専門的なものになりつつある。そこで、みなさんがこの知識の霧から抜け出せるよう、『WIRED』が案内しよう。

古代中国の三皇五帝も求めた「薬効」
カンナビスの原産地は中央アジアだと考えられており、人類が栽培した最初の植物のひとつだとも言われている。精神に作用する魅力に加えて、カンナビスの栽培者たちは栄養豊富な種子を食べ、その繊維を縄にした(現在では向精神作用のあるTHCをほとんど含まない種類の麻からロープがつくられており、麻の繊維は建材にも利用されている)。

わたしたちの祖先は、カンナビスのいくつかの薬理作用に気づいていた。古代中国における伝説の三皇五帝のひとりである神農は、病気の治療のために麻から酒をつくることを勧めたと伝えられている。カンナビスの豊かな歴史をもつインドでは、数千年ものあいだ、霊的な助けを与えてくれる道具として使われていた。

鉄と石により巨大国家が築かれるようになってからも、カンナビスは不可欠な作物だった。例えば古代ローマでは、麻を材料としたとても丈夫な帆やロープがなければ、帝国を支える海軍力をもてなかったはずだ。大英帝国やスペインも同じで、麻の索具装置を用いたことで世界に領土を広げることができた。かのジョージ・ワシントンも、カンナビスを栽培していたという。

そのあいだもずっと、人類はカンナビスがもつ精神をハイにする作用を忘れたことはなかった。メキシコは1900年代初めに、向精神性のある種を栽培する一大生産地となり、カンナビスは国境を越えて米国に運び込まれた。このため米国は1937年に「マリファナ課税法」を制定し、事実上カンナビスを非合法化した。そして70年には規制物質法で、カンナビスをスケジュールIの薬物に分類して、悪魔そのものとみなしたのだった。

政府の独占と研究者との闘い
禁酒法のときと同じで、カンナビスの使用を禁じたところで地下に追いやっただけだった。これに関しては、カンナビス栽培のメッカである北カリフォルニアが有名である。この数十年のあいだ、栽培者は荒野に身を潜めながら、米国で消費される国内産カンナビスの推定4分の3を生産してきた。栽培者たちはTHC含有率の高い株を選び、品種改良を続け、数十年前には花のTHC含有率が平均5パーセントだったものを25パーセントに引き上げ、さらには30パーセントにまで高めることに成功したのだ。

北カリフォルニアのカンナビス栽培者は栽培に長けているところを見せつけはしたが、カンナビスという植物はいまだに謎に満ちたままだ。その理由は、スケジュールⅠの薬物を研究することがとても難しいことにある。

例えば2016年まで、米麻薬取締局(DEA)は研究用カンナビスの公的供給を独占していた。ミシシッピ大学にある、ひとつの農園に許可を与えてカンナビスをつくらせていたが、それはもう質が悪く、市場に出回らない水準の代物だった(使用者が知るカンナビスとは見た目も匂いも異なる劣悪さだ)。

しかし、規制の壁は壊れつつあり、科学界はそれを歓迎している。

解くべきは化学物質の組み合わせが及ぼす作用
歴史を振り返ってみても、人類はきちんとした科学的研究によって効果を確認することなくカンナビスを薬として使ってきた。コンゴ川流域に住むアカ族は、腸内寄生虫を寄せつけないためにカンナビスを使っている。痛み止めの効果があるとも言われている。

合法化する州が増えるにつれ、研究者たちはカンナビスにアクセスしやすくなり、こういった効用を調べられるようになった。すでに緑内障や炎症などの治療薬となることはわかっている。それでも、カンナビスのさまざまな化学物質がどのように相互作用するのかは、まだよくわかっていないため、医学への利用は手探りで進められている状況だ。

マリノールという薬を例にとってみよう。THCの合成型であるこの薬は、吐き気と食欲不振の治療に使われる。しかし、これらの症状を確かに改善する一方で、妄想などのひどい副作用ももっている。THCとCBD(カンナビジオール)を混ぜたサティベックスという薬ならば、そのひどい副作用が出る可能性は低いようだ。

つまり、カンナビスから医薬品を開発する際には、どの化学物質に治療効果があるのかだけでなく、化学物質を組み合わせた場合にどんな作用があるのかを見極めなければならない。

依存症は防げるのか?
CBDは万能薬だという話をあなたは聞いたことがあるかもしれない。いまやCBDはスキンクリームにも入っているし、うつ病の治療薬として、もてはやされてもいる。とはいえ、カンナビスが禁止薬物であるため、それを裏づける研究はない。

もちろん、CBDが不安や炎症を抑える可能性を示した研究はあるものの、まだ十分とは言えず、確たる証拠にはほど遠い。効果的なCBDの分量もわかっていないし、吸入と経口のどちらがいいのかも、ほかのカンナビノイドから分離して単体で使うのがいいのかもわかっていない。

これらの重要な問題に科学が答えを出すことや、カンナビスを広く医療用に使おうという試みに、厳格な規制が手かせ足かせとなっている。その規制が生むのは、ほとんどコメディのようなものだ。政府が供給する研究用カンナビスの質があまりに悪いので、研究者はカンナビス使用者の家までクルマを走らせて、研究に使える良質な草を買っているのだ。

研究が増えれば、カンナビスの害についてもわかってくる。ほかの薬と同じように、マイナス面もある。そのなかでもいちばんの心配は、大麻使用障害(CUD)、つまり依存症だ。複数の研究が、使用者の9パーセントがCUDになると推算し、依存症になる人が増えていると示唆している。

それは、実際には9パーセントという数字よりもCUDになる確率が高いからかもしれないし、単純にカンナビスによる治療を受ける患者数が増えているからかもしれない。どのような人にリスクが最も高いのか、リスクを下げるにはどうすればいいのか、依存症患者をどう治療するのかベストなのか、さらなる研究が求められている。

複雑な化学構造
カンナビスは大きくわけてインディカ種とサティバ種があり、愛好家はその違いについて熱く語る(前者はリラックス効果が高く、後者は気分高揚効果にすぐれている)。両種はさらに細かく、パープルクッシュやラムズブレッドなど多くの種類にわかれていて、それぞれに特徴があるとされている。それらの違いはハイになる強度だけでなく、活力を与えるのか鎮静作用なのか、精神と体のどちらに効くかといった効果の組み合わせによる複雑な違いもあるという。

だが、カンナビスを種類分けすることは、ほとんど意味がないと科学は示している。18年のある研究で、研究者は薬局を回って、30種類ものカンナビスを集め、その遺伝子を調べた。その結果、ラベル通りの遺伝子をもつものはほとんどなかった。さらにそれらは、インディカ種とサティバ種のどちらにも当てはまらないものだった。

調剤師が「インディカはリラックス効果があり、サティバは気分を高揚させる」などと違いを主張したところで、サンプルが示すのは、そのどちらでもなく、新しい遺伝子グループ2つのうちの1つに適合するものだったのである。つまり、カンナビスの化学構造はあまりに複雑で、インディカとサティバをきれいに分けることなどできない、ということなのだ。

カンナビスに含まれる化学物質は数百種類にも及ぶが、それは科学者がこれまでに確認できた数にすぎない。わたしたちの知るカンナビノイド(カンナビスに含まれる化学成分の総称)には、THCの効果を弱める働きをしているであろうCBDや、カンナビスに独特の香りを与え、脳をハイにする一翼を担っているであろうテルペンがある。

単一ではなく複数のカンナビノイドの組み合わせで効果を得ることを「アントラージュ(もしくはアンサンブル)効果」と呼ぶ。THCは単体ではなく、カンナビス内のほかの化学物質と相互作用することで、精神をハイにしているのだ。

カンナビスの花冠をたばこにして吸うのと、電子たばこで蒸気を吸うのとで気分が異なる理由は、おそらくここにあるだろう。電子たばこの蒸留油にはTHCが多く含まれているはずだが、そこにCBDを加えると、ハイになる強度を抑えることができる(ちなみに、カンナビスを食べたときの効果はとりわけ強い。その理由は食べるとなるとCBDがない状態でTHCを摂取することになるということと、THCが体内の消化システムを通ると「11-ヒドロキシ-THC」という肺でTHCを摂取するときの5倍もの強度をもつ化学物質に変化するということにある)。

なぜCBDがTHCを抑制するのだろうか? それは、両者が似たような構造をもっているからだ。CBDとTHCを摂取すると、CB1という内因性カンナビノイドシステムの受容体と結合する。THCは受容体を活性化させるが、CBDは活性化させない。CBDがそこに居座ることで、THCが受容体に結合して、気分をハイにするのを抑えるのだ。

広がる新たなムーヴメント
科学は人体におけるカンナビノイドの相互作用を少しずつ解明しているが、それに加えて、室内でカンナビスを栽培する新しい世代が、これまでのオタクたちを上回る熱心さで実験を進めている。植物の遺伝子は、たくさんある環境因子のどれに作用させるかを決めているにすぎない。このため、高度にハイテク化された施設で栽培者たちは、照明や栄養、水などの生育条件を微調整して、同一の遺伝子をもつ木から異なる化学種を生み出そうとしている。

その試みは、カンナビスに含まれるテルペンやカンナビノイドの量を操作することも可能にする。この点は、ほかの植物となにも変わらない。あなたが裏庭でつくるトマトだって、水と日光と栄養が正しいレヴェルになっていなければ、丈夫に大きく育たないはずだ。

オレゴン州のポートランド州立大学の研究チームは、土地がワインの味を決めるように、カンナビスの特徴も土地によって決まるのだという考えを試している。同一の遺伝子をもつカンナビスの木を、同じ気候だが土壌の異なる農家に配って育ててもらったのだ。同じ木から、カンナビノイドとテルペンのレヴェルが異なる木に育つなら、土壌が重要な役目を果たしていることを意味し、すでに複雑な植物にさらなる複雑な要素が加わることになる(その研究結果はまもなく出る)。

微妙な違いを明らかにするこうした研究は、合法なカンナビス市場の変化を促すだろう。また、嗜好用のカンナビスが合法化されれば、資金の豊富な大企業も参入してくる。そうなれば、既存の市場は壊されることになるだろう。大企業が巨大な屋内施設で平凡な草を大量に生産する一方で、小規模の栽培者は腕によりをかけて職人技の光る草をつくって立場を確保しようとするはずだ。

例えば北カリフォルニアでは、メンドシーノ郡特有の土地や天気の特徴を活かして、世界にふたつとない特別なカンナビスをつくる「メンドシーノ原産地証明プロジェクト」が行なわれている。その「違い」の多くはいまのところ、裏づけの乏しい主張にすぎないが、ポートランド州立大学などが主張を裏づける研究データを提供しはじめている。

カンナビスに関する知識がこれから増えゆく一方だということは、嬉しい知らせだ。研究は盛んに行われ、合法のカンナビス産業は急発展している。そしてまもなく、世界で最も謎に満ちた植物のひとつであろうカンナビスの秘密が、明かされようとしているのだ。

カンナビス用語集
・Cannabinoids|カンナビノイド
カンナビスのもつ化学物質で、人体にある内因性カンナビノイドシステムにある受容体と結合するもの。向精神作用のあるTHCや、向精神作用のないCBDなどがあり、その種類の数はわかっているだけでも数百以上にのぼる。
・Chemotype|化学種
それぞれのカンナビスの木に固有の化学組成のことで、遺伝子と環境因子によって特徴づけられる。研究者たちはいま、特定の化学成分を出現/抑制させるために、光や土壌などの条件を微調整することを試している。

・Hemp|麻
THCをほとんど含まない種のカンナビス。その非常に強い繊維を活かしてロープなどがつくられている。

・Marinol|マリノール
吐き気や食欲不振などの治療薬として用いられるTHCの合成型。同系統の薬にサティベックスがあり、それにはTHCの向精神効果を抑えるためのCBDが含まれている。

・Terpenes|テルペン
カンナビス独特の香りを生む化学物質。ただし、テルペンはカンナビスだけでなく、シトラスなどほかの植物にも含まれている。揮発性物質であるテルペンを含む植物は、虫除けのためにこの物質を使っている。

・The Entourage Effect|アントラージュ効果
裏づけに乏しいものの(データは揃いつつあるが)、異なる化学物質を組み合わせることで、カンナビスの効果が高まるという理論。ある研究では、THC単体では妄想を引き起こすリスクがあるが、CBDと組み合わせることで精神への作用を弱められることがわかっている。

 

 

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松本人志、大麻合法化を求める人々へ「説得力ない」「自己弁護」

松本人志、大麻合法化を求める人々へ「説得力ない」「自己弁護」

https://news.nicovideo.jp/watch/nw5360946

2019/05/26 10:31マイナビニュース

お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、26日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、KAT-TUN元メンバー・田口淳之介容疑者、田口と交際中の女優・小嶺麗奈容疑者が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたことに関連して、大麻合法化を求める人々に意見した。

松本は、「カップルというのが衝撃だったんじゃないですかね。2人でやっているとなかなかやめづらいらしいですね。どっちかがやめようと思っても、どっちかが引きとめるみたいなこともあったりとか。だから、カップルでやると長期化するんでしょうね」とやめられなかった原因が2人の関係性にもあると推測。

その上で、「『大麻は海外では合法』という話にいつもなるよね。『日本も合法化に』みたいなことを言う人もいるんですよ」と合法化推進派の意見を思い出し、「いるんですけど、そういう人って必ず大麻やっている人なんですよね。だから、説得力がない。自己弁護のために言ってるだけなんで」と指摘した。

一方で、「大麻やってない人から『合法にしてもいいんじゃない?』という意見が出そうになると、こういう人たちが出る。だから、そういう議論がどんどん遠のいていくということですよね」と、逮捕者が出るとイメージが悪化するという悪循環にも着目。「していいのかどうかは置いといて、本当に合法化したいのなら、やっぱりみんな1回やめないと。1回やめてからなじゃないと、話が前に進まないと思うんですよね」とまずは大麻を絶つことを呼びかけていた。

 

 

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マリファナ解禁「1兆円規模新産業」は是か、非か?

マリファナ解禁「1兆円規模新産業」は是か、非か?

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56030

 マリファナの臭いがぷんぷんする所で、この原稿を書いています。びっくりされるかもしれませんが、事実なので仕方ないのです。

 仕事で滞在しているオランダのアムステルダムで、大麻の臭いがするのは、日本国内でたばこの副流煙が流れて来るのと、だいたい似たようなものだと思って外れないでしょう。

 禁止されていませんから、街で普通に、たばこ同様に人々は「喫煙」しています。

 昨日は雨が急に降ってきて困っていたとき、助けてくれた親切な歩行者がありました。 温厚そうな中年男性でしたが、彼もマリファナを咥えていました。

 仕事で定期的にアムステルダムに滞在しますが、おかしな煙の充満する場所で体に臭いなどついて、成田空港で麻薬探知犬に懐かしそうな顔をされても困りますので(苦笑)、私自身は喫煙所のたぐいには極力近づかないようにしています。

 それでもごく普通に、副流煙状態のマリファナの臭いは街に漂っている。オランダを旅行された方なら、誰でもご存知でしょう。

 コカインで起訴された芸能人が保釈されたとの続報もありました。こうした薬物、例えばマリファナが、なぜオランダでは合法で、日本を含む世界各国で禁止されているか、常識の源流探訪から始めてみたいと思います。

ナチュラル・ハイとアシッド

 前回の連載にも記しましたが、1980年代半ば、作曲家の武満徹を名義監修に西武セゾン系列から音楽雑誌を創刊して、ジャンルを問わず様々な 当時としては「先端」に触れる時期があり、狭いクラシックの畑から、広い異世界を知ることになりました。

 当時の東京は、いまだいくつかの合成麻薬が禁止される前で、そのため海外の「クラブシーン」から人の流入があったように、後知恵ですが、聞き及んでいます。

 その当時も耳にしたのは「ナチュラル・ハイ」という言葉でした。

 「大麻」のようなナチュラル、つまり自然物は、覚せい剤など化学的に合成されたドラッグ「アシッド」と違って「体にそんなに悪くない」「タバコと変わらない」「タバコより無害で、合法化の議論もある」といった話をちょくちょく耳にしました。

 むしろ「体に良い」などという話すらする人がありましたが(苦笑)、私は、父親が転移性肺がんで死んでいますので、一般にこの種の煙を吸う類は原則生理的にダメで、体に良いとはとても思えませんでした。

 それでも、オランダ国内の普通の風景として、マリファナはタバコ以上に社会に普及した、ごく当たり前の嗜好品になっている。

 どうしてそんなことになったのか?

 オランダが特別に堕落した社会なのでしょうか?

 私が仕事でご一緒する、アンネ・フランク・ハウスのスタッフやアムステルダム自由大学の先生方はみな素晴らしい人格者で、およそ麻薬だ、ドラッグだといった空気とは無関係です。

 オランダの高校生向けには「マリファナは良くないから、やめなさい」という指導がなされているとも耳にします。

 これは言ってみれば、日本の高校生に「成人しても、体に良くないから、タバコやお酒はやめておきなさい」とアドバイスするのと、ほとんど変わらないニュアンスに聞こえます。

 ことは「アルコール」とほとんど同じように考えると、非常にすっきり理解できます。

 消毒用や工業用アルコールを筆頭に、医療や産業の多様な分野で様々なアルコ―ル系の物質が活用されていますし、どんなアルコールでも、人体に濫用すれば、ろくなことになりません。

「麻酔」から「麻」を考える

 「麻薬」という言葉は「麻酔」と関連して理解すると、私には一番しっくりきます。

 「麻」で「酔う」。

 「麻酔」されれば、意識が定かでなくなり、感覚を失ったりするわけですが、仮に大がかりな開腹手術や、重度疾患の痛みを和らげる方法がなかったら、今日の高度な医療は実現していたでしょうか?

 情報機器も活用された多くの先端医療、例えば脳外科の鍵穴手術のような手法は、高度な麻酔技術との併用があって、初めて可能になったといって間違いないでしょう。

 近代西洋医学の「麻酔」は「anesthesia」の和訳で、「an-esthesia」はギリシャ語で「無」「感覚」の意味を持ちますから、本来的には「感覚をシャットダウンする」だけの意味です。

 ところが、この「感覚無化術」に対して、明治の日本人なのだと思いますが「麻酔」という言葉を当てている。「麻」酔いという言葉は、少なくとも明治時代の日本人には、十分に受け入れられていた可能性があります。

しめ縄とシャーマニズム

 麻という植物は世界各地に存在し、日本でも古くから広く活用されてきました。一番分かりやすいのは「麻縄」でしょう。麻は繊維として衣料や農作物の補完、運搬などに幅広く利用されてきました。

 これだけ活用範囲の広い「麻」を、古くは日本人は神さまに近い存在としても位置づけています。「注連縄」は分かりやすい代表的な一例でしょう。

 大麻比古神社(徳島)など、麻の文字を使用する神社は全国的に非常に多く、その有職故実にも麻製品が指定されていることが少なくありません。

 麻の葉を乾燥してタバコのように喫すると「木こりのやわらぎ」と呼ばれるような、リラックスした状態になることは、日本でも古くから知られていたようです。

 こうしたリラックス系の「ナチュラル」のほか、穀物の穂に寄生する菌が作り出す「麦角」がアルカロイドを大量に含み、世界の農耕民族の毒にも薬にもなってきたことは周知の事実でしょう。

 シャーマニズム、つまり「神がかり」の変性意識を作り出すうえでも「ナチュラル・ハイ」は重要な役割を担い続けてきました。

 「大麻」は麻の「花冠」や葉から精製され、ギリシャ語の「cannabis」が英語でにも転用されていますが、ラテンアメリカ諸国では「Maria Juana」から転じたマリファナの呼称、インドではガンジャとかハラス、イスラム圏ではハッシシなど、地方地方によって呼び方が異なっています。

 これはつまり、「神がかり」のほか、痛みを和らげるなどの目的を含め、様々な地方で長年定着していることの証左と言ってもいいと思います。

 イランのイスラム教「シーア派」は、スーフィニズムという独特の考え方で知られますが、かつてのペルシャでは聖戦=ジハードに出かける戦士がハッシシで気持ちを整える習慣があったと、イラン人の知人から教えて貰ったことがあります。

「ソフトドラッグ」1兆円新産業は、是か非か?

 オランダで、大麻が禁止されていないのは、ナポレオン戦争を機に兵士によって中東からもたらされたカンナビス/マリファナが19世紀に欧州に広まり、上流階級を含む穏やかな利用が続き、おかしな濫用や、暴力団の資金源になったりする恐れがないまま、今日に至っているから、と理解するのが妥当かと思います。

 薬品として用いる分には、何の問題もない植物も、嗜好品としての利用で度が過ぎれば、人の身心の健康も蝕むでしょうし、習慣性のある嗜好品はある種の資金源にもなり得るでしょう。

 英国のビクトリア女王が、生理痛や更年期障害の痛みを和らげるのに大麻を用いた話は広く知られる一例と思います。

 こうした背景も手伝ってのことでしょう、大英連邦の優等生、カナダが昨年大麻を解禁して、国際的に話題になりました。

 これに先立って2012年には米国ワシントン州とコロラド州でマリファナが解禁され、コロラドは「スターバックスとマクドナルドを合わせたよりもマリファナスタンドが多い」などと言われる状況になり、その産業規模は10兆円スケールなどとも言われます。

 カリフォルニアで「医療用大麻」が認められたことが先鞭をつけた形で、こうした合法化の傾向が2010年代に入ってから急速に進んでいます。

 コロラド砂漠や寒冷なワシントン州のみならず、マサチューセッツやメーンなど東部の伝統的な州でもすでに「非医療用」の大麻は、量的な制限を設けたうえで、保持も喫煙も合法化され、各地で1兆円規模の「新産業」が創出されている・・・のは、どうやら間違いないようです。

 こうした「2010年代の新傾向」を、どのように評価するかは、意見がはっきり分かれるところでしょう。

 「兆」の規模の新産業創出と見る人もあれば、目を覆うべき退廃と評価する人もあります。

 実際「新産業創出」という観点で「大麻」などの<ソフトドラッグ>を見直す空気は、世界的に広がっているのは間違いありません。ある種の嗜好品、酒 たばこと全く変わりがないと考えられている、とみて大枠外れないでしょう。

 これをひっくり返して考えると、現在でも、厳密なイスラム戒律が適用される国、例えばサウジアラビアでは、飲酒はご法度です。

 週末になるとサウジの富裕層は、橋を渡って飲酒解禁のバーレーンに急ぐ、と言った笑い話は有名です。バーレーン島は「エデンの園」のモデルとされる場所ですから、アダムとイブはお酒もOKだったということになるでしょうか・・・。

 さて、何にしろ「健康のため飲み過ぎ/吸い過ぎには注意」が必要であることは間違いありません。

 さらに、覚せい剤など多くの指定薬物は、連用することで脳に器質的な変化、つまり取り返しのつかないことになってしまうことが明らかで、やむを得ない治療などを除いて、およそ人体に入れるべきものではない。

 マリファナが解禁されている国や地方があったり、なかったりする背景には、こうした節度への自制が利くか? 利かないか? という違いがあるのかもしれません。

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たばこの巻紙数十枚押収 ピエール瀧容疑者の自宅

たばこの巻紙数十枚押収 ピエール瀧容疑者の自宅

https://www.sankei.com/affairs/news/190316/afr1903160018-n1.html

2019.3.16 19:59社会事件・疑惑

 コカインを摂取したとして麻薬取締法違反の疑いでミュージシャン、俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者(51)が逮捕された事件で、自宅からたばこの巻紙数十枚が押収されたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。関東信越厚生局麻薬取締部は乾燥大麻を吸引する際に使用していた可能性があるとみている。

 捜査関係者によると、巻紙はケースに入った状態で瀧容疑者の部屋から見つかった。瀧容疑者は「20代のころからコカインや大麻を使用していた」と供述しており、コカインだけでなく大麻も常習していた疑いがあるとみて調べている。

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広がる大麻汚染 愛媛の現状(下)摘発者急増 たばこ感覚 敷居低く

広がる大麻汚染 愛媛の現状(下)摘発者急増 たばこ感覚 敷居低く

https://www.ehime-np.co.jp/article/news201901030019

2019年1月3日(木)(愛媛新聞)

 「全国的に大麻乱用の影響による交通事故や犯罪、自殺などが発生し、社会の安全を脅かしている」(県警組織犯罪対策課)。2018年、前年比約2・5倍増の29人(12月28日現在)を大麻関係の法令違反容疑で摘発した県警は警戒を強めている。

 組対課によると、1990~2014年、大麻取締法違反などでの摘発者はほぼ10人未満で推移し、ゼロの年もあった。だが、15~17年は十数人と増加傾向に転じ、18年は29人に急増。18年の年齢構成は、10代2人▽20代11人▽30代11人▽40代4人▽50代1人―で、若年層への浸透も懸念されている。

 大麻乱用者が急増する背景には、危険ドラッグに対する規制強化があるとみられている。危険ドラッグは「合法ドラッグ」「合法麻薬」などと称して県内でも一時期公然と売買された。だが、14年の薬事法改正で危険ドラッグに含まれる成分の所持や使用が規制されたほか、販売・授与目的での貯蔵、陳列が厳罰化された。県警を含む全国警察が販売店舗を続々摘発し、流通量は大幅に減少したとみられる。県内の危険ドラッグ摘発者は14年の8人をピークに減少を続け、17年以降はゼロとなった。

 危険ドラッグの衰退に合わせるようにして、再度まん延するようになったのが大麻だ。県警は「入手や使用方法の手軽さが急増要因の一つ」とする。乱用者のほとんどは知人から譲り受けるほか、自分で栽培するなどし、18年の県内摘発者の一部は「インターネットで乾燥大麻を購入した」と供述。供給量増大に伴い暴力団の関与も増加傾向にあり、暴力団が作った栽培工場が摘発されるなどしている。

 使い方も、たばこ感覚での吸引が主流で、覚醒剤のような注射形式と比べて敷居が低い。県内では、乾燥大麻を巻紙で巻く大麻たばこを喫煙したり、キセルに乾燥大麻や大麻樹脂を入れ、あぶって吸引したりする方法がみられる。全国的には大麻オイルを利用して、リキッド式電子たばこで吸引する方法も確認されている。

 大麻の所持、使用を合法とする国もあるが、大麻草に含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)は強い依存性があり、記憶障害や思考分裂、知的水準の低下や幻覚、妄想などが発現する大麻精神病の原因と考えられている。

 県警組対課の村上靖志次長は「厚生労働省の麻薬取締部など関係機関と連携し、取り締まりを強化しまん延を防ぐ。合法の国があるなど誤解が生まれてしまっている現状もあり、大麻の有害性を広報・啓発していく」としている。

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「簡単に吸えて安全」大麻リキッドの誤情報拡散

「簡単に吸えて安全」大麻リキッドの誤情報拡散

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181203-OYT1T50036.html

2018年12月03日 11時30分

 大麻の幻覚成分を濃縮した液体「大麻リキッド」の密輸入が相次いで摘発されている。今年の鑑定件数はすでに400件を超え、昨年の約16倍に達した。電子たばこで簡単に吸引できることから、厚生労働省関東信越厚生局の麻薬取締部(麻取)は、薬物乱用のきっかけになる「ゲートウェー・ドラッグ」になる恐れがあるとして、警戒を強めている。

 今年6月、東京都港区のスロバキア人ダンサーの男(28)宛てに届いた米国からの国際郵便に、大麻リキッド約2グラムが隠されているのを横浜税関が発見した。電子たばこのカートリッジタイプで、郵便物の中に隠されていたという。麻取は8月、男を大麻取締法違反容疑(密輸入)で逮捕した。

 沖縄地区税関でも3月、米国人の男が密輸入しようとした大麻リキッド約1・3グラムが摘発されるなど、今年10月26日時点の成分鑑定件数は469件に上り、2017年(28件)、16年(22件)を大幅に上回っている。

 インターネット上で「大麻は安全」という誤った情報が拡散し、国内の若者の間でも乱用者が増えているという。

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スヌープ・ドッグ、ホワイトハウス前でマリフアナ吸引 映像を投稿

スヌープ・ドッグ、ホワイトハウス前でマリフアナ吸引 映像を投稿

https://www.cnn.co.jp/showbiz/35128456.html

2018.11.11 Sun posted at 15:21 JST

米国の人気ラッパー、スヌープ・ドッグさんが首都ワシントンのホワイトハウス前にあるラファイエット公園のベンチに座り、マリフアナ入りたばこを吸い、ファンと言葉を交わすビデオ映像をインスタグラムにこのほど公開した。

「ホワイトハウスで吸っている」とし、トランプ米大統領を罵倒(ばとう)する言葉も添えた。

ドッグさんはこれまで一貫して反トランプ氏の姿勢を打ち出している。昨年発表した音楽ビデオでは、道化師姿のトランプ氏のそっくりさんが漫画の銃を引き抜く場面も挿入していた。

ドッグさんのワシントン訪問は公演に伴うもの。

ワシントンでは2014年の住民投票に従い、嗜好(しこう)用のマリフアナ利用は合法となっている。ただ、連邦政府が管理する施設や場所など市の土地面積の21.6%の部分では禁止されている。国立公園局が管理するラファイエット公園もその対象となっている。

また、マリフアナの売買も2014年、共和党が過半数を握っていた連邦下院が禁じていた。

先の米中間選挙では民主党が下院を制した。ワシントン・ポスト紙によると、ワシントンのミュリエル・バウザー市長は最近、マリフアナを完全に合法化する法案を提出する考えを示した。

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